店名にかの泉鏡花の名を戴き、代表作「高野聖」の醸す深山幽谷の雰囲気をモチーフにしたというインテリアに個性を表す「鏡花」へ。
窓を閉ざして暗くした店内は、古民家テイスト。
照明の効果か、一段高い位置にある厨房がステージのようにも映ります。
地鶏をメインにして28種もの厳選食材によるスープの「幻(まぼろし)」、クリーミーな鶏スープにとんこつと魚介のアクセントを加えたというスープの「和(なごみ)」とどちらも気になる代表的作。
その間隙を縫うように期間限定「つけそば」 をお願いしました。
中盛りも大盛りも同額なれど、3玉は多すぎるよなぁ。
赤味が辛そうにみえるつけ汁は、程よい酸味とほど良い辛味、そしてコクのあるとんこつスープとのバランスがいいね。青梅のピューレも使っているらしい。
平打ち系の麺は、モッチリ感よりもツルリとした食感が褒めどころ。最後は、スープ割りで完食です。
「鏡花」 立川市柴崎町2-12-20 042-525-3371
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