昭和の食堂「タイガー食堂」

tigershokudo.jpg1丁目の「煉瓦亭」近く。頭上に浮かぶアクリルの看板と営業中を示す小さなプレートがなければそのまま通り過ぎてしまいそうな、古びた倉庫のような味ある佇まいを残しているのが「タイガー食堂」です。ガラガラと多少力を込めながら引き戸を開くと、ファサードの表情と寸分違わぬ使い込まれた椅子テーブルが眼に入ってきました。右手にあるカウンター席に座って、振り返るように左手の壁に貼られたメニューの札を眺める。「あじフライ」「ささみフライ」から「いか塩辛」「冷やしトマト」。お、「かきフライ」もありますね。えっと~。注文をお願いしようとしたら、「お昼は、こっちからになるンですよ~」とオバチャン。ランチは、目の前の壁に貼られた「さんま定食」から「ハムカツカレー」までの10品目ほどから選ぶことになるんだそう。なるほど、夜、あっちのメニューで一杯ひっかけながら食事を済ますオッチャンたちの姿が容易に想像できますね。あれこれ迷った挙句、「今日のランチ」に。まずは「キッチン柳」からの連想で、どんぶりのご飯に目玉焼きをのっけして、お醤油をちょっと垂らして食べる。続いて、ひと口ヒレカツを置いたご飯の上に「カレーシチュー」と書かれていた貝殻の小皿に入ったカレーを一気にかけて、”ヒレカツカレー丼”状態を楽しみます。ちょっとご飯がヤワ過ぎるのが気になるけど、ま、いっか。「カレーシチュー」と各種カレーにかかっているカレーと違うのかなぁと考えるつつ、きっと同じに違いないと勝手に決め込んで(笑)、ぺろりと食べ終える。銀座の一角で、680円は安いですよね。 「タイガー食堂」 中央区銀座1-15-12 03-3561-1871
column/02032

「昭和の食堂「タイガー食堂」」への2件のフィードバック

  1. エエお店でしょう。「塩さば定食」、それと時間かかるけど「コロッケ定食」がオススメよ。
    カレーは塩分高めです。

  2. 銀座に居る、感じが全くなくって落ち着いちゃいます~。
    揚げたてコロッケにはふはふしていると、幸せかも~(笑)。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください