![yonehana.jpg](https://ishouari.com/051104/yonehana.jpg)
イメージの出来上がらないまま場内まで来てしまった。8号館「高はし」のところで、うなぎがいいかも、と「米花」の暖簾を潜りました。丁度満席ゆえ、金釘流で書いたかのようなチラシを無言で渡され、丸椅子で暫し待つ。そして左隅の席へ。品書きの札が見えないので、鰻のラインナップや値段を訊いて、「うな重を…」云いかけたところに、奥から女将さんらしき女性が「うな丼でいいんじゃないの」と声がかかるので、じゃあそれで(苦笑)。へー、と思わせるほどに小ぶりなどんぶり
![](https://ishouari.com/051104/yonahana01-thumb.jpg)
がやってきた。鰻の身は、どろんとした厭な脂が強く、ペッタリとした甘いタレがそれに拍車をかけている。殊更に”炭火焼きに拘った”的表示をしていることまで鼻についてしまった。お重にしておけばまた、違ったのかな。
「米花」 中央区築地5-2-1築地場内魚がし横丁8号棟 03-3541-5670
column/01673
お店が供する馳走に籠めた創意工夫、店の名の由来やそのデザインを「意匠」と捉えて探訪を続けています。