
割烹「辰巳」の鯔背な風景のある茅場町裏通り。
「辰巳」の斜向かいに一軒の洋食屋があります。
敷地の左手はマンションに建て替わり、右手の敷地は時間貸し駐車場。
その間で、そんなことどこ吹く風の風情で佇んでいるのが、レストラン「サンボーイ」。
花緑青色のテントに記した電話番号の桁数が昨日今日からの店でないことを教えてくれます。
自動ドアの脇に何気なく貼られた「カキフライ」の文字。
そうですかそうですかと喜んで(笑)、早速「サンボーイ」店内のひととなりました。
おっとり風情のオバチャンに「カキフライ!」と告げてから、
改めて正面に見据える壁のメニューを眺めます。

「豚肉生姜焼」に「牛肉生姜焼」もある。
そのまま視線を右へずらすと、おお、「ナポリタン」もしっかり控えているね。
ミックスベジタブルの彩りで攻める牡蠣フライがやってきました。

長めなのやら、平べったいのやらのフライが都合五つお皿に載っていて、
それぞれが全体に大振りな感じ。
妙に濃度のあるタルタルは、お手製か市販品か。


がぶりと齧りつけば、やや硬めの衣から弾け出る旬の名残りの牡蠣風味。
少々衣がぼったりしちゃっているので、もちっと丁寧に衣づけしてくれるといいかも。
ウーロンハイはないのかなぁと思いながら注文むは、「ナポリタン」。
すると早速、厨房から炒め音が聞こえてきます。
もやしの味噌汁を添えたナポリタン。
キャベツの千切りも一緒盛りです。


具材は、ハムと玉葱とピーマンと。
炒めしっかり加減に和んでしまうナポリタンに口元汚して一気の完食です。
別のお昼には勿論、「豚肉生姜焼」。

お肉屋さんで「生姜焼き用肩ロース」とかで売ってるヤツが脳裏に浮かぶ5枚のお肉がなんだちょっと美しい。
ここでもミックスベジタブルが威力を発揮しているようです。
生姜もしっかり利いたやや辛目のタレがいい感じ。


豚の脂と旨みが渾然として、
これぞ街角のロース生姜焼きだなぁと想ったりします。
「牛肉生姜焼」という手もあるけど、選ぶなら断然「豚肉生姜焼」。
「豚焼き!」とお願いしましょう。
茅場町の街角洋食、レストラン「サンボーイ」。

オカアさんに訊くに、創業からかれこれ40年近くになるのだそう。
そんでもって、「サンボーイ」というお店の名前は何故に”サンボーイ”なの?と訊ねると、
ご主人が名付けたらしいが、それには諸説あるらしい、と(笑)。
三人男がいたから、とか、
映画「レッドサン」にあやかって、とか(この二階で「レッド」という雀荘をやっていたらしい)。
オカアさん、次の時季も「カキフライ」よろしくね。
「三陸牡蠣復興支援プロジェクト(株式会社アイリンク)」から、
「復興かき」のオーナー証書が届きました!
20個前後の三陸からの牡蠣。早く届くといいなぁ。
口 関連記事:
割烹「辰巳」で 潔くも実直なぶり大根にカキフライ其は南東にあり(11年4月)
「サンボーイ」
中央区日本橋茅場町2-5-1
[Map] 03-3666-9251
column/03136
そろい踏みありがとうございます(*^_^*)
是非ナポ誘って行かなくちゃです♪
Re:Gingerさま
ウーロンハイとかありそうなら、夜にご一緒しましょー!だったのですけど、そんな気配はないませんでしたw。
別口でご一緒しましょー(ノ^^)ノ。
今日の朝覗いてみたのですが、
お店の中には荷物が雑然とおかれていました。
夕方通った時にはシャッターが完全にしまって
ました。閉店しちゃったのかなぁ。
Re:puzzさま
えええええ、ここにも閉店が!
横を通ったり、ちょっと手前まで行ってたりしてましたが、
気づかなかった…。
ナポちん&ジンジャーちんと一緒にとも思っていたンですけどね〜 (>_