![kureya.jpg](https://ishouari.com/080319/kureya.jpg)
ちょうど燕三条系背脂ラーメン「潤」向かいの角地。
ホント、奥行きのない敷地に張り付くようにしている板壁の建物が、麺匠「呉屋」です。
風にはためく暖簾を分け入る。
”く”の字に折れたカウンターをちょっと無理して押し込んだ様子でもありますが、窮屈感はありません。
コンパクトな券売機で「つけそば」チケットをゲット。
簾越しに厨房での所作を眺めつつ、出来上がりを待ちましょう。
![kureya01.jpg](https://ishouari.com/080319/kureya01-thumb-66x49.jpg)
「呉屋」つけ麺の麺は、平打ち系。
麺だけのその食感に挑みたくなるよな、しっかり歯応え。
![kureya02.jpg](https://ishouari.com/080319/kureya02.jpg)
どうやら開花楼の麺らしい。
その剛腕ぶりに負けじと、添えたつけ汁も動物系魚介系エキスが縦横に活躍するフルボディだ。
ただ、麺とスープがつくる味わいの造形は、精緻に整いエッジの利いたもの。
少し戸惑うほど、隙がない。
![kureya03.jpg](https://ishouari.com/080319/kureya03-thumb-245x183.jpg)
![kureya04.jpg](https://ishouari.com/080319/kureya04-thumb-245x183.jpg)
どこかダラシナイ、ジャンクな魅力のエッセンスも欲しいといったら贅沢かな(笑)。
比良利助大王もみじの生み立て直送の玉子を使っているという「味付玉子」も何気に炙ったチャーシューも完成度が高い。ふむふむふむ。
後日、夜限定の「汐そば」をいただいてみました。“汐”からの連想は「岩のり増」を呼びます。
![kureya05.jpg](https://ishouari.com/080319/kureya05.jpg)
白濁、というよりは乳化しまくりのスープがエポック。
![kureya06.jpg](https://ishouari.com/080319/kureya06-thumb-245x183.jpg)
![kureya07.jpg](https://ishouari.com/080319/kureya07-thumb-245x183.jpg)
塩梅のいいスープのとろみが、あれこれ悩んで合わせたような、ちょい細めの麺にたっぷり絡んで一緒に啜れる感じがいい。「岩のり」はナイスチョイスだったな(笑)。
振り返れば、不思議に表情のある、麺匠「呉屋」の佇まい。
![kureya09.jpg](https://ishouari.com/080319/kureya09.jpg)
![kureya08.jpg](https://ishouari.com/080319/kureya08-thumb-66x49.jpg)
壁に並べた大きな品札には、「汐そば」に並んで「潮そば」もある。
そうすっと、シオはシオでも、昼限定「潮そば」もどんななんだか気になっちゃうよね。
口関連記事:
一麺入魂 「らーめん潤」蒲田店 でノン鬼脂岩のりらーめん(06年12月)
「呉屋」 大田区蒲田5-21-11 03-3727-8282
column/02548
お店が供する馳走に籠めた創意工夫、店の名の由来やそのデザインを「意匠」と捉えて探訪を続けています。
いや、いつ読んでも美味しそうなブログばかりで。笑
この麺屋、地元なのでたまに行きます。
相変わらずフットワークが軽く、素晴らしいデス。
今後も楽しみにしております!
Re;すいーとどめいぬ。さま
いやはや、恐れ入りますありがとうございます。
気侭な出没で節操がありませんが、お付き合いください。よろしくお願いします。
しおらしく
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