池畔にある八幡神社にお参りしたり、時には勝海舟のお墓を訪ねたり、
池に浮かぶ辨財天の鳥居を潜ったり、
水生植物園の八ッ橋を辿って、
ちょろちょろ動く御玉杓子の様子を眺めたり、
連なる杭の上に並んで留まる水鳥に感心したり、
そんな風に過ごす洗足池にいつも癒されています。
図書館の読書室にお世話になってる時など、
洗足池にいてのゴハン時ともなれば、
まず筆頭に思い浮かべるのは、洋食屋「クメキッチン」。
バスの駐機場の脇にあるハワイアンカフェ「Hukilau Cafe」にも、
何度かお邪魔しています。
そして、ずっと気になっていたお店が、
洗足池から環七方向へ中原街道の坂をてろてろ上がるその途中にある。
それは、アメリカングリーンを綺麗に塗り上げた外壁が印象的なカフェ。
浜辺からそのまま上がっていくかのような、
白いペンキの階段には、木彫りのサーフボードが”SUNSET BEACH”と謳ってる。
ああ、彼の地のサンセットビーチで夕焼け眺めてから、
随分と時が流れたことを思い出します(笑)。
窓辺に沿ってカウンターが据えられていて、その背後に2卓のテーブル席がある。
カウンターの隅に腰掛けて横目に留まるのは、
ウクレレにレイ、フラを踊るおねえさんなど、ハワイアンな装飾品たち。
木製のブラインドの隙間から車行き交う中原街道の様子が覗けます。
ワックスを塗り込めている木の床をシャカシャカ云わして動き廻るヤツがいるかと思えば、
テーブル席の椅子に上がり込む勢いで嬉しそうにする、わんこ一匹。
メニューの裏にしっかりと「Dog Menu」があるように、
こちら「HIWAHIWA OHANA」は、
Hawaiian Cafeであると同時にDog Cafeでもあるようです。
そこへ注文の品「グレービーソースのロコモコ」が到着しました。
ドンブリものになるパターンが多いロコモコですが、
ココでは、ソースを敷き、ご飯、ハンバーグ、目玉焼きと縦積みにして、
平皿に高さを強調するように盛り付けている。
肉汁のベシャメルソースという感じのグレービーがまったりとして、いい。
玉子の黄身が零れ、ハンバーグが崩れ落ち、ご飯とソースがより混ざり合って、
段々とぐっちゃぐちゃな状態になっていく。
それがちょっとジャンクな喜びに通じるような気になってきて、
不思議な満足を憶えたのでありました(笑)。
硝子扉を開け入ると、正面にオーダーのためのカウンターがある。
右手の棚にはハワイアンなコーヒーやリキュール類などが飾られていて、賑やか。
ランチセットのドリンクで選べるお代わり自由なコーヒーは、
カフェハワイか、バニラマカダミア。
なにやら妙に高価らしい、懐かしの100%コナコーヒーも、
REGULARサイズ550円でいただけるようです。
今度は、あれ、をいただいてしまおうと洗足池からの道すがら。
例によって、カウンターの一席に佇みます。
この日は二匹のわんこがいるので、前回よりもさらに賑やかだ。
お迎えしたのは、木彫りの器に「スパムむすびプレート」。
スパムむすびを包んでいたラップを解けばこんな見映え。
彼の地で初めてスパムにぎりを食べたのも、遥か遠い昔になりにけり。
お餅の粉を衣に使ってるというハワイアン唐揚げ、モチコチキンを齧っては、
崩れ落ちないように気をつけながらスパムむすびに齧り付く。
スパムとご飯の間に挟んだペッパーマヨがいい塩梅。
でもちょっと、女性が食べるには大きすぎないのかなぁ(笑)。
洗足池近く中原街道沿いに、
もうひとつのハワイアンカフェ「HIWAHIWA OHANA」がある。
ハワイ語で「HIWAHIWA ヒヴァヒヴァ」は”大切な”、
「OHANA オハナ」は”家族”という意味であるという。
お店のイメージは、ラニカイビーチに行く途中、
ふと立ち寄った一軒のお店「KALAPAWAI MARKET」であるらしい。
実はずっと、なんちゃってハワイアンに違いないと思っていました、ごめんなさい。
次回は、「マヒマヒプレート」が狙い目です。
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「HIWAHIWA OHANA」
大田区上池台2-14-4 03-3728-6700
http://www.h-ohana.com/



