やって来たのは、「天天有」なんかも割とご近所の中華そば「髙安」。 こちらも行列ができる人気店です。
定番「中華そば」は勿論のこと、 「スジラーメン」ってのも良さそうだなぁとなんだか妙に調子のいい感じの中国出身らしきスタッフ(店長?)にそう告げると、 「あ、スジ、今日はもうお終い〜」と本当に申し訳なさそうにする。 お品書きにあるように、数量限定のメニューらしい。
例によって、そう云われるとますます気になるけど(笑)、なければ止むなし。 「中華そば」をお願いしました。
大判のチャーシュー2枚が全面を覆うドンブリ。スープは、如何にもな乳化色をしています。
早速啜れば、なるほど、鶏の旨味と脂の甘さがぐいっと煮出されたもの。その魅力が、妙な濁りなく、真っ直ぐに引き出されている感じ。
床が多少ぬるついている(笑)のでも判るように、 脂もそれなりに強いのだけれど、そのコクが魅力と個性を発揮しています。 スープ完飲できちゃいます。
やっぱり気になる「スジラーメン」を求めて、およそ半年振りの一乗寺。 寒空の下の行列に耐えて、「スジラーメン」のオーダーを無事果たします。
なるほど見た目にもくたっとじっくりよーく煮込んだのがよく判る、 そんな牛スジがわらわらと白濁スープに浮かんでる。どれどれとスープと一緒に蓮華に掬って啜り込む。
ああ、スジそのものは割と甘い感じに煮付けているのが、いい。スープのコクとはちょっと別のベクトルの旨味を誘う感じ。
持ち上げのいい、かつ、つるんとした細麺とともにスジを喰らう。途中でスジの甘さに変化が欲しくなったら、 テーブルに用意された「にらごま」を少々トッピング。 十分辛くなっておりますので、入れ過ぎには注意しましょう。
こふいふ仕立ても京都ラーメンの抽斗のひとつと思う中華そば「髙安(たかやす)」。それにしても、この界隈に名を馳せる個性派ラーメン店が散在するのは何故なのでしょね。
「髙安」 京都市左京区東大路北泉通下ル一乗寺高槻町10 [Map] 075-721-4878
column/03226
一瞬鉄ちゃんになったのかと驚きました(笑)。
>床が多少ぬるついている(笑)
を読んで微笑ましく思いつつ、甘い感じに煮付けたスジを想像してました。
Re:seppさま
きっと、たぶん、鉄ちゃんの素養はあるのだと思います♪
おおげさに云うと、そろりそろりと歩く感じですが(!)、スープを啜るとそれもやむなしと合点します。
いい意味で、ですけど(笑)。