お好みハウス「ひかりや」

hikariya.jpg阪急三宮のひとつお隣の春日野道という小さな駅。JRの高架下にあるのがお好み焼きの「ひかりや」です。入口の丸椅子では、如何にも近所のおばちゃんらしい女性がテイクアウトの出来上がりを待っている。こじんまりした店内のテーブルを埋めているのも、孫と一緒に鉄板を挟んでいるじっちゃん等、この店に慣れ親しんでいる地元の皆サンみたいだ。前夜の酒が微妙に残っているので「ビール!」なんて云わず、女将さんにはひとこと「やきめしを」。向かいの厨房では、わんわんと蒸気を上げながら、幾つものお好み焼きやそば焼きが焼かれています。ステンレス製の塵取りのような器に載せられて「やきめし」がやってきました。ここでいう「やきめし」とはつまり「そばめし」のこと。わ、ボリュームたっぷしだ。大丈夫か、喰えるか? お作法が判らないまま、ヘラから直にハフハフしながらいただきます。お、おお。ぐちょっとした見た目と違ってパラパラと存外にあっさりとしていて、ほのかな甘さに惹かれるようにお酒で疲れた胃の腑にもすっすと入っていく。うめぇ。あまりにどんどん食べれるので、次第に楽しくなってきちゃった。「やきめし」食べながらニヤついてるおっさんでどうよ(笑)。へへ。またいつか、ビール呑みながら「ぶた玉焼き」や「ちゃんぽん焼き」を食べたいな。 「ひかりや」 神戸市中央区割塚通7-1高架下86号 078-231-3467
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