「鳥文」から東小路を再び通り抜けて東口の跨線橋まで戻り、さぁて~と腕組思案(笑)。
ヨーカドーの裏手にも確か取り残されたように呑み屋が寄り添う一角があったかも、と当て所なく足を向けてみる。
既に満腹なのでお酒メインのイメージで徘徊するもヒットするお店なく、そのまま信号を渡ってふらふらと。
ビルの左手に集合看板で周囲を明るくした一角が目に留まって、スナックに埋もれつつもバーらしきお店があったりしないかなぁと探るように近づくと、集合看板の中に「BAR iSM103」の文字。
お、あるじゃんと思いながらふと、そのビルの右脇の路地を覗くと、その奥にもお店がある様子。
そこでもBARの文字を発見して嬉しくなる(笑)。
でも、その文字の前に”Relaxation”なんて書いてあるね。
ヤバイお店じゃないだろうなぁとドアに耳を当てて探るも、換気扇からはカラオケの音が漏れるばかり。えーい、ままよ。それっとドアを押し開くと、スナック然とした光景を心配していた目に、およそバーらしい映像が映りました。
開けてみて、よかった。ふたり、いっスか? どうぞ、マスターはまだですが。
止まり木に畏まってふと振り向くと、背中の壁一面にミニュチュアボトルが居並んでいる。
おー、壮観だー。
800本もの本数になっていてそうで、カウンター越しに応対してくれている女性曰く、「あたしの趣味なんですぅ~」。ほほう。
ロレンスさんは「スプモーニ」を手始めに。
先日の大阪・曽根崎のバー「Boby’s Bar」からの連想で、
「なんか面白いリキュール、ないですか」と訊いてみる。
そんなにないなぁと云いながら出してくれたのが、「WILD TURKEY LIQUEUR」。
え?バーボンのリキュール? あるじゃん、面白いの~(笑)。
なんかよくわかんないけど、with Honeyとあって、呑み口甘く、リキュールチックなまったり感ある滴であります。
真ん中あたりにいた女性客が「それって美味しいのぉ?」と疑念の声を上げていたのが「久米仙」ベースの薬味酒「ハニーハブ酒」。
ちょっと舐めさせてもらうと、手前は確かに久米仙と蜂蜜の風味がして、遠くに微妙な苦味がある。
ほほう。
樅の木のリキュールもありますよ、
なんて云って作ってくれたグラスを啜ると、
ははははは~、ホントだ間違いなく樅の木の香りがする。
なんて名前のカクテル?と訊くと、「名前なんてない~(笑)」。
最後のところでなんですが、
とボトルの底の残りを再び舐めさせてもらうと、うおっ、グググンと力強い。
なになにと手にしたボトル「LATTE DI SUOCERA」のラベルには髑髏マークと75度の文字。
おいおいおい(笑)。
Relaxation Bar 「Neon Fish」。
大井町の裏通りに気の置けない感じで楽しく過ごせるバーを見つけました。
木・金・土だけの営業というのは、帰り際に入れ替わるように店に入ってきた気さくな印象のマスターが副業的にやっているから、のようですね。
口関連記事:
焼鳥「鳥文」(07年10月・同日記事)
authentic bar 「Boby’s Bar」(07年09月)
[移転情報]
「Neon Fish」は、08年09月より、品川区東大井5-1-8大井ハイツ102号、03-5461-0384 へ移転されています。
「Neon Fish」
品川区大井1-48-10大井ソシアルビル104 03-5718-7385
http://www.neon-fish.com/
column/02393