手打うどん「甚五郎」で 正統派武蔵野うどん蔦覆う店迫る立退き

jingoro.jpg割と遠いぃイメージのあった国分寺。 でも新宿で乗り換えて、快速で30分、 特快ならば20分足らずで到着する。 久々に降り立つ北口駅前は、 覚えている限り以前のまま。 空き地を囲う緑色のネットフェンスが、 駅前らしからぬ雰囲気を漂わせていました。

そのまま正面のパチンコ屋左脇の路地へと潜り込む。 するとそこにも緑のネットフェンスが続いてる。jingoro02.jpg金網越しに空き地を覗けば、 北口駅前の再開発用地であることを示す看板が立っています。

その先には、外壁のほとんどを蔦で覆われた家屋が残る一角がある。jingoro01.jpgjingoro03.jpgjingoro04.jpgもう立ち退いてしまった跡のようにも見えますが、 近づけは、「手打ちうどん」「武蔵野うどん」を示す看板が路上にある。 昭和レトロの象徴アイテムのひとつ、懐かしのホーロー看板で、 浪花千栄子さんや大村崑さん、松山容子さんがニッコリとお出迎えだ。

店内も琺瑯看板の収集家よろしく、昭和な雰囲気出し捲くり。jingoro05.jpgjingoro06.jpg例の肢体を擁した女優・由美かおるも勿論、 店内を見下ろして微笑んでいます(笑)。

jingoro07.jpg「甚五郎」のお品書きは、 うどんかそばのつけ麺を機軸に、温かな各種うどんの器が揃う。 うどん専門でないのかと斜構えになるも、素直な気持ちで向き合いましょう。

ご注文はやっぱり、「肉づけうどん」を肉増しで。jingoro08.jpg真っ白けでないうどんに俄然期待が高まります。

地粉の代表格、農林61号で打ったものに違いないと決め込んで、 その表情を愛でる。jingoro09.jpgjingoro11.jpg箸の先に載せた量感にニンマリ。 まさに具沢山となったつけ汁に浸して、一気に啜る。 うむうむ、うんうん。 期待通りの旨さに思わず、啜りながら頷いてしまいます(笑)。

出汁のしっかり利いたつけ汁もまたよろし。jingoro10.jpg脂の甘さをゆったり伝えるバラ肉に、 くたっとなった葱の甘さもいい相棒だ。

国分寺に、正統派武蔵野うどんの店「甚五郎」本店。jingoro12.jpg「甚五郎」といえば、他に幾つも武蔵野うどんのお店がみつかる有力銘柄。 やっぱりその系譜を訊ねてみたくなってくるところ。 ただやはり、再開発の立ち退き要請には抗い切れないようで、 この6月末に閉めてしまうことになっている。 蔦が覆い、懐古趣味が十分馴染んだ、趣のある店舗がなくなってしまうとは、 とっても残念だ。 幸いなことに、ちょっと先で既に営業している2号店があり、 立ち退き後はそこへ移転合併して、 「国分寺甚五郎」の看板で営業して行く予定となっているそう。 気になっている「鴨汁」や「ラムづけ」をいただく機会はありそうです。

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「甚五郎」本店 国分寺市本町3-3-13 [Map] 042-325-6916
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