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居酒屋「新川河岸」で 厚岸牡蠣食べ放題生牡蠣フライうどんまで
居酒屋「新川河岸」が、休業明けの3日間セールで「厚岸の牡蠣の食べ放題」をやるのですよ!ということで「カキタベ!」首脳陣のおふたりとやってきました永代通り。
ビル1階のアプローチでは既に、バーベキューグリル一面に牡蠣が載せられ、オープンなテーブルたちもお客さんで埋まっています。
「食べ放題」の貼紙に飛び込む客が少なくないのか、開始早々からてんてこ舞のオセオセのご様子で、
予約していたにもかかわらずなかなか席に着けないほどの大賑わいだ。厚岸ではシーズンの始まりを祝う10月初旬に牡蠣祭りが行われるそう。
そのお祭りを追うように開かれる大判振る舞いは、焼き牡蠣と牡蠣蒸しとで、1日1,500個限定の60分シバリであります。
さて、やっとこビールで喉を湿らせて、食べ放題のスタート。
殻と殻の隙間にコテを挿し込んでコジ開けるようにすると、ゥアチチ、焼けた殻が熱い。
殻の形状がいろいろならば、開けた中の身もまたそれぞれの表情がある。
ぷっくりしたのやひょろんと長いのや如何にも艶やかにジューシーなのや。いや~、一点の曇りもなく、素直に旨いなぁ。
ナチュラルな塩加減だけの味わいがなんとも塩梅がいい。
ホントはワンコソバ状態で食べたかったけど、サービスの手が追いついていないので、オアズケされてはすぐにかぶりつく、の繰り返し。
それが、うめぇを助長してたりして(笑)。
熱燗を啜りながら、さらにさらに。
この殻に残ったスープがまたしみじみしちゃうエキスなのだね。
やっとでてきた酒蒸しをそれと気づかないまま食べちゃったのは失態(笑)だけど、
追加で注文んだ「倉橋島のカキフライ」は、
小振りながらも牡蠣らしいジュースがジュンと滲んで、いい。
さらに生牡蠣をお願いすると今度は、それまでの活性した旨味があっけないほどに控えめに映る厚岸の牡蠣。
無意識に岩牡蠣的濃厚さを期待してしまっているせいかもしれません。
で、それも焼いてもらうことに。こうしてみると、焼牡蠣の魅力がよく判ります。
はてさて、ひとり何杯食べたかなぁ。
脇に置いた缶が牡蠣の殻でてんこ盛りになっちゃった。
〆にと「牡蠣茶漬け」をお願いすると、もうご飯がないという。
そこで一計案じたのは、代わりのうどん。
大将にお願いして、およそ茶漬けで炊く要領で温かいうどんを作ってもらう。ズルズル。
もっと牡蠣の風味が汁に移せたらとか、いなにわな麺が合いそうとか、話す裡に廻りのテーブルにはもう誰もいないのに気がついた。結局外のテーブルで長居しちゃったね。
うん、満足の牡蠣セールでありました。
ランチの呉「倉橋島のカキフライ」にも再訪しなくっちゃ。
ご同席は、「ひるどき日本ランチ日記」と「カキタベ!」委員長のtapakuさんと殿堂入りカキタベニスト霞町恵太郎さんでしたー。
「新川河岸」 中央区新川1-8-6 [Map] 03-3553-9639