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海の見えるレストラン「ゆさらび」で紅芋冷製鰹ハラガーやんばる鶏眺め遣る海の碧

これもまた或る夏の日の思ひで。
およそ15年振りにもなる、お久し振りの宮古島。
宮古島で強烈に覚えていることのひとつが、ダイビング中に落雷にあったこと。
雨降りの中伊良部島の東側辺りの海上に停泊したダイビングボートからエントリーして、潜行した直後に、ダーーーン!!
浮上した時にはボートの電気系統がやられていて航行不能。
水面にいる時に落雷をくらっていたら、それはきっとヤバかった。

そして、この夏に強烈な印象を覚えたのが、
伊良部島のビューポイント、17ENDの壮絶な綺麗さ。
思わず「すっげーーー!」と叫び、
そして絶句し呆然とする。
圧倒的な綺麗さにただただ驚いたのでした。

市街地、伊良部島と宿を変えて、
旅の終盤は、宮古島本島中央の南側海岸線沿いの宿へ。
イムギャーマリンガーデン~展望台を散策して、
そこから海を背にして急坂を登って、
ヴィラの建ち並ぶ一角を訪れました。

南国らしい白壁の建物は、
内装もシンプルモダンの清々しさ。
テラス越しには、青々と茂る樹木の向こうに紺碧の海が覗く。 思わず屋上へと上がってひと時、
インギャーの森とその先の海の碧を眺めます。

お願いしたランチは、Menu Imgya。 口開きの「紅芋の冷製クレーム」は、
紅芋の個性が優しく紐解かれていて、
陽射しに火照った身体と気持ちを一気に冷やしてくれます。

ふた皿目は、「鰹ハラガーとセイイカのサラダ」。
“ハラガー”とは、豚肉で云うところのバラ肉・三枚肉。
魚では、腹身というか、トロに相当する部分のことらしい。 脂しっかりの身を解しては、野菜たちと合わせ食べる。
セイイカのさくっとした歯触りもまた愉しい哉。

メインは、「やんばる鶏のロティ プロヴァンス風」。 沖縄純血在来種のアグー豚や黒豚との交配種やんばる島豚は、
銘柄として見聞きしたことはあっても、
やんばる鶏とは初めて聞いた。
身も皮目もしっかりしていて味が濃い印象のする。
やんばるの地で育てらえた地鶏なのでしょうね。

デザートには、
パッションフルーツとマンゴーを載せたブランマンジェ。 島に来てからあちこちでマンゴーを食べ漁ってきたけれど、
出されればやっぱり嬉しいぞ(笑)。

インギャーの海と森を望む高台に、
海の見えるレストラン「ゆさらび」はある。 WEBページによると「ゆさらび」とは、
宮古島の方言で夕暮れを意味します、とのこと。
ディナータイムは素晴らしい夕焼けとともにスタート、
とも書いている。
今度は、近くのヴィラに宿をとって、
夕焼け見晴らすテラスで、ワイングラスを傾けたい、
なーんて思っています。

「ゆさらび」
沖縄県宮古島市城辺友利429-1 [Map] 0980-79-7907
https://www.yusarabi.club/

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