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2005年03月まで遡って移築が済みました。
でもまだまだ3合目くらい。頑張れ自分(汗)。


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口蕎麦屋「にこら」 でほろほろしみじみ聖護院かぶらそば

nicolas.jpg二条城近くでほろっと簡単に酔った足で向かったのは、
西陣エリア。タクシーは、堀川通りから折れ入り、大宮通りという裏通りへ。
「吉祥」というラーメン店を探すも行き当ったのは、別のお店の名前でした。さすがにこの路地での営業はシンドかったということなのでしょうか。
すっと気持ちを切り替えて、一本西側の智恵光院通りへ。
暗がりに浮かぶは、蕎麦屋「にこら」の文字。
Soba cuisine nicolasとも謳っているね。

左手に厨房、打ち場に対面したカウンターが奥へ沿い、左手にテーブル席。
その奥の硝子越しにもテーブルが見つかります。
京町家を洒落たセンスで置き直した、そんな設えに包まれて不思議なほど落ち着いた気分だ。


「そば寿司」「蕎麦米の飯蒸し」、蕎麦粉を使った「蟹クリームコロッケ」「ざるそば」へと至る「おまかせ蕎麦コース」あたりで、きゅきゅっと燗酒やるのが本懐を知るところなのでしょうけど、ラーメン店不発から流れた今夜の目的は温かいお蕎麦。

「京鴨と九条葱の南ばんそば」「伝助穴子の天麩羅と堀川牛蒡のすり流しそば」なんてのも気になりますが、御願いしたのは、先の「蜂巣」での蕪のとろろとの連携が脳裏に閃いた「聖護院かぶらそば」です。

薄色の汁に浮かぶ蕪のみぞれ。nicolas01.jpg
少し解すようにしながら、潜む蕎麦と一緒にすくい上げ、啜ります。
しみじみとした出汁の滋味にかぶらの甘く切ない風味が相乗して、
うん、おいしい。

翠がかった蕎麦は、つなぎを控えた様子の蕎麦の粉ほろほろ系。nicolas02.jpg温かいお蕎麦だってこうして、蕎麦らしい風味を楽しめる、ってお手本のような気がします。
nicolas03.jpgどんぶりの底の底まで完食(笑)。
冷たいおそばも試したかったな。


店名の「にこら」とは、ロシア出身のフランス画家nicolas de staelに由来しているのだそう。

nicolas04.jpg
そういえば、過日お邪魔した「鳥岩楼」もこの近く。
はんなりとほっこりと、粗挽きの十割蕎麦がいただける「にこら」で過ごした西陣の夜のひとときでありました。

口関連記事:
  水炊き「鳥岩楼」 で小振りな親子丼一気喰い(07年11月)
  おばんざい「蜂巣」 で有馬煮赤天南蛮漬竹筒蜂巣(08年02月)


「にこら」 京都市上京区智恵光院通五辻上ル五辻町69-3 075-431-7567 http://www.sobaya-nicolas.com/

column/02527

口おばんざい「蜂巣」 で有馬煮赤天南蛮漬竹筒蜂巣

hachisu.jpg
二条城を向かいにする全日空ホテル、国際ホテル。
その裏手にこっそりした間口のお店があります。
おばんざい「蜂巣」。
風に揺れる枯れ色の暖簾を払うと、
柔和な表情の女性、そして店主が迎えてくれました。
割と新しい設えで、カウンターの奥にはテーブル席もあるようです。

hachisu01.jpgちょんと座ったカウンターの隅から、少し腰を浮かせながら眺めるは、
例によっておばんざいの大皿たち。
あ、ここにもお腹に「福」を記した猫がいる。


桃の枝を添えた三品のお通しと蕪のとろろ汁をいただきながら、お品書きを物色。
hachisu02.jpghachisu03.jpg

hachisu04.jpg
目の前にあった「南蛮漬」は、真魚鰹の南蛮だ。


店の名の由来を思わせる京都の純米吟醸「蜂巣」をいただくと、凍らせた竹筒がやってきた。
hachisu05.jpg注げば時折つっかえるのは、お酒もきっちり凍りかけている証左。
きりりとしながら、甘さに似たとろみを感じさせるのは、
ぎゅっと冷やしてあればこそのお楽しみなのかもしれないね。

じっくり煮しめた表情の「鮪の有馬煮」。hachisu06.jpg有馬煮、というのは、有馬山椒を使って煮ているからだそう。
云われて気がつく、山椒の風味(笑)。

hachisu07.jpg「赤天」って、鹿児島・天文館でみたあれかな?と思いつつ、「赤天って、京都の、です?」と訊けば、「いえ、島根の、なんです」とのお応え。
ちょっと意外だなぁといただけば、ふわっと辛い赤いヤツ。


隣に来たオッチャンは、座るなり「おばんざい三つおまかせにご飯と汁物、くれへん?」と云う。
そんな気安さも違和感のないお店だよなぁと店主とのやりとりを微笑ましく眺めていたら、
ふと結構酔ってる自分に気がついた。

まだおばんざいしかいただいてないのに、どうしよう。
基本路線の「かぶらむし」「ひろうす」から、「蒸し豆腐」「すっぽんの小鍋仕立て」「もち小芋の唐揚げ」「白魚の柳川」「湯葉の揚げ出し」などなど気になる品があるのに、もうすっかりふわふわいい気分(笑)。


畏まらせるところのない、でも背筋の通ったおばんざいの店「蜂巣」。hachisu08.jpg

今日のところは退けましょう。きっとまたいつかお邪魔します。


「蜂巣」 京都市中京区二条油小路町289-2 075-213-1170

column/02526

口名古屋の味「キッチン マツヤ」 で皇帝豚の豚トロ網焼き

matsuya.jpg御園座もほど近い広小路通りを歩けば、
古のホテルのエントランスに見られるような、
くすんだカマボコテントがみつかります。
そこに示されているのは、
「広小路に生まれた名古屋の味」。
店頭にさまざまなメニューが貼られ、
次から次へと今日のお昼を目指す客たちが吸い込まれていきます。

入ってみましょう。
ボックスに区切られたフロアは、懐かしい匂いのする設え。
と、二階へ上がるよう促されました。二階はもっと広く、大箱を思わせるキャパであります。

三角に回したアイランド型カウンターで、メニューを睨む。
”名古屋の味”ってところを東京からの客人として素直に味わうなら、「あんかけ名古屋味噌かつ」とか「小エビのフライ」あたりを攻めとくのが順当なところ。
ただ、周囲を飛び交うオーダーの多くが、「とんテキ」なのですね。ここ「マツヤ」の名物らしく、つまりは、豚のステーキらしい。

matsuya01.jpgそんなことを考えているうちに別紙記載のメニューが目に留まった。
「創作限定料理」と書いてあって、なんと二年に一回の料理とも書いてある。おお。
「豚トロ網焼」。
皇帝豚の僅か貴重な部位の豚トロだという。そして、最高級です、大サービスです、150gの贅沢料理限定、とも書いてある。なんだか、プッシュプッシュであります(笑)。それだけ推すのならと、塩焼きでお願いしてみました。

まさに網焼きよろしく、網に載ってやってきた皇帝豚さん。
意外と薄切りなのは、希少部位ゆえでしょうか。matsuya03.jpg

意外と網にくっついていて、めりっと剥がしていただけば、
なるほどよく焼いた豚の香ばしさに脂の甘さが滲む。matsuya04.jpg
ただ、”皇帝”らしさは判然とせず、もっと肉厚にしてくれれば醍醐味なのにぃとかそれをやると網の上にふた切れだけ!とかになったりしてぇとか、ブツブツ考える。
あれだけプッシュしてくれたのに申し訳ない感じの心持ちになりつつも、鉄板のタレで焼く「とんテキ」という選択肢に想いを馳せるのでありました。


広小路のランドマーク「マツヤ」の創業は、昭和37年。matsuya05.jpg
今日も明日もきっとどっしりとそこにある。オジサンも頑張らねば(笑)。


「マツヤ」 名古屋市中区錦1-20-22広小路YMDビル 052-201-2082 http://www.sanynet.ne.jp/~mty/

column/02525

口丼呑倶樂部「金太郎」 でしょうが焼き丼どんぶりモノを想う

kintaro.jpgずっと前からそこにあると知りながら、
何故かお邪魔する機会のないお店というのもあるもので。
丼呑倶樂部「金太郎」。
どんどんくらぶ、と読ませるのかな。
表札をよく読まないと、囲碁教室かなにかと思って素通りしてしまいそう。
見上げる看板には、斧を担いで熊に乗った金太郎のイラストが見つかります。やっぱりその”金太郎”なのですね。

丼呑な「金太郎」だけあって、お昼メニューは「どんぶり定食」でのラインナップkintaro01.jpg
「ビーフシチュー丼」「しゃけとろ丼」「ねぎとろ丼」「ハンバーグ丼」「きじ焼き丼」に「カレー丼」。
加えて日替わりメニューがある。

本日日替わりの、「しょうが焼き丼」をお願いしてみました。

チケットを先に購入するシステムらしく、慌てて財布からお金を出す。
窓際でなにやら外の様子を窺うオヤジさんがもしかして、金太郎さんかなぁ。

kintaro03.jpgお膳がやってきました。
どんぶりから溢れ出さんとでもするように、豚生姜焼きの肉片が跳躍寸前。kintaro04.jpg周囲が多少丸まっているせいもあるけど、ぽってりと肉厚に窺えるそのフォルム。なはは。


徐に箸の先を肉に突き刺して齧る。うん、ほどほど生姜風味に辛目のタレが利いている。kintaro05.jpg
齧った肉の残りを置くところがないので、元あったあたりに戻して、ご飯を喰らおうとすると複数の肉に跨って敷き詰めてあるキャベツがご飯をブロック。持ち上げようとしたら、逆側のお肉がどんぶりからズリ落ちた。あ、いか~ん。

これはキャベツを先にやっつけないと、お肉→ご飯の繋がりが確保できない(笑)!
ということで、キャベツを平らげ、お肉に戻る。

普通に生姜焼き定食でいいものを、そこは“丼呑”倶楽部の切なさか。
ああ、やっぱどんぶりに合うものとあわないモノはあるよね。
いつも思うのが海鮮丼。海鮮丼は、海鮮丼あたま定食(?)で食べたいもん。

八丁堀街角の「金太郎」。どうやら店主の父君が“金太郎”さんらしい。

「金太郎」 中央区八丁堀2-3-2 03-3551-5082

column/02524

口西洋料理「杉山亭」 で赤黄褐色酸味ほの甘コク味オムライス

sugiyamatei.jpg
例えば武蔵小山同様、
目黒線の地下化による様変わりで落ち着きのない、
そんな様子の西小山に降り立ちました。
辿るは最寄りの弁天通りと呼ぶ商店街。
照明の切れ具合が、一抹の哀愁を漂わせる商店街ゲートのすぐ脇にあるのが、
オムライスでも有名な「杉山亭」です。

sugiyamatei06.jpg

ドアを押せば、すぐ厨房の匂いが伝わってくる。
こじんまりとした店内の光景に不思議な懐かしさを感じてなんだか安堵。
すっかりオープンなキッチン前へ案内されました。

カウンター横の壁には、開高健直筆らしき色紙sugiyamatei01.jpgが額に飾られている。
「明日、世界が滅びるとしても、今日、あなたはリンゴの木を植える」。
食にも造詣の深い冒険家のメッセージや如何に。


sugiyamatei02.jpgまずいただいたのが、「野菜コンソメスープ」。
黙々すっすと刻んだ野菜に向けて、温めたスープを目の前で注いで、出来上がり。
色の深いコンソメに、野菜の歯触りがリズムを生んで、ひと口またひと口と動かすスプーンが止まらない。

そしてやっぱり「杉山亭風オムライス」。sugiyamatei03.jpg

トマトピューレをたっぷりと入れて作るチキンライスは、明快に赤い色。sugiyamatei04.jpgトマトの酸味と玉子のほの甘さ、そしてデミグラスのすっきりとしたコクが渾然となったあたりが一番いい。

さらっとしながら、落ち着いたコクのあるデミグラス。
実際どれほどの手間を掛けているか判らないけれど、sugiyamatei05.jpgこうなると「ジャンボハンバーグ フライエッグのせ」なんか試してみたくなるね。
メニューの「自慢料理」のページに何気に描かれた店主のイラストがいい感じ。
あ、「杉山亭」の「カレーライス」ってのも気なる気になる。


ひとり、またひと組と客の姿の絶えない街の洋食屋「杉山亭」。

sugiyamatei07.jpg

また来なくっちゃ。


杉山亭」 品川区小山6-1-3 03-3712-6222

column/02523

口日本料理「築地 かじわら」 で鮪塩胡椒のかじわら丼

kajiwara.jpg築地の裏通りに、何気なくすっと櫓が立っています。
亀甲金網越しに覗く店の名を、
日本料理「築地 かじわら」。
建物一階の少し奥まった暖簾へと導く灯台の役目を担っているのだね。
店頭に示した「お昼のうまいもの」には、要予約の「ミニ会席」「松華堂」といった、謂わば社用向けタイトルも用意されていますが、前半は千円クラスの献立です。

カウンターには、お膳がずらりと並べられ準備万端のご様子。

「かじわら丼」ってナニ?と問えば、塩胡椒でいただく鮪のドンブリというお応え。
へ~、面白いね~。
然らばと、「得かじわら丼」をお願いしました。


さっと霜降りにしたのでしょう。白っぽい縁取りをした鮪の薄切りに刻んだ葱や胡麻、そして岩塩らしき塩、そして胡椒が振られています。kajiwara01.jpg


下のご飯ごと鮪の身を掬って口へ。kajiwara02.jpgオイリーな塩ダレに浸したようでもあって、
塩のミネラルが強く、ほぼその味でご飯を喰らう感じになる。

もっと塩辛さを抑えてくれた方がいいのになぁと思う半面、このくらいきりっと利かせないとご飯のおかずとしては輪郭がぼけたモノになるのかもしれないなぁとも思う。

鮪のそぼろが中入りしていたりと芸の細かいところに感心しながら食べ終える。

kajiwara03.jpg「かじわら丼」の頭に“得”とつくのは、どんぶりに加えて、その日の「日替わり膳」の主菜のお皿がつくというメニューで、本日は「目鯛の照焼」。
ぼってりと厚い切り身の照り焼きに湯掻いたキャベツが添えてあります。うむ。


「築地 かじわら」のお昼には、
すき焼き風と思しき「牛肉焼き丼」、穴子の天麩羅「つきじどん」なんて選択肢もあるようです。


「築地 かじわら」 中央区築地3-7-4トーソービル1F 03-3544-5667

column/02522

口無国籍料理居酒屋「路地裏」 で激辛牛すじ煮込みご飯スイスイ

rojiura.jpg
品川港南口のディープゾーンといえば、
そう、ご存じ(?)、あのクネクネとした路地裏エリアです。
そしてその、「コショウそば」の「天華」、韓国料理の「とうがらし」などがひしめく一角にあるのが、
赤と黄色の看板が怪しい、その名もズバリ「路地裏」だ。
ゆきむらさんも昼の部に突撃しているね。

rojiura01.jpg壁の看板には、「ちょっと酔っていく店」なーんて、ユルいフレーズ。
でも、そんなユルさが路地の妖しさと相俟って、
不思議な魅力を醸しているのです。


目的は、やっぱり「激辛牛すじ煮込」! ビールをちょいと呑ったあと、定食にしてもらいました。

牛スジがひたひたと浸っている汁は赤々として、やっぱり辛そう(汗)。rojiura02.jpg激辛だもんな、辛いの苦手なヤツがやっぱり冒険が過ぎたかなぁと思いながら、
スジの一片をパクリとする。
ん?あれ?お?ほとんど辛くない…。
見た目との落差が妙なほどで、まったり甘くさえある。
ん~、とうとう舌やら口の中オカシくなったかと怪訝な表情になりながら、さらにもう一片。

そして、煮汁そのものを啜ってみても、刺すような辛さはない。
rojiura03.jpgrojiura04.jpg
そこ含む脂が甘くさえ感じさせるンだ。
牛すじのふるぷるっとした魅力と相俟って、ご飯がスイスイ進む、いいオカズじゃんね。

ん~、オカシイ。こんなハズじゃぁなかったんだけどな(笑)。
煮込むほどに辛さが円くなる、なぁんてこともあるのでしょうか。

ボクとしては、全然OKだけど、”激辛”のフレーズに吸い寄せられるようにやってきた激辛フリークの中には、怒り出すヤツもいるんじゃないのかなぁ。


振り返りみてもやっぱり怪しい、「路地裏」。rojiura05.jpg二階にも居酒屋スペースがあるようです。ちょっと寄ってく?


口関連記事
  四川料理 味自慢「天華」 で胡椒わさわさ名物コショウそば(06年04月)
  韓国家庭料理「とうがらし」品川店 でスンデタラチムトックポッキ(07年06月)


路地裏」 港区港南2-2-4 03-3450-3030

column/02521

口中華めん処「道頓堀」 でちゃあしゅうドコドコ特製中華そば

doutonbori.jpg
東武東上線途中下車の旅(笑)。
成増で降りて、川越街道方面へ。
目指すは、街道沿いのめん処「道頓堀」です。
東京(といってもギリギリの成増ですが)にありながら”道頓堀”とは何事だ!
ってことでもありませんが、以前から気になっていた一軒です。

お品書きには、「中華そば」「ちゃあしゅうめん」「特製中華そば」、そして「つけめん」系と「塩らあめん」がラインナップ。なぜかふと、「大勝軒」ぷちインスパイヤの匂いを感じたり。

”限定”ってフレーズにも弱いけど、”特製”にも弱いンだよね~とかブツブツ呟きながら(笑)、
「特製中華そば」のボタンをポチとする。
二階への階段が空席待ちスペースとなっていて、暫し後カウンターへ。

doutonbori01.jpgどんぶりがやってきました。
部位の違うと思われるチャーシューがドコドコと盛られていて、量感やよろし。doutonbori02.jpg


啜るほどに、スープ、そして麺の印象がやっぱり「大勝軒」の延長線上にあるテイストに思えてきた。
doutonbori03.jpgもちろん、彼の店よりもゆったりしたコクのあるスープで、なめらかさとたおやかさに秀でた麺ではある。とろんとした味付けたまごも悪くない。
なのに、終盤ちょっと飽きちゃったのは何故かなぁ。


以前は、光が丘の住宅地にあって、創業来20年を越えるという「道頓堀」。
店主が大阪ミナミ・道頓堀に地縁があったから、と考えるのが店名の由来と考えるのが順当なところでしょうか。


道頓堀」 板橋区成増2-17-2  03-3939-6367

column/02520

口Bistro「ぺるしぃ」 で堪能魚介旨味エキスの小宇宙めくるめく

persil.jpg
何度もその前を通りながら、
そして時には立ち止まってOL陣に占められた店内を覗き込んだりしながら、
一度もお邪魔することのなかったBistro「ぺるしぃ」。
「チョウシ屋」の並びと云えば分かりやすいでしょうか。
コックコートにチーフ帽子姿でにっこり笑顔のイラストが迎えてくれます。

店頭の黒板には、「本日貸切」の文字。どうやらこの二月の土曜日は特別な日になっているようなのです。

テーブルについて、ふと見たカウンターの中の光景に椅子から転げ落ちそうになる。
何故って、シェフの柔和な笑顔がイラストにそっくりなんだもの(笑)。

persil01.jpgそして早くも、”その”薫りが店内を満たし始める。
ワクワク気分を抑えつつ、まずシャンパンで乾杯だ。
ヴァロワ家の「Diebolt-Vallois」は、妙にドライでなく華やぎ膨らむ、
イケる呑み口です。

前菜のプレートの、メインは松葉ガニの春巻き。persil02.jpgタグを見れば、島根・隠岐の清幸丸persil03.jpgの水揚げによるものだというのが判る。
ナイフ&フォークでいただくと、折角のパリッとした春巻きの生地がバラバラしちゃうのがちょと切ないけど、蟹の身の上品なのに芯の強い甘さが楽しめます。

persil04.jpg早くもの2本目にシャブリ。
どうもシャブリには硬い印象を持っちゃうのだけれど、こいつはふくよかな円みがあって、いい。
Vieilles Vignesとは、樹齢の高い樹から出来たワインを示すンだね。

persil05.jpgとかなんとか思っているうちに今度は、ピノの赤がきた。
ニュージーランドMORTON ESTATEの黒ラベル「EAST COAST PINOT NOIR 2001」。
氷見の業者が入れているようで、寒鰤じゃないんだぁみたいな(笑)。


さてさて、いよいよ本日のメインがやってきました。
それは馥郁たる薫りを漂わせて訪れます。おお~ぉ。persil07.jpg

受け取るお皿がなにせ重い!persil06.jpg


正面に鎮座するは、アーモンドの粉末とパセリの衣で香ばしく揚げた車エビ。
その左手には、房総産、貝殻にのった大蛤のクラムチャウダー。
persil08.jpgpersil09.jpg

奥にはヤリイカゲソと肝の唐揚げ。
右奥に、再び松葉蟹。
手前に戻って、穴子、そしてサフランライスをお腹に詰めたヤリイカ。
persil11.jpgフランスから入ったというアスパラ。
表面のうっすら焦げ目がソソる鱈の白子のムニエル。
そして中央で密かに存在感を示すのが、隠岐の平目のクロロフィルだ。


一番凄いのが、もちろん、たっぷりと皿を満たしたソース。
甲殻系の香ばしさと様々なフォンが濃厚に織り込まれた旨味エキスは、これを絶品と云わずしてなんとしよう。


ヤリイカのゲソが地味ながらも大ヒット。persil12.jpg肝の苦味がいいンだな。呑兵衛ごころに訴える(笑)。

ほらほら、黄色いお米がびっしりとヤリイカの中に詰まっていて、persil13.jpg下のソースを掬っていただけば、う~ん、うんまい。

クロロフィルとは青寄せのことだという。persil14.jpg切れ目をすっと押し開くと、中から現れるのはまさに青いペースト。
菠薐草のクリームソース的和え物が仕込まれていて、平目の身のほっこりとブイヤベースのソースと揃って陶然とさせる。


あ、そうそう、このお皿はブイヤベースです。
persil15.jpgブイヤベースといえば、大鍋ごった煮のひたひた魚介スープを思い浮かべるけど、
「ぺるしぃ」のブイヤベースは、すっかりソース料理に昇華しちゃってるのであります。
そんな濃密貴重なソースはやっぱし、パンで拭うように綺麗に食べちゃわなきゃだね。


スパークリングな葡萄ジュース「Bel Vigneau」persil16.jpgも美味しいねぇと云いながら、いつの間に「SAINT-EMILION GRAND CRU」persil17.jpgも空いているし。


デザートのプレートがやってきました。persil18.jpg柚子のレアチーズに、87年のカルバトスの入ったチョコ、そしてイチゴアイス。ぺろっと食べちゃいます(笑)。

そして、レモンバーム、レモングラス、スペアミントのハーブティでゆるゆる。
うん、満足。ご馳走さまっ。

店名の「ぺるしぃ」は、”パセリ”という意味だそう。persil19.jpg「ひっそり目立たずにありながら、主役を引き立て、実はしっかり自己主張しているパセリのように、訪れる客の心の中に存在し続ける料理をつくりたい」。
店名「ぺるしぃ」には、そんな想いが、籠められているようです。

こいつぁ、他のお皿にもご挨拶しなくっちゃ、だ。

今宵のご同席多謝は、
「東京のむのむ」ののむのむさん&相方てくてくさん、「ひるどき日本ランチ日記」のtakapuさん「Tokyo Diary」のromyさん でした。
ありがとうございました~。

ぺるしぃ」 中央区銀座3-11-8第6丸嘉ビル1F 03-3549-2835

column/02519

口讃岐うどん「野らぼー」 で釜チーズカレーぐにぐに玉子天のせ

norabo.jpgちょっとした本漁り。
八重洲BCの建物からひょいっと出ると、目の前に、
いつの間に落成したのか、PCPと並び建つビルが聳えていました。
どこもかしこもドコドコ変わるのねぇと思いながら、
横断歩道を渡り、地下へと潜入してみる。
地階のフロアは、飲食店6店がテナントしていて、
八重洲地下街、PCP地下街と一体となるような造りになっている。
どんどんヒトの量が増えていく通路の中からお昼にと選んだ一軒が、
讃岐うどんの店「野らぼー」です。

どっかで見覚えがあるなぁと思えばやはり、
大手町のビルに2店舗と、神田界隈に5店舗ほどを展開しているらしい。


大テーブルで待つは、「釜チーズカレーうどん」「玉子天」のせ。

届いたどんぶりの表情は、思ったまんまの佇まい。norabo01.jpg

カレー越しに、チーズと一緒に麺を引き上げ、ぐにぐにと適度に掻き回しては、啜ってみます。
釜玉の“玉”の代わりに和風なカレールーということなのかもしれません。norabo02.jpg
およそ汁のない仕立てになっていて、ちょっともっさりとする。太めの麺の量感が讃岐らしい歯ごたえを伝えるけど、食べる方がすっかり慣れてしまった所為か、粋なトキメキは残念ながら。

讃岐の地から最上級の挽き立て小麦を取り寄せて打つという「野らぼー」。
「かけうどん冷ゃあつ大」、あたりをぬおぉと啜るのが正統かもしれません。


「野らぼー」東京駅サウスタワー店 千代田区丸の内1-9-2グラントウキョウサウスタワーB1 03-3287-2878

column/02518

口とんかつ「まるや」 で限定厚切りロースかつ官能に訴える

maruya.jpg東銀座のいつもの観賞魚ショップでハゼ2匹をご購入。
ふと、たまには新橋まで歩いてみるかと、
その足を新橋・汐留方面に向けてみました。
地下駐車場入口の脇に立つ「帝里加」の看板を素通りして、
歩道橋を渡り、辿り着いたのは新橋駅前ビルの1号館前。
どこぞで晩飯でもと、ふら~っと1階フロアを徘徊して、
その先はもう外だよ、ぐらいの風除室の手前に、
「まるや」の看板を目に留めました。

あ、「まるや」ってここにあったんだ。
「豚花楽林」と謳う額を横目に早速、突入です。maruya01.jpg


壁に貼られた「昼のおしながき」には、「ロースかつ定食」「海老かつ定食」「ヒレかつ定食」の3本柱が並んでいます。かつの定食が700円からとはお値打ちだよね。
その一方で、目の前のメニューには、「ミックスかつ定食」とか「ヒレかつ1.5倍定食」「ロースかつ御膳」など、夜のみメニューと思しきタイトルも並んでいます。


そしてまたまた”限定”の文字に踊るようにお願いしたのが、「限定 厚切りロースかつ定食」です。


ぼんやりと揚がりを待つ無垢の時間。
壁に掛けられた「人生カツを喰て勝つ!」なんて額の文字を眺めたり、
厨房でネクタイを絞めている姿ってのはシャンとして凛として見えるものだなぁと思ったり。

「はい!お待ちどうさまです~」。
カウンター越しにお皿がやってきました。

一片二片をひっくり返して眺める光景は、なかなかどうして麗しい。maruya02.jpgしっかと厚切りで、中央をピンクにしたお肉のアルデンテ。
例によって、まずはなんにもつけずに徐らパクリと口へ運ぶ。
ヒロキエさんも、まずはそうしてみて!とおススメしているものね。

嗚呼、その身と一心同体となった衣の歯触りや軽し。
すすっと歯の先が入って、ちょっと官能に訴えるように押し返してはあっけなく噛み切れる。maruya03.jpg卓上の塩をちょんとすれば、花開く脂の甘さ。楽しからずや。

この値段(1,200円)にしてこの食べ口とは恐れ入ります。もっとも一番CPを享受できるのは、デフォルト「ロースかつ」だったりするのかも。


ロータリー側のバス停あたりから振り返れば、ここにも「まるや」の顔がある。maruya04.jpgバスを待ちながらふと振り向いて、思わず暖簾を潜っちゃったヒト、少なくないと思います(笑)。

それにもしても、とんかつ屋さんにはどうして、“丸”もしくは“まる”が店名につくお店が多いのだろう。


口関連記事
  とんかつ「丸一」 で最後まで軽ぅい食べ口限定極上ロースカツ(08年01月)
  とんかつ「丸栄」 でロースカツ濃いぃ色黒きつね色(03年12月)


「まるや」 港区新橋2-20-15新橋駅前ビル1号館1F

column/02517

口茶房「鳴神」 でかわゆく穴胡三巻と胡麻練り込みごまうどん

narukami.jpg
歌舞伎座脇を入る、「Cave des Vignes」の並びといえば、木挽町通り。
佐世保カレー「蜂の家」の斜向かいあたりに、
壁を白くしたカフェ風の表情をみせるお店があります。
このところ何度か閉まっているのを認めていましたが、
今日は営業しているご様子。
ちょっと覗いてみましょうか。

店頭のメニュー「鳴神LUNCHI」をみると、原宿八竹大阪寿司と胡麻うどんのセット、と書いてある。
「八竹(はちく)」というお店は知らないけれど、この佇まいにして大阪寿司というのも意外で面白い。

narukami01.jpg店内は、所謂和モダンまっしぐら。
テラス側のステージは、階段の立ち上がりに緑色アースカラーの細かいタイルを張った意匠で、
どこかお風呂場チックに小洒落ております。

”穴”の文字に素直に穴子へと連想を飛ばして、「穴胡三巻とごまうどん」をお願いしました。

京番茶を啜りながらお品書きを捲ると、narukami02.jpg「おとりよせ菓子」なぁんてページもあって、
和光のトリュフチョコレートや京都「塩芳軒」のお干菓子、目黒「太市」の上生菓子なんてのが並んでいる。オジサンも、食べていいかなぁ(笑)。

おネエさんに訊くと、ランチにもミニデザートがついてますけど…という。あ、そでしたか。じゃあそれを拝んでからで(笑)。

narukami03.jpgと、
漆黒の角皿にちょちょんと載った巻物と
四角い器に盛られた麺状のお品がやってきました。

そか。三巻、というのはこふいふことだったのね。narukami04.jpg食べる前から夕方あたりにお腹が鳴りそうな気配を想いながら、穴胡をパクリ。

そか、ごまだれうどんじゃなくてごまうどん、だものな。narukami05.jpg円い穴を押し出した風にも思える丸い断面の麺には、胡麻の粒が練り込んであるのです。
すきっと辛めのつけ汁に浸して啜れば、胡麻の風味がどこかにある…でもなくて、妙にしっかりした歯応えが、うどんというか、なんというか。
北海道産の「胡麻うどん」だそうだけど、これきっと、もう少し細い番手にしたらもっと美味しいンだと思います。

それにしても、シーンとした中で、ズズズとうどんを啜ると、その音が妙に響く。
蕎麦の喰い方で、結婚を延期されたといわれる某医師の話を思い出しちゃいました(笑)。

narukami06.jpgミニデザートは、タピオカミルクにつぶ餡。
ホントにミニだけど(笑)、
ひと口を供する心意気に感謝して、今日のところは「おとりよせ菓子」の追加はせずにおきましょう。


店名の「鳴神」というのは歌舞伎の演目にその名があるよう。narukami07.jpgさて、どんな意味合いがそこに籠められているのかな。

口関連記事:
  ビストロ「Cave des Vignes」 でベシャメル滑らか牡蠣グラタン(07年10月)
  ビストロ「Cave des Vignes」 で青紫蘇も馨るあさりスパゲティ(05年08月)
  長崎カリー「蜂の家」銀座本店 で佐世保発ビーフカリー(07年02月)


「鳴神」 中央区銀座4-13-3 03-6226-4360 http://www.narukami-cafe.com/

column/02516

口洋食「ながおか」 で破れた衣の揚げ色がソソるカキフライ

nagaoka.jpgそのまま佃大橋を潜り行けば、
聖路加のタワーへと至る中央区湊三丁目。
嘗ての地上げの名残りか、虫食い状にトタン張りの家屋と真新しいビル・マンションとが混在する、そんなエリアであります。行き交うヒトは決して多くありません。
そんな通りの長屋風に連なる家屋の隅nagaoka06.jpgに一軒の洋食屋さんの暖簾を見つけました。
過日Gingerさんが「ジンジャー」を賞味していた
「ながおか」さんだ。

nagaoka01.jpgすっきりとして潔い印象の店内の止まり木に腰を据えて、
頭上の品書きを見上げます。
ボクの目的は「ジンジャー」ではなく(笑)、メニュー筆頭の「カキフライ」。


定番数の5個のフライがステンレス皿に盛られ、はよ食えと呼んでいます。
トップシーズンのなせる技か、ぷっくりころころとした牡蠣が寄り添うようにしている。
nagaoka02.jpgnagaoka08.jpg

ちょっと衣が剥がれて、
そこから覗いた牡蠣の襞がうっすら揚げ色になってるあたりが微笑ましくも食欲をソソります。nagaoka04.jpg

さく、じゅわん。nagaoka07.jpg衣の歯触りと解ける身のエキスとのコンビは、やっぱり揚げ物の王道でありますなぁ。うんうん。


正午を少し過ぎたあたりから、お客さんが集まり始めた洋食「ながおか」。nagaoka05.jpgずっとここで頑張っていて欲しい。
まだ薄い陽射しの中で振り返りつつそんなことを思う、冬の日でありました。


「ながおか」 中央区湊3-9-7 03-3552-7089

column/02515

口鳥焼「辰の字」 で鳥真如揚げハフハフ親子丼ハフハフ

tatsunoji.jpg
中華「弘喜楼」のある筋を歩くと、頭上にただひと文字。
”鳥”という看板を掲げたお店が見つかります。
その潔さに暖簾を覗くと、店の名を「辰の字」。
きっとこのお店の大将が、辰之助とか辰五郎とか辰兵衛とか、そんな鯔背なお名前なのでしょう。
おう、辰の字の!なぁんて呼ばれてたりね。
壁にみるお昼メニューは、
「焼鳥重」「揚げ真如」に「親子丼」。

気になる「揚げ真如」をいただくべく、お邪魔してみましょう。


カウンターから頭上を見上げると、主要仕入れ先名と思しき屋号が記された拍子木「辰の字」の額が囲まれている。「共和会」の刻印のある屋号の中には、鶏問屋「鳥藤」や包丁「直次」のものもあるね。tatsunoji02.jpgしっかと築地の町に根付いてるお店の背景が窺えるようであります。

さて、待ちかねた「揚げ真如」がやってきました。
tatsunoji03.jpgtatsunoji04.jpg
豪勢に肉厚に纏めた歪な円盤が、どんと盛り込まれています。

「海老しんじょ」によく聞く「しんじょ」の“じょ“は”薯“で、海老のすり身を山芋なんかの芋でつないで、蒸すか、茹でるか、揚げるかした練り物を指すよう。

ここでは、おそらく溶き玉子に片栗粉をたっぷり叩いて揚げた姿を「真如」と呼んでいるンだね。
ハフハフ。tatsunoji05.jpg粗く挽かれた鶏ミンチをがっつり齧る感じが醍醐味であります。
ケチャップと練り芥子が添えられているけど、どっちかっていうと生姜醤油か、いっそ揚げおろしみたいにしたらいいのかもと思ったりする。
でもきっと他所ではなかなか食べられない、飾らない一本気な仕立てが鯔背ではありませんか。


後日、やっぱり気になった「親子丼」もいただきました。これがなかなか旨い。tatsunoji06.jpg割下というか、下地のつゆがあっさりしながら出汁がしっかり利いていて、ごろごろっとした鶏肉と半生半熟な玉子との火加減も絶妙だ。既に仕入れ先とも思しき、「鳥藤」の分店を脅かしているぞ。
ハフハフ。
贅沢を云えば、鶏そのものをもっとぐっと味の濃いものにグレードアップした“特製”を作ってくれないかなぁ、なんて思います。

tatsunoji07.jpg
綺麗に並べ提げられた品書きが、夜にも来たいと思わせる。
カウンター左手で厨房を仕切っているのが、
「辰の字」の辰さんでしょうか。

tatsunoji01.jpg

「辰の字」 中央区築地3-14-5 03-3546-2162

column/02514

口中華そば「ふくもり」 でシナヤカ量感太麺と地力ある煮干ツユ

fukumori.jpg
たまにはノンビリ、環七バスの旅。
降り立ったのは、野沢銀座という停留所。
そのすぐ近くにあるのが中華そば「ふくもり」です。
黄色い看板が環七を走る車の視線も惹いています。
こちら「ふくもり」は、
斜向かいの龍雲寺「せたが屋」姉妹店。
そんな背景からも、その味に期待が持たれます。

券売機でチケットをぽちと入手して、入ってすぐのテーブル席の一端をすんなりゲット。
空席待ちはあるけど、大行列という訳でもないようです。

オーダーは、「肉つけぶと」に「漬け玉子」。
太麺を湯がくのですから時間が掛かるのは当然のことだよね。東京マラソンでもぼんやり眺めて待ちましょう。

「はい~、お待ちどうさまでした~」。fukumori01.jpg

おっとりした感じのオバチャンにちょっと和みながら受け取ったドンブリには、如何にも力強そうな麺が踊っています。そしてもう一方のつけ汁も麺に負けない地力がありそうだ。
fukumori02.jpgfukumori03.jpg


慌てて、ひたひたと麺をつけ汁に浸して啜る。fukumori04.jpgすると、煮干し系の魅惑の香りが鼻孔をふいんと抜けて、出汁のうま味と一緒に粉の風味が追いかける。北海道産小麦「春よ恋い」から製粉された「春の華」という粉のみで織った麺なのだそうだ。
太い麺なのにゴワゴワすることなくシナヤカで、でもシッカとした噛み応えと量感がある。

浸すつけ汁は、なるほど「せたが屋」譲りの直球仕立て。
動物系と魚介系の出汁が押すな押すなと拮抗していて、醍醐味やよろし。

fukumori05.jpg
黄身のとろんした玉子や肉厚チャーシューを合いの手に一気に食べちゃいます(笑)。
つけ汁のどんぶりの底には、
煮干し始めいろいろな出汁ネタの残滓fukumori06.jpgが確認できました。


今度は、「黒ぶた餃子」と基本形「中華そば」、もしくは「塩中華」を目的にバスの旅をしようかな。


ふくもり」 世田谷区野沢4-9-18 03-3410-0081 http://www.setaga-ya.com/

column/02513


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