石垣牛・炭火焼肉「やまもと」で 一点の曇りもない仕込みに感謝

yamamoto.jpg思えば足掛け3年を費やしてのお初訪問であります。石垣牛の超人気店「やまもと」。最初の年はホテルに着いてからすぐに店に連絡をしたものの既に滞在予定期間に空席なしで涙を飲み、昨年は折角予約できていたにも拘らず最強大型の台風の直撃でお店は臨時休業と、暖簾が遠かった。今年だって一週間前に大型の台風が来襲していたンだもの。過ぎ去ったあとで、はぁ~良かったぁ(笑)。予約時間に訪れると当然の如く、店内は満席。4名ご一行さまは、左手のテーブル席に案内されました。1時間半シバリなので張り切って貪り食べなくっちゃね。まずは「牛刺し」。ムニムニンと割としっかりした歯応えだと思った次の瞬間にはスルンと消えて、旨味の泡沫を舌の上に残してくれます。「焼きシャブ」は、ささっと炙るように焼いてから、晒したオニオンスライスを包んでポン酢でいただくという趣向になっている。ほ~、肉は厚けりゃいいってもんじゃないやね。同じ食べ方をする「ネギタン」ではタン独特の香りと歯触りが楽しめます。「白菜キムチ」とやまもと特製だというタンの煮込み「ニコタン」を挟んで、ちょっと豚さんに浮気して「トントロ」を。熱々を辛味味噌と一緒にサンチュに包む韓国スタイルで噛めば、あっちち、むほ、うまい(笑)。どんどんいこうと本線の「上カルビ」と「ハラミ」をお願いしたら、なんと、「もうない」と云う(泣)。開店時間の5時に来ていれば食べれたってこと? しばし呆然。うう、また石垣に課題を残してしまったぞ。気を取り直して、「カルビ」に「バラ」を焼く。並だけれど、並じゃない。それぞれに赤味と脂がバランスしていて、両者のいいとこが濁りなく味わえる感じー。いいなぁ~。とここで早くも、そろそろ、のアナウンス。ホルモンを口にしていないことに気がついて、ラストオーダーに「ミノ」に「テッチャン」。肉厚なるミノ。恒例のコリコリも、噛めば噛むほどに旨味汁が滲んでくるので、顔を見合わせてニヤニヤしてしまう。そして「テッチャン」内側の妖しくふしだらなフルフルを啜る。一点の曇りもない仕込み、ありがとう。こうして、思い出して涎が反応することって、意外とそうないかもね。同席してくれたガイド曰く、予約と予約の隙間の30分なら席をつくります 、なんてこともあるらしい。それはそれで割り切って、ビールも呑まず、シロメシ片手に「上カルビ」「ハラミ」をガツガツっとやっつけて、すっとお愛想ってのもそれはそれで大満足なのに違いない。今度はきっちり5時予約で、ダイビングは2本で切り上げて駆けつけ、開口一番「上カルビ」に「ハラミ」と叫ぼー(笑)。 「やまもと」 石垣市美崎町11-5 0980-83-5641
column/02371

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください