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2005年03月まで遡って移築が済みました。
でもまだまだ3合目くらい。頑張れ自分(汗)。


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2007年11月アーカイブ

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口若鳥焼「鳥樹」蒲田店 で大胆肉厚切りの鳥料理たち

toriki_kamata.jpg

時折通る京急蒲田とJR蒲田との乗り換え徒歩ルートにあって、気になっていた「鳥樹」の蒲田店に行ってみました。
真向かいにはピンサロが並び、お隣近所にはキャバレー「ミカド」(閉店)がある。
そんな、東口中央通り沿いでも特に妖しい一角toriki_kamata01.jpgに、毅然と佇む表情toriki_kamata02.jpgをみせています。


縄暖簾を払い、予約の名を告げると、「ご予約席」を示したtoriki_kamata03.jpgすぐ目の前のテーブルに招かれました。小さなテーブルですが、これで実は4人掛けらしい。
カウンターは満席。2階席も既に一杯だという。予約しといてよかった~。
口開きは、あらかじめお願いしてあった「レバ刺」に「砂肝刺」。
今や定番となったレバ刺ではあるけれど、この滑るような澄んだ食感とエッジの立った切り口は鮮度ゆえのことなのだろうね。
toriki_kamata04.jpg
砂肝は、サクと軽く歯の先が刺し入る感覚が、なは、楽しい。
toriki_kamata05.jpg
さらに定番の「煮込み」toriki_kamata06.jpgあたりで季節もの(?)「柿サワー」を呑ってるところに焼き物がやってきました。
たっぷりとした量感の「レバ焼」toriki_kamata07.jpgに、鳥樹逸品のひとつ「ももたたき」。
パリッとした皮目とほどよくジューシーに火の廻った身肉自身の旨味を回しかけたタレが引き立てる。さぁ、どんどん食べるぞ(笑)。
toriki_kamata08.jpg
一方、「ささみ焼」は特製な"わさマヨ"で。ここでも、"大胆に肉厚に切る"「鳥樹」の本懐が窺えます。
toriki_kamata09.jpg
目先を変えて「鳥樹風きのこ焼」toriki_kamata10.jpg
toriki_kamata11.jpg最後にもう一品と、「なんこつ揚げ」をお願いすると、既に売り切れだという。もうないと聞くと余計に欲しくなるのは何故(笑)? 「ささみでもできますけど~」「あ、じゃ、それでお願いします」。で、やってきた、つまりは「ささみ揚げ」。ほほぉ。ぱさついたりせず、ささみとしてはジューシーかつ繊細な身質がナイス。だけど、なんだか注文がダブっちゃったね(汗)。
背後に空席を待つひともいるので、ここいらでお会計をお願いする。うん、お安い感じ。お愛想が安心なのも、「鳥樹」の人気の所以なのでしょうね。
人気と云えば、今やさらに大きな支持を得ている五反田「庭つ鶏」の店主は、ここ「鳥樹」蒲田での修行を経て自らの店を構えたのだそう。なるほど、「庭つ鶏」の洗練された鶏料理の端々にも、一羽から捌く「鳥樹」の実直な仕立てがみられるのも、自然なことなのですね。

今宵のご同席多謝は、「美味しいもの大好き」の恵比寿婦人さん。ありがとう。


口関連記事:
 若鳥焼 「鳥樹」本店 でこれを食べれば鳥樹を全部(過去記事)
 鶏料理 「庭つ鶏」 で洗練鶏料理の行方を想う(過去記事)


「鳥樹」蒲田店 
大田区蒲田5-18-11 03-3739-3955 http://www.toriki.jpn.org/

column/02450

口レストラン「御茶ノ水 小川軒」 でチョコパイな?チョップドビーフ

ogawaken.jpg

聖橋を渡り、東京医科歯科大学を横目に進む。
そして本郷通りの向かい側に見つかる朱色の日除けogawaken01.jpgが、「御茶ノ水 小川軒」の目印です。
1階はカフェになっていて、「ビーフカレー」や復刻版「デミカレー」「特製ハヤシライス」なんかがいただける、そう。
今日は地階のレストランへお邪魔してみました。

案内されたテーブルからは、厨房の動きや表情が、まるで超ワイド画面のモニターを観るようogawaken02.jpgに映ります。
玉葱、人参の「野菜のスープ」の優しい味わいでスタート。
ogawaken03.jpg
ogawaken04.jpgごく普通のサラダかと思ったお皿には紅芋のペーストが添えられていて、ちょっと気が利いてる印象になる。

そして、「チョップドビーフ」のお皿がやってきました。
見た目にも丁寧に仕込んだことが窺える、チョコレート色のデミソースに正円に近いフォルムのチョップドビーフが浮かんでいます。一瞬、ロッテの「チョコパイ」を連想しちゃった(笑)。
ogawaken05.jpg
ナイフの刃先を挿し込むと、手応えしっかり。
ogawaken07.jpg
包丁による粗みじんというか、まさに"叩いた"赤身肉をぎゅぎゅっとハンバーグパテにしている感じ。
といって、ネガティブな硬さはまったくない。うん、量感も美味しいハンバーグだ。
選んだもち麦入りライスogawaken06.jpgにも当然よく合う。
云われるままデミソースにマスタードを少々足してみたら、これが意外に双方の風味を引き立て合う。ふむふむ。
付け合わせのお豆ogawaken08.jpgは、フラジェレという隠元の仲間だそうだ。
プティフールogawaken09.jpgと珈琲をいただき、満足のお昼となりました。
今度はカフェで、「デミカレー」あたりを試してみたいな。あ、代官山にも行きたいな。

「御茶ノ水 小川軒」 文京区湯島1-9-3 03-5802-5420 http://www.ogawaken.com/

column/02449

口つけ麺「ajito」 でロッソ冬バージョンとピザソバ予告

ajito1.jpg


くにさんに誘われて、再び大井町「ajito」に潜入してきました。
アジトスキーゆきむらさんもご一緒です。
ん~、改めて感心する、この路地にしてこの立地。
お隣の「スナック瞳」の看板をチラ見しつつ、忍び入ります。

冬に入り、甘さを含んだトマトの魅力炸裂の「ロッソ」に適したトマトが入手できなくなったことから打ち出した仕立てが、この日から展開の「ロッソ 冬バージョン」なのであります。
早速いただきましょう。
冬バージョンは、麺へのトッピングもまた違う。チーズに加え、フライドオニオンが載っていて、店主曰く、「降りしきる雪と落ち葉をイメージしちゃいました」。そして「赤のアクセントは、"春よ来い"ってね(笑)」。
ajito1_01.jpg
ソースは、フレッシュトマトをホールトマトに切り替え、バジルをサルサにバージョンチェンジ。
ひっ掴んだ麺をとぷとソースに浸して啜ると、まずサルサな風味がすいっとして、例のとろみを伴った甘みと酸味とうま味の競演が味わえる。
うむうむ。
そうね、あのトマトの才気煥発な印象は大人しいけど、これはこれで、うまうまだ。
ajito1_02.jpg
「やっぱりセモリナ粉が入ってるように思えちゃうンね~」と云ったら、どうやら狭い厨房の小さな寸胴で上手く湯がく工夫から生まれた食感なのだという。なんせ、製麺所(菅野製麺)のヒトが「これ、うちの麺?」と怪訝な顔をしたンだって(笑)。
そのあたりにもこっそりと"天才"を自認する店主が繰り出す手管のほどが窺えます。
ajito1_03.jpgあっという間に平らげて、3.5玉の通称"ビグザム盛り"に挑んでいたくにさんの麺に触手を伸ばす。ガンダムに登場するジオン軍のモビルアーマーを連想させるンだそう(ピンとこないのが切ないけど…)。
結局、スープを舐めるように食べちゃったゾ(てへ)。
店主がイタリアンの厨房にいた時に、賄いで大盛りの麺をわしわし食べて、”こんな料理を提供するお店ができないかな”と思ったことが発想の根っこにあるという。
ラーメン店からアプローチしたつけ麺ではなくて、レストランシェフの感性から編み出した麺料理。
それゆえ店主は、誤解を恐れず「ウチ、ラーメン屋じゃないっすから」と云うのだ。
そんなことからも、「ajito」のつけ麺にパスタを想っても、強ち間違いとはいえないことが判る。
ajito1_04.jpgラ・ベットラの落合シェフも興味を示している(という噂はホント?)中、店主がさらなるキラーコンテンツを打ち出すという。その名を「ピザソバ」! ステンレスのボウルに盛られるイタリアンエッセンスど直球を味わえるのは、金土夜のみの25食限定。いそいそと並ばなくっちゃ、だ。
そうそう店主からくれぐれもよろしくとの伝言があります。
スープに「芋は使っていません!」。

つけ麺 「ajito」 で潜み入る僥倖な麺料理ロッソ(過去記事)

「ajito」 品川区大井1-41-1(未確認)

column/02399再会

口中国料理「帝里加」 で楽しいとりじゃがい”毛”メン

delika.jpg

汐留の高速地下の駐車場に知るヒトぞ知る中華料理店があるという。
ネタ元は、「散歩の達人」。
この雑誌らしいお店の拾い方が微笑ましくて、早速足を運んでみました。
「帝里加」と書いて、「デリカ」と読ませるらしいンだ。

郵便局前あたりdelika01.jpgから煤けた階段を下りて、薄暗い構内をきょろきょろ。
ん? あれですね~。
delika02.jpg

こんなところで暗がりの赤提灯delika03.jpgに誘われるとは(笑)。
店頭には、A定食、Bセットのサンプルが並び、ホワイトボードにはE定食の手書きもあり。
あれあれ、「とりじゃがい毛煮」になっちゃってますdelika04.jpgね~(苦笑)。
店内は男性客ばっかりでほぼ満員。
近所の建築現場の職人さんたちの姿も多くて、なんか飯場という雰囲気でもあります。
ホールを動き回る女性同士が大声で交わしているのは中国語(らしい)。
Bセットの「とりジャガイ毛メン」(どうも"モ"を"毛"と書いてしまうらしい)をご注文してみました。
ま、簡単に云ってしまえば、トッピングにジャガイモが入っているのが楽しいラーメンです。
delika05.jpg
ぶつ切りの鶏肉や椎茸、ピーマンなんかと一緒にごろっと入っているのね。
delika06.jpg
ズルズル。

でも店頭のサンプルには、この3倍くらい具が盛ってあったような気もします。麺もスープも極普通。ジャガイモを含めた具材ごろごろだったら、先のE定食がオススメなのかもしれません。
そしてなにより、定食にして580円という安さ!夜ともなれば普通値段があがることが多いのに、夜のABEは、500円ですぜ、旦那(って、誰?)。枝豆180円に始まるおつまみメニューもまた安い。
650円の「カキ味噌鍋」ってどんなかな。

「帝里加」 中央区銀座8-16汐留駐車場B1 03-3542-1270
column/02448

口洋食「さんばん」 でうまうまジャーマンライスの謂れはワカンナイ

sanban.jpg


少々アテが外れて、武蔵小山をプチ徘徊。
と、赤いテントを歩道に張り出したお店を見つけました。
近づくと、味あるショーケースsanban01.jpgを綺麗に整えていて、古いながらも草臥れていない、そんなちょっとした気概を感じさせてくれます。
今宵は、そんな町の洋食屋「さんばん」さんsanban04.jpgで。

テーブル4卓はどれも空いている。
小さなテレビが置かれていて、そこへ向かい合うように座りました。
水を運んでくれるオバチャン。厨房にはご主人らしきオッチャン。ご夫婦で営まれているようです。
メニューの筆頭は、野菜入りポタージュ。続いてみそ汁100円(笑)。「オムライス」は別掲だけど、それ以外は「玉子料理各種」って括られちゃってます。あとは、「メンチカツレツ」にはじまる揚げ物系に「ビーフシチュー」「スパゲッティナポリタン」「マカロニグラタン」と日本の洋食屋の王道メニューがラインナップ。
そこで、「ジャーマンライス」というどっかで見聞きしたようでいて、正体の判然としないメニューに挑んでみました。
正円なグラタン皿の白にコントラストをつけるように、デミソースの黒褐色、玉子の黄色、ケチャップの赤、そしてピーマンの緑色が挿し色になっています。
なんか、いい感じ。
sanban02.jpg
スープンの先をそこへ挿し入れて掬うと、トッピングとソースに隠されていたケチャップライスが顔を出しました。
おー、ご飯のひと粒ひと粒がほろほろとしていて、デミソースのコクも麗しく、意外と云っちゃー失礼だけど(笑)、なかなかイケる。
sanban03.jpg
はふはふ。おかあさん、ウマイっす。
ところで、なんで”ジャーマン”なの?と訊いたら、「どうして?」って聞き返されちゃった。
いや、あの、なんでかなぁって…。
そして、厨房に訊くでもなく、「ワカンナイわよ~」。
だはは、なんかそんな空気感も楽しく思えてしまうのですな。
そうそう、ミートソースのバターライス添え、と添え書きのある「グレッキュライス」も気になります。

「さんばん」 品川区小山4-3-14 03-3787-8033

column/02447

口中華料理「珍々軒」 で猥雑アメ横 味なレバタン

chinchinken.jpg


この夏。陽炎の中にいるような炎天下になぜかオープンエアなこちらで汗垂らしながらラーメンchinchinken02.jpg啜ったことがありました。
アメ横の猥雑さに連なる一角にある「珍々軒」。
その時改めて眺めたメニューに「レバニラ湯麺」を認め、このシチュエーションにマッチするのはこれだ!と再訪を期していたのです。

ところが行く度に臨時休業。
chinchinken01.jpgわざわざ休みの日に足を運んでいた訳です。今日は大丈夫かな?と覗くと、普通に営業中。
混み合う中、カウンター一番奥を指示され、収まりました。

厨房では、北京鍋を水洗いし、具材を炒め、調味料を入れ、麺を湯がきchinchinken03.jpg、が繰り返されている。白い粉、結構入るのね(笑)。野菜から出た水分をちゃっと捨て、タンタンタンタンと叩いているのは焼きそばの調理手順か。「ハイ!お待たせレバタン!」。うん、旨そう。
chinchinken04.jpg
拝むように箸を割り、蓮華でスープを啜る。なは、想像通りのお味chinchinken05.jpg。塩加減も、絶妙でありますな。貪るように麺と野菜&レバーを合わせ食べます。最近のラーメン店とはまた違うスープにぽっぽと暖まって、結局あの夏の日のように汗を掻いている。ふ~、ごっそさんです。

chinchinken06.jpgそして、どうしても気になるのが、お向かいのもつ焼「大統領」。平日の真っ昼間っから呑んじゃってるお客さんたちでいつみても満席なのですよ~。いつ、行く?

珍々軒」 台東区上野6-12-2 03-3832-3988

column/02446

口やき鳥「石井」 で丁寧かつ実直なる10本のやきとり

ishii.jpg
フレンチの見識、アラン・デュカス氏をゲストスピーカーに迎えての「フードジャーナリスト会議」ishii15.jpgの末席を汚した、その帰り道。
会場となったいつものルポール麹町近くでちょっと一杯と寄ったのが、やき鳥「石井」です。

簡潔にして気っ風の良さそうな店頭の表情が暖簾を払えと誘っていますishii01.jpg
若そうな店主に黙礼しながら、カウンターを通り過ぎ、奥のテーブル席へ。お品書きは至ってシンプル。サラダ、スープのついた、やきとり10本の「コース」ishii02.jpgにやきとり6本の「ハーフコース」。そして「とりわさ」「おしんこ」「そぼろご飯」まで。潔いじゃぁありませんか。うん、10本、でお願いしましょう。
ビールを干しつつ、まず、「ささみ」。おろしたての山葵が揃うように載っていて、レアな火入れ具合のささみにいいアクセントを添えている。ishii03.jpgしっとりと炙り焼いた「レバー」ishii04.jpg。塩をキッと利かせた「砂肝」ishii05.jpgを薄く被っているのは片栗か。「角玉」という芋ishii06.jpgをボトルでいただいて、「うずらの玉子」ishii07.jpg、そしてネギマならぬ「ねぎ巻き」。なんか、素直に旨いね~。
ishii08.jpg「だんご」「皮」ishii09.jpg「もも肉」ishii11.jpg。白髪葱を背負った「ボンチリ」ishii12.jpg「手羽先」で都合10本。
烏森神社のちょっと先あたりで研鑽を積んでいたという店主の焼き鳥は、丁寧かつ実直な仕立て。塩が少々強い場面もあったけど、なかなか好印象な串たちです。

何気に「こちらでどのくらいですか?」と訊いたら、「まだ開店1ヶ月ほどです」と云う。なんと。
わらわらとオヤジ蠢く新橋あたりと違って、少々アッパーな客筋が多いかもしれないこの界隈。
この実直さのまま、着実に馴染みが増えていったらいいですね。

≡今宵のご同席に多謝の皆さん
「にくろく 東京たべある記」のくに さま 
ラーメン王選手権第8回優勝「らーめん王こばのブログ」の小林孝充さま 
日夜活躍放送作家「はっぴーふーみん 行列★日記」のはっぴーふーみん さま

「石井」 千代田区平河町1-5-7エクレール平河町102 03-3511-7039

column/02445

口日本料理「大友」 で昭和の匂いを纏った木の葉なお弁当

otomo00.jpg今日は、烏森神社の左脇を抜けた裏道にある「大友」でご昼食です。少し古びた、落ち着きのある大人の料理屋といった表情otomo01.jpg。店内も積年を思わす調度で、椅子に掛けられた白いカバーのフリルがなんとも昭和であります。お昼メニューは、「木の葉弁当」ただ一本。"昭和40年以来の人気メニュー"と記した札に眼が留まる。otomo02.jpg木枠にお櫃からご飯を盛り、型で抜く大将。あっと云う間に膳に載ったお弁当の出来上がりだ。つまりはグリンピースご飯に甘酢あんのかかった天麩羅otomo04.jpg、お造り、煮物の小鉢とドレッシングに浸ったトマト。特別グリーンピースの風味がするわけではないけど、otomo031.jpg固めに炊かれたご飯は、彩りよくオツなもの。このお刺身は鰤かなぁotomo051.jpgと思って口へ運ぶところへ、並びの客から声が挙がった。「この揚げ物の魚、何?」。すると大将は「わらさ。鰤の若いのだね」。あれ?ちょっと青みもあるように思ったこの天麩羅が、稚鰤? ちょうど脇にいたオバチャンに「おかあさん、今の話、刺身のことだよね」と訊くと、「いえいえ、天麩羅もお刺身も、わらさですよ」と云う。へー、両方ともそうかぁ。ちょっぴり損したような気持ちになるのは何故でしょう(笑)。初見ではないらしい外国人客に大将は、英語で話しかける。話す口調は淀みない。未だ枯れておらず快活な大将の様子は頼もしい。そうとあれば、そろそろ「木の葉」に替わる機軸を打ち出してもいいのではないのかな?

「大友」 港区新橋2-9-17 03-3501-9405

column/02444

口食堂「Tete Dining Gallery」 で活き食材のおかずと雑穀ご飯

tete.jpg過日お邪魔したBistro「MARCASSIN」の地階にあるのが「TeTe Dining Gallery」です。コチラに行こうとして、1階の「MARCASSIN」に入っちゃったお客さんがいたっけな。階段の踊り場には、白いワンプレートに食菜が盛られ、ご飯にお椀、小皿に珈琲が並んだ柔らかいタッチのイラストtete01.jpgが木枠に掲げられています。卓上のリーフレットによると、「Tete」はそのまま「てて」と読み、つまりは「手手」。手作りの温かさ楽しさ、手仕事の大切さを大事にしたいという想いを籠めているという。より身近な産地の、旬の食材を仕入れるようにしているのだとある。野菜は八王子の鈴木さんから、に始まって、食材への力みのない拘りがそこに綴られていました。この日の日替わりTeteプレート「豚肉とキャベツのテンメンジャン炒め」をいただきます。玄米か雑穀米が選べるというので、雑穀を。今日の雑穀は、美白効果ブレンドだと黒板tete021.jpgにある(うふ)。最近どういうわけか、こんな素朴なご飯tete03.jpgに妙に和んでしまう自分がいる。tete04.jpg何が入っているか訊き損ねちゃったけど、上手に炊けてる雑穀めしに、菠薐草の胡麻和えや人参の金平。tete05.jpg決して強い味の仕立てじゃないけど、すっすとご飯を進ませる主菜tete06.jpg。いいね。店内は、雑貨家具的お店のカフェにありそうな雰囲気で、眺める限りすべての椅子が違うtete07.jpgもの。全体の基調は揃っているからすぐには気づかなかったけどね。キャビネットのカウンターには、主に岩手産だという雑穀11種が綺麗に環状に並んだ見本tete08.jpgがある。販売もしているみたいだ。美白効果ブレンドって、なにが入っているのかなぁ?

Bistor「MARCASSIN」 でイサキのポワレと大人のプディング(過去記事)

「Tete Dining Gallery」 中央区銀座1-22-11銀座大竹ビジデンスB1 03-3564-2171 
http://www.tete-mwc.com/

column/02443

口らぁめん専門店「凪」 でガツンと一杯特製メガ豚

nagi.jpg六本木通りの渋谷二丁目交差点から並木橋寄りに少し入ったところにあるのが、らぁめん専門店「凪」。白い板壁に円で囲んだ"凪"の朱文字が目印です。紅い暖簾nagi01.jpgを屈むように入り、ぐるっとUターンするように進むと左手にカウンター席、右手にテーブル席がある。小じんまりとして、どこか趣味の同士が集う山間の小屋のような、そんな印象がふと過ぎる。店内のあちこちに豚さんグッズnagi021.jpgが並び、棚には歴代の作品を記録した「365日日替わり麺」ファイルnagi031.jpgがあったりする。お品書きnagi041.jpgをみるにつれ、基本形のnagi05.jpg「凪らぁめん」をいただくつもりが、"メガ"とか"ギガ"とかの文字に目を奪われて、口から出たのは「特製メガ豚、ください」。炙り目のしっかりついたチャーシューがどどんと載っているドンブリ。トッピングnagi061.jpgを掻き分けるように蓮華を挿し込んで啜るスープは、うん、こってり濃厚nagi071.jpgだ。件のチャーシューはたっぷりと濃い味のタレに浸っていてnagi081.jpg、そのタレがスープに滲んでより濃いぃ味仕立てになっている。ズルズル。麺は若干細目のストレート。ちょっと脂が強い気もするけど、そのあたりも含めガツンと力強い一杯であることは間違いない。とろっと黄身が零れ出す「トロ玉子」nagi091.jpgも、あり。夜ともなれば「凪」は、麺酒場「夕凪」へと表情を変えるそうnagi10.jpgで、この日の夜提供日替わり麺は鶏スープに牡蠣風味を利かせているという「カキの塩らーめん」。うーん、それも気になる気になる。こうして日替わり麺を作り続けていくことで、さまざまな素材や調理法に向き合い、研鑽を積んで、引き出しを沢山持つようになっているのだろうね。

そんな「凪」が、新潟復興チャリティラーメン『【ど・凪】コラボ企画☆』の会場となります。
来る12/09(日)! 具材に新潟県中越沖地震被災地の農家から仕入れたものを使用するのだ。
くわしくは公式HP http://kuniroku.com/donagi/ まで。暖かくして食べにきてね♪

「凪」 渋谷区東1-3-1カミニート1F 03-3499-0390 http://www.n-nagi.com/

column/02442

口KOREAN「李南河」 でグレード違ううまうまネギチヂミ

linamha.jpg今夜は代官山へ。知るヒトぞ知る村田和人の懐かしい唄声を聴きlinamha01.jpgにやってきました。「晴れたら空に豆まいて」というちょっとファンシーな舞台小屋のような名前のライブハウスがあるのが、駅からほど近いモンシェリー代官山の地下2階。そこで、その1階上にあるこちらで夕食を摂ることにしました。ハイソな雰囲気の韓国料理店「李南河」rinamha。接待にも少し畏まったデートにも使えそうな気配は、入り口で迎えてくれる接客からも窺えます。今夜最初の客であるらしく、店内にひと影はなし。ゆったりしたソファを寄せたカウンター隅に案内されました。奥行きの広いカウンターlinamha02.jpg。揺らめくキャンドルライトlinamha03.jpg。厭味のなく居心地のいい仕立てのデザインだ。実はあんまり時間がないのですが、と云いながら「旬菜ナムル五種盛り合わせ」linamha04.jpgをアテに黒ビールをいただく。カボチャのナムル、なんて面白いよね。もう一杯と、「李家梅酒」のソーダ割りlinamha05.jpg。お願いしていた「ネギチヂミ」が熱々鉄板でやってきました。「お切り分けしますね」linamha06.jpglinamha07.jpg接客の女性がチャーミング(笑)。なんてニヤケながらハフハフと齧ったチヂミが、なはは、美味いじゃん! そんじょそこらのチヂミとはグレードが違う感じ。表裏の香ばしさは勿論のこと、風味溢れる生地に葱の甘さが加味して、いいのです。そして、汁物も欲しいなぁと「ソルロンタン」。こちらは焼いた鉄鍋でグツグツlinamha08.jpg。この白いスープは牛骨なのでしょう。ビーフン状の麺をチュルチュル啜りながら、底に潜むご飯と一緒に煮豚を食むlinamha09.jpg。は~、温まるぅ。なんだか満ち足りてしまいまひた。さて、ライブが楽しみだ。

「李南河」 渋谷区代官山町20-20モンシェリー代官山B1F 03-5458-6300 http://www.li-ga.com/

column/02441

口食堂「廣田」田園調布 で空前絶後のカキボール

hirota.jpg今宵は、「カキタベ!」委員長が懐裡に抱える牡蠣ワンダーランドの佳店へと参ります! 所在は田園調布なれど、待ち合わせは池上線の雪が谷大塚。勝手知ったる駅ではあるけど、ふ~む、この界隈に牡蠣ワンダーランドがあるのでしょうか。カレーの店「Soul Food」やカツサンドでも有名な「一冨士」の前を通り過ぎて環八を渡り、さらに淋しくなった中原街道沿いを往く。と、くだんの委員長がくいっと指を指した。そこそこ。看板の出ていない、緑色のテントを巻いたこちらが、その牙城だというのです。ほほーぉ。店に入ると、殿堂入りカキタベニスト霞町氏がすでにビールをヤッテいる。こんばんは(笑)。急遽参画願ったromy女史を交えたテーブルにまず届いたのが、前菜「サーモンマリネに包まれたサーモンムースサラダ」。マリネしたサーモン独特の滑るような魅力が活き活きとして、中に包んだクリーミーなムースとのふたつの食感の合奏が、むふふ、である。こいつぁワインだ!と白のブルゴーニュ「SEIGNEURIE DE POSAMGES」を開けてもらいます。続いて、「大山鶏胸肉炙りクリームソース」。しっとりと豊饒な大山鶏をたっぷりとかつ程よい厚切りにしてあって、とろんとしたホワイトソースでいただく白いソースがふと香ばしいって、どういうことだろう。お。鼻先に揚げ物の香りが漂い、厨房から揚げ音が零れているのに気がついた。いよいよでありますな。「どーん!」なんてお店の方は決して云わないけど(笑)、なんとも圧倒的で量感あふるる素敵なフォルムの揚げ物がやってきました。これぞ「廣田式カキフライ」。おおおー。しばし、その球形をじっと眺める。いやいや熱いうちにと我に返って、各自の取り皿にお取り分け。その揚げ色からじっくりと揚げている様子を連想しつつ、改めて香り高きボールを凝視。いーねー。楽しいね。徐らそのボールの真ん中へとぱっかりと箸を割り入れて、中身をご開陳。わらわらと牡蠣の身が詰まっている様子に、顔を見合わせてニンマリ。齧り付く。なによりスゲーのが、齧った牡蠣の身の味わいの濃厚なこと。うーぅうー、って呻いちゃう。一体何枚づけだかわからないし、下味ゆえかもわからないけど、なんせ、うま~い。海のミルクの魅惑をぎゅぎゅと凝縮するとこうなるのでありましょうか。つまりは分厚い揚げ物なのに、火の入り方に過不足がないのがまたスゴイ。感心しきり、であります。「いっ個だけ追加できますけど…」といわれたら、当然首ぶんぶん縦に振るわいね。イタリアNero d’Avolaの赤に替えて、登場したのが「昔風 和牛ビーフシチュー」。ありきたりな台詞だけど、このシドケナイ柔らかさって罪だよね~。じっくり煮込みつつも煮崩れない。そして、ブラウンソースも伊達じゃない。〆にと、限定「廣田賄いカレー」に「カブと青葱の味噌汁」。なんだかほっとさせるような仕立てに、ぺろっと胃の腑に収まるのでありますな。「廣田」ではさらに和ますように、香り高き珈琲へと最後の舵を切ってくれます。マラウィのコーヒー。優しい酸味と苦味がバランスしています。うーん、倖せ(笑)。カキボールを主軸に据えながら、前後の布陣にも揺ぎない自信と実直さを感じさせるお皿展開を供してくれる食堂「廣田」。通常はここでお弁当を作ってるてんだから、ますますびっくりです。あ、全席禁煙、そしてメールのみによる完全予約制だそうですよ。

鋭意継続中オイスターパラダイスブログ「カキタベ!」~牡蠣を食べよう!~
今宵のご同席に多謝の >カキタベ委員長「ひるどき日本ランチ日記」のtakapuさま >~新橋・汐留・銀座界隈の「ほぼランチ日記」~「Tokyo Diary」のromyさま >ブログはいつ再開?の霞町恵太郎さま

「廣田」田園調布 大田区田園調布本町49-1-1F http://www.bronet.jp/

column/02440

口ホームダイニング「Ojami」 でお手製なお皿たちをおてだま

ojami.jpg前日お邪魔した「Coccolo」の、同じ半地下の向かいにあったお店でちょこっと呑むことにしました。明るい木目基調のカウンターとそこに並ぶ同色の椅子たちが印象的。カウンターだけの小料理屋的お店かと思いきや、右手にテーブル席も備えていて割とゆったり。ビールをいただきながら捲るお品書きは、ドリンクのページも含めて都合3ページ。品数は多くありません。結局全部注文んでた、なんてことになりそうかも、なんて笑いながらまずは、「だし巻き卵」「黒毛和牛の肉じゃが」。家庭の味っぽいところからのチョイスでありますが、ふんわりとして出汁のしっかりした玉子も、上品な煮込み姿の肉じゃがも、悪くない。芋のグラスをいただいて、「黒豚のスパイシーコロッケ」。片方はバジル風味だ。「鳥手羽先の根こんぶ煮」はというと、丁寧に煮含まれた根こんぶの旨味がぴり辛仕立てに引き立てられている。重ねるグラスをくぴくぴ。やっぱりもっと喰えそうと、大葉はさみ揚げの「ヒレカツ」、そして「サラダのり巻き」でお食事仕上げ。ところが、お品書きを何気に眺めたらお食事篇の最終行が気になってしまった。こしあん、きなこ、黒ごまの「自家製三色おはぎ」。酒呑みながらのおはぎって初めてだけど、なはは、嫌いじゃないなぁ(笑)。オバサマおふたりで切り盛りしている様子の「Ojami」。帰りがけに、来年のカレンダーをいただきながら訊くと、「おじゃみ」というのは、関西弁で"おてだま"のことだそう。そうか京ことばか、と考えると、今さっきいただいたお皿たちが”おばんざい”にも思えてきた。おばんざいをそうとは云わずに供するお店、ってことでもあるのかも。全体に上品ポーションで、OL姐さんたちが集ってお食事、が似合うお店です。今夜みたいにオッサン3人組みよりも、ね(笑)。

「Ojami」 中央区日本橋茅場町2-14-7日本橋テイ・ユービルB1 03-5640-2872

column/02439

口季節料理と空間のお店「ginza香季庵」 で三位一体柚子香カレー

koukian.jpgランチに寄ろうとした鮨店が別のお店に変わっていて、アテが外れた東銀座の裏通り。ダイナー、という雰囲気の店内が見渡せるお店の前で立ち止まり、店頭メニューをチェック。「香季庵Kari-」にハラを決めて、突入してみました。左手のカウンターは2席ずつにセパレートされ、夜のカップル仕様的設え。でもお昼だったら、オジサンひとりでも、いいよね(笑)。"魚と肉と野菜の三位一体の必殺技炸裂!"って謳い文句はどうかと思うけど、届いたカレーのプレートは、ひと口めに魚粉ぽい香りがふんとして、さらっとしたカレーのベースに厭味のない肉出汁&野菜ストックが感じられ、そこへひりりとした程度のよい刺激&風味が添えられていて、いい。そして、時折柚子の薫りがすーっと挿してくるンだ。創作チックなお皿には、斜に構えて見がちだけれど、このお皿、なかなかイケてます。他には、「シェフバトルランチ」なんてメニューもあって、5人いるという料理人が週替わりで個性的なランチメニューを考案しているそう。ちなみに今週は、「厚切り大根とロールキャベツの味噌ポトフ」。和と洋の交叉が融合へと昇華しているのか、ただの交錯に終わっているのか。どっちだろね。

「ginza香季庵」 中央区銀座7-14-7共栄銀座7丁目ビル1・2F 03-5551-0006

column/02438

口cucina e vino 「Coccolo」 で渡りガニのトマスパに思案

coccolo.jpg茅場町を歩いていて目に留まった、カジュアルイタリアンらしきお店にお邪魔してみました。半地下を降りドアを入ると、正面に間口一杯のカウンターが迎え、その奥にオープンなキッチン。左手背後にテーブル席があります。小ざっぱりとして、こういう雰囲気、いいね。「渡りガニのトマトクリームスパゲッティ」をお願いしました。目の前で、ステンレスのフライパンをガコガコと揺って、取り分けてある蟹のツメあたりをトッピングする。トマトソースはあらかじめ作り置いているようです。柔らかいトマトの酸味がエッセンスに、しゃっきりした食べ口で、悪くない。でも、あぁ実になんともカニの風味がするなぁ、って仕立てにするにはどうしたらいいのかと考えてしまった。カニ肉をドンと量を増やせば贅沢なものにはなるけど、それはそのままただ原価が上がるだけ。香ばしさが鍵かなぁ。フォークの先をくるくるしながら思案しても閃く解はなし。あ、ただ、添えてくれたパーネは工夫の余地ありあり。湿気たようなぐにんという歯触りは、直前にちょっと炙ってくれれば格段と好印象になるはず。それって、オペレーション的には大変なことなのかな。そうそう、蛸ライス+トマトカレールーだという「コッコロ飯」が気になります。

「Coccolo」 中央区日本橋茅場町2-14-7テイユー日本橋ビルB1 03-5652-5700

column/02437


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2007年11月 アーカイブ

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