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中華そば「長尾」で 限定ごくにぼ夢にまでみた煮干ラーメン系譜
八戸での朝は早起き。
「あさぐる」という、陸奥湊駅前の朝市を巡って腹拵えしてから、銭湯でひとっ風呂浴びるコースをタクシーで巡ってくれる格安プランを満喫。
さっぱりとしたまんま八戸駅から乗り込んだ電車は、
スーパー白鳥。
JR北海道が東北本線に乗り入れていて、青森、青函トンネルを経由して函館へと至る特急列車だ。
買い求めたのは、そう、青森までのチケットです。祝到着!初青森市(笑)。
快晴の天気で日差しは眩しいものの、風にはどこかひんやりした表情を含んでいます。
八戸-青森間の所要は、特急を利用しても1時間。
こうして実際に移動してみると、同じ青森県であっても、八戸と青森が随分と距離があるのが分かる。
そしてその間に壁のように横たわる八甲田山系が、太平洋側の南部と日本海側の津軽という気候や方言などが異なる地域を生んでいるらしい。
実は青森には、ずっとずっと気になっているラーメン店があります。
その名を「たかはし中華そば店」。
takapuの記事にあった、濃厚に煮出した煮干し出汁の一本気なスープは是非啜ってみたいと、
何度夢にみたことか(笑)。
ところがその「たかはし」は、八戸ではなく、青森駅界隈でもなく、さらにその奥の弘前にあるのです。
八戸と青森がまったく別のエリアの街であるように、弘前もまた別の街。
結構遠い感じなんであります。
八戸にいて、そうか、あの「たかはし」の煮干しラーメンはまたいつかの機会かと残念に思っていたところへtakapuがひと言。
「たかはし」に負けず劣らずの煮干ラーメンの店が青森にありますよ、と。
おおおお、それは、行からいでか。
つまりはそのひと言で、青森まで足を延ばしてきた、ってな訳なのです。
ランチの開始時刻を目指すようにして、現地到着。
移転を繰り返して、このバイパス沿いに落ち着いたらしい。
その為か、お店の設えは枯れ色風情のものではく、明るくすっきりとした雰囲気だ。
混み合う前に入り込んだ奥のテーブルで、品書きを睨みます(笑)。
でも、オーダーすべき名前はそこになく、それは限定裏メニューであるから。
ご注文は、その「ごぐにぼ」。
中太麺、細麺と選べる中から、手打麺でお願いします。
その名の通りの極煮干感がとろみを伴うかのような表情で、どんぶりの中からこちらを窺う。妙に落ち着いたワクワクが、期待の大きさを不思議な確信に既に変えている。
早速、スープをひと啜り。
うへへへへ。
煮干風味がいきなりガツンとくるというよりは、図太くもメローな煮干のコク。
徐々に脂の幕を張ってくるけど、ベタツキなんかなく、どこかさらっとさえしているスープだ。
うぬぬぬ、やるなぁ。
「凪新宿」や「伊藤」を知らなかったら、唸り出していたかもしれないな(笑)。
takapuが注文んだ「こく煮干」のスープを試しに比べてみると、「ごぐにぼ」が格段と煮干風味のボディが強いのが判る。
うんうん、煮干LOVE(笑)。
シコシコとポキポキとツルツルを併せ持ったような手打ち麺は、表面に微妙なスリットをもっていて、それが煮干スープを絡め取るようにして一体となる。
派手さはなくとも渾身の、そんな一杯でありますな。
特製無類、津軽煮干、中華そば「長尾」。煮干ラーメンがますますマイ・ブームになっちゃいそうです。
「長尾」バイパス店 青森市三好2-3-5 ガーラタウン[Map] 017-783-2443
まさぴ。さま。
うぅ、アコガレの煮干しスープ@未経験☆
「あさぐる」はハゲしく気になる所ですが、この、煮干しとチャーシューの組み合わせを酔ったアタマで想像しています。
いぃなぁ。
Re:ララさま
煮干はいいね~、日本人だね~。
煮干風味にすっかり刷り込まれております。
早く食べにおいで(笑)。
朝市行って、朝風呂浴びて、もよかったよ(朝酒はしてないよ~)。