column/02408
ラーメン専門店「天天有」で 煮卵入りチャーシューメン
京阪終点の出町柳で叡山電鉄に乗り換えてトコトコと一乗寺という駅まで。
ホームに降り立ったものの、切符はどうするのだろうとキョロキョロしていたら、運転手がすっ飛んできた。
そうか、ワンマンのバスみたいなものなのね。
銀座の「一乗寺」とはなにか関係があるのかなぁなどと考えつつ、住宅地を抜けて目的地近くの交差点に辿り着く。
なるほど、もう既に10数名ほどが空席待ちをしています。暗がりに浮かぶ店の名は、「天天有」。
京都で有名ラーメン店の一角を成すお店だ。
最後尾に並ぶも比較的回転は早く、すんなりとカウンター奥へ。
メニューではわざわざ別々に書いてあるけど、煮卵や温泉卵を入れても値段は変わらない。
そして、1.5玉の中盛がある一方で0.5玉のお子様盛りがあるのは、
家族連れには嬉しい対応だろうね。
「チャーシューメン」を煮卵入りでお願いします。“中華そば”にイメージする浅めのドンブリをひたひたと満たしたとろみのあるスープとチャーシュー。
引き上げた麺はストレートな細麺。
一見こってりしていそうなスープはよく見ると乳化白濁は過度でなく、鶏ガラメインの透明感があって、啜れば野菜の甘さのようなすっきりとした旨味に溢れている。
滋味、といっちゃってもいい。
謙虚に並盛りにしたのをちょと後悔。
すっかり綺麗に舐めるように(笑)完食です。
麺はおおよそ同じ系統だと考えても、スープは「新福菜館」「第一旭」や「ますたに」、ましてや「天下一品」とも違う。
そしてこの一乗寺界隈にも気になるお店がまだ数店ある。
京都のらーめん店は、まだまだ探訪し甲斐がありそうだ。
「天天有」 京都市左京区一乗寺西杉ノ宮町49 [Map] 075-711-3255