column/01969再会01 @500-
おでん・そば「メンガテー」で 想定以上の旨いすばオバァの笑顔
島料理「あだん亭」を後にして、桟橋通りからゆいロード、静かになった公設市場のアーケードを散策する。
チャリンコでちんたら(笑)。
散策するうちに何故か小腹が空いてきて、思いついたのが3年前に闖入したオバァの店。
「おでん」で一杯呑って、その後「すば」を啜ろうと考えていたのに、テビチのボリュームに圧倒されて「すば」に到達できず、リベンジを誓った先なのであります。例の妖しいオレンジ色の硝子のハマった扉を押す。
今夜は右手のカウンターに腰を据えて、「すば!」と伝えます。
おばあはいないのかなと思っていると、奥の方からそぉっと登場。
ふたこと三言会話を交わすうちに、ドンブリがやってきました。
ブロックに切ったバラ肉を避けてまずは、汁をひと口。
お、うほほ、お~(笑)。
豚骨の澱みないうま味と鰹系の深みある出汁が上手にバランス。
慌てて麺を啜れば、八重山そばらしいクニュサクっと歯の先を受け止める。
ズズ、ズズズ。
いやぁ旨い。
想定以上にイケるよぉ!とオバァに向かって叫びそうになるところを両目で頷く所作で示す。
散々呑んだ後だというのに、ドンブリの底まで完飲完食しちゃいました。
「おばぁ、ご馳走さまぁ」と告げると、ニッと顔の皺を深めて笑ってくれる。
石垣小近くの「来夏世」もよかったけれど、それを上回る「すば」をみつけました。
石垣へご来島の節は是非、「メンガテー」へ。
開店時間が遅く、おそらく21時か22時。
建物脇の“すーじぐゎー”を入る妖しいオレンジの扉を、
勇気を持って押し開いて欲しいな。
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ここで、この夏の石垣の海中の光景を何点か。
久し振りの黒島~パナリ方面は、湖のようにベタ凪。
テッポウエビと仲良く並ぶハタタテシノビハゼ。ツガイで泳ぐフウライチョウチョウウオ。このところ姿をみせていなかったというマンタ。
透明な筐体、ニセアカホシカクレエビ。じっとみると微妙に色を変えて綺麗なコブシメ。産み付けた卵に海水を送るセジロクマノミ。
北部のポイント”マークパンサー”でみつけたハマクマノミのちび。でかサイズのイソギンチャクカクレエビ。珊瑚の上にすっと佇むアカメハゼ。
群れ泳ぐキンメモドキ。広げた胸鰭が綺麗なネッタイミノカサゴ。昼間っからオネムだったらしい最大級のモヨウフグ。
やっぱりイイね、八重山の海。
「メンガテー」 石垣市美崎町10-19 0980-82-8065