お櫃がやってきました。 櫃まぶしの絵面のイメージに浮かぶのは、「蓬莱軒」のもの。 その頭でいると、こちらのお櫃は口径も小さめで、あれ?可愛いなぁとなる。
特に食べ方指南もないので、まずはそのまま茶碗によそっていただきます。 う~ん、悪くないけど、 外皮の香ばしさと身のフシダラさそれぞれに、もうひと声欲しい感じもする。 続いて、刻み葱の薬味を載せて。 ふうん、ま、こんな食べ口が一番相応しい気がするなぁと目を閉じる(笑)。
で、例によって三膳目は、お茶漬けで。 用意されていた汁継には、お茶ではなくて、薄く引いた出汁。匂いからすると昆布主体の出汁だ。 ずず、ずずず。 やっぱりお茶よりこっちの方がいいなぁ。お茶だと愛想がなさ過ぎて、拍子抜けしたような気分になっちゃうもので。 そういえば、錦のお店はお茶だったような気もするンだけど、どうだっけ。
可愛いボリュームかと思ったお櫃は、食べてみればこのぐらいが丁度よく、翻れば「蓬莱軒」のお櫃は大盛りに過ぎるということになるね。
奥のテーブルに収まった常連らしき客筋が肝焼きやう巻きで呑み始めた。どうやら、観光客は錦の方に流れていて、ここではゆっくりいただける。どっちに行く?と訊かれたら多分、こっちを選ぶと思います。 口名物ひつまぶし 「あつた蓬莱軒」本店 でカリしっとりなひつまぶし(過去記事) 櫃まぶし 「いば昇」 でお作法に沿っての櫃まぶし(過去記事) 「以ば昇」本店 名古屋市中区栄3-8-121 052-241-3944 http://www16.ocn.ne.jp/~ibasyou/
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