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麺屋「月日草」でチーズ長芋焼キャベツロールサラダ庭採れ野菜日替りのお惣菜ランチ

岐阜駅に降り立つひと達はほとんど、広々とした北口のペデストリアンデッキに出るのだと思う。
「杜の架け橋」と命名されたというU字型の歩行者用デッキから真っ直ぐ地上に降りて、バスターミナル脇の広場に立つ。
信長ゆめ広場と呼ばれるその広場に堂々と立つ、黄金に輝く御仁のご機嫌を真っ先に窺うのが、岐阜を訪れた際の慣わしとなっています。

岐阜駅北口から広がる岐阜の街は、
左右にも広くそして奥行きもある。
中華そば「丸デブ」総本店のある柳ヶ瀬通り界隈や、
岐阜タカシマヤ辺りまでなら軽く歩いて行けそうに思うも、
真夏の炎天下に歩いて、ぐったりしたことを思い出す。

タカシマヤが接する平和通りから大通りで西に二本目が岐阜西通り。
南北に走るその通りと正に東西に交叉するのが岐阜東西通りという。
その交叉点近くの舗道を歩きながらふと、
道路際に建つ一軒の住宅の庭先をフェンス越しに眺めました。手入れの行き届いた家庭菜園。
どこか雅で趣のる鶯色の壁に葦の簾の日除けが掛かる。

路傍の花も絵になるお宅に白い暖簾が掛かっている。暖簾の脇のA看板を確かめると、
日替わりのランチメニューの手書き文字だ。

暖簾を払って恐る恐る部屋内へと闖入すると、
快活なる小母様が迎えてくれる。窓際のカウンターで改めて品書きを覗き込む。
その日のお惣菜メニューは同じで、
うどんとご飯の組み合わせにより、
月ランチと日ランチ、草ランチとが選べる仕組みだ。

届いた膳に思わず、破顔一笑。
綺麗に並べられたお惣菜たちの彩りが、
なんとも嬉しいじゃぁありませんか。唐揚げにフリッタータ的なチーズの長芋焼きがいい。
屹立した西瓜は、今年初めてかもしれないけれど、
後でね、などと呟きつつ(笑)。

肉厚な隠元にベビーキャロットを添えて。
それは一味を降りかけたマヨネーズでどうぞ。茹で玉子などなども添えられた小皿のキャベツロールサラダ。
ちょっと火を通すことでぺろっと食べられるようになっていて、いい。

まだ肌寒い日だったので、温かいのを選んだおうどんには、
たっぷりしたきつねが載ってきた。恐らく手打ちと思ううどんそのものには特段の特徴はないけれど、
何故だかなんだか和む一杯でありました。

雨模様の中ふたたび訪れる機会があって、
今度は厨房寄りのテーブルに席を得る。正面に見据えるは、なにやら厳つい金庫風の黒い扉。
女将さん曰くは近くの東海銀行の支店から譲り受けたものだそう。
部屋への扉ではなくて、中は棚になっています。

この日の日替わりのお皿は、
肉ごぼうに玉葱ステーキなどが載る、より素朴系のライナンプ。ロールキャベツは、サラダ仕様ではなくて、
ケチャップちょん載せの正統派ロールキャベツ。
小さめ一個のロールキャベツがサイドメニューって、
何気に嬉しくありません(笑)?

冷たいうどんをお願いしたら、それは氷を添えてやってきた。やっぱりうどんそのものには特徴ないので(すいません)、
お惣菜+ご飯の「草ランチ」に赤出汁味噌汁を添えてもらう、
なんてのもよいかもしれません。

黄金なる信長像見守る岐阜駅北口から岐阜西通りを往く。
都通界隈の一隅に麺や「月日草(つきひそう)」の家はある。月日の経った旧い家で、庭先で野菜などを採っている。
そんなところからお店の名前を付けたのだそうです。

「月日草」
岐阜市都通4-12 [Map] 058-377-0023

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麺や「七彩」で限定あれこれクラタ塩から夏のもみじに担々麺だだちゃ豆に唐黍に

日本橋・京橋エリアから怒涛の勢いで押し寄せる再開発の波は、八丁堀界隈にも到達している。
八重洲通りと平成通りが交叉する八丁堀二丁目交差点の角地にあった第一長岡ビルもすっかり解体され、無機質な万能鋼板が敷地を囲む。
再開発を目論む側はきっと、区画全体で新しいビルをおっ建てたかったのであろう。
ところがどっこい、ソレハナンノコト?とばかりに従前からの佇まいのままの建物がそこにある。
そうそれは、今やすっかり日常の光景となった八重洲通り沿いの行列の先頭が立つ処でもあります。

行列が長くありませんようにと祈りつつ(笑)、
八重洲通りの舗道を往く。
日により天候により多少の多寡はあるものの、
11時半にはそれ相応のひとの並びとなっています。

充実の定番品「喜多方らーめん」の煮干や醤油に、
いつの間にか塩味が加わったんだねと、
初めて「塩肉そば」をいただいたのは、17年の10月のこと。煮干しも醤油も勿論絶品なのだけど、
塩仕立ては七彩のスープの魅力を直裁に堪能できる。
たっぷりチャーシューとの相性も想像以上であります。

今年18年の03月頃の限定だったのが、
「限定 小豆島海の水とクラタペッパーの塩らーめん」。滋味深い胡椒をフィーチャリングした塩らーめんは、
より輪郭がくっきりしてまた旨い。
KURATA PEPPERを検索すると、
カンボジアの胡椒農園の情報が確認できる。
そんな七彩の塩胡椒らーめんは、数ヶ月後には、
生胡椒グリーンペッパーのせバージョンへと進化したのでありました。

券売機の「気まぐれご飯」をポチとすれば、
「山形のだし」を載せた茶碗飯がいただける。築地の場外で初めて目にしたことを思い出す「だし」。
ご飯によく合うのは先刻承知の助で御座います(笑)。

この夏の七彩は、再開発ラッシュ以上に怒涛の限定祭り。
7月には、ジビエらーめんシリーズの口火を切って、
「夏のもみじの冷やしらーめん」が登場。ここで云う”もみじ”とは鹿肉のこと。
トッピングには象徴的に艶っぽい赤身肉。
いつもの喜多方仕立てとは違う、
どこかつるんとした冷たいスープを啜って、
そのすっきりとしつつも深い味わいに思わず目を閉じる(笑)。
いつもの手打ち麺を冷たいスープでいただくのも、
何気に嬉しいのであります。
噛めば青い香りと刺激の弾ける生グリーンペッパーが、
ここでも活躍してくれています。

晩夏の限定の定番と云えば、
その第一弾が「だだちゃ豆の冷やし麺」。擂り流しただだちゃ豆の滋味がもうそのままいただける。
トッピングのチャーシューがいい合いの手を入れてくれる。
短く切った手打ち麺と一緒に蓮華で啜りたい、
そんな妄想も頭を擡げてきます。

ご飯ものの定番と云えばご存知、「ちゃーしゅー飯」。どこか芳ばしいチャーシューもズルいけど、
かけ廻したタレがまたズルいんだ(笑)。

続く限定にはもみじの冷やしが進化して、
「夏のもみじの冷やし担々麺」となってしまう。トッピングにはたっぷりのそぼろ鹿肉に砕いたナッツ系。
辛そうでいて加減の絶妙なラー油にはただただ感心してしまいます。
こうくるんか~。

そして、晩夏限定の定番第二弾が、
ご存知「とうきびの冷やし麺」。高山の農家さんから届いたというタカネコーンの魅力炸裂!
摺り流しの裏手から麺を引き上げれば、むんずと絡まる。
これぞ大地からの甘さだと思う恵みをたっぷりと味合わせてくれます。

鹿肉によるジビエシリーズの第三弾が、
お待ちかねの「もみじの担々麺」。冷やし担々麺も洗練された美味であったけれど、
こちらも世の担々麺のいずれにも引けを取らない完成度。
クリーミーさと辛みと芳ばしさの塩梅が素敵。
手打ちぴろぴろ麺が担々スープにもよく似合います。

八丁堀の手打ちらーめん店と云えば、
謂わずと知れた麺や「七彩」。食材の探求にも怯みなき両雄が、
珠玉の定番喜多方らーめんに飽き足らず、
季節季節の限定らーめんでもまた唸らせる。
行列の長さが気になるものの、
近くにあって良かったと八重洲通りを歩くたびに思います(笑)。

「七彩」
中央区八丁堀2-13-2 [Map] 03-5566-9355
https://shichisai.com/

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