column/02512
らあめん「福福」で らあめんの巡り辿り着く先を想う
少し前にお邪魔した「魚こばやし」。
その帰りがけに目に留めた提燈が何気に気になっていました。
ひっそりとした通りを辿り、再び提燈の前に立つ。
大きく書き記されたその店の名を「福福」。
どこか、ずっとずっとそこにあるかのような、
そして媚びることのない秘かな存在感をその佇まいから想ったりします。使い込んだ印象のカウンターに座り、店内を見回して意外に思うのは、
壁の右左にサイン色紙が何枚も貼られていること。
あれ?タレント・著名人には名の知れた店だったのかな?
「らあめん」に「のり」「味付玉子」トッピングをお願いしました。
背脂の量を加減しての「こってり~あっさり」、タレの量を加減しての「味こいめ~味うすめ」といった対応もしてくれるし、麺の固さも好みに応じてくれるようです。
でも、今日のところはデフォルトで。啜るスープに含む背脂の澄んだ甘さ。
嘗ての屋台のラーメンにも連想が繋がる細麺。
半熟とろっとの煮玉子に上手に綻ぶチャーシュー。
色々なラーメンを巡り辿っても、最後はこんなラーメンに行き着くのじゃないかなぁなんて、そんな感慨を抱かせてくれました。
「福福」では、「チーズもちぎょうざ」なんてのを含む8種、9種の餃子で麦酒をやっつけてから、限定の「しおらあめん」へイクのも一手。夏には「新つけ麺」が待っているそうです。
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「福福」 世田谷区奥沢6-22-13 シャトレ自由が丘1F 03-5707-6946