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「賛否両論」「なすび亭」「Tatsuya kawagoe」「Osteria Lucca」のオーナーシェフ達が、共に設え営むと聞く「こんや」に行ってみました。嘗ての「アロマ・フレスカ」~「ラ・ピッチョリー・ド・ルル」の並び。ドアに貼られた小さなプレートが目印です。入って左手、壁に向かうカウンター形式の席奥へと案内されました。20席に満たない小体なお店のようです。酒肴の選択あれこれは頭上に掲げられた黒板から。まずは、サラダ「水茄子かぶとフルーツトマト」
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にALL500円と記された小鉢系から「大山地鶏レバ刺ぶつ切り」を。フルーツトマトは、静岡の
「アメーラ」という銘柄だそうで、いよいよこうした香り深くて甘旨いトマトに出会う機会が増えてきたね。レバ刺しはというと、ホントに今さっきつぶしたばかりのレバーでないのン?という程の鮮やかさ
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。胡麻油でなく、おろしたての大蒜をちょんでいただきます。炭火焼やきいも焼酎「種子島ろまん」を舐めつつ、さくさくとした歯触りと香草の薫りが鰯の脂を昇華させる「いわしの香草パン粉やき」
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やそのふわふわ加減に吃驚の「つくねのタレ焼」
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、「賛否両論」で口にした「いぶりがっことマスカポーネ」
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。「いにしへのいろは歌」という変わった名前の芋では、天かすののった「たぬき豆腐」
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、発酵系の合わせ技「カマンベール西京焼」
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あたりを。最後にちょっとお食事をとお願いした「酒盗チャーハン」
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が、何気に、うまーい。そもそも此方のお店は、それぞれの店で活躍を終えた店主たちが気軽に“まかない”っぽくメシ喰って呑める場所がほしいというところから生まれたという。そうか、そうだね。例えば「賛否両論」で味わえた強いサプライズをここでも期待してしまったりもするけれど、そんな立ち位置の違いを踏まえて楽しむのが得策だってことですな。
「こんや」 渋谷区恵比寿2-22-10広尾リバーサイドGアネックス 03-5423-5820
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お店が供する馳走に籠めた創意工夫、店の名の由来やそのデザインを「意匠」と捉えて探訪を続けています。