何処でランチしよーかなぁと茅場町のすずらん通りを歩いていると、ホテルの角辺りにトリコローレを隅にあしらったA看板が目に留まる。
UNETTO?
オステリアとあるから、
イタリアンのお店なのでしょう。
どこだろうと通りを覗くと、
以前そば屋だった場所が衣替えしていて、
三色旗を風に靡かせていました。
「UNETTO」と書いて「ウネット」と読ませるらしい。
一階は、右手の窓寄りに斜めにカウンターが切ってあって、その奥が厨房。
左手に少々背の高い小さめのテーブルがある。
すぐさまバールノリの立ち呑みの店になれそうな、そんなつくりだ。
その「UNETTO」のランチはというと、
ラグーのパスタが赤白2種類と日替わりパスタ。
2階のテーブルでは、それに前菜がついて、値段が少々違うというスタイルです。
「赤と白のパスタ」ってのもちょっと面白いねと、
まずラグーパスタの「Bianco(白)」を。
メニューには、豚肉を白ワインと塩味、ハーブで煮込んだオリジナルミートソース、とある。
平打ちの麺は、トレネッテかタリアテッレか。
ちょっと乳化したソースに塩とちょこちょこと入れたペペロンチーノの辛味が利いていて、豚の脂旨みを上手に引き立てている。
ソースのからみはあまりよくなさそうにも思えた麺にも意外とよく馴染んでいます。
あ、ハーブの香りが何気に全体を包んでいるね。
日を替えての「Rosso(赤)」はといえば、
牛肉を赤ワインと野菜で煮込んだ自慢のミートソース、とある。
赤でも使っているパスタは同じ。
さらっとしながら牛肉と野菜の旨みをぎゅっと引き出した赤ワインソース。
後半は粉チーズでコクを足すとまたちょっと違う美味しさが愉しめるね。
テーブル脇の壁に掛けられた黒板には、
ワインのお供たる惣菜たちが書き出されてる。
人気ナンバーワンだという「ランプレドット」は、フィレンツェのモツ煮込み。
「キャベツのアーリオ・オーリオ」や鶏肉を使った「ミラノ風カツレツ」なんてのもある。
こいつぁ、これら気の利いたお皿と一緒にイタリアワインをがぶ呑みしに、繰り出さなければいけないね。
日本初のトリッペリア!と謳う、
茅場町のイタリア市場食堂「UNETTO(ウネット)」。
「UNETTOってどんな意味?」と訊けば、
イタリア語で100g単位、というような意味だという。
そこにどんな想いが籠められているのか、
今度は夜の部に出掛けて、訊ねてみたいな。
「UNETTO」
中央区日本橋茅場町3-4-8
[Map] 03-6206-2129
http://www.unetto.com/
column/03007