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確か、そばの店「京たけ」があったところだと思う。いつの間にか、どーだーっ!ってな勢いの看板を掲げるお店に変わっていました。その名を「びっくりうどん本舗」。どこにも“讃岐”とは表示してないけど、店頭にみるメニューはまさに讃岐うどんのそれだ。オペレーションも然り。入って左手すぐで待ち受けるオッチャンに注文を告げるとすぐさま、さっと湯掻いたうどんをどんぶりに放り込んで出汁なりなんなりを注いでくれ、手にしたお盆に載せてくれる。並びにある天ぷらや揚げ物なんかをトッピングしてその先でお会計と、そんな流れになってます。この日そのオッチャンの前で叫んだのは、「かま玉カレー大盛りでーっ」。湯切りしたうどんに手早く玉子を絡めて、脇の寸胴からカレーを回しかけてくれる。コロッケをのっけてみましょうかね。カレーのかかっていない部分の数本
![](https://ishouari.com/070420/bikkuri01-thumb.jpg)
をズズと啜ると、玉子の甘みがわっと広がる。しっかりしたコシツキではなくて、エッジの立ちも緩いあたりが少々物足りない麺だなと思うのは、そこに讃岐うどんの醍醐味を求めちゃってるからかもね。玉子とカレーのグラデーション
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。特製のタレをかけると途端にどんぶりの中に軸が生まれてきて、なんとなくの味わいだったカレーにもいい感じの奥行きがでてきた。ズズズっ。今度はシンプルに薄口のだしが旨そうな「かけ(あつあつ)」がいいかも、の「びっくりうどん本舗」
![](https://ishouari.com/070420/bikkuri03-thumb.jpg)
でありました。
「びっくりうどん本舗」 中央区八丁堀3-2-4 三重ビル1階 03-3555-5252
http://www.fujintei.com/udon/
column/02193
お店が供する馳走に籠めた創意工夫、店の名の由来やそのデザインを「意匠」と捉えて探訪を続けています。