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ただいま鋭意、旧サイトより記事移築中です。
2005年03月まで遡って移築が済みました。
でもまだまだ3合目くらい。頑張れ自分(汗)。


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口イタリアン・バール「BARDIGO」で ネグローニとカキスパゲッティ

bardigo.jpg野菜とキノコを活かしたお皿たちを堪能した「クーリ」を後にして、新富町の裏通り。
ずっと気になっている「トニーの店」の前に立つも、中からカラオケをがなるオッチャンの声が漏れてきて、渋いバーであったらいいのに、という期待はどうやら当ての違うものだったらしい。
少々残念な心持ちと、それでも一度訪ねちゃおうかなという野望(笑)を抱えたまま、首都高・京橋ランプの方へ向かって歩く。
目的地は、その京橋ランプ入口のすぐ脇にあるバール、「BARDIGO」だ。


店入口の両脇に置かれたテーブルにも先客さんがあって、空席があるか心配になるも、
ちょうど空いたテーブルがあって、すんなりとそこへ潜り込む。
週末のちょい深い時間帯の店内は、バールらしい賑やかさに包まれています。


カジュアルなカクテルが気分かなぁとメニューを漁って、指差したのが「ネグローニ」。
ジンベースで、カンパリとベルモットによる鮮やかな夕焼けのような色相のグラスだ。bardigo01.jpgフィレンツェの老舗リストランテ「カソーニ」が、常連客の伯爵ネグローニのために食前酒としてつくり、伯爵の名を冠するのを許可されたものらしい。
イタリアン・バールに似合いのカクテルのひとつ、ってことになるね。


そんなグラスになにかお供をとメニューを辿って目に留ったのが「カキと水菜のスパゲッティ」。
お腹は十分に満たされていても、「カキタベニスト」精神がひょっこり顔を出すのです(笑)。
Sサイズでお願いできるのが嬉しいぞ。bardigo02.jpg想定通りのお皿全体に小振りの牡蠣の風味がちゃんと廻ってる。
気仙沼の「生牡蠣」や「牡蠣のラルド巻きフリット」の用意もあるんだね。


どこからともなく夜な夜な仲間が集まってカジュアルに愉しんでいる、
そんなイメージのイタリアン・バール「BARDIGO」。bardigo03.jpg70年代のBGMが醸す懐かしさがオッチャンたちにも居心地のいい空間にしています。


口関連記事:Restaurant「Coulis」で 彩り野菜の活力長野収穫のキノコたち(09年10月)
口オイスターパラダイスブログ:「カキタベ! ~牡蠣を食べよう!~」


「BARDIGO」 中央区新富1-4-3 レプレビル1F [Map] 03-3551-5535

column/02893

口手打ちつけうどん「めんこや」で 肉汁うどんは武蔵野うどん派生形

menkoya.jpg幡ヶ谷にも武蔵野うどん系統と思われる手打ちうどん店があるという。
新線の階段を上がり甲州街道に佇んで、
首都高の高架を見上げる。
その足元に「カンパイ生ビール30円」とする看板menkoya01.jpgが立て掛けてある。
そのまま右手を振り向いて目を凝らすと、
その先の路上に「手打ちうどん」と書かれた木目の看板が見つかりました。
手打ちつけうどんの店「めんこや」は、云わば、幡ヶ谷の駅上にあるんだ。

menkoya02.jpg
円に"め"と書かれた硝子戸に手を掛けると、その右手で麺を打つ姿が目に留まる。
麺打ち場が通りに面して硝子張りになっているお店は少なくないけど、打ってる様子が覗ければ、ほうほうとか云いながら、そのお店に吸い寄せられてしまうこともあるよね(笑)。


menkoya03.jpgおひとりさまは、左手のカウンターへ。
つけ汁に茹で玉子を浮かべた「ぶったまうどん」とか、桜エビ・小エビの天ぷら載せの「エビ汁うどん」、ピリ辛肉味噌を和える「ピリ味噌うどん」「辛肉うどん」などなど、ラインナップはあれこれ。


でもやっぱり、注文むのは「肉汁うどん」大盛りであります。
「桜エビのあげ玉」を追加することもできるけど、それも我慢のデフォルトでいただきたい。


30円のカンパイビールを一気に呑んで待つひと時。
つけ汁に続いて、うどんの器がやってきました。menkoya04.jpg
つけ汁に葱と一緒に浮かんでいるのは、武蔵野うどんお約束の薄切りバラ肉ではなくて、東坡肉のスライスという風情。
10時間煮込んだトロトロ肉、という謳い文句は、まさに煮豚であることを示しているね。
オリジナリティ含みで仕立てたい気持ちは判らなくはないものの、できれば薄切りバラ肉仕様であって欲しい。
ま、そんなこと思うのは極々少数派なのかもしれないけどね。


茹でたてシメたてと思しきうどんは、艶々として美しい純白。menkoya05.jpg太さや捩れからくる躍動感はなかなかも、見た目の表情からは地粉っぽさが窺えません。


つけ汁にトプと浸して一気に啜る。menkoya06.jpgつるつると滑らかに口元を過ぎた後、噛めばムチムチっとした弾力と歯切れ。
讃岐のコシとはまた違う個性ではあるものの、これは武蔵野うどんのキャラともまた違う。
ま、それはそれとして、適度につけ汁を絡ませながら、しなやかに逞しい量感を伝えてくれるあたりがなかなかニクイ。

たまたま運びこまれた粉袋は、日清製粉の「金すずらん」。
その「金すずらん」だけではなくて、他の粉もブレンドしているのかな。


武蔵野うどんから派生して独自世界に及んだ、手打ちつけうどんの店「めんこや」。menkoya07.jpg川越にあるという、元祖武蔵野うどん「めんこや 本店」との関係や如何に。


「めんこや」 渋谷区幡ヶ谷1-2-7 松井ビル1F [Map] 03-3320-4455  http://accele.cool.ne.jp/menkoya/

column/02892 @920-

口ラウンジ「Peter」で 包む夜景沁みる歌声と響&ペリエの心地よさ

peter.jpg日比谷パークビルが鋼板で囲まれ、解体が始まったのはいつのことだったかな。
それはもう、おそらく5、6年前のこと(2003年)。
「アメリカン・ファーマシー」など、駐留米軍が及ぼした匂いの残滓があちこちにあって、独特の雰囲気があったことを覚えています。
その場所が「ザ・ペニンシュラ東京」に生まれ変わったのが、2007年9月のこと。
以来、見上げることはあっても、ホテルの中にアプローチする機会もなく過ごしていました。


日比谷パークビルに同じく解体されてしまった三信ビルの跡地では「大つけ麺博」やってるンだよね、などと話しながら皇居側のメインエントランスへ。peter01.jpg柔らかなローズピンクに照らしたホテルの威容を見上げつつ、エントランスのレストラン「ザ・ロビー」を通じてエレベータに乗り込みました。


降り立ったのは、最上階のラウンジ「Peter」。
ピンク、パープル、ブルーのグラデーションの光が包むpassageが迎えてくれます。peter02.jpg


ステージを囲むようにゆったりと配されたテーブルたち。
そしてそのラウンジ全体を、全面硝子越しの夜景が、包むように迫るように。
黄昏時の眺望なんか特にきっと、素晴らしいンだろうなぁ。


今宵の「Peter」は、
Suntory「響12年」とのコラボ・ナイト「TOKYO NIGHT CLUB at Peter」。peter03.jpg暗がりに浮かび上がるように飾られた「響12年」は、30年、21年、17年に並んで、この9月に発売された新しいラインナップだ。

peter04.jpg

ここ「Peter」でのリコメンドが「響&ペリエ」。
円やかな甘い風味を基調としている「響」と、爽やかなミネラルの風味の「Perrier」の出会い。
そのスムースで甘美な呑み口に、思わず一気飲みしてしましいそうになる(笑)。


二杯めのグラスをいただいたところで、
スタンダードな歌声がラウンジに沁みるように響いてきた。peter05.jpg朗らかで安定感のあるその歌声と「響&ペリエ」のゆるゆるとした酔い気分が相乗して、
心地いい。


peter07.jpg
「響」を練り込んでいるというショコラを読点にして、おずおずと三杯目(笑)。peter06.jpg「響」の持つ一種の甘さは単調なものではなくて、幾つものニュアンスの違う香気がサテンが折り重なる様に通り過ぎてゆく。
その襞の間を「ペリエ」の泡の煌めきがそよいでいくような、
そんなグラスが「響&ペリエ」なんだ。


peter10.gif「TOKYO NIGHT CLUB at Peter」
ちょうど日付の進む頃、大人なラウンジのざわめきとパノラマな夜景が包む世界を後にします。



その帰り際にいただいたお土産の箱を開けば、
「響12年」のミニチュアボトルと「ペリエ」のボトル。peter08.jpgいつものグラスで一杯つくってみたけれど、フルートグラスの方がお似合いだったかな(笑)。


「Peter」 千代田区有楽町1-8-1 ザ・ペニンシュラ東京24F [MAP] 03-6270-2763 http://www.peninsula.com/Tokyo/Peter/

column/02891

口京寿司「祇園いづ重」で鯖姿寿司と鱧そぼろの箱寿司鯖の肝旨煮

idujyu.jpg八坂神社西楼門の目の前という立地ゆえ、どうもあからさまな観光スポットのひとつのように思えて、気になりつつもお邪魔することのなかった「祇園 いづ重」。
向かって左手の硝子越しでは、「鯖姿寿司」を筆頭に「箱寿司」「巻寿司」「小鯛笹巻」「海藻巻」「サンマ巻」「粟麩巻」といった京寿司がディスプレイされて、覗き込むひと達を誘っています。
ふと、ちょっと呑んでお腹を満たすのちょうどいい機会かと思い付いて、茜色の暖簾を払う。
奥でいただけるんですよね、と訊くと、ハイでもただいま満席ですのでお待ちください、と火鉢の脇の長椅子へと掌で促してくれました。


「く」の字を描くように奥へ進む、その両側は格子の壁。idujyu01.jpg能の謡か科白かを貼り込んでいて、
古色を含む雅な空間になっていて不思議に落ち着きます。


idujyu02.jpg店頭の品書きも念頭に、テーブルで睨むお品書き。
兎に角「鯖寿司」は外せないのだけど、一本はもとより半本でも「鯖姿寿司」だけだと飽きちゃうかもですよ、と小声でアドバイスしてくれる姐さん。
ですよね~と応えて、となれば、京寿司の組み合わせモノが相応しいのでしょう。
では、組み合わせ「鯖とぐぢ」では訊くと、「ぐぢ」が売り切れ(泣)。
気を取り直して、お願いしたのが「鯖と箱」であります。


ちょこっとお酒をいただいて、そのお供にとなにかと改めて品書きを眺めつつ、
何気なくちら見した柱の貼紙に「鯖の肝旨煮あります」の文字。
ほー、きっとそれは、いいんでないの(笑)。
姐さんは、はいよってな調子で注文を受けてくれ、さっと届けてくれた鯖の肝。idujyu03.jpgその姿のままでありながら、パテにした鶏レバーに似た柔らかなコクを思う食感と味わい。
こりゃ、まさにお酒がすすんで困る、って奴だね。


そしてタイミング良くやってきた、「鯖と箱」。idujyu04.jpg「箱寿司」は、つまりは押し寿司で、小鯛、とり貝、えび焼身、厚焼き玉子、椎茸の押し寿司を碁盤の目にパッチワークしたかのように艶やかに箱に収めたものが「上箱寿司」のスタイルらしい。


組み合わせの「箱」は「並箱寿司」で、この時季は活き鱧で拵えるもの。idujyu05.jpg鱧のそぼろがほの甘く香ばしい。
酢飯とよく馴染んで、シンプルな姿に一種の手練を思わせます。


その背後に控えるは、対馬産鯖による「いづ重」名代「鯖姿寿司」の三片。idujyu06.jpg「昆布はとってから召し上がってください」ということで、やや粘りをみせる昆布をその周りから剥がすと、鯖らしい銀の縞模様が姿を現す。idujyu07.jpg切れ味潔い断面を愛でながら喰らいつくと、うん、旨い(笑)。
鯖らしい風味が丸く柔らかく凝縮していて、角なくこなれた酢飯との一体感もいい。
半本くらいお土産に買って帰ろうかしらん。


「いなり」も気になる、祇園石段下京寿司「祇園 いづ重」。idujyu08.jpg初代が奉公先の「いづう」から暖簾分けを許され、明治の末に創業したという老舗。
その「いづう」との食べ比べもしてみたいな。


「祇園 いづ重」 京都市東山区祇園町北側292-1 [Map] 075-561-0019

column/02890 @2,600-

口Restaurant「DA Noi」で 名物スープと猪のワイン煮込みパスタ

danoitakanawa.jpgかかりつけの高輪の病院で診察を済ませた後、
てろてろと品川駅方向へと坂を下る。
台風の余波か、冷たい雨に強い風が混じってる。
どこかで昼ご飯したいなぁと思案しながら立ち止まった信号が、東武ホテル前。
あ、そうだ、ここに「ダノイ」があるんだったと急に思い出して、今日は営業してるかな、と振り向くと、三色旗が揺れているのが見つかります。
小熊のマスコットが迎えてくれました。


「ダノイ」のお昼は、パスタランチA、きまぐれランチB、シェフおかませランチC、
そしてステーキランチDと4つのグレードのコースランチがある。
あとは、数量限定の日替わりランチかいっそアラカルトか。


ここは素直に、Aランチ。
前菜から「ダノイ名物 豆と野菜を煮込んだスープ」、パスタに「スパゲティー二 猪の赤ワイン煮込み」を選びました。


気取らず、カジュアルにはなり過ぎず、のフロア。danoitakanawa01.jpgソファーの落ち着いた朱色やテーブルクロスのピンクもきっと、入口廻りのブランディングパネルの赤をモチーフにしているのだろうね。


スープ皿が届きました。danoitakanawa02.jpgdanoitakanawa03.jpg前菜と云えども、名物というからには、それなりの自信作なのだろうなんて気負いをやんわりと押し返す、優しいお味。
ひと口目は、ひと味足りないかもなぁと思うも、ふた口み口するうちに、あ、これでいいんだと妙に納得の豆と野菜のコク味がやってくる。
粉チーズをパラパラすれば、また違うひと口が愉しめるね。


賽の目肉を載せたパスタは、なるほど赤ワイン煮込みをソースにして和えた仕立て。danoitakanawa04.jpgdanoitakanawa05.jpgこの肉がイノシシかどうかと訊かれると確かにそうだと応える自信はないけれど、まぁそうなのでしょう(笑)。
あれ?醤油も使ってる?的な独特な風味はどこからくるのかなぁ。
もしかして昨晩のメイン料理の残りをパスタにアレンジしてたりして。
などと考えているうちにぺろんと啜ってしまいました。


danoitakanawa06.jpg
デザートのタルトを食べながらふと思いつく。
そういや、遠い昔、キャベツのスパゲティが話題になっていたんじゃなかったっけと改めてメニューを眺めると、「スパゲッティーニ カーヴォロ」というのが、キャベツとアンチョビのパスタ。
そうだ、西麻布の本店でいただいたンだったとやっと思い出す(笑)。
もう、随分昔のことだもんなぁ。


「ようこそ我が家へ」。
ホテル附設のレストランであってもどこかアットホームな雰囲気をもつ「DA Noi」。danoitakanawa07.jpg西麻布の店1階の「パネッテリア」や栄「ラシック」にも出店していることもあってか、
最近はもう、Altri(その他の)とは呼ばなくなっているようです。


「DA Noi」高輪 港区高輪4-7-6 高輪東武ホテル1F [Map] 03-3440-4424 http://www.danoi.jp/

column/02889 @1,890-

口洋食「レストラン大宮」で奇跡の牡蠣安芸の一粒で馳走カキフライ

omiya.jpg初めて訪れた時は印象の良くなかった、
浅草寺脇の「レストラン大宮」。
カウンターの正面にする大宮シェフが何故だか大層ご機嫌が悪く、強面なシェフの顔が怒気に満ちていた。
そのピリピリとした雰囲気が愉しく美味しくいただこうとしているカウンターのこちら側にも伝わってきて、とっても遣る瀬なかったことを今でも思い出す。
丸ビルの店でにこやかに応対するシェフをみて、なんだか妙な安心をしたこともまた思い出せる。
その「レストラン大宮」へ、これは絶対行かなくちゃ!と思ったのは、とあるTV番組を観たからなんだ。


その番組は、テレ朝の「地球号食堂~エコめし宣言」
地球にも、身近な環境にも、人にも優しくなれるオリジナルメニューを目指して、安心・安全な食材の生産者を訪ね、その厳選食材を趣旨に賛同したレストランに委ねる。
そんな番組第4号の食材が、牡蠣どころ広島の「安芸の一粒」だったのだ。


牡蠣ひと筋35年という島田水産のオッチャンがつくる牡蠣は、同じ広島圏の牡蠣ともはっきりとした違いをみせているという。
海の男らしい厳つい風貌に似合わず、顕微鏡を覗き込んでは、いいDNAの牡蠣を掛け合わせてサラブレッドな牡蠣の稚貝を生み出す。
その親牡蠣となっているのは、厳島神社の大鳥居周辺の干潟の岩に付着している牡蠣たち。
そして、その干潟での養殖が「安芸の一粒」の魅力を格段に増しているのだと。
浅瀬ゆえ水温の変動が大きく、温度が下がればぐんと引き締まる牡蠣。
干満の差も影響して、水面から出て陽に晒される状態に耐えようと引き締まる牡蠣。
そして、干潟に住むさまざまな生物たちが穴を掘ったりして耕すようにして環境を活性化、豊富なプランクトンを生んで養分を蓄える牡蠣。
そんな干潟が残っているのは、世界遺産・厳島神社あればこそ。
云わば、世界遺産が守る干潟が生む、奇跡の牡蠣、という訳なんだ。


ほうほうと思いながら、その「安芸の一粒」を使ったオリジナルメニューをどの店に任せるのだろうと観ていたら、それがあの「レストラン大宮」。
大宮シェフ自らでなく、若きシェフに挑ませた「安芸の一粒」を使ったオリジナル料理は、
「カキフライ」。
そのカキフライを試食した大宮シェフは、口髭をひくっとさせて「いいんじゃな~い」と。


期間限定(10/27~11/01)、一日10食という限定モードにも引っ張られて、ラーメン屋ならぬ洋食屋に開店前のシャッター状態(笑)。
定時ちょっと前に、カウンターの人となりました。


omiya01.jpg
卓上に「地球号食堂」からのメニューを紹介するプレートがあって、「コレください」。
通常メニューでいうところの、一番下段「Omiyaお勧めのフライ」が「安芸の一粒 カキフライ」だということになる。


油の沸くような弾けるような音がカウンターの中から聞こえてくる。
カキフライを調理しているのは、番組でも紹介された若きシェフなんだろな。
「お待たせしました」と「カキフライ」のお皿がやってきました。omiya02.jpg


定番的5つのフライにたっぷりのタルタルが添えられています。omiya03.jpg


パン粉パン粉した衣とは違って、細かな粒子で包んで揚げ焼きしたような表情をしている。国産小麦粉で自家製したフランスパンを細かくおろし、そこへパルメザンチーズと刻んだバジルを混ぜ込んだものを衣にしているんだ。
どれどれとそっと齧ると、その衣がカリっとしながら、チーズとバジルの風味を一瞬過らせる。


と、その直後に中の牡蠣の身が堰を切ったように弾け、押し寄せる。omiya05.jpgドワッ!と広がる鮮烈な旨みの海。
うひゃひゃひゃ、こりゃ堪らん。
これが「安芸の一粒」かぁと、その地力を垣間見ちゃった感じだ。


そして、たっぷしのタルタルもなかなかに絶妙。omiya06.jpgニンニクと鷹の爪を一緒におろし、卵黄とオリーブオイルでマヨネーズを作り、そこへ刻んだ茹で玉子、トマト、玉葱、バジルを混ぜ合わせたもの。
ちょっとした辛み風味とちょっとしたトマトの酸味がタルタルのコク味にいい輪郭を添えていて、揚げ焼きカキフライによ~くマッチしているんだ。
うんうん、ご馳走さまです。


泰然自若が新進気鋭を琢磨する、老舗洋食「レストラン大宮」。omiya07.jpg「安芸の一粒」を育んでくれた厳島神社大鳥居を望む干潟と島田水産のオッチャンとオリジナルフライを考案してくれた若きシェフとそのシェフを育てた大宮シェフに感謝を思う、浅草のお昼どきでありました。
「安芸の一粒」は、在京のいくつかのレストランでも食べられるようなので、
そちらにも行かなくちゃ(笑)。


口オイスターパラダイスブログ:「カキタベ! ~牡蠣を食べよう!~」


「レストラン大宮」 台東区浅草2-1-3 [Map] 03-3844-0038 http://0038.info/

column/02888 @2,450-

口北海道居酒屋「釧路食堂」で ザンギ鮭とば厚岸牡蠣クジラルイベ

kushiroshokudo.jpg武蔵小山のアーケードといえば、750mとも800mとも云われるその距離を誇る「パルム」が世間に知られるところ。
そのアーケードは武蔵小山の駅前で矛先を変えるように左に転じて、平行して南北に走る26号線通りの向こうにL字に廻り込んでいる。
行き交うひとの数や賑やかさは比べるまでもないけれど、そこにもぽつぽつと飲食店が散在しているンだ。
今宵は、そんなアーケードの傘の下で気になっていた一軒、「釧路食堂」にお邪魔です。

入口を入ったところがちょうど厨房を横からみる感じになって、左手にカウンターがある。
ほとんど満席の様子を横目にしながら、空席あるやを目線で訊くと、カウンターの中程へと誘われました。


手元にメニューがあるものの、壁に貼られた品書きもまた目を引いてくる。
その中でもまず、「厚岸産」という一文に抗えず、ご注文(笑)。kushiroshokudo01.jpgちょっぴり檸檬を絞り垂らし、殻に口を寄せ一気に啜る。
たっぷしのミネラルとミルキーな旨みの向こうに、澄んで冷涼な海のイメージが通り過ぎます。


そして、この店のオススメその壱が、若鶏の唐揚げ「ザンギ」。kushiroshokudo02.jpg骨なしもあるけど、やっぱり骨があるままスタイルでいただきたい。


若鶏の周囲をびっしりと粉で被い、それをじっくりじっくりと揚げた、そんな風情。
「味ついてますんで、そのままどうぞ、お好みでこのソースを」。kushiroshokudo03.jpgフーフーしつつも喰らいつけば、しっかりした身肉から澄んだ脂が滲み出る。
香ばしく、乾いた衣との対比がクセになりそう。
うんうん、素朴に旨い。


焼酎を舐めるように啜っているところへ、お願いしていた「鮭とば」のお皿が届く。kushiroshokudo04.jpg炙った皮目のほの苦みと潮風に鍛え凝縮した鮭の身の旨みが、いい。
酒呑みの風雅はこんなところにあるのだよなぁと判った風を脳裏で呟いて、またひと舐め(笑)。


kushiroshokudo05.jpg
北の彼の地を想起させる、「キタキツネ焼」ってなぁにと訊けば、
それはやっぱり油揚げ。
酒肴として優しく、洒落として正しい、そんな感じ。


壁の貼り紙に「釧路直送」とあるのが「クジラのルイベ」。kushiroshokudo06.jpg舌の上にのっけると、シャリシャリとした細かな氷の粒が迎え、その向こうに鯨の風味が待っている。
ちょっと溶かすように口の中で転がすと、柔らかなタンの食感にも似た印象で解けていくンだ。


kushiroshokudo07.jpg
ドリンクメニューでこのお店らしい一節をみつけたので、挑んでみる。
その名を「釧路の夜サワー」。
檸檬スライスを浮かべた褐色をひと口して判るのは、あ、ウィルキンソン割りなんだね、ってこと。
少々のシロップなんかで調味しているらしい。
これが何故に「釧路の夜」であるのかは、敢えて訊かないでおきましょう(笑)。


〆に普通にご飯を食べちゃおうとお願いしたのが、「ギンポー味噌焼き」。
「ギンポ」ではなくて「ギンポー」だということで、どんな魚なんだろと焼き上がりを待っていると、銀ダラっぽい見た目の肉厚白身がやってきた。
kushiroshokudo08.jpgkushiroshokudo09.jpgへーと思いながら箸を動かすと、十分脂を滲ませながらもほろほろと身離れがいい。
口にした味わいも見た目と同じく、銀ダラっぽい。
大将に「これって、銀ダラですかねぇ」と訊くと、「ん~、釧路に上がる深海魚だけど、銀ダラとは違うと思うよー」と応じてくれる。
ま、でも、それに近い仲間なんじゃないかな。


「ザンギ」をはじめ、彼の地由来の酒肴で常連客を集める店、「釧路食堂」。kushiroshokudo10.jpg今度は、「ジンギスカン」「ホッケ焼」「鮭ハラス焼き」か、もしくは「ザンギ」をおかずの晩御飯しに寄ってみようかな。
カウンターに座ると思わず呑んじゃいそうだけど(笑)。


口オイスターパラダイスブログ:「カキタベ! ~牡蠣を食べよう!~」


「釧路食堂」 品川区小山4-8-20 [Map] 03-3784-8839

column/02887 @4,300-

口手打ちうどん「皐月庵」で 鼻腔擽るスパイス透明感ツルシコうどん

satuskian.jpg大阪地下鉄千日前線から谷町九丁目を降りる。
地上へ上がると、近鉄・上本町駅のビルが交差点の向こうに見える、そんなロケーション。
千日前通りから離れて大阪城の方向へと北進すると、難波、日本橋の隣町であるというのに、あっという間にひと影が疎らになる。
妙に静かで、飲食店が盛業する雰囲気ではないなぁとやや不安になりながらさらに進む。
ここら辺りと周囲を見回すと、セットバックした建物の前に白い暖簾が揺れています。
そこが、手打ちうどんの店「皐月庵」だ。


うどん屋さんにしては、どこか静謐な印象のカウンター。
硝子越しの外に面して、麺打ち場がある。

satuskian01.jpg
手元の品書きと板壁の貼紙たちを交互に見比べて。
「皐月庵」はカレーうどんにも名があるそうので、まずはその基本形「カレーうどん」からお願いしてみたい。
細かく気を使っては、忙しなく動くオバチャンが奥の厨房に注文を通してくれ、それに応えるやや野太い声がこの店の主だ。


厨房の方から弾けたスパイスの飛沫が圧し流れてくるようにして鼻腔を擽る。
それを追い掛けるようにして、湯気を上げたドンブリがやってきました。satuskian02.jpg


揚げが横たわり、玉葱のスライスや人参の千切りがトッピング。
蓮華でスープを啜ると、とろんとした中にさっき嗅いだ香りを確かめるように直接愉しむノリになる。
satuskian03.jpgsatuskian04.jpg
妙に辛い訳ではなくて、でもフツフツとじわじわとスパイスの波が寄せてくる。
辛いヤツを所望される方は、対価をちょっと足して、辛口、激辛、超辛、極辛の注文をすればよい。


そんなカレーを纏ううどんは、透明感のあるツルシコ麺。satuskian05.jpgコシの強さを強調するでもなく、でも柔なヤツとは一緒にして欲しくない、そんな感じ。
大阪うどんの有名どころ「釜たけ」はやや剛のイメージがあるのに対して、
こちらは太さも細目で嫋やかだ。
国産100%の小麦を、海水とほぼ同じ成分をもつという麺専用塩「46億年」を使って打つと云う。
品書きに示された「こだわりと素材」には、加減よく生地を捏ね、プレスするための基準値を見極めてあり、季節に左右されずに適切な熟成を果たすため測定器で塩分濃度をチェックし、自動的に温度調節のできる「恒温庫」で温度と時間の管理をしているという。
年季で磨きをかけた腕っ節で勝負してます的にも映るお店やご主人の風貌からは少々趣を異にする(失礼)、一種科学的な研究の成果を裏付けとしたうどんなんだ。


日を改めての谷町九丁目。
この日の目的は、ありそでなさそな一品「釜玉カレーうどん」です。


釜玉うどんは、ポピュラーであるけど、そこにカレーと名が付くうどん。
オバチャンが「食べたことありましたっけ?」と訊くのは、ドンブリ出してから初めて誤解に気づくような事態は避けたいからなのでしょう。
「食べたことはないけど、知ってます~」と応えて、茹で上がりを待ちます。


やってきたのは、釜上げしたうどんの真ん中に生玉子をのっけたうどん。satuskian06.jpgsatuskian07.jpg「皐月庵」ならではの変化球なのは、そこへカレーの粉末がトッピングされていること。
オバチャン曰く、「よーく掻き混ぜてから醤油を垂らして、ね」。


仰せの通り掻き混ぜて、醤油を垂らす。
混ぜが足りないとどこか風味が足りなくて、改めて底の方から天地返しするように混ぜ込むと、途端に旨みとスパイシーを明確に発揮し始める。satuskian08.jpg軽快でエッジの利いた香りの堪能は、市販カレールーではなし得ない、そんな気がしてくる。
20種以上のスパイスをホールのままじっくり焙煎し長期熟成、オリジナルな配合をしたのもだそう。
これで作ったドライカレーが喰いたい、そんな感じ。


谷町九丁目に「皐月庵」あり。satuskian09.jpgその「皐月庵」には、もうひとつ気になる器がある。
1日の限定数、たった7玉という麺を使う「中華そば」「中華つけ麺」。
盗み見した、そのドンブリは素朴な雰囲気のものだったけど、きっとうどん打ちに培った細やかな手練がそこにも発揮されていそうな気がするんだ。


口関連記事:讃岐手打ち「釜たけうどん」で ちく玉ぶっかけ温いヤツの出色(09年05月)


「皐月庵」 大阪市中央区東平1-4-5 ライオンズマンション1F [Map] 06-6762-1468

column/02886 @700-

口Restaurant「Coulis」で 彩り野菜の活力長野収穫のキノコたち

coulis.jpg二日続けてランチしちゃった記憶も新しい、
新富町のレストラン「クーリ」。
その後もじわじわと話題になっているようで、
先を争うようにランチに訪れる女性陣でなかなかの盛況を呈しているらしい。
やっぱり夜にも行かなくちゃ!
ってことで予約を入れた秋の夜。
暗がりから見上げるキッチンからも活気の片鱗か伝わるようだ。

階段の脇が食材のプレゼンテーションの場になっていて、
今夜目に留まったのは、ドンと置かれた粉の袋。
丁寧にも「十勝産小麦強力粉 春の香り」と貼り紙がしてある。
その粉がなにに化けるのかな。


テーブルに案内されて、食前酒。coulis02.jpgルバーブを甘く煮て、スパークリングワインと合わせたカクテル。
繊維質な果肉っぽい甘さが優しいカクテルだ。


ひと品目のプレートには、北海道産のししゃものフリット。coulis03.jpg花猪口(ハナイグチ)というキノコのフリットをのせ、そのキノコの軸で作ったソースをあしらってある。
香ばしく弾ける胡桃も長野から持ち込んだもの。
数日前にスタッフ自ら長野を訪れて、キノコ狩りや直売所めぐりをしてきたそうで、今夜はそんな食材をあちこちで愉しめそうな、そんな嬉しい予感(笑)。
ああ、軽やかなサクっの中に広がる秋の滋味。


続くお皿に黒鯛のセビーチェ。coulis04.jpgセビーチェとは、中南米でいうところの魚介のマリネで、黒鯛の身が湯引きしたように白みを帯びていて、酸味に浸したさらっとした中に旨みが凝縮してる。
その下で控えるは、クリタケ、ナメタケにヌメリスギタケモドキやムラサキシメジ(?)といった、やっぱり長野からのお土産キノコあれこれだ。


然らばワインも長野産にしちゃいたい、と選んだのが「ヴィラデスト プリマベーラ シャルドネ2006」。
キリッとしながら一瞬の華やぎや樽香りのような風味が折り重なる奥行きがある。


そしてこれぞ「クーリ」のスペシャリテでないの?の魚介と15種類の野菜のサラダ。coulis05.jpg彩り鮮やかな野菜たちの廻りに、ヴィネグレットのペイント。
ランチと違うのは、スタッフがテーブルに置いたお皿の上に恭しくソースパンを構えたこと。
そこからスプーンで掬った液体をサラダに回し掛けるも、そこからは半ば蒸発するように一瞬の白煙を上げる。
-196度の液体窒素で凍らせたドレッシングで風味づけ、という趣向だ。
この夜のお魚は、鰤。
その鰤には、青森県産の青海苔とシラスを添えるという、組み合わせの妙。
例によって、その下にリゾットが隠れてるんだ。


coulis06.jpg
バジルのタネをトッピングした自家製パンを齧りつつ受け取ったお皿は、三片のチップスが浮かぶスープ。coulis07.jpgじゃが芋のスープかと思えばそうではなくて、
菊芋という北米原産のキク科植物の塊根のスープだという。
浮かんでいるのは、菊芋にピンクなじゃが芋ノーザンルビー、紫色したシャドー・ムーン。
大好きなヴィシソワーズをその繊細な風味のまま温かくしたような滑らかな滋味が伝えてきて、
いい。


coulis08.jpg
すっくと皿の上に屹立しているのは、つまりは春巻き。
万願寺唐辛子、茄子にヤリ烏賊。
赤いサルサでパリッといただくと、中華なような、メキシカンのような(笑)。coulis09.jpg添えられていたほおづきを甘く齧ります。


リースリングでもそんなに甘ったるくない仕上がりという「LEON MANBACH 2007」にボトルを換えたところで、意外や自家製ピザ。coulis10.jpg茄子やパプリカ、キノコのピザに蒲公英の葉が横たわる。


おお、なんだろうと身を乗り出したのが、透明なお皿。coulis11.jpg北海道からやってきた白子を揚げ焼きのようにしていて、そこにマコモダケのボイルを帽子のように載せている。
零れないようにそっと歯を立てると、期待通りの濃度で解ける白子の愛おしさよ(笑)。


そして、お魚メインが長崎産の白アマダイのポアレ。coulis12.jpg鱗を欹てるようにカリサクに揚げていて、その食感と白い身のほっこりした甘さの重なりがいい。
coulis13.jpgcoulis14.jpg
と、その下のソースから小振りな牡蠣の身が現れた。
牡蠣のリゾットが隠れていたとは~。
お皿の底にリゾットを潜ませるのは、折笠シェフの定番アイデアなのかもね。


方や、ショッキングピンクの断面が誘うは、信州和牛のランプのグリル。coulis15.jpg脂の甘さでなく深~い滋味を集めた赤身が柔らかにいただける。
「クーリ」らしく、周囲を固めるは、赤からし菜に野生クレソン、万願寺、などなど。
和牛のスジのジュを含んだキノコのソースが風味を添える。


デザートは二層のミルフィーユ。coulis16.jpgチョコレートのブラウニー、キャラメルアイスなんかをクッキーで挟んでる。
その造形を愛でつつ、エイッと崩して動かすスプーン。
たっぷりだけど、あっという間にぺろんと舐めてしまうんだ(笑)。


折笠シェフは、
長野「ヴィラデストガーデンファームアンドワイナリー」での研鑽を経ての、新富町裏通り。
一本目にいただいた白ワインは、その「ヴィラデスト」のワインであったのだ。coulis17.jpgそして、満たされた気持ちもお腹も軽やかなのはきっと、野菜たちの活力を利かすアレンジの賜物なんだね。


のむのむさんワシ・ブロさん旦八さん、ご一緒ありがとー。


口関連記事:Restaurant「Coulis」で 15種野菜とハーブでポワレとキノコのパスタ(09年08月)


「Coulis」 中央区新富2-10-10 2F [Map] 03-6228-3288 http://www.coulis23.com/

column/02885 @10,500-

口PianoBar「Lock-up」で エメラルドのカクテルと奇跡の歌声

lockup.jpg知るひとぞ知るアーティスト、伊豆田洋之。
86年の2枚目のアルバムから聴いていて、
今も時々CDを回す。
最近では、ビートルズやジョン、ポールのカバーで奇跡の歌声を披露。
村田和人、杉真理、山本英美と集う「ピュア・ミュージック」でも伸びやかなボーカルを聴かせてくれていたっけ。
その伊豆田が、大井町のピアノ・バーで定期的にライブ出演しているんだ。

lockup01.jpg
そう知りながら、高めのチャージとできればオリジナルを聴きたいという思いが交錯して、なかなか寄り道できなかった。
すっかり陽の落ちた大井町駅前から電話を入れると、営業は19時からで、ライブは20時頃から演る感じだという。
フードメニューはあまり用意なさそうなので、大井町線の高架下辺りで腹拵えして、いざ。


「MUSIC-LOVE&PEACE」とネオンが迎える階段を上がって、店に入るも、先客はなし。lockup02.jpg迎えてくれたママともうひとりの女性曰く、常連の皆さんは、ライブの時間目指して訪れるらしい。


のんびり呑んでますよと隅のテーブルに腰を降ろして、ドリンクメニュー。
「Rock-upオリジナル・カクテル」とあるので、それをカウンターのママに伝えると、どんなのがいいですか、と云う。
あ、特定のレシピのものをそう呼んでる訳ではないのだねと合点して、じゃ、ウォッカベースで甘ったるくないショートで、とお願いしました。


やってきたグラスは、エメラルドグリーン色。lockup03.jpgひと口含んでから、どうかしらと窺うような視線を送るママに、偉そうに頷いてみたりして(笑)。
ボンベイをベースに、オレンジ・キュラソー、少しのペパーミントとバナナのリキュール。
パステルな碧色は、オレンジ・キュラソーが届けてくれている色合いだ。
注文通り、甘くなく辛過ぎず、さらっと風味を愉しめる。


雑誌を眺めながら舐めていると、妙に呑めてしまって、困る(笑)。lockup04.jpgボウモアをロックでもらったり、グレンフィディックをちょい加水でお代わりしたり。
と、そこへカーリーな銀髪の伊豆田が横を通って、ピアノに向かっていった。
1曲目は、ポールの「Anyway」。
誰がそう云ったか、奇跡の歌声と呼ぶに、ああ、やっぱり相応しい。


以前は六本木にあったというピアノ・バー「Lock-up」。lockup05.jpg伊豆ちゃんがオリジナルだけのライブを演るというなら、必ず聴きに行きたいな。


「Lock-up」 品川区大井1-11-4 小川家ビル2F [Map] 03-3772-3670 http://www.geocities.jp/lock_up_web/

column/02884 @8,000-

口中華料理「大勝軒」で 創業来空気と小器湯洲麺にんまり汁錦飯

yokoyamacho-taishouken.jpg山岸のオヤッサンが作り上げ広めた「大勝軒」という店の名は、弟子たちによる伝播でさらに一般化した感がある。
でもね、新川の「大勝軒」や室町の「大勝軒」など、南池袋系ではない「大勝軒」にも何故だか興味があるンだ。
そんな一軒が、地盤沈下が云われて久しい繊維問屋の街、馬喰横山界隈にもあるという。

歩く視線の先に望む「大勝軒」は、創業大正13年というのがなるほどと思わせる佇まい。yokoyamacho-taishouken01.jpgyokoyamacho-taishouken08.jpg建物はきっと戦後のものなのだろうけど、赤茶に塗った建具に鈍く光る壁の金文字、掠れた深い藍の暖簾。
よくみると、引き戸の中桟にも「大勝軒」と抜いてある。


店内は、翌日からそのまま日本そば屋が営業できそうな、そんな雰囲気。
手前にひと塊のテーブル席があり、奥には神棚を背にした小上がりがある。


「焼ブタソバ」と補足のある「炒焼麺(シャショウメン)」をお願いすると、不思議と不機嫌そうな表情のオバチャンが「今日はない」という。
スープや麺がないということは考えられないので、焼ブタが用意できていないってことなのだろうね。
そんな不意打ちを喰らいつつ(笑)、然らばと「湯洲麺(ヨウシメン)」をお願いしました。


築地王が「ちっちゃい...」と呟いていたと同じ小口径のどんぶりで、その五目ソバがやってきた。
ドンブリの縁には、例の雷門(渦巻きマーク)が飾っているので、間違うことなき中華のドンブリなのだろうけど、ここでもやっぱり、そのまま日本そば屋に使えそう、なんて思っちゃう。yokoyamacho-taishouken04.jpgああ、甘く、懐かしいスープでありますね。


他のお客さんが食べていて気になったチャーハンをいただこうと、再び横山問屋街。
テーブルについて一応、品書きを眺めていると、ほぼ同時に席についたご高齢カップルが、「ヤキメシにスープ」とハモった。
同じテーブルのジイチャンお三人が食べているのもどうやらそのセットらしい。
ほう、と思い「じゃ、ボクも」と体よく便乗することに。
「汁錦飯(ヨウギンハン)」がヤキメシ、「肉片湯(ヨウペントウ)」がスープだ。


ここ「大勝軒」では、ヤキメシもドンブリで供される。yokoyamacho-taishouken05.jpg汁モノのそれと比べてやや浅いドンブリに、綺麗なお椀型の輪郭をみせています。


そして、このヤキメシが、旨い。yokoyamacho-taishouken06.jpg玉子をたっぷりと纏って、玉子の風味を存分に放っているのに、食べ口はパッラパラ。
何気なくも絶妙だなぁと、感心しつつ、にんまり。


yokoyamacho-taishouken07.jpg
飲み干したスープの底にも「大勝軒」の文字。
ずっと使い込まれた器であるような、そんな気がしてきます。



お品書きの書きぶりyokoyamacho-taishouken02.jpgyokoyamacho-taishouken03.jpgからは、本場中国のどこかご出身で、還暦もとうに過ぎた痩せ型のご主人が厨房に立つ姿が思い浮かぶ。yokoyamacho-taishouken09.jpg横山町「大勝軒」は、そんな大正13年創業からの空気とともに味わうのがいい。
浅草橋にも行かなくちゃ。


口関連記事:
 中華料理「大勝軒」で レバ好き誘う卵黄のせ純レバ丼と酸辣麺(09年08月)
 中華料理「大勝軒」で レトロな佇まいとチャーチューワンタンメン(05年03月)


「大勝軒」 中央区日本橋横山町8-12 [Map] 03-3661-7068

column/02883 @850-

口中華そば「長尾」で 限定ごくにぼ夢にまでみた煮干ラーメン系譜

nagao.jpg八戸での朝は早起き。
「あさぐる」という、陸奥湊駅前の朝市を巡って腹拵えしてから、銭湯でひとっ風呂浴びるコースをタクシーで巡ってくれる格安プランを満喫。
さっぱりとしたまんま八戸駅から乗り込んだ電車は、
スーパー白鳥。
JR北海道が東北本線に乗り入れていて、青森、青函トンネルを経由して函館へと至る特急列車だ。
買い求めたのは、そう、青森までのチケットです。

祝到着!初青森市(笑)。
快晴の天気で日差しは眩しいものの、風にはどこかひんやりした表情を含んでいます。
八戸-青森間の所要は、特急を利用しても1時間。
こうして実際に移動してみると、同じ青森県であっても、八戸と青森が随分と距離があるのが分かる。
そしてその間に壁のように横たわる八甲田山系が、太平洋側の南部と日本海側の津軽という気候や方言などが異なる地域を生んでいるらしい。


実は青森には、ずっとずっと気になっているラーメン店があります。
その名を「たかはし中華そば店」。
takapuの記事にあった、濃厚に煮出した煮干し出汁の一本気なスープは是非啜ってみたいと、
何度夢にみたことか(笑)。
ところがその「たかはし」は、八戸ではなく、青森駅界隈でもなく、さらにその奥の弘前にあるのです。
八戸と青森がまったく別のエリアの街であるように、弘前もまた別の街。
結構遠い感じなんであります。


八戸にいて、そうか、あの「たかはし」の煮干しラーメンはまたいつかの機会かと残念に思っていたところへtakapuがひと言。
「たかはし」に負けず劣らずの煮干ラーメンの店が青森にありますよ、と。
おおおお、それは、行からいでか。
つまりはそのひと言で、青森まで足を延ばしてきた、ってな訳なのです。


ランチの開始時刻を目指すようにして、現地到着。
移転を繰り返して、このバイパス沿いに落ち着いたらしい。
その為か、お店の設えは枯れ色風情のものではく、明るくすっきりとした雰囲気だ。


nagao01.jpg混み合う前に入り込んだ奥のテーブルで、品書きを睨みます(笑)。
でも、オーダーすべき名前はそこになく、それは限定裏メニューであるから。
ご注文は、その「ごぐにぼ」。
中太麺、細麺と選べる中から、手打麺でお願いします。


その名の通りの極煮干感がとろみを伴うかのような表情で、どんぶりの中からこちらを窺う。nagao02.jpg妙に落ち着いたワクワクが、期待の大きさを不思議な確信に既に変えている。
早速、スープをひと啜り。


うへへへへ。
煮干風味がいきなりガツンとくるというよりは、図太くもメローな煮干のコク。
徐々に脂の幕を張ってくるけど、ベタツキなんかなく、どこかさらっとさえしているスープだ。
nagao03.jpgnagao04.jpg
うぬぬぬ、やるなぁ。
「凪新宿」や「伊藤」を知らなかったら、唸り出していたかもしれないな(笑)。
takapuが注文んだ「こく煮干」のスープを試しに比べてみると、「ごぐにぼ」が格段と煮干風味のボディが強いのが判る。
うんうん、煮干LOVE(笑)。


シコシコとポキポキとツルツルを併せ持ったような手打ち麺は、nagao05.jpg表面に微妙なスリットをもっていて、それが煮干スープを絡め取るようにして一体となる。
派手さはなくとも渾身の、そんな一杯でありますな。


特製無類、津軽煮干、中華そば「長尾」。nagao06.jpg煮干ラーメンがますますマイ・ブームになっちゃいそうです。


「長尾」バイパス店 青森市三好2-3-5 ガーラタウン[Map] 017-783-2443

column/02882 

口豚ホルモンの店「DA介」で 横丁情緒と北日本もつ鍋ぞうせん

dasuke.jpg「サバの駅」で、八戸が誇るプレミアムな銀サバの魅力を思い知ったその足で向かうは、さっきの「みろく横丁」ではなくて、また別の横丁。
鷹匠小路からたぬき小路、五番街を抜け、昭和通りから廻り込むようにして辿り着いた木製ゲート前。
数段の階段の上に横たわる古びた幕板に示すは、
「ハーモニカ横町」。
「八戸横丁連合協議会」なるWebサイトによるとこの横丁は、戦後の色濃い昭和20年代後半に誕生した横丁で、映画館の前にパチンコやスマートボール等の娯楽施設に隣接しつつ、ハーモニカのリードのように並んだ飲食横丁だったことから「ハーモニカ横町」と呼ばれたンだそう。
吉祥寺「ハモニカ横丁」の呼び名の由来もきっと同じようなことなんじゃないかな(笑)。
ややうらぶれた風情が、情緒を誘います。dasuke01.jpg闖入するは、そんな「ハーモニカ横丁」の一軒、「DA介」だ。


臙脂の暖簾を潜った先は、数席のカウンターとそのカウンターから張り出すように設えた小さなテーブルがつくる、小ぢんまりとした空間。dasuke02.jpgトタンの波板の壁、品書きに混じって写真やイラストがそここに張られ、色々な雑貨が思い思いに置かれていて、その雑然とした具合が誰かの秘密基地に包まれているような不思議な安堵感を抱かせます。
プロ裸足のイラストを描いたのも、ホッケーのパックやマスクを飾っているのも、この店の大将だ。


おー、ここにも「角ハイ」がある!ってことでお願いすると、dasuke03.jpg霜降るほどにしっかり冷やされたジョッキでやってきた。


「角ハイ」のアテにとまず選んだのが、「さば缶せんべい皿」。
「お茶の友」と浮き彫りにした「せんべい」にマルハ缶詰のさば水煮をたっぷりとのっけて。
dasuke04.jpgdasuke05.jpgdasuke06.jpg
水煮の汁っ気とぎゅぎゅっと凝縮した鯖の風味がせんべいの素朴さと妙に合う。


そしてやっぱり「せんべい汁」しなければと、「北日本もつ鍋ぞうせん」。dasuke07.jpgたっぷりの野菜やきのこたちが鉄鍋の中で沸き上がり、その陰にモツがごろごろと。


二軒目ゆえのお腹具合を気にしながら、ハフハフと食べ進み、そこへ南部せんべいを適当に割って入れた。dasuke08.jpgその上に食用菊を散らしたりなんかしてちょいと待っていると、「せんべい」がふやけてきているのが分かる。
そろそろ?と訊いてから、鍋の中の「せんべい」を掬い上げ、フーと吹いてやおら口に運ぶ。


周囲の柔さのすぐ後に、しっかりした歯触りが応えてくる。dasuke09.jpg鍋の汁を吸ってひたひたとしているのに、意外や脆くなってない。
なははは、これが「せんべいはアルデンテで食べるべし」なんだね。


八戸せんべい汁については、「八戸せんべい汁研究所」に詳しいぞ。


戦後の残り香漂う、八戸「ハーモニカ横町」の秘密基地「DA介」。dasuke10.jpg八戸の人は「だから」を「だすけ」という方言で話し、それを一種の合いの手のように使って、会話にテンポを生んでいるという。そこから「DA介」と名付けたンだそう。
そうそう、「DA介」名物のひとつ、「ホルモンがっぱり焼き」は、つきじろうさんのむのむさんも食べてますね。


口関連記事:寿司と地魚料理「サバの駅」で 八戸前沖プレミアム銀サバづくし(09年10月)


「DA介」 八戸市岩泉町11-2 ハーモニカ横丁 [Map] 0178-73-1314

column/02881

口寿司と地魚料理「サバの駅」で 八戸前沖プレミアム銀サバづくし

sabanoeki.jpg初めて降り立った青森は八戸の駅。
青森在住のtakapuに導かれるまま、
在来の八戸線に乗り換える。
観光で八戸を訪れても、なかなかこの愛称「うみねこレール」に乗ることはない、意外とレアな場面らしい。
とかなんとか云ってるうちに本八戸へ到着。
朔日町、三日町、六日町、八日町、十一日町、十六日町、廿六日町などという町名が並ぶエリアへ。
八戸のメインストリートは、この界隈なんだ。

ホテルを定めて早速、夜の町へと繰り出した。
「みろく横丁」を冷やかしつつ通り抜けて、やってきたのが「サバの駅」。
「道の駅」は全国あちこちにあるけれど、「サバの駅」はきっとここだけ(笑)。
明るく小綺麗な印象のカウンターが迎えてくれます。
以前は「みろく横丁」の一角に店を構えていて、この春に移転したのだそう。

sabanoeki01.jpg
ひとまず麦酒をいただいて、そっと出されたお通しの鯖が何気に旨い。
おおおっと引き込まれて見つめるメニューsabanoeki02.jpgsabanoeki03.jpgに、今夜はやっぱり鯖づくしにしなっくちゃと勝手に思い込む。


まずは、「船凍銀サバ刺身」。sabanoeki04.jpgピキッと立った、切り口のエッジ。
とろんと細やかな脂を含んで、たっぷりと品のいい旨味を解いて消えていく。
なはは、鯖の刺身ってこんなに旨いもんだったんだ。
足の早さからか、サバと云えば〆鯖か塩鯖か、というのが通り相場になってる節もあるけど、そんな認識を翻す。
"船凍"で"銀サバ"だから、ってことなんだろね。


「サバの駅」ではすべて、「八戸前沖北緯40度30分海域限定の鯖」を使用しているそう。
わざわざ緯度まで謳って示す八戸前沖は、日本の鯖の漁場としては最北端。
鯖は、海水温が18度になると粗脂肪分が高くなるという。
例年9月に入ると海水温が急激に低下して、その海水温が日本一脂ののった鯖を育むンだ。
そんな「八戸前沖銀サバ」を堪能できるのは、目の前といってしまってもいい沖合いで獲り、すぐ水揚げした鮮度や、漁船の上で漁獲してすぐに瞬間冷凍した鮮度あればこそ、だね。


その銀サバの冷シャブなんてのもいいなぁと思いつつ、きょろきょろして目に留まったのが、
「サバの味噌じめ」。sabanoeki05.jpg味噌がじっくりと滲みて、旨味を凝縮・活性化。
刺身とも〆モノともまた違う魅力が芬々とする。
うひゃひゃ、こりゃ、堪まらん。
これにはやっぱり、日本酒かなぁ(笑)。


そこへお願いしていた「サバの串焼き」がやってきた。sabanoeki06.jpg魚を焼鳥的な串焼きにしたものって、余所で見掛けた記憶はない。
串にしたまま冷凍して解凍して焼いて、なんだかパサパサになっちゃってたらイヤだなぁとちょっぴり思った心配もなんのその。
威風堂々の串焼きの表情をみせる。
皮目ぱりっと、その裏側あたりから不足のない脂が滲み溢れてくる。
身肉の風味も活き活きとして、いいなぁ。
なはは、と笑っちゃうほど、イケる。


こりゃやっぱ日本酒かね~と品書きを見返すと、ドリンクメニューの中に何故か「イカスミ」、なんてフレーズがある。
イカスミそのまま呑んじゃう、訳じゃなく、イカスミと八戸の名水「がんじゃの水」を使用した世界初のお酒、八戸名物、と解説してある。
そいつぁーいただかなければいけませんねとお願いして待っていると、届いたのは予想通り、真っ黒い液体の入ったグラス。sabanoeki07.jpg恐る恐る啜ると、当然ながら生臭いなんてこともなく(笑)、さらっとした中にコクのある呑み口。
残り香に確かになんとなく、イカスミの風味が過ぎる。


sabanoeki16.jpgふと天井を見上げると、なにやら異物がぶら下がっている。
あ、漁の網を引き揚げるところで活躍する機械ですねーと訊くと、そーそーと応じてくれる大将。


sabanoeki08.jpg鯖のなめろうはないみたいだけど(笑)、「サバのたたき」はある。
細かくせず、軽くタタイた仕立て。
うんうんと頷いて、黒い滴をペロリ。


そうか、「サバのつくね」っつーのもなかなかないよなぁと感心して、大将に声を掛ける。sabanoeki09.jpg素朴な味わいが基調であるところは、例えば鰯のつくねと同義だけど、サバらしい風味がふつふつとして、いいな、いいな。


つくねがあれば、天ぷらもある、ということで、それもなんと「サバ棒寿しの天ぷら」。sabanoeki10.jpg寿司を天ぷらにしちゃうのー?とちょっと怪訝に思いつつ、ハフっと咥えるとこれがあなた、不思議な旨さ。
サバの風味旨味に酢飯、酢〆の仄かな酸味が混じる。
これも、あり、だと思います。
そして、決して時間の経っちゃった棒寿司の処理のための料理じゃない、とも思うな(笑)。

sabanoeki11.jpg

そして、これも食べなきゃの噂の「サバンド」。sabanoeki12.jpgしめサバの凝縮した旨味とトマトの甘酸っぱい風味と取り合わせが意外な好相性で、
なるほどなぁの逸品。


そして「サバンド」に並ぶ新機軸、登録商標「サバーグ」なんて裏メニューもあるらしい。
他にもsabanoeki13.jpgまだまだ、八戸が誇る「八戸前沖北緯40度30分の鯖」を活かした酒肴がある。
「しめサバ」「サバの棒寿し」「サバの味噌煮」「へしこ」は勿論のこと、「サバのづけ」「サバの竜田揚げ」「サバ出しせんべい汁」「サバ大根」「サバマリネ」などなど。
おまかせ「サバ料理コース」もあるぞ。


「駅」らしく、切符の姿のサービスチケットsabanoeki14.jpgを受け取って、ご馳走さまと振り返る「サバの駅」。sabanoeki15.jpg八戸来たなら寄らない手はない、そう思う。
全国幾千万人(?)のサバ・ラバーたちには、きっと垂涎。
漁船に載せた看板が目印だ。


「サバの駅」 八戸市六日町12大松ビル1F [Map] 0178-24-3839 
http://hachinohe-sabanoeki.com/

column/02880 @3,900-

口串揚げ「アンジュ」 で 今年もカキ料理片栗に揚げた牡蠣かきそば

anjyu.jpg銀座で牡蠣料理ランチが食べれるお店はと考えてまず浮かんだのが、こちら「アンジュ」。
昨シーズンの「かきのあんかけご飯」や「カキフライ定食」の印象も古びていない。
気持ちいい陽光に向けて開けはなった窓際のカウンターに陣取りました。

ご注文は、「かきそば」。
小振りのどんぶりになみなみと注がれたスープに野菜と一緒に浮かぶ牡蠣たち。anjyu01.jpg片栗に揚げた牡蠣は、どちらかというとまだ小さめで、それでも閉じこめられたエキスがいつ弾けてくれようかようとタイミングを謀っているよう。
その牡蠣が、たっぷり野菜由来のような甘いスープによく馴染むンだ。
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麺はというと、かんすいのちゅるちゅるを思う縮れの強い細麺で、階段踊り場に積まれた木箱には浦和・玉藻製麺、とある。
店のニーズに合わせた麺の仕立てに応じる小回りの利く製麺所みたいだ。

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100円で追加したパラパラの小チャーハンを平らげれば、お腹も気持ちも満たされるっつー訳であります。


中華で串揚げな、4丁目「アンジュ」。
夜に来る機会はまだないけど、串揚げもなんだか結構イケそうな、そんな予感がいたします。



口関連記事:串揚げ「アンジュ」で 旨味零れる大粒かきかけごはんカキフライ(09年03月)
口オイスターパラダイスブログ:「カキタベ! ~牡蠣を食べよう!~」


「アンジュ」 中央区銀座4-3-4 銀座屋酒店ビル3F [Map] 03-3561-0043

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