中華「生駒軒」の路地の入口に、
ひょろっと一棟の建物があります。
周囲の土地は、結果、如何にも地上げ虫食い的な駐車場になっていて、周りに隣接するものがない分、妙に目立つ存在にもなっている。
それは取り残されたように建つ古いビルではなくて、
どうやら新たに建てたもののよう。
少しトンガった志向の設計事務所にでもなっているのかしらんと思ったりもするけど、然にあらず。
なんとそこは、OLサンたちも御用達のハンバーガーショップなのです。
潔くもフルオープンの開口。
カウンターの下に拵えた白い棚にドリンク類の瓶が等間隔で並んでいるのが印象的です。
ランチセットの中から「ぎがぞう ベーコンエッグチーズ」を選んでみました。
会計を済ませて、右手の階段へ。
細い階段を登った2階に、窓に沿ったカウンター席とテーブルが用意されているンだ。
“ぎが”ってくらいだから、大盛りなんだろなぁと思いながら待っていると、階下からジューっという焼き音が聞こえてきました。
そして、タンタンタン。階段を駈け上がる足音と一緒にハンバーガーのトレーがやってきました。
なはははは。なるほどギガ盛りだ~。
ちょっと驚いているうちに、ひとりで切り盛りしていて当然忙しそうな店主は脱兎の如く下に戻ってしまったけど、果たしてこれって、どうやっていただくのが正しいのでしょう。
どうギュッと潰しても、顎が外れんばかりに大口開けても、とてもイッペンには齧れそうもない。
こういう場合の食べ方は、
「GO!GO!ハンバーガー!」の55aiaiちゃんに訊いてみなきゃいかんなぁと思いながらやむなく、上下層分断作戦に打って出た。
ベーコンエッグを含む上層を真ん中のバンズと上のバンズとで挟み掴み、それでも目一杯口を開いて齧り付く。
ふむふむベーコンの脂と香ばしさは永遠だ~かなんか思いながらも、中身がダラシナク零れないように慎重に齧り返す。
ああ、お肉の凝縮感が嬉しいな。
下層のトップはトマトになっていて、それはもう既にオープンサンド状態。
今度は挟んでいないので、再びコボさないように慎重に歯を入れます。
ふ~、喰った喰った。一個でそんな気分にさせてくれるハンバーガーだ。うん、満足。
八丁堀のハンバーガー「蔵まる」。
もちろん、普通に齧れる「Wチーズバーガー」や
「ベーコントマトバーガー」「アボカドチーズバーガー」、青唐辛子のピクルスOnの「スパイシードッグ」なんてのもあり。
そして「ロコモコ」いろいろや「キーマカレー」も出番を待ってるようです。
口関連記事:
中華料理「生駒軒」八丁堀 でお気に入りばい貝丼生駒軒の系譜(08年05月)
「蔵まる」 中央区八丁堀2-17-4 03-3297-8797
http://zoumaru.blogdehp.ne.jp/ [09年07月赤坂に移転]
column/02616