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洋食エリーゼ「えいすけ」で牡蠣バタービーフトマト焼ビーフカツ築地と四谷の遺伝子

今はもう広大な更地になってしまい、再開発の動きを待つ築地市場跡地。
嘗ての”日本の台所” 築地市場が、豊洲への移転に伴って閉鎖されたのが、2018年10月のこと。
あっという間に6年近くが過ぎた今も場内にあった食堂街、築地卸売市場魚がし横丁へ通った日々とその光景を時々、懐かしく思い出します。

そんな築地卸売市場魚がし横丁の8号館にあったのが、
洋食「たけだ」
「鮨文」や「高はし」「かとう」「やじ満」等と、
軒を同じくしていた横丁の様子を思い出す。

そして、「たけだ」と云えば、
四谷の「洋食エリーゼ」が衣替えして今に至る、
かつれつ「たけだ」へと連想が飛ぶ。

ところ変わってその店があるのは、
東武東上線みずほ台駅東口から徒歩2分の地。 県道沿いの雑居ビルの中央で、
洋食「えいすけ」がそっとその存在感を示しています。

ファサードのサインには、
「幻の名店、東京四谷・築地」の文字、
そして「洋食エリーゼ」のロゴタイプ。 店内の壁に掲げられたパネルには、
嘗て築地場内にあった洋食「たけだ」の二代目が、
「たけだ」二号店として四谷に「洋食エリーゼ」を開業し、
しんみち通りに行列を作る人気店となる。
人気店「洋食エリーゼ」を継いだ三代目がその後に、
かつれつ「たけだ」へと業態を変える。
その三代目と共に修行した佐藤氏が、
洋食「たけだ」の遺伝子を汲む「洋食エリーゼ」の後継店として、
洋食エリーゼ「えいすけ」を創業した、とある。

冬の時季に訪れたなら、
やっぱり気になるのが、
バリエーションもあれこれの牡蠣メニュー。
まずは「牡蠣バター定食」をいただきます。 正直に告白すれば、
お皿が届き、その匂いとともに皿を凝視した瞬間に、
涎を溢しそうになる(^^)。
牡蠣の滋味をバターの風味が支えるタレが倍加させる。
四谷三丁目のキッチン「たか」のお皿を思い出しつつ、
あっという間に平らげてしまいます。

牡蠣バターをいただいたらやっぱり、
牡蠣フライをそっちのけには出来ないよねと、
裏を返すようにみずほ台東口界隈。 長角皿に載ってくるのって、
牡蠣フライの盛り付けの姿としては、
なかなか特異ではないでしょか。

牡蠣は三陸の牡蠣。
心地いいほどの衣のサクサクの中から、
熱々の牡蠣の旨味が炸裂する。 定食の牡蠣は、容量100g。
ちなみにトッピングの牡蠣フライは、
10gいくらの量り売りだ。
確かに時季によって牡蠣の大きさは変わっていくし、
個体によって大きさ・重さも違うので、
その方が誠実で分かり易い、ね。

あれこれある洋食メニューに迷うこと必至なのだけれど、
そのメニュー群の中にナポリタンを見付ける。
題して「もちもち太麺の昭和のナポリタン」だ。 そうそう、ナポリタンはなにより太麺であることが、
美味しさの重要な要素のひとつであると、
そう常々思っているところ。
ナポちんのご意見はどうかな(^^)。

牡蠣フライ、ナポリタンとくれば、
「洋食エリーゼ」でも人気の三本柱のひとつという、
「ポークジンジャー」も欠かせない。 お皿から立ち上る湯気とともに生姜の風味がやってくる。
兎に角、ふんだんに纏ったおろし生姜が嬉しい。
那須高原豚のソテーにナイフを切り入れ、
存分に生姜の利いたソースをたっぷりと塗して、
急くように口に運べば、
ああ、旨い。
豚肉が甘い。
Gingerちんのご意見はどうかな(^^)。

人気三本柱のひつとにして、
人気ナンバーワンとも目されているのが、
「名物ビーフカツレツ定食」だ。
“こだわりのデミグラスソース”か、
はたまた”特製ガーリックオリーブソース”か。
いずれかのソースの選択を迫られるのがまた悩ましい。
ぐるぐると悩んで、王道に思う、
デミグラスソースを選びます。

サーロインのレアな赤身部分の柔らかな魅力が、
揚げ焼いた様子のサクサク衣の中心で、
今か今かと花開くのを待っている。 こりゃズルい。
ひと言で云えば、そふいふことですね。

そして、「洋食エリーゼ」からの人気三本柱のもうひとつが、
お待ちかねの「ビーフトマト焼き定食」。 トマトの酸味がいいアクセントであることは間違いないけれど、
その横にいる醤油とバターの風味もまた、名演技。
これもまたまさに、ズルい逸品であります。

東武東上線はみずほ台駅東口近くの県道沿いに、
洋食エリーゼ「えいすけ」は、ある。 店名が「えいすけ」なのだから当然、
店主佐藤氏のお名前が「えいすけ」なのかと思えば、然にあらず。
店主は、佐藤晃一さん。
訊けば、「えいすけ」の名は、
晃一さんのお爺さんのお名前なのだそう。

いっそ全品コンプリートしたいくらいなのだけど、
それには迷わすメニューがあれこれと多過ぎる。
「秋田比内地鶏 最強の親子丼」も気になっているところ。
佐藤店主がおひとりで丁寧に、
オーダーが入ってから手作りしているので、
調理に時間がかかるのは、至極当然のこと。
時間に余裕をもってお出掛けください。

「えいすけ」
埼玉県富士見市東みずほ台2-6-7 黒田ビル1F [Map]
049-265-5152

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