焼鳥「鳥福」

torifuku.jpg渋谷駅に至近だというのにガキンチョの似合わない場所がJR線路東側の「のんべえ横丁」だ。ゲートをくぐって右へと折れ入ると、その小道にも粋なディープゾーンが奥へと広がって心躍り(笑)ます。今日も一杯なんだろうなぁ、と覗き込むように店内を窺っているところへ、ちょうどドアを開けた店の女性と目が合った。「入れます?」。「はい、2階へどうぞ」。なんど訪れても満席で入れなかった「鳥福」に、随分と久しぶりにトライしてみたら、意外なほどすんなりと入ることができてしまった。2回転目のタイミングだったのかも。そう、そもそも2階があるってのも知らなかった。一間間口ゆえ、カウンターに座るとその席の後ろは通れない狭小な店内がまた趣き深い。まずは麦酒で。金属製の小グラスに触れる口元が冷ややかで、呑み口がよい。硝子ケースには、仕込まれた串ネタの手前にアクリルの小さな札が差し込まれていて、人目でナニかが分かって都合がよろしい。「ささみ」、「ぼんちり」、紫蘇が仄かに織り込まれた「つくね」、ジューシーな「くびにく」と。ネタに応じて、塩か醤油ダレかを切り替えて絶妙な焼き加減で届けてくれます。黒糖焼酎に切り替えて、「みち」。「みち」はといえば、「ちょうちん」に相当すると思われる部位。玉子部分を筆頭に串一本に幾種もの旨味を抱えたホルモンが集約されていて、こりゃいいや。そして王道正肉には、やまがた地鶏「赤笹シャモ」そして山形蔵王「べにばな鶏」。豊かですっきりとした脂とともに身肉の味の濃さが伝わってきて、思わず唸るね。「比内鶏」を含め、秋田・山形の地鶏たちが「鳥福」の大将のおメガネに適ったブランドだということらしい。一本一本がしっかりボリュームなのでお腹も満たされたところでいただく、鶏スープがまた旨い。はぁ~、また来ますね 。 「鳥福」 渋谷区渋谷1-25-10 03-3499-4978
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