大衆割烹「松月」で ひとり鍋的サイズのたっぷり煮込み

shogetsu.jpg 板橋駅前に煮込みがおススメ筆頭の呑み屋があるという。 冷たい雨の降る中背中をつぼめて向かったのは、 埼京線の踏切近くの「松月」です。 路上の看板に、”値よし味よし気分よし”のフレーズを踊らせる「松月」は、 地元に根付いた居酒屋だ。
麦酒と一緒に注文むのは、やっぱり「煮込み」。 一人前を人数分お願いするからには、それ相応のボリュームなんだろうと思っていたら、 やってきたのはひとり鍋的サイズの土鍋。 おお、「松月」の煮込み、大盛りジャンと云いつつ、珍しくもさらし玉葱を薬味にした”鍋”をつつく。shogetsu01.jpg折り重なってるモツがなかなかにボリューミー。嬉しい量感であります。 お味の仕立てはオーソドックスなものなれど、なんだかアトを引く。 ひとくち、またひとくちと残った汁を啜ってしまいます。 品札には、「創業四十二年 中山道の味」とあり。へ~、中山道の味、なんだ(笑)。
ルイベの如く凍った「馬さし」に「にこごり」、粕漬けの焼き「赤魚鯛」あたりを、 shogetsu02.jpgshogetsu03.jpgshogetsu04.jpg「ホッピイ」(壁に貼られた品書きでは”イ”が大きいンだ)でいただく。
銚子の「大判はんぺん」を焼いてもらい、「ぶり刺身」に味の滲みた「いか大根」あたりで、 shogetsu05.jpgshogetsu06.jpgshogetsu07.jpgホッピイの「中酎」をお代わりね。
「もつ煮」以外にもうひと品ふた品、キラーコンテンツがあると、わざわざ足を運ぶ店になるのだろうになぁと思う、shogetsu08.jpg板橋の夜でした。
「松月」 北区滝野川6-86-11 03-3916-1572
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