ginentei60.jpg銀座周辺を巡る旅
around the Ginza

maru60.jpg八丁堀界隈の日常
Hacchobori vicinity

takahashi_tsukiji60.jpg築地情緒そして月島
Tsukiji,Tsukishima

yoshinozushi60.jpg東京日本橋界隈の徘徊
around Tokyo,Nihonbashi

imahan60.jpgとある人形町風情
Ningyocho

azuma60.jpgオヤジ新橋外堀通り
that's Shinbashi

rikkon60.jpg広尾から六本木から霞町
Hiroo between Roppongi

partenope60.jpg渋谷恵比寿中目エリア
Ebisu.Shibuya,Nakame.

legrottaceleste60.jpg青山赤坂うらおもて
Aoyama.Akasaka

inochinomizu60.jpg麻布プラチナ漫ろ歩き
Azabu.Shirokane

gingyo60.jpg身近洒落まち自由が丘
Jiyugaoka

derauchi60.jpg東急ローカルまいど
my lines Tokyu

nichinan60.jpg五反田品川大井町
Gotanda to Ohimachi

watetsu60.jpg大森蒲田川崎ライン
Ohmori to Kawasaki

norge60.jpg横浜おのぼりさん
all Yokohama

namikiyabu60.jpg浅草で道草
the Asakusa

daiki60.jpgアキバ上野湯島ゾーン
Akiba,Ueno.Yushima

kagiya60.jpgディープ荒川台東区
deep Arakawa,Taito

inonaka60.jpg深川両国河むこう
Fukagawa,Ryogoku

imoya60.jpg神田神保町靖国通り
Kanda,Jinbocho

cork60.jpg四谷神楽坂お堀沿い
Yotuya,Kagurazaka

ilpentito60.jpg代々木新宿馬場あたり
Yoyogi to BabaWaseda

aoba60.jpg西行き中央線方面
Chuo-Line

musashiya60.jpg東武三田線板橋区
Itabashi-ku

ushiwaka60.jpg豊島文京いけぶくろ
Toshima,Bunkyo,Bukuro

oaks60.jpg所沢じもちぃ西武線
Seibu-line,Tokorozawa

inari60.jpg沿線巡る小田急京王
Odakyu,Keio

ohshimaya60.jpgぐるっと関東ちょいと伊豆
Kanto area,Izu

enboca60.jpg軽井沢から甲信越
Karuizawa,Koshinetsu

yamamotoya60.jpg濃いぃぞ名古屋
Nagoyanagoya

yamamoto60.jpgなにわ大阪キタミナミ
naniwa Osaka

kiyamachi_samboa60.jpgはんなり京町修学旅行
The Kyoto

2298_60.jpg旅は陸奥国出羽国
Aomori,Mutsu&Dewa

2298_60.jpg南の島の楽園たち
Paradise Islands

2298_60.jpg独墺伊仏欧州諸国への旅
Trip to Europe


2012年5月[6]
2012年4月[12]
2012年3月[14]
2012年2月[11]
2012年1月[14]
2011年12月[6]
2011年11月[14]
2011年10月[14]
2011年9月[12]
2011年8月[9]
2011年7月[12]
2011年6月[15]
2011年5月[13]
2011年4月[13]
2011年3月[17]
2011年2月[14]
2011年1月[16]
2010年12月[10]
2010年11月[13]
2010年10月[10]
2010年9月[11]
2010年8月[13]
2010年7月[12]
2010年6月[13]
2010年5月[11]
2010年4月[13]
2010年3月[14]
2010年2月[14]
2010年1月[21]
2009年12月[12]
2009年11月[16]
2009年10月[21]
2009年9月[14]
2009年8月[16]
2009年7月[22]
2009年6月[16]
2009年5月[21]
2009年4月[19]
2009年3月[17]
2009年2月[21]
2009年1月[23]
2008年12月[17]
2008年11月[15]
2008年10月[26]
2008年9月[29]
2008年8月[31]
2008年7月[22]
2008年6月[21]
2008年5月[31]
2008年4月[29]
2008年3月[42]
2008年2月[38]
2008年1月[28]
2007年12月[29]
2007年11月[42]
2007年10月[34]
2007年9月[37]
2007年8月[40]
2007年7月[27]
2007年6月[44]
2007年5月[45]
2007年4月[34]
2007年3月[37]
2007年2月[28]
2007年1月[33]
2006年12月[31]
2006年11月[36]
2006年10月[34]
2006年9月[37]
2006年8月[34]
2006年7月[25]
2006年6月[34]
2006年5月[40]
2006年4月[31]
2006年3月[27]
2006年2月[32]
2006年1月[39]
2005年12月[19]
2005年11月[39]
2005年10月[33]
2005年9月[24]
2005年8月[27]
2005年7月[21]
2005年6月[28]
2005年5月[35]
2005年4月[37]
2005年3月[44]
2005年2月[9]
2005年1月[4]
2004年12月[2]
2004年11月[4]
2004年10月[1]
2004年9月[4]
2004年7月[8]
2004年6月[3]
2004年5月[1]
2004年4月[7]
2004年3月[6]
2004年2月[3]
2004年1月[3]
2003年12月[4]
2003年11月[2]
2003年10月[5]
2003年9月[2]
2003年8月[1]
2003年7月[8]
2003年6月[1]
2003年5月[7]
2003年4月[2]
2003年3月[5]
2003年2月[6]
2003年1月[1]
2002年12月[4]
2002年11月[6]
2002年10月[7]
2002年9月[6]
2002年8月[16]
2002年7月[3]
2002年5月[6]
2002年4月[2]
2002年3月[1]
2002年2月[1]
2001年11月[1]
2001年10月[1]
2001年9月[1]
2001年8月[3]
2001年7月[2]
2001年6月[2]
2001年5月[2]
2001年3月[1]
2001年2月[2]
2000年12月[1]
2000年11月[1]
2000年10月[2]
2000年9月[1]
2000年8月[1]

ただいま鋭意、旧サイトより記事移築中です。
2005年03月まで遡って移築が済みました。
でもまだまだ3合目くらい。頑張れ自分(汗)。


まさぴ。へのご連絡は、
以下からお願いします。
@

口 名物焼だんご「武蔵屋」で 炭火の焦げと醤油の郷愁道灌団子

musashiya.jpg今は航空公園にある所沢の市庁舎。
航空公園に移転する前は旧町の宮本町に本庁舎があったのだけど、今は何に使われているのかな。
その旧庁舎の向かいには、
所沢唯一と思う醤油蔵「深井醤油」。
そして旧庁舎の裏手には、
小さな神社、所沢神明社がある。


久し振りに旧庁舎裏手から神明社の階段を上る。
ベンチに座って読書する女性の脇を抜け、手水舎で両手を清め、お参りします。
正月の頃の境内しかおよそ知らないので、反って厳かな気持ちになるもので。


戻る途中から今度は、横手の階段へ進んでみます。
こちらの参道は、峰の坂からのアプローチ。
ゆっくりと一歩一歩降りていきましょう。


参道入口近く、峰の坂の中程で見つける櫨色の暖簾。musashiya01.jpgmusashiya02.jpg足元の看板が示すは、名物焼だんご、武蔵屋。
ふとトタン屋根だった頃の店先を思い出します。


ガラガラっと引き戸を開けて、二本だけで御免なさいと声を掛けます。
ちょうど一緒になって、同時に注文したオバさまは、お持ち帰り10本オーダー。
ボクはココでいただいていきますと、既に白いだんごの串を手にした姐さんに伝えます。


ちょっと失礼して、店の外から硝子越しにだんごを焼く様子を拝見する。musashiya03.jpgmusashiya04.jpg当然ながらの慣れた所作で、
団扇を煽り、並びを整え、醤油タレに潜らせては、また団扇を煽る。


はい、お待ちどうさまと小皿に載った焼きだんご。musashiya05.jpg炭火に炙られ、ちょっと焦げたあたりの芳ばしさに漂う醤油の香り。
ちょっと粗めに捏ねた感じの歯応えと醤油の甘辛さが郷愁を誘う。
醤油はきっとご近所、深井醤油のものなのでしょう。


一緒に居合わせたオバさまは、
ちょっと焦げ目を多くして!なんて注文をしてた。musashiya06.jpgオバさま、なるほど、通ですなぁ(笑)。



壁に掛かった額には、所沢焼だんごの由来が示してある。musashiya07.jpg康正元年(1455年)、かの太田道灌が、
江戸城を構築中に鷹狩りにと武蔵野の地を訪れた。
その際に土着の名族が手捏ね団子を焼き、自製の醤油につけて献じたところ、
道灌の賞賛を得たのが名物となってゆくきっかけであったと。

道灌団子とも呼ばれた焼きだんごは、永き歳月の間に徐々に幾分かの変遷を遂げて、
今の竹串に刺したスタイルになったのは、享保年間からと云われているよう。
そしてその頃から、"所沢名物焼だんご"と称されるようになった、とある。
そうか、所沢の焼きだんごは、そもそもは"道灌団子"であったのだね。


峰の坂中程、所沢神明社の参道口辺り。
昭和35年創業、所沢名物焼だんごの老舗「武蔵屋」。musashiya08.jpg額の文書は、こんな句で結んでいます。
武蔵野に鷹狩りをせし道灌の歌宴を偲ぶ焼だんごかな 惣五郎



「武蔵屋」
所沢市宮本町1-8-14 [Map] 04-2922-5614

column/03268

口 元祖串かつ「だるま」で 見上げる通天閣揚立て旨し元祖串かつ

daruma.jpg天王寺の近鉄前交叉点から動物園前方向へ。
ここだココだと右へと折れ入って、線路を潜れば、
何かのお店の店頭にある大きなビリケンさんが迎えてくれる。
そう、ご存知、ジャンジャン横丁。
早くも行列をつくっている串かつ「八重勝」を横目に覗くと、なんだか新しく明るくなっている。
その先にある将棋クラブは、硝子越しにも独特の琥珀色の空気が伝わってくる。
そのままジャンジャン横丁を抜ければいよいよ新世界の本丸だ。



今話題のタワーといえばやはり、通天閣(笑)。daruma01.jpg
みんなホンモノのビリケンさんの足裏を掻きに行くのか、
既に長い行列ができています。


その通天閣の真下で、広い間口で営んでいるのが、串かつ「だるま」の通天閣店。daruma02.jpg
そして通天閣を見上げる通りから脇に伸びる路地にあるのが、
「だるま」新世界総本店だ。


ジャンジャン横丁の「だるま」にも行列があったけど、
ここ総本店にも開店前の行列。daruma03.jpg
かの有名な文句、「ソースの二度漬けは禁止やで!」と睨みを利かせるオッチャン顔のディスプレイが覗いています。


daruma04.jpg僅か13席のカウンターの左の隅へ。
なんのことやら判らないけど、初めてのお客様には「クロヒョウセット」がオススメというので、そこは素直に仰せに従います。


まだ午前中だけどねと自分に断りつつ、だるま特製麦焼酎でウーロンハイ。
ちゅるちゅるっと口をつけたところへ、さっと「どて焼き」の小皿。daruma05.jpg
所謂煮込みなんだけど、見た目を裏切るあっさり仕立て。
まずはこれで一杯、ってのが常道なのでしょね。


目の前の油切りパットに「クロヒョウセット」の串第一陣が湯気を上げて到着です。daruma06.jpgdaruma07.jpgdaruma08.jpg
帆立、串かつ、レンコン、えび、つくね。
二度漬けなしヨ、と呟きながら串をソースに浸して、余分なソースを切る。
ふーふーしてから齧りつきます。


ああ、串かつがウーロンハイによく似合う。
揚げ立て串揚げの醍醐味が間違いなく、ココにある。


「クロヒョウセット」の第二陣は、しょうが、ウィンナー、キス、力もち。daruma10.jpgdaruma09.jpgdaruma11.jpg
まさしく紅生姜色剥き出しの串は、齧って思わず笑っちゃう(笑)。
オススメ通り、ウィンナーもキスも塩でいく。
キスのほっこりに、ウーロンハイをお代わりです。


コースターをいただくに、「クロヒョウセット」としたのは、ゲーム「龍の如く」のシリーズ「クロヒョウ2」と「だるま」のコラボだからということらしい。daruma14.jpg
もっとも、この組み合わせのどのあたりが「クロヒョウ」っぽいかは、全くもって判んないけれど(笑)。


もうちょっと欲しいなとお願いしたのが、
復興支援と謳う「石巻名物牛たんつくね串」や、
冬のカキに替わって登場していた夏の串「ハモ」など。daruma12.jpgdaruma13.jpg
そうか、仮にちょっと端モノが混じっていたとしても、
つくねにすることでイケる串に仕上がってる。
はふほふと揚げ立てを塩でやる鱧は、ご想像通りの醍醐味だ。


創業昭和四年。
元祖串かつ創業の店「だるま」新世界総本店。daruma15.jpg全13席で囲む狭いカウンターにぎっしり5人ものスタッフで鋭意応対中してくれる。
滞在時間およそ20分でいっちょ上がりです(笑)。


この界隈に来ると必ず、
「じゃりン子チエ」の世界感を髣髴とさせる場所として足を運んでしまうのが、
新世界国際劇場の前あたり。daruma16.jpg残念がらまだ、観劇したことはありません(笑)。



「だるま」新世界総本店
大阪市浪速区恵美須東 2-3-9 [Map] 06-6645-7056
http://kushikatu-daruma.com/

column/03267

口 TRATTORIA「TORINO」で あらびきミートプンタレッラカヴァテッリ

torino.jpg目黒線の洗足駅界隈。
身近なはずのご近所なのに、
意外とその様子を知らないのに気づく。
飲食店で思い出すのは、
環七沿いにあったらーめん「香蘭」やその後の「秀」。
町の純中国料理「知味観」に築地仲買系「尾利長」くらい。
偶には徘徊してみようかと途中下車して改札をでると、早速気になるファサードに出くわしました。


日本の伝統色でいえば、金茶か蜜柑色。
イタリアンならば、ソレント・ゴールドと呼ぶのでしょうか。
そんな鮮やかさが目を惹くエントランステントの主人がトラットリア「TORINO」だ。


どんな様子かなぁと覗き込むように近づくと、開いた扉の目の前が厨房になっている。
1階に客席はなく、階段から上へどうぞと招かれます。

姐さんに促されるまま、2階フロアの一席へ。
3階は、分煙となれば喫煙者フロアとなるようです。


ランチメニューは、A・B・C。
torino01.jpg黒板が示すは、本日のパスタ3品にランチのメイン料理ひと品。
「あらびきミートソース」あたりからお願いしてみましょう。


前菜のプレートには、
サーモンのマリネやパテを載せたバゲットなど。torino03.jpgtorino02.jpg思わず、赤のグラスをと声を発しそうになるのが困ったところ(笑)。


フロア担当の姐さんは、階段を通じて階下の厨房とちょっと大声のコミュニケーション。
リフトに載せられ、パスタのお皿がやってきました。torino04.jpg


うんうん、すんなり素直なラグーが誘う。torino05.jpg丁寧に和えた麺にほどよくソースが絡まり、安定感のある美味しさだ。


しとしと雨のお昼どきには、「魚介とプンタレッラ」を。
プンタレッラは、アスパラガス・チコリとも呼ばれるイタリアの春野菜。
魚介は、烏賊に海老に蛍烏賊に。torino06.jpgtorino07.jpg蛍烏賊の小さな腸の風味とプンタレッラの息吹。
全体をしっかり乳化したソースが包んでいます。


またまた別にお昼には、トマトソースのパスタ「ベーコンとオリーブ、菜の花」。torino08.jpg菜の花の仄かな苦味と輪切りオリーブの塩っぽさがアクセント。
水っぽくせずに纏める手腕は伊達じゃない、そんな気がいたします。


torino09.jpg夜に訪れて、徳島産「魴鮄の香草焼き カポナータ添え」あたりで、
白のハウスワインをいただいた後には、
「ベビーラムのラグーとカヴァテッリ」。torino10.jpgカヴァテッリには、三本指でくるりと巻いたショートパスタ、と解説がある。
旨みじっくり柔らかなベビーラムのソースが、
耳たぶ的心地よい噛み応えのショートパスタに馴染んで、うんうん、旨いのだ。


ピエモンテ州の州都の名を冠したトラットリア「TORINO」。torino11.jpg訊けば、シェフのオヤジさんが同じ場所で40年くらいまえから洋食屋を営んでいて、
その時から既に店の名は、「トリノ」だったそう。
ところが息子であるシェフが修行した地もトリノ。
オヤジさんがどうして店の名を「トリノ」としたかは結局聞き損ねたそうだけど、
7年前にオヤジさんから引き継いだ店をイタリアンにした時に店の名を「TORINO」としたのは、至極当然のことなんだね。



「TORINO」
目黒区洗足2-25-20 [Map] 03-3788-7544

column/03266

口 伊勢うどん「ふくすけ」で 内宮参りにプニっと甘い感触伊勢うどん

fukusuke.jpg一生に一度はお伊勢さん。
そうかそうなんだと、
名古屋で近鉄の特急に乗り換える。
列車は一路、伊勢・志摩方面へ。
降り立った伊勢市駅は、
なんだかゆったり長閑なそしてどこか凛とした気配。
路線バスに乗って、
伊勢神宮の内宮(ないくう)へと向かいます。


鳥居をくぐり、五十鈴川に架かる檜造りの宇治橋を渡ると、
いよいよ神々しい空気が増してくる。
玉砂利を踏みしめ、手水舎を経て、
さらに五十鈴川に臨む御手洗場(みたらし)で手を清めます。fukusuke01.jpgふたつめの鳥居をくぐって神楽殿を横手に進めば、太い神杉に包まれてくる。


その先の階段下から見上げるのが、御正宮(ごしょうぐう)。fukusuke02.jpg30数段の階段を辿り、萱葺き屋根の御正殿でゆっくりと二拝二拍手一拝。
感謝を交え、願い祈ります。


ふたたび宇治橋を渡り、おはらい町通りへ。fukusuke03.jpgfukusuke04.jpg賑わいがひと波へと変わる辺りには、かの有名な「赤福」の本店。
五十鈴川に臨む座敷の隅にて、お召し上がりの小さなお盆を手にします(笑)。


そこからそのまま「おかげ横丁」界隈へと闖入しよう。
「おかげ横丁」は、伊勢内宮前に設けた45店舗からなる、古き伊勢路の再現ゾーン。
お目当ては、名物「伊勢うどん」だ。


「おかげ横丁」の伊勢うどんの店といえば「ふくすけ」。
常夜燈の脇からその先に望むは、太鼓櫓。fukusuke05.jpg賑わう横丁を進めばすぐに「伊勢うどん」の幟が見つかります。


fukusuke06.jpg暖かな陽射しの中、縁台にも沢山のひと達が腰掛けて、どんぶりを手に笑顔。
早速、食券売場に並びます。


ご注文は、「伊勢うどん」450円也。
札を受け取って縁台に腰掛け待っていると、
兄さんやお母さんが番号を叫んでくれます。fukusuke07.jpg受け取ったどんぶりには、
見るからにプニっとしていそうな、太めのうどんがどんぶり一杯に綺麗に収まってる。


軽く混ぜてからそっと箸の上に載せて、ゆっくりと啜ってみる。fukusuke08.jpg
つるつるとふわふわとぷにぷにとが綯い交ぜになったかのような独特の食感だ。


麺自体に甘さがあるような、そんな優しい食べ心地。fukusuke09.jpgfukusuke10.jpg底に潜んだツユは、たまり独特の濃いぃフリして、
昆布やら椎茸やらの出汁がしっかり利いていてクドくない。
そのツユも飲み干して、あっという間に食べ終えちゃった(笑)。
この頼りなく柔そうに見えてプニっとしたハリのある感触は、やっぱり心地良い。


きっとスタンダードかつ代表的な伊勢うどんの店、
おかげ横丁「ふくすけ」。fukusuke11.jpg観光地に美味いモノなしの定説は、ここには当てはまらない感じ。
湯呑みのお茶を啜りながら、次々と札の番号を呼ぶ声も心地よく耳に響きます。



「ふくすけ」
伊勢市宇治中之切町52 おかげ横町内 [Map] 0596-23-8807 
http://www.okageyokocho.co.jp/

column/03265

口 もち豚とんかつ「たいよう」で 綺麗な揚げ色上品な脂ロースカツ

taiyo.jpg武蔵小山の一隅に、
なかなかイケてるとんかつ専門店があるという。
どこのことだろうと調べると、
小粒カキフライてんこ盛りの「さんきち」の並び辺り。
そう云われてみれば、静かに佇む和食店のようなファサードをなんとはなしに思い出す。
ちょっくら寄り道してみましょう。


一度目は、恒例の村田の実験室@Againを堪能したあと。
二度目は、会社帰りに目黒線へと乗り換えて。
三度目は、自由が丘での野暮用を済ませたあとに。taiyo01.jpgいずれも夜の営業時間帯に赴いたのだけど、
なんと予約で満席という事態に直面しました。
正直なところ、とんかつのお店に予約までしてというのがしっくりとしない。
ならばとランチ時に足を向けると今度は、空席を待つひと影がある。
なるほど人気なのだなぁと思いながら、アーケードへと踵を返したりして。


ふたたび、とあるお昼どき。
硝子戸越しに店内を覗くと、カウンターに空席がある。
漸くタイミングが合ったなぁと呟きながら(笑)、カウンターの奥へと進みます。taiyo02.jpgちょうど食べ終えた数人が席を離れ、カウンターが静かになりました。


taiyo03.jpg
ランチメニューを気にしつつ、お品書き筆頭の「ロースカツ定食」を。
朴訥とした雰囲気のご主人が、注文を確認するようにこっくりと頷く。
正面の黒い壁を見上げると、こう認めた半紙が見つかります。
「少々お時間はかかりますが、一生懸命作っています、ご了承くださいませ」。


カウンターの内側に構えるは、銅色に磨かれた揚げ鍋。taiyo04.jpg劣化や酸化を思わせない、澄んだ油がひたひたに注がれています。


「ポテトサラダ」や「きんぴらごぼう」で麦酒をやっつけてもいいのだけれど、
それでお腹を満たしてしまうのもなにかと、
出来上がりをのんびり構えて待つことにします。


じっと油殿を見詰めていたご主人が、今だ!とばかりに太い菜箸を動かし、
厚みのあるカツを引き揚げる。taiyo05.jpg油を切り、俎板に載せた揚げ立てカツに空かさず包丁をいれ、盛り付ける。
「ロースカツ定食」の完成です。


細かめのパン粉で包んだ衣は、澄んだ油にイメージ重なる綺麗な揚げ色。taiyo06.jpgその間から覗くは、仄かにピンクがかったもち豚の断面。


既にもう、見るからに美味そうであるが、まずは落ち着いて(笑)、
添えた檸檬なんぞを軽く搾りかけてからもう一度断面を凝視する。taiyo07.jpg肌理の整った切り口から澄んだ脂が滲み出る。
なるほど、衣と肉とがきちんと一体化しているのが好ましい。


ソースはもとより、醤油も塩もいらないかもねと、そのまま噛り付く。taiyo08.jpgすっと歯の先を受け止めて、上品な脂の甘さを滾らせる。
衣には、軽妙なる四谷「四谷 たけだ」の衣とはまた違う、落ち着いた軽やかさを備えてる。
ああ、いいね。


日を改めて、また夜に寄ってみると今度もタイミングよろしくて。
「ヒレ」か「メンチ」かと悩んで何故か、「チーズ巻カツ定食」を。


ご主人は、まるで和菓子でも拵えるかのように、
伸ばした豚肉にスティック状のチーズと海苔を巻いてゆく。
揚げる時間はきっと、ロースカツよりは短めでしょう。


taiyo09.jpg
切り口を揃えるようにお皿に盛り付けて。
蕩けたチーズに海苔の風味が小粋なアクセント。taiyo10.jpg上手に炊いたゴハンに合うのは勿論のこと、贅沢なおつまみにもなってくれそう。
あとはキャベツが手切りの細かなものだったら云うことありません。


武蔵小山の人気店、もち豚とんかつ「たいよう」。taiyo11.jpg一生懸命、の貼り紙を読まずとも、寡黙にしてその姿勢が十分伝わる雰囲気がある。
きっと「生姜焼定食」も旨いに違いない(笑)。


口 関連記事:
  とんかつ「さんきち」で 大盛り生カキフライはカキフライの大盛り(10年12月)
  かつれつ「四谷 たけだ」で 軽やかカツレツと軽やかカキフライ(12年03月)



「たいよう」
品川区小山3-22-7 メゾンいずみ112 [Map] 03-3786-1464

column/03264

上記以前のエントリー

口 伊勢うどん「ふくすけ」で 内宮参りにプニっと甘い感触伊勢うどん
口 もち豚とんかつ「たいよう」で 綺麗な揚げ色上品な脂ロースカツ
口 手打ちうどん「たつみや」で 量感地粉武蔵野うどんはじッ娘旨し
口 ALAIN DUCASSE「ベージュ東京」で シンプルかつエレガントな
口 皆様の店「コロナ」で 名物玉子サンド御大永らくお疲れさまでした
口 お食事処「藤や食堂」で 二度蒸し後がけソースの石巻焼きそば
口 RISTORANTE「ACQUA PAZZA」で 日高シェフなす春香のフーガ
口 中華そば「末廣ラーメン本舗」で 京都のあの店と駅前屋台中華と
口 元祖鯖寿し「満寿形屋」で 鯖街道口にて鯖寿しとうどんのセット
口 てっぱんやき「むー」で 鉄板出来立てかきバター焼きしょうが焼き
口 地酒と旬菜旬魚「一心」で 石巻純吟日高見に松島の穴子白焼き
口 BAR「スリーマティーニ」で ライブの熱気ハイボールとマティーニと
口 生姜醤油ラーメン「青島食堂」で 懐かしくも力強き生姜醤油中華
口 焼鳥割烹「川名」で 生グレ牛すじ煮込み大晦日の一献ニッカニカ
口 日本料理「じき 宮ざわ」で 白子擂り流し焼胡麻豆腐土鍋のご飯

さらに以前は、最近の月別アーカイブへ