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恵比寿通りも恵比寿郵便局あたりまで来ると、お店の数も疎らになってきます。目指したお店はと…。ありました。斜めに切れ込むように入り込む路地の入口あたりにひっそりと佇むのが「FREGOLI」です。予約の名を告げ、オープンキッチンに面したカウンターの右隅へ。テーブルが4卓ほどにカウンター6席と、こじんまり感がなかなか心地いい空間です。スプマンテで口開きとして、目の前でデンと鎮座している生ハム
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を削いでもらいます。塩辛い生ハムに辟易することもままあるけれど、この「生ハム」
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は塩の加減もよく、旨い。すぐ脇の壁に掲げられた黒板を見上げ乍ら、あれこれと迷うのは、気になるメニューが目白押しな所為。「ブリのラヴィゴットソース」
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は、ソテーされた旬のブリにチーズの微塵切りのソースを合わせたもの。うん、旨い。他のお客さんのお皿を横目で覗き見てそそられた「天草梅肉ポークの炭火焼き」は、強めの塩でぐいぐいと食わす野生的な逸品だ。白からグラスの赤へと一転して、濃厚な煮込み料理「馬スネ肉の赤ワイン煮」
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を。ほろりと柔らかい。店主が熊本方面にツテがあるそうで、馬の各部位を使ったメニューや天草の名を冠した鶏や豚の料理もあるのが、特徴になっている。「カキと黒こしょうのスパゲッティ」が気になっていたのに、意外に満腹になってしまっていただけなかったのが残念。また今度です。と云いながら、別腹?のデザートは、ティラミスほかの3点盛りで
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「FREGOLI」 渋谷区恵比寿2-8-9 03-5423-1225
column/01710
お店が供する馳走に籠めた創意工夫、店の名の由来やそのデザインを「意匠」と捉えて探訪を続けています。