やっとこ空いたパラソルでお願いしたのは勿論、「Die Weisse Original」。蔵オリジナルの白ビールであります。 グラスの脇には、グラスらしきものを手にした女性のシルエット。 Prost!イェーイ!と乾杯してくれたのは、 ザルツブルクを代表する(!)日本人ブログ「ザルツブログ」を共作しているおふたり、 seppさんとlaraさんなのです。
白ビールには白ソーセージがいいなぁと呟いたら、 「Münchner Weissewürst」の器がやってきた。いまいち要領を得ない所作に教育的指導を受けつつ(笑)、 皮にナイフを入れ、半ば裏返すようにしていただきます。 ふとミュンヘン空港「Käfer」での感激を想い浮かべつつ、 やっぱり白ビールに白ソーセージは好みの組み合わせだなぁと、そう思う。 添えてくれたプレッツェルが赤外線ストーブの紅い灯りで、 まるでヤシガニの爪のよう。
seppさんは、ゴルゴンゾーラソースの「Spinat Nocken(ほうれん草のすいとん)」。一見ニョッキのようでいて、ジャガ芋のそれではない。 濃過ぎず、薄過ぎずの濃度のゴルゴンゾーラにほうれん草の青いコク旨み。 こふいふ料理がすっとあるのがいいなぁと思わせるお皿です。
laraさんはというと、これまたスタンダードはソーセージ「Frankfurter」。マスタードを糊代わりに、ホースラディッシュを盛ったりなんかして。
改めて開いたメニューには、 不思議かつ立派な髭を蓄えた御仁の肖像が載っている。Adelbert Behrと記す人物は、 醸造所salzburger-weissbierの創業者Gründerであられるらしい。 1901-2011とあるのはきっと、創業来100年を超える歴史なのだね。
美味しくいただいた白ビールに対して、こちらドゥンケルなグラス。 あ、グラスに19-01Originalとあるのは、 醸造所創業来のビールであることを謳っているのかな。
laraさんが追加オーダーしたのが、「Erdapfelkas(えるどあぷふぇるかーす)」。こっちは、見るからのじゃが芋料理だけど、ポテトサラダ的マヨネーズ和えとはちと違う。 サワークリームや玉葱、ニンニクなんかで和えてあって、それがカッテージチーズかなんかで和えたかのような感じになってて、面白いンだ。
“白”という名の白ビール醸造所、「DIE WEISSE」。建物の裏手に醸造所があって、その醸造所を臨むバーもあるらしい。 今度は、そのバーでくぴくぷしたいな。 口 関連記事: Bistro「Käfer」で 空港で堪能するバイエルン伝統料理ブランチ(11年04月)
「DIE WEISSE」 Rupertgasse 10 5020 Salzburg [Map] +43/662/87 22 46 http://www.dieweisse.at/
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