Weißbierbrauerei「DIE WEISSE」で 赤外線パラソルの白ビール

dieweisse.jpgビールを呑もう!とミラベル宮殿から足を向けたのは、 ルーぺルトガッセRupertgasseがラッサー通りなどと交差する五叉路の近く。 色々な大きさの窓を鏤めた建物の入口に示すは、 Weißbier-brauerei=白ビール醸造所。 大きく掲げた「DIE WEISSE」の文字が風に靡く幟に揺れています。
空席や如何に!と進み入った店内は既に、大賑わい。dieweisse01.jpg壁際の立ち呑み席でやっつけるのも、まぁ悪くないねと話しながら中庭を覗くと、 開いたパラソルの下にもジョッキを傾けるひと達がいる。 ザルツブルクの4月は、まだまだキリッと冷えた空気の中にあって、 そんな冷え込んだ中庭に咲いたパラソルも埋まっている光景にびっくり。 ただ、よくみると、パラソルの内側に赤外線ストーブが備えてあって、 何気に暖を採っている様子。 赤外線の灯りが辺りをピンク色に染めています。

やっとこ空いたパラソルでお願いしたのは勿論、「Die Weisse Original」。dieweisse02.jpg蔵オリジナルの白ビールであります。 グラスの脇には、グラスらしきものを手にした女性のシルエット。 dieweisse03.jpgProst!イェーイ!と乾杯してくれたのは、 ザルツブルクを代表する(!)日本人ブログ「ザルツブログ」を共作しているおふたり、 seppさんとlaraさんなのです。

白ビールには白ソーセージがいいなぁと呟いたら、 「Münchner Weissewürst」の器がやってきた。dieweisse04.jpgいまいち要領を得ない所作に教育的指導を受けつつ(笑)、 皮にナイフを入れ、半ば裏返すようにしていただきます。 dieweisse05.jpgふとミュンヘン空港「Käfer」での感激を想い浮かべつつ、 やっぱり白ビールに白ソーセージは好みの組み合わせだなぁと、そう思う。 添えてくれたプレッツェルが赤外線ストーブの紅い灯りで、 まるでヤシガニの爪のよう。

seppさんは、ゴルゴンゾーラソースの「Spinat Nocken(ほうれん草のすいとん)」。dieweisse06.jpg一見ニョッキのようでいて、ジャガ芋のそれではない。 濃過ぎず、薄過ぎずの濃度のゴルゴンゾーラにほうれん草の青いコク旨み。 こふいふ料理がすっとあるのがいいなぁと思わせるお皿です。

laraさんはというと、これまたスタンダードはソーセージ「Frankfurter」。dieweisse07.jpgマスタードを糊代わりに、ホースラディッシュを盛ったりなんかして。

改めて開いたメニューには、 不思議かつ立派な髭を蓄えた御仁の肖像が載っている。dieweisse08.jpgAdelbert Behrと記す人物は、 醸造所salzburger-weissbierの創業者Gründerであられるらしい。 1901-2011とあるのはきっと、創業来100年を超える歴史なのだね。

美味しくいただいた白ビールに対して、こちらドゥンケルなグラス。dieweisse09.jpg あ、グラスに19-01Originalとあるのは、 醸造所創業来のビールであることを謳っているのかな。

laraさんが追加オーダーしたのが、「Erdapfelkas(えるどあぷふぇるかーす)」。dieweisse10.jpgこっちは、見るからのじゃが芋料理だけど、ポテトサラダ的マヨネーズ和えとはちと違う。 サワークリームや玉葱、ニンニクなんかで和えてあって、それがカッテージチーズかなんかで和えたかのような感じになってて、面白いンだ。

“白”という名の白ビール醸造所、「DIE WEISSE」。dieweisse11.jpg建物の裏手に醸造所があって、その醸造所を臨むバーもあるらしい。 今度は、そのバーでくぴくぷしたいな。 口 関連記事:   Bistro「Käfer」で 空港で堪能するバイエルン伝統料理ブランチ(11年04月)


「DIE WEISSE」 Rupertgasse 10 5020 Salzburg [Map] +43/662/87 22 46 http://www.dieweisse.at/
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