BISTROT A VIN「ポ・ブイユ」 でリエブール・ロワイヤル

potbouille.jpg恵比寿南2丁目の信号を突っ切って、ちょうどカルピス本社の裏手に回り込むように進む。辺りはひっそりとした住宅地の様相を呈してくる。こんなとこにお店、あるんかなぁ。そんな心配をした瞬間、マンションの1階にマホガニー調の建具と芥子色のテント地とからなるファサードを浮かび上がらせている「ポ・ブイユ」に辿り着きました。入口脇の窓に面した小さなテーブルを居所とします。定番メニューといっしょに旬のメニューを手書きした黒板が届くところも、なんかビストロっぽくていいね。サラダから煮込みからジビエまで色々あって、迷う迷う。カールスバーグの小瓶で喉の渇きを癒しつつ、「スペイン産生ハム・ルッコラのサラダ」。そして「トリップのペルノー風味煮込み」は、美味しいと表現するより、旨い!と表現したくなる実直なるお味。クスクスが添えられています。おあとは「リエーブル・ロワイヤル」。ジビエ全開の野兎料理のひと皿です。品のいいベーコンのような味わいの後に野趣を感じさせる香りが追いかけてきて面白い。ワインは、ラングドックの「サン シニアン(樽醸造)」。隣の席の欧州系白人の幼児「そら」くんの愛嬌につられて周囲を見渡せば、近所の裕福そうなオバサマたちや業界人風のグループ、不倫?とも思しきカップルなどで、既に満席だ。デザートには定番「ブランマンジェ」。「ポ・ブイユ」のオーナーは、天現寺のオキニの一軒「ラ・ビスボッチャ」を経ているという。その「ラ・ビスボッチャ」に相通じるような適度なガヤガヤ感が心地いい。”仏蘭西の食堂”で過ごす、そんな一夜でありました。 「ポ・ブイユ」 渋谷区恵比寿南2-7-4クオリア恵比寿サウス1F 03-3791-8845
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