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晩秋のある日、八雲中央図書館への道すがら。
店頭のランチメニューに「白麻婆豆腐」とあるのを横目にしました。
赤唐辛子や豆板醤などの赤茶色と花椒の黒が麻婆豆腐のイメージの通例なのに、それを「白」とは面白そう。
是非今度、と気に留めていたものの、以降前を通るメニューに、その一行がない。
どうやら定番ではなく、週替わりメニューだったようです。
ゆったりシックなフロアは、畏まらずでもちょっと背筋がしゃんとするような品がある。
右手半円のコーナーは、さまざまな表情の硝子を填め込んだパネルをRに沿ってずらしながら配して、スクリーンにしています。
それではと選んだのが、「シャキシャキ蓮根と自家製釜焼きチャーシューのチャーハン」。
大皿にこんもり盛られたチャーハンの山。
![shikonzu01.jpg](https://ishouari.com/0901/shikonzu01.jpg)
目を寄せてみると、薄切りの蓮根がたっぷり。
![shikonzu02.jpg](https://ishouari.com/0901/shikonzu02.jpg)
香ばしくした松の実らしき種子もまたいいアクセントで、釜焼きと謳うチャーシューも薫り高い。
タイトルにあるように、シャキシャキとした蓮根の歯触りが軽快だ。
酸味で和えたもやしの合いの手もリズムを生んでくれる。
ひとランク上のチャーハン、そんな風格が漂います。
![shikonzu03.jpg](https://ishouari.com/0901/shikonzu03-thumb-161x120.jpg)
![shikonzu04.jpg](https://ishouari.com/0901/shikonzu04-thumb-161x120.jpg)
![shikonzu05.jpg](https://ishouari.com/0901/shikonzu05-thumb-161x120.jpg)
別のお昼には、「サンラー麺」と迷っての「タンタン麺」。
![shikonzu06.jpg](https://ishouari.com/0901/shikonzu06.jpg)
擂り立てのような胡麻ペーストをたっぷり使いながら、さらさらとした按配のいいスープ。
辛味にも角がなくてナチュラルな風情。
そこへ、下地のスープがじわじわと魅力を伝えてくるンだ。
![shikonzu07.jpg](https://ishouari.com/0901/shikonzu07.jpg)
もしや自家製?のシャキッとしてムニッとした弾力をも備えた麺も悪くない。
チャーハン同様、風格を思わす仕立てがニクい。
![shikonzu08.jpg](https://ishouari.com/0901/shikonzu08-thumb-66x49.jpg)
店頭のパネルで「無化調」中国料理を宣言する「紫紺杜」。
![shikonzu09.jpg](https://ishouari.com/0901/shikonzu09.jpg)
あ、そうか、チャーハンもタンタン麺も無化調にしてあの満足かと振り返る。
「紫紺」の「杜」と書いて、「シコンズ」と読むのだそうです。
「紫紺杜」 目黒区柿の木坂1-31-9 パーシモンヒルズ1F
[Map] 03-5731-5791
column/02741 @1,400-
まさぴ。さま。
あけまして、おめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします!
本当に美味しそうな中華ですね。冬の寒さを乗り切るにはスープが欠かせませんね。
ごま風味と唐辛子、体にしみわたって行きそうです☆
Re;laraさま
おめでとうございます。
今年もよろしくお願いしますー♪
化調真っ向否定派ではないのですけど、こうしてみると化調なくても充分おいしいし、味に濁りがない感じがしてきます。身体に沁みるのは、そういう方がいいっすね、やっぱし。