column/01843
麺屋「婆娑羅」
大岡山にまた”二郎インスパイア系”のラーメン店ができたということで行ってみる。「TANN-YA」の近くだ。駅前の「四川屋台」の姉妹店らしい。東工大の学生たちで混み合っていたりするのかなぁと思いつつ暖簾越しに店内を覗くと、20脚ほどの丸椅子が並ぶカウンターに先客は3人。学生風ではある。メニューはというと、麺300gの「ラーメン」か麺450gの「大ラーメン」のみ。麺少な目200gも可となっていて、豚がトッピング(シングル・ダブル)できる。壁に貼られた貼り紙の、”二郎”的な、カラメやニンニクマシマシに相当するであろう部分が既にいくつか塗りつぶされている。なにが書かれていたのかちょっぴり気になる(笑)。300gで充分多いだろう200gにしとくかなとも考えた上で、日本語片言のおねーちゃんに「ラーメン、野菜多目で」と伝えました。ステンレスの盆にスープを溢れさせたまま、どんぶりが届きます。おー。野菜やら玉葱のみじん切りやらを解しつつ、麺を引っ張りあげて啜ってみました。もっちりした傾向の強い二郎に対して、エッジの立った割りとシャッキリした麺だ。スープに脂の膜はほとんどなくて、タレの味付けも薄めになっている。圧倒的で病気になりそうなところが魅力の二郎を骨抜きにしちゃった感じだ。女性にもいただける二郎、とかを目指したんでしょうか。格闘することになるんだろうなと少々意気込んでいたけど、なんなくペロリと食べれてしまって少々拍子抜け。後半は卓上にあったニンニク入れたり、らー油垂らしたりの余裕(?)もみせてしまった。ん~。
「婆娑羅」 大田区北千束3-23-8 03-3720-5131