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cafe「634」で とろとろ卵の親子丼に豚角煮丼オトコもすなる
いつできたのかなぁ。
そう思いながらその前を通り過ぎること幾度もあって気になっていた一軒がココ、cafe’「634 musashi」。
いつもの怖いものなしのノリ(?)でひょいっと入ることが何故なかったのかは、如何にも女子率高そうな”カフェ~”な雰囲気がほんのちょっと敷居を上げていたことを理由のひとつとして否定しません。
でもね、「634」には、ドンブリ飯もあるんだぞ(笑)。古材を使ったような板張り床に、
ファサードに同期する白でペンキしたキッチン廻りの板張りの立ち上がり。
木の色合いと白の対比が内外装の基調になっていて、居心地は悪くない。
雑貨好きOLさんがいそいそと通ってしまいそうです(笑)。
さて、ドンブリその一が、「634風とろとろ卵の親子丼」。もしや、レディたちにはちょっと多いのでは?とも思っちゃうしっかり容量のドンブリに、とろとろ加減良さげなトッピングで登場です。
なんちゃってカフェ飯かもなぁという危惧を抱きながら匙を動かすと、おほほ、嫌みなく出汁が利いていて、それでいてあっさりした味付け。
その名の通り、とろんとした玉子のシズルに水菜のシャッキリがいいリズムを生んでいて、「玉ひで」行くならここに来る!ってなこと思っちゃうくらいの本格派(ちょっと云い過ぎ?)。
ドンブリその二が、「豚角煮丼」。こちらも意外と豪快で、大振りの角煮がどんどんと載り、半熟玉子がどーん、これまた大きめに切った筍をどどんと配置。
角煮のホロホロとした柔らかさはもとより、あっさりとしつつ旨味を引き立たせるように煮含めた辺りは、そんじょそこらの料理屋形無しの風情。
いよいよ、厨房のヒトの前歴を訊きたくなってきたぞっと(笑)。
どうやら此処を訪れるレディたちは、メインデリとサイドデリを選んで組み合わせる「お好みデリプレート」するのが専らのよう。
それもきっと悪くないけど、ちょっとコソバユイなぁというオトコたち(オジサン含む)には、例えば以上のようなドンブリ飯という選択肢があるンだ。
裏銀座の路地のカフェ「634」。頭上にたなびくバナーと無垢な白のファサードが目印です。
「634」 中央区銀座3-12-7 [Map] 03-3546-0634