手打ちそば・活魚・地酒「御徒町 吉仙」

kichisen.jpg御徒町は昭和通り沿いのビル地階にある「吉仙」でお昼を啜ることにしました。ちょいと味のある藍の暖簾の先は、すっと落ち着いた風情だ。案内されたテーブルの正面には、電動の石臼製粉機がくるんくるんと廻っています。小がね持ってそうなお洒落なご隠居やら品ある老婦人やらと御徒町らしからぬ(?)客層が多く見えるのは気のせいか。「京都九条ねぎおろしそば」「京都にしんそば」や期間限定だという「仙人そば」も気になるけれど、ここはやっぱり冬の「焼きねぎ入り 鴨南蛮そば」だろうね。そうお願いすると、「細麺と太麺、どちらになさいます?」ときた。太麺にしてみましょうかね。「お熱いのでお気をつけください」。届いたどんぶりは、お~、みるからに旨そうだ。鴨の脂が汁の表面をふつふつとして、焼き目のついたそして量感のある鴨肉がたっぷりと盛り付けられている。手前には、これまた綺麗に焼き目のついた九条葱がぬらっと控えている。汁をひと啜り。あはは、見た目通り期待通りのお味。こっそり覗いていた麺をどれどれと引き上げると、おお、予想以上に太くて黒い、野趣ある田舎だ。貧相な合鴨肉に切ない気持ちになることが多いけど、この鴨は、いいね。火の入れ具合もなかなかニクイ。溶け過ぎず、でもとろんとした大振りの九条葱と合わせ、どんぶり全体が上品な力強さでバランスされている。久し振りに、美味しい鴨南蛮に出会えました。 「御徒町 吉仙」 台東区台東4-8-5わかばビルB1 03-5688-1200 http://www.honjinbou.com/
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