とんかつ「まるや」で 限定厚切りロースかつ官能に訴える

maruya.jpg東銀座のいつもの観賞魚ショップでハゼ2匹をご購入。 ふと、たまには新橋まで歩いてみるかと、 その足を新橋・汐留方面に向けてみました。 地下駐車場入口の脇に立つ「帝里加」の看板を素通りして、 歩道橋を渡り、辿り着いたのは新橋駅前ビルの1号館前。 どこぞで晩飯でもと、ふら~っと1階フロアを徘徊して、 その先はもう外だよ、ぐらいの風除室の手前に、 「まるや」の看板を目に留めました。
あ、「まるや」ってここにあったんだ。 「豚花楽林」と謳う額を横目に早速、突入です。maruya01.jpg 壁に貼られた「昼のおしながき」には、「ロースかつ定食」「海老かつ定食」「ヒレかつ定食」の3本柱が並んでいます。かつの定食が700円からとはお値打ちだよね。 その一方で、目の前のメニューには、「ミックスかつ定食」とか「ヒレかつ1.5倍定食」「ロースかつ御膳」など、夜のみメニューと思しきタイトルも並んでいます。 そしてまたまた”限定”の文字に踊るようにお願いしたのが、「限定 厚切りロースかつ定食」です。 ぼんやりと揚がりを待つ無垢の時間。 壁に掛けられた「人生カツを喰て勝つ!」なんて額の文字を眺めたり、 厨房でネクタイを絞めている姿ってのはシャンとして凛として見えるものだなぁと思ったり。 「はい!お待ちどうさまです~」。 カウンター越しにお皿がやってきました。 一片二片をひっくり返して眺める光景は、なかなかどうして麗しい。maruya02.jpgしっかと厚切りで、中央をピンクにしたお肉のアルデンテ。 例によって、まずはなんにもつけずに徐らパクリと口へ運ぶ。 ヒロキエさんも、まずはそうしてみて!とおススメしているものね。 嗚呼、その身と一心同体となった衣の歯触りや軽し。 すすっと歯の先が入って、ちょっと官能に訴えるように押し返してはあっけなく噛み切れる。maruya03.jpg卓上の塩をちょんとすれば、花開く脂の甘さ。楽しからずや。 この値段(1,200円)にしてこの食べ口とは恐れ入ります。もっとも一番CPを享受できるのは、デフォルト「ロースかつ」だったりするのかも。 ロータリー側のバス停あたりから振り返れば、ここにも「まるや」の顔がある。maruya04.jpgバスを待ちながらふと振り向いて、思わず暖簾を潜っちゃったヒト、少なくないと思います(笑)。 それにもしても、とんかつ屋さんにはどうして、“丸”もしくは“まる”が店名につくお店が多いのだろう。
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「まるや」 港区新橋2-20-15新橋駅前ビル1号館1F
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