おでんBar「酔2」で 先端至極豊盃で牡蠣の巾着昆布の酒蒸し

usi.jpg久し振りの新宿ゴールデン街。 学生時代は、駅東口の通称”みど窓”前で待ち合わせして、歌舞伎町で呑むこともちょこちょこあった。 けれど、憶えている限り、ゴールデン街に足を踏み入れることはなかった。 得体のしれないヒト達が夜な夜な蠢いていそうで、 なんだか空恐ろしくてね(笑)。

久々に”みど窓”、びゅープラザ前で待ち合わせて。 祝日の新宿駅界隈のぐちゃ混み具合に呆れながら、四季の道を辿る。 暮れなずむゴールデン街のひと筋へと闖入していきました。 usi01.jpg新宿煮干の「凪」の提灯が見えてきたその手前が今宵の目的地。

usi02.jpg一枚の扉を引き開くと目の前に、 こんな文句を記したパネルがぶら下がっている。 “恐怖に打ち克ちこの階段を登るのじゃ”usi03.jpgあはは、なんか判る気がする(笑)。 例によって急角度で幅の狭い階段をぎしぎしと上がります。

マスターと牡蠣あけ師担当の祥子ちゃんとにご挨拶。 カウンターに収まってからギネスとハイネケンで乾杯です。

五枚の花弁を描いた殻の牡蠣。 usi04.jpgご存知「先端」から「至極」「ブルーポイント」「広島」「坂越」。 「先端」と「至極」は瀬戸内の同じ海域から。 それぞれの風味味わいの違いを辿って、愉しめる。 こうしてみても「先端」、旨いじゃないですか。 益々、軽くひと口で食べれる小さい牡蠣に傾倒しそうです(笑)。

お店の真ん中に当然のように鎮座するのは、おでん鍋。usi05.jpgusi06.jpg巾着に包まれたおでんは、お餅かなそれともなんだろなと齧れば、 出汁の旨味と一緒に零れる牡蠣の風味。 ああ、やっぱりそうきたか(笑)。

おでんとくれば、日本酒が欲しくなるよと「豊盃」特別純米を冷や。usi07.jpgボトルとボトルの間から一升瓶をにゅっと突き出して、 なみなみと注いでくれる所作がなんだかいいです。

牡蠣の花ひらくお皿は、今夜の主題の昆布の酒蒸し。usi08.jpg蒸し立ての牡蠣というのも、生とは違う格別さがあるのです。 傾ける「豊盃」の雫がふくよかになり、 「豊盃」のお陰で蒸し牡蠣の味わいがまたふっくらするという。

バックバーに留めた小さな黒板に目聡く「カキフライ」を見つけた。usi09.jpgちょっと高めの油揚げた表情は、小振りのカキフライによく似合います。 冷凍モノだって旨いのだ。

ゴールデン街のひとつの横丁に沢山並ぶ細身の扉のどれかが「酔2 sui2」の扉。usi10.jpgusi11.jpgusi12.jpgusi13.jpg 雨上がりの横丁を振り返れば、「凪」の空席を待つ幾つかのひと影。 また此処に来るのはいつのことかなぁ。 そう云えば、「酔2」となる前の「酔」もしくは「酔1」について訊きはぐっちゃったな。

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「酔2 sui2」 新宿区歌舞伎町1-1-10 2F [Map] 090-6168-6820
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