column/01476
洋食「ヤナギヤ」で 松阪牛のハンバーグ大事に包む肉の旨さ
洋食「ヤナギヤ」は、武蔵小山駅の北側、補助26号線沿いにあります。
カウンターとテーブル席を合わせて20席ほど。
洋食屋さんらしい佇まいをみせていました。
カウンターの中央に収まって、メニューを斜め読み。
やはり、と端から目当ての「松阪牛のハンバーグ」2,000円也をお願いしました。
カウンターの奥には、初老の客人がひとり。
リタイアした後、ここに足繁く通う常連さんなんでしょうか。厨房側からスーッと滑らすようにプレートが届きました。
肉厚かつ端正な形状のハンバーグにナイフを刺し込むと、切り口からジワジワと遠慮がちに肉汁が沁みてきます。ソースを絡めて口に運ぶ。
溢れんばかりの肉汁とともに楽しむというよりは、肉そのものの旨さを大事に内包している印象だ。
100時間も煮込むという評判のドミグラスソースは特段主張してはきません。
それが、肉の味をストレートに味あわせんがための処置だとすれば、なかなかに心憎いところです。
できれば、味噌汁ではなくて、ちょっぴり気の利いたスープを添えてくれると嬉しいな。
「ヤナギヤ」 目黒区目黒本町3-5-15 [Map] 03-3712-4184