恵比寿某所の園山さん家。
気がつけば、彼女のおウチにお邪魔してから、
早くも一年ちょっとが過ぎてしまっていました。
そんな書き出しで綴った日記からまたまたひと廻り季節が巡りました。
待ち合わせの恵比寿東口から秘密の路地へと向かいます。
今回は、いままで覗く程度だった園山さん家の二階のお部屋を予約して。
なるほど、古民家の一室そのままの設えのお座敷にキャンドルを燈します。
例によって、旬の食材を記した筆文字には、題して"穂張月"。
玉蜀黍、蕃茄、花穂と続く書き出し。
園山さんが読み上げるように紐解いてくれました。
まずは、枝豆と豆乳の擂り流し。
お酒の前に胃を守ってくれます、とご口上。
暑い頃の風雅、どこか蒼い枝豆の香りがこっくりと愉しめます。
続いて、「園山」定番のポテトサラダ。
おからと角切りした長芋を使い、マヨネーズを使わないヘルシー仕立てがまさに園山流。
狙い通りのさらっと軽い食べ口がいい。
さて今回伺ったのは何月でしょう(笑)?
そして、ヒロキエさんも既にご紹介の「野菜でつくったパフェ」の登壇です。![]()
下から玉蜀黍と豆乳のムース、梅酒のジュレ、冬瓜の炊いたもの、ミニトマトのコンポート、
モロヘイヤの白玉だんご、豆腐のクリーム、無着色のとびっこに桃のソースをかけて。
トマトの赤とモロヘイヤの翠が仲良く並んで映える。
すすすっと胃の腑に流れてゆくパフェは、世にあれこれパフェあれど、そうあるものでもございません。
柔らかな呑み口、福島の純米酒「蛍」をいただいて迎える、「前菜の七品盛り」。
粟麩の胡麻焼き、ピンクペッパーを頂いた白茄子の南蛮漬け、ヤングコーンと枝豆の白和え、
甘長唐辛子に包んだお寿司には、刻んだいぶりがっこが仕込んである。
水蛸を燻製した造りに鯵とゴーヤの香味和え、ブルーベリーソースをちょんと載せた鮎のテリーヌ。
お米を食べて育ったという、山形産「米の娘ぶた(こめのこぶた)の赤ワイン味噌煮」。
味噌のみ基調とはちょと違う風味に包まれて。
柔らかけりゃいいてな訳ではないけれど、なるほど丁寧に丹精込めて育てられた滋味を含んでいるような気がしてきます。
これまた、「園山」定番、野菜をまるごとつかった「肉じゃが」。
そのままんまを摂れるよう、人参もじゃが芋も皮つきのまま炊いてくれているのです。
〆のご飯は、「鯣烏賊と自家製ドライトマトのカレー風味炊き込みご飯」。![]()
夏の時季だけと味噌汁は、そうめん南瓜を泳がせた冷や汁仕立て。
ドライトマトの甘酸っぱさとカレー風味ってやっぱりいいよなぁーと思う後から、青森のスルメ烏賊の旨み風味が根っこに構えてるの気がついて二度ニンマリ。
デザートのプレートには、これも「園山」定番の黒豆豆乳プリン。
玉蜀黍のシフォンケーキがいいコンビです。
ああやっぱり、優しい満腹感で気持ちまでも満たしてくれる、
隠れ家家庭料理割烹、「園山」さん家。
秋や冬場の「園山」さん家にも訪ねなくっちゃだ。
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「園山」
恵比寿 某所
東京のお店にも何度かお邪魔して、
その魅力を愉しんだ薪釜ピザ「enboca」。
軽井沢別荘地の森の中にある「enboca」へ初めて訪れた時に横目にしていたのが、
「Hermitage de Tamura」の木製サインでした。
作家・水上勉氏の別荘をレストランに仕立てたというフレンチ。
夏の終わりに予約をいれました。
台風の余波で生憎の土砂降り雨の中。
古くからの別荘地へとバイパスとしなの鉄道沿いの中山道とを結ぶ道へ。
この奥が「enboca」だよねと云いながら車を停めると、
傘を手に店のスタッフが迎えてくれました。
案内いただいたテーブルは、
元々テラスであったところを硝子張りにした様子の設え。
別荘を囲む木々に硝子越しに包まれる感じ。
天気が良かったら陽射しと緑に煌めくようなテラスであったでしょう。
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メニューは、昼夜共通でA、B、Cの3コース。
嬉しいのは、それぞれにポーションを半分にしたコースを用意してくれていること。
デギュスタシオンコースをハーフポーションでお願いしました。
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歯触りのよいプティフールで口開き。
まずは、バスク地方の野菜の煮込みと括弧書きされた「ビペラード」。
ごっちゃり煮込んだラタトゥィユみたいなものかと思ったらそうではなくて、
フレンチらしい端正な見映えのお皿。
葉の下には、ヒメジのソテーとパプリカの甘さ。
黄緑色に滲んだソースが綺麗です。
続くお皿は、「北海道産サンマのテリーヌ」。
一瞬秋刀魚はどこ?と覗き込むと、いましたいました。
その断面をみると、テリーヌ型のじゃが芋の上にゆったりと寝そべっている秋刀魚の様子が浮かんできます。
そして、下に敷かれているのが、大根のソース。
秋刀魚にはやっぱり大根でしょう、というシェフの科白が聞こえてくるような(笑)。
米粉のパンに添えてくれるのは、ブラックオリーブとアンチョビを混ぜたもの、
ニラとパセリとマヨネーズ、岩塩と竹炭の三種類。
タプナードも悪くないけど、マヨラーはマヨネーズに手が伸びます。
黒澤酒造の仕込み水やシードルを注いでくれるマダムは、個性的。
色々と気遣いをみせてくれつつも、どこかせっかちで、
その一方で栓をしたままボトルを傾けたりとお茶目なところも(笑)。
三皿目には、魚介のジュレがけ「魚介類のパナッシェのジェリー寄せ ビストー風味」。
橙色したパプリカのムースの上に蛸、烏賊、海老、粒貝が載っている。
そこへ、オクラやハーブ、そして魚の出汁のジュレ。
フュメ・ド・ポアソンの旨みが魚介の旨みを倍加させ、
ハーブたちの香気が味わいを爽やかにして、なかなかに美味しい。
フォカッチャを挟んで続いては、
「白身魚のガスパチョソースと軽井沢のサラダと」のお皿。![]()
春巻き揚げにしたお魚は「万作」、だという。
万作=シイラ、ということでいいのかな。
薄い薄い春巻き生地の歯触りとガスパチョの酸味の取り合わせがいい。
トマトと並んで添えられているのは、小さな食用の鬼灯だ。
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ここで、追加オーダーしていた「桃のスープ」。
温かい桃のスープだったりしてと思うも、届いたのは冷え冷えの桃の実。
刳り抜いたその実の中にとろんとしたヨーグルト状のスープ。
桃の風味がそのまま活かされつつ、添えた酸味でさっぱりと。
ころんと繭のようなソーセージが「ハモのブーダンブラン シュークルート仕立て」。
それは、豚の血系ブーダンノワールならぬブーダンブランを鱧の腸詰で表現したもの。
きりたんぽみたいなむにゅっとした食感の中に澄んだ滋味がしっかりだ。
小休止には、「コーンのエビ巻き コーンアイスソース」。
一見ただの焼きトウモロコシにみえるけど、
実は海老しんじょうの廻りにトウモロコシを巻いたもの。
香ばしくした玉蜀黍と海老の相性の良さを思います。
萩直送のお魚料理は、真魚鰹のソテー。
その下には焼き茄子よろしく、素揚げをして綺麗に皮を剥いだ茄子。
葱ソースが軽い食べ口にしてくれています。
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柚子胡椒風味のシャーベットを口直しに。
そして迎える、銀蓋に覆ったメインのお皿。
クロッシュのトップを抓んでせーのーと外して現れるのは、
「新潟 越しの鳥のグリル 洋ワサビのソース」だ。![]()
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新潟県の銘柄鳥・越の鳥は、しっかりした身肉から旨み溢れる感じ。
照り焼きした香ばしい皮目にやや濃いめの山葵風味タレが日本人心にも訴えて、旨い。
デザートには、三種類の中から「春菊のティラミス」を。
どんなティラミスかなぁと思っていたらそれは、冷えたグラスでやってきました。
ああ、これは如何にも「パフェ」ではありませんか(笑)。
グラスに浮かぶ水滴越しに覗くは三層の萌葱色。
トッピングのバニラアイスに刺しているのは、春菊を模したらしき緑色のチョコレート。
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スプーンに掬うは、滑らかなまさに春菊風味のクリームだ。
マスカルポーネのようなチーズなぞが主張することなく、
春菊独特の香りを優しく醸してくれています。
緑に囲まれた軽井沢の隠れ家フレンチ「hermitage de tamura」。
hermitageはまさに"隠れ家"の意。
シェフが若い頃修業したフランス「エルミタージュ」への敬意と憧れを交えて、
作家・水上勉がひっそりと過ごしたであろう別荘を"隠れ家"と称するレストランに仕立てて10年余り。
いまや軽井沢を代表するフレンチのひとつとなっているようです。
軽井沢という土地に根付き、創意工夫を織り交ぜながら重ねたであろう熟練と進化が齎す安定感は、リゾートのひと時をより和ませてくれるもの。
今度は、晴れた日のテラスでグラスを傾けたいな。
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薪窯ピザ「enboca」で 野沢菜大葉ピザいちじくとベリーのピザ(10年08月)
「エルミタージュ ドゥ タムラ」
長野県北佐久郡軽井沢町長倉820-98 [Map] 0267-44-1611
http://www.ryoubi.jp/
するするとことこと進む列車を降りたのは、
小さな小さな無人駅Aigen。
路地のような道から住宅地を抜け、
路傍に咲く行者ニンニクの白い花を愛でて匂いを嗅いだりしながら進むと、視界が開けた。
道沿いに並木が続き、その右手には放牧地なのか、緑の絨毯が広がっています。
その先に教会の尖塔が望め、思わず立ち止まってじっと眺めてしまう。
気持ちのいい景色だ。![]()
教会の小さなホールの冷気に触れてから、教会の向こう側へ回り込むと、
結婚式らしき一団が始まりを待っているようなご様子。
それを横目に、ゲートを潜ります。
レストランホールの佇まいを眺めながら、そのまま建物を抜けて真っ直ぐと。
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緑鮮やかな中庭が迎えてくれました。
木々が覆う、中庭のテーブルのひとつの収まって、グラスの泡を。
すっきりと酸の利いた綺麗な呑み口だ。
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メニューの見開きの左半分には牛の部位を示す図があって、
まずはスープをおすすめと書いてある。
給仕の女性の説明によると、牛の骨髄が面白いらしい(笑)。
スープをいただきました。
丁寧にそして濃厚にひいたコンソメの旨み。
麺状のパンケーキや野菜たちと一緒に浮かんでいるのが、件の牛の骨髄だ。
スプーンからつるんと啜ると、
ふわっっとした口触りの後、一瞬の深い滋味がすっと消えてゆく。
そして、グリース団子Griesnockerlにレバ団子。
なんとも魅力的なスープです。
はたまた、骨髄を黒パンに載せて、
浅葱をあしらってカナッペ的に。
これまたとろんとして、
なにかのフルーツのような不思議な甘さを含んでいます。
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オーストリアの白ワインを所望ですとお願いしたら、
プレゼンしてくれたのが「MAITZ」の。
ラベルの下部には、MUSKATELLERの文字があります。
なるほどマスカットだ~と思わず叫んで愉しくなる、
フレッシュさの中に心地いい甘露を含む滴です。
続くプレートは、燻製したタンとターフェルシュピッツ。
山間の牧場、ピンツガウからの牛。
右側のお肉が肩の真ん中で、左側のお肉は肩の上の方だという。
ほうれん草は、クリームシュピナートにしてたっぷりと。
こういうソースをちょっと脂を落としたお肉に添える感じって、いいないいな。
他には、リンゴわさびソースとかマヨあさつきソースとか。
日本人向けに仕立ててくれた?みたいな(笑)。
付け合せは、人参とじゃが芋の千切り揚げ。
じゃが芋の千切りは、
しっかり揚がったところのクリスピーな香ばしさと柔らかいところの甘さとの競演が好き。
そろそろお腹十分になった頃。
厨房の方から、シューーという音が聞こえてきました。
花火の噴出に、"Alles Gute"の文字をお皿に添えてくれているのは、
「créme catalana mit ErdbeerSorbet und Rhababer」。
紅い層とピンク色の層と白い層、
そして表面はクレームブリュレ的焼き目の薄いカラメル層。![]()
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滑らかな香ばしさの先にスプーンを進めると、苺の華やぎが鼻腔を抜けて。
さらに弄ると、ルバーブの欠片が顔を出します。
食用の鬼灯の甘酸っぱさもいい注し色。
嗚呼、陽射しにも恵まれた、こんな気持ちのいい中庭で、
「パフェラッチ!」できるなんて。
アイゲンの城という名のレストラン「SCHLOSS AIGEN」。
城の北にある別館がその在り処。
肉好きにも訴える、オーストリアの伝統的な料理がいただけます。
ダイニングも悪くなさそうだけど、気候と空席が許すなら、やっぱりこの中庭で過ごしたい。
「SCHLOSS AIGEN」
Schwarzenbergpromenade 37 A-5026 Salzburg [Map] 0662 / 62 12 84
http://www.schloss-aigen.at/
二年振りの石垣島。
降り立った空港から外へ出た瞬間から、
やっぱりいいなぁと思う空気に包まれる。
暑いのだけど、心地いいというか。
ホテルに荷を降ろしたら早速、そんな空気を満喫しようとタクシーに乗り込みました。
730交差点から港沿いを今来た空港方面へ。
空港方向へと大きくカーブする真栄里の一角で降りるタクシー。
通りの向こうには、板張りの白い壁に囲んだ二階家。
5本の柱で支える赤瓦が大きく羽を広げています。![]()
店の名をCAFE「PUFF PUFF」。
白塗りの木椅子には、DRINK、FOOD、SWEETSのメニュー黒板が立て掛けてあります。
部屋内のテーブル席は、なにやら結婚式の二次会か、昼真っからの合コンか(笑)。
賑やかに愉しげに語らい合っているようです。
硝子越しに海の青が見えれば、引き寄せられるようにそのままテラスのヒトに。![]()
海岸へと張り出した板張りのテラスに佇めば、やっぱりビールが欲しくなる。
こっちに来たらやっぱりこれだよねと、「オリオンビール」。
すすすーっと喉を降りていくスムーズな一杯。
毎度思うことだけど、どうしてこっちで呑むと格段に旨いのでしょう。
そんな「オリオン」のお相手にと姐さんが勧めてくれたのが、
「新鮮野菜の自家製食べるオリーブオイル」。
食べるラー油ならぬ、食べるオリーブオイルは、
玉葱をはじめとする野菜なんぞが漬け込まれているヤツ。
しゃきしゃきとした野菜たちをバーニャカウダよろしく、
そのソースに浸したり載せたりしていただくのであります。
結局、二杯呑んじゃった(笑)。
そこへお願いしていた目的のグラスがやってきました。
ドラゴンフルーツの紅も鮮やかな「トロピカル・パフェ」。![]()
トッピングは、パインにオレンジ、バナナ、細かなタピオカ。
生クリームを頂いたアイスは、マンゴー風味か。
そよそよとした海からの風を受け、潮騒を聞きながら舐める南国パフェ。
いいね、いいね。
なんだかとってもいい感じの島時間が過ごせそうな、
そんな予感を抱かせてくれるグラスでありました。
海に向かうテラスが誘う、国道沿いのカフェ・レストラン「PUFF PUFF」。
"PUFF PUFF"と書いて、"プカ プカ"と読む。
汽車ぽっぽを表すものでもあるけど、
そもそもはハワイのコミックの吹き出しで見つけた文字なのだという。
PUFF PUFFでプカ プカ。
ゆったりと水面に漂うような、リラックスした雰囲気に良く似合う店名です。
「PUFF PUFF」
石垣市真栄里193-1 [Map] 0980-88-7083 http://puff2.com/
やっぱり麻布十番のオヘソだなぁと思う、
十番パティオ。
ロータリー下側には、和食「もち玉」やBar「tellus」。
いつも人気のカフェ「LA BOHEME」の店内を覗きながら、つらつらとゆるやかな傾斜を上がると、「きみちゃん」の銅像の向こうにピーコックが見えてくる。
その右手角の「東京ラスク」も視野に右に視線を振ったところに見つかるのが、「リタティーノ」。
今日は、麻布十番で「パフェラッチ!」です。
この角っこあたりって、山田ヒロさんの店「ヒロソフィー」があったところじゃなかったかな。
そんなことを考えながら、店頭のパネルを覗き込みます。
そこには、お子様からご年配の方まで、安心して食べていただけるように、安定剤を自然素材に代えて、パティシエが考えたリタのジェラートを是非、とある。
そしてその下に示すのが、"本日のねりたてアイスクリーム"。
「煮出しバニラ」「ブラッドオレンジ」「フランボワース」「灘の酒かす」などといった10数種類の小さなプレート並んでいて、それらが「ただいまのフレーバー」と「これからのフレーバー」とに分けられている。
どうやら、その10数種類のアイスが順繰りに"練り立て"で供されるということらしい。
冊子には30にも及ぶフレーバーが示されているから、時季に応じたバラエティはもっと広がるってことなんだろね。
木目の扉の向こうは、白を基調とした明るくポップな意匠。
ショッキングピンクのカウンターがアクセントになっていて、
その奥が硝子越しの"練り練り工場"か。
SMILE SIZE(150g)かHAPPY SIZE(225g)のねりたてアイスを所望するひと達に交じって、「イートインでパフェを」と告げると、応じてくれるニッコリ笑顔。
出来上がりを待つは、右手の壁際に据えられたスレンダーなカウンターのスツールで。
すると、待つ間、いずれかのフレーバーのねりたてアイスを試供してくれるという。
カップの「麻布ショコラ」はなるほど、練り立て感あるとろんとした表情。
どれどれとスプーンを動かすと、
一瞬のねっとりしたテクスチャがさらっとした感触に一変して消えてゆく。
そこへ、オトナなショコラ風味が追い掛ける。
皆が知っている、溶けはじめそうな頃のアイスの美味しい瞬間が、
最初から愉しめるってな感じでしょうか。
それがだらしなく蕩けたものじゃないのは、
マイナス6度という絶妙な温度に秘密があるのかもしれません。
それはちょっと面白そうと思わせる「麻布バジルパフェ」。
ただ、そのグラスを真上から眺めるも、肝心のバジルの気配がない。
おねえさんオーダー間違えちゃったのかなぁと、
怪訝な表情でトッピングの苺スライスやキャラメルなチップスを平らげて。
その下へとスプーンの先を進めると、
なははは、いたいた、フレッシュバジルのアイスクリーム。
この香りの弾けっぷりは、まさに今そこで刻んだばかりのバジルの葉を織り込んだよう。
「バジルパフェ」は、グラスの横から覗くのが正しい観賞の仕方のようでございます(笑)。
「リタティーノ・マンゴーパフェ」といえば、
トップをごろごろと飾る大振りブロックのマンゴー。
濃密バニラアイスを覆っている円い酸味を含む南国の香気は、
石垣島・川平ファームのパッションソースらしい。
川平湾の煌びやかなエメラルドグリーンの情景が脳裡を過ります。
ピルスナー的フォルムのグラスがクリアなプラスティックなのは、
まさにテイクアウト仕様であるがため。
折角の"ねりたてアイス"もたっぷりフィーチャーしたパフェになるともっといいけど、
順繰りにその場で作るフレーバーとの兼ね合いが難しいのでしょう。
「リタティーノ」をプロデュースしたのは、
神戸の洋菓子店「レープ ドゥ シェフ」のオーナーシェフ佐野靖夫氏。
例えば、イタリアンジェラートとの違いを、
セレクトした日本の旬の素材と日本人シェフの感性、
そして作り立て&練り立てのフレッシュさに見出そうとしているようだ。
ねりたてアイスクリームとパティシエ自慢のパフェの店「リタティーノ(RITATINO)」。
この時季のパフェラインナップは他に、「いちごのルージュパフェ」「抹茶好きの満足パフェ」「まるごとメロンパフェ」「NYショコラオランジェパフェ」。
アソートボックスにドライアイスと一緒に詰めればパフェだってお持ち帰りに。
TakeOutできる本格パフェってなかなかないもンね。
口 関連記事:
麻布十番・和食「もち玉」で 焼きなす〆さんまいももちそぼろの煮(06年09月)
Bar「tellus」で MIDORI×MIST香りと風味三段活用の萌黄色(10年05月)
「リタティーノ」
港区麻布十番2-8-8 [Map] 03-3452-0032
http://www.ritatino.com/
池上線と大井町が交叉する旗の台駅の東口。
昭和大学病院へと至る商店街には、「昭和大学通り」と示す看板があったり、「旗の台東口通り」と示すアーチ看板があったりします。
どっちやねん!とツッコミつつも、朗らかな気分で通りを眺めます。
そして、その五反田方面東口正面の建物二階にあるのが、珈琲専門店「カフェリア」だ。
少々煤けたショーケースを横目に軋む狭い階段を上がるとそこは、
意外とゆったりとしたフロア。
池上線の線路と並行にカウンターを配して、その先がちょっとした厨房エリアか。
中央に大きなテーブルがあって、そのテーブルを囲むように、正面の壁の手前と駅に面した硝子沿いに四人掛けのテーブルが置かれています。![]()
煙草の煙が少々気になるものの、喫茶店だものね、それも已むなし。
外の陽射しがしっかりと射す、窓際の席へ。
改札前でひと待ちするひと達を見降ろして、
人間観察しちゃおうかみたいな気分になったりして。
ご注文は勿論(笑)、「ナポリタン」。
大盛りでお願いしちゃいます。
詰まっていたオーダーが片付いたのか、ちょっと間があってから聞こえてきたのは、
明らかなるナポリタンの炒め音。
ザッジャッザッジャッっという、歯切れのいい音は、
慣れた手付きで鍋を煽る様子を容易に想像させます。
湯気を上げて、「ナポリタン」がやってきました。
陽射しに捧げるようにすると、
麺についた焦げ目と乳化しかかったケチャップの膜が麺を包んでいる様がよく判る。
なかなかソソるではありませんか。
フォーク一丁で、くるくるっと巻き取っては、口へ運ぶ。
うんうん、はいはい。
玉葱、ピーマン、ハム、マッシュルームの配分もよろしいのではないでしょうか。
後半では卓上の粉チーズをたっぷりとして、またくるくる、うんうん(笑)。
お皿を舐めるように平らげてから、お姉さんにメニューを所望しました。
目的は勿論(笑)、「パフェラッチ!」。
ここ「カフェリア」のパフェメニューは、「フルーツ」「バナナ」「チョコレート」の3種類。
「チョコレートパフェ」にしようかな。
もう、パフェを注文む時、ちょっぴり恥ずかしいとは思わなくなってきました(笑)。
届いたグラスは、昭和な喫茶店のレシピ通りな見映えがいい。
生クリームとゆるめのチョコレートソースを囲むように飾った缶蜜柑と缶詰パイン。
その下にバニラのアイスとコーンフレーク。
チョコレートチョコレートさせようという気負いなんか、ない。
最初から今までずっとこうで、きっとずっとこのままだと確信できちゃうような。
ゆるゆるとした週末の昼下がりがよく似合って心地いい。
東急旗の台駅東口五反田方面改札前、珈琲専門店「カフェリア」。
Cafeteriaでなくて、Caferiaとした意図や意味をまた出掛けて訊いてみよう。
ゆるーい週末の午後にでも。
「カフェリア」
品川区旗の台2-7-1 [Map] 03-3785-8681
ザルツブルク駅から鈍行に乗って、
ウィーン方面へ数駅。
間違ってひとつ手前で降りてしまった駅へと迎えにきてくれた車は、一面真っ白の雪原を走り抜け、Straßwalchen(シュトラスヴァルヘン)へ。
雪原を走ってきたものだから、随分と郊外の山の中に来ちゃったような気もしたけれど、そこは小さな町の真ん中あたり。
どなたかの邸宅のようなレストランに招かれました。
全面の硝子窓から陽の光が入って、明るいフロア。
招いてくれたご家族は、如何にも常連然としてヤァヤァと、L字を模るフロアの一番奥のテーブルへと一直線に向かいます。
ラズベリーを浮かべて綺麗な泡で乾杯。
ところが、荷物を動かそうとした袖口がフルートグラスに触れて、早速倒すことに。
あわわ(笑)。
改めて、プロセッコのグラスをいただいて、
前菜のお皿を見詰めます。![]()
アルミホイルに包まれているのは、小さな小さなジャガイモ。
その上に鱒の燻製と鱒の小さなイクラとが親子でのっています。
ザルツブルクのクリスマスマーケットで有名な、でっかいジャガイモのホイル包み料理Ofenkartoffelの極ミニチュア版という、ちょっとしたシャレみたいだ(笑)。
お、帆立だね、と覗きこんだ皿には、バターソースに浮かんだ帆立とウサギ、鞘隠元。
内側をレアに、湯引きするように火を入れた帆立とバターソースの相性やよろし。
そして、ウサギが旨い。
どうもパサついた笹身のような印象のあったウサギ肉だけど、これはジュシーで味わい深くって、いい。
そこへ小さなコーヒーカップが運ばれてきました。
あれ?エスプレッソにはまだ早い。
そう覗き込むようにすると、滋味たっぷりの匂いが鼻先を擽ります。
それはすっきりと香ばしく、コクと旨み豊かなザリガニのスープ。
うわぁこれは堪らん。
カップに残った泡もスプーンでこそげて舐めてしまいます(笑)。
メインはというと、鱸のムニエール。
カラフルな野菜たちを下敷きに香ばしそうに皮目の焼色を魅せる。
まさにその皮目の香ばしさと白身の甘さとを真っ直ぐ堪能するお皿。
オーストリアの地場品種ツィアファンドラー(Zierfandler)がよく似合います。
アイスワインは好きかと訊かれれば、大好きだと答えます。
貴腐やアイスのとろんと甘いワインも実は好物なのであります。
そのグラスをゆっくり愉しんでいるところへ届いたのが、
たっぷりしっかりしたカクテルグラス。
「Früchtebecher」は、つまりはフルーツパフェ。
おお、冬のオーストリアで「パフェラッチ!」だ。
ヨーグルトと生クリームにからまるベリーのソースとmarillen(アプリコット)のシャーベットが印象的です。
すっきりゆったりした空間で仕立て明朗なお皿たちと地場のワインがいただける、
Kulinarik & Wein、Gasthaus「Kirchenwirt(キルヘンヴィルト)」。
迎えてくれるのは、シェフのNorbertとソムリエールのMonika。
"教会近くの宿(Kirchen)の主人(wirt)"という店の名前なのは、近くの教会と関係があるのかな。
今度は季節のよい頃にお邪魔して、テラスのテーブル席でオーストリアのワイン片手に。
「Kirchenwirt」
kirchengasse 11 5204 Straßwalchen[Map] 0 6215 20734
http://www.kirchenwirt-strasswalchen.at/
いつもの村田和人「Again」ライブに向かう道すがら、そのひとつ手前の西小山で途中下車。
武蔵小山駅の改札はちょくちょく通っているけれど、その隣の西小山となるといつ以来なのかと思案することになる。
あ、「杉山亭」以来かな。
少なくとも目黒線が地下化して駅が整備されてからは初めてなのかもなぁと思いつつ、碑文谷方向へと足を向けます。
小ぢんまりしていい味の横丁があったのだねぇと話しながら、その先の通りを左へ折れました。
西小山への寄り道の目的地は、そのくだもの屋さんなのです。
通りの向かいから眺める、昔ながらのくだもの屋さんの佇まいに癒されつつ、果物たちの前に立つ。
あ、枇杷があるね、安くはないのだね、なんて話しながら木枠のショーケースを覗き込む。
なはは、陽射しに色が褪せて、バナナが白くなっちゃてるね。
黒いペンキの手書きな筆致で「フルーツパーラーたなか」とある硝子扉越しに覗く店内から小さな子供がニンと笑顔を返してくれた。
こんにちは、いいですか、と足を踏み入れたところには、テーブルが3つ。
古びたパイプ椅子に腰を下ろすと、正面のカウンターにオトウサンとオカアサンが仲良く並んでいる光景に出会えます。
黄色い紙に書かれたメニューには、「氷」あれこれ。
そして、「パフエ」があるのです。
「パ」より「エ」の文字の方が間違いなく大きいので、「パフェ」ではなくて「パフエ」なのだけど、それが愛らしくも微笑ましい(笑)。
初めて訪れる身でありながら、オカアサンに我が侭を云ってしましました。
今さっき店先で見た枇杷でパフエできないですか、と。
え、あ、びわ?やってないのよねぇと応えたオカアサンがちょうど奥に入っていたオトオサンにごにょごにょと会話する。
すると、あのね、びわ、できますよ、とオカアサン。
ありがとう、では、枇杷のパフエとピーチパフエ、お願いします。
店先にあった枇杷を箱から外して調理に入ったオカアサン。
待つ間眺める壁には、例のノリタケペレのサインがあって、カウンターにはの☆ひとつ半の認定証とトロフィーがある。
そうなんです、ここフルーツパーラー「たなか」は、れっきとした「きたなシュラン」認定店なのです。
はい、おまちどうさまね。
わーいと思わず拍手して(笑)、受け取ったパフエのグラス。
マンゴーのそれに似た鮮やかなオレンジ色の半円が重なって、その間を搾った生クリームが飾っています。
クリームを端に載せたままそーっと口に運べば、さくっと澄んだ甘さが広がってくる。
旬はこれからよね、と仰るオカアサンに、でもいいっスおいしいっスと頷いて応えます。
桃のパフエはというと、こちらも艶かしくも品のいい甘さが愉しめる。
オトオサンが自ら建て付けて自らペンキを塗る光景を彷彿とするベニヤの壁や入口の硝子戸を背景にしたグラスからまたひと口。
うん、いいなぁ。
如何にもおやぢらしいオヤジさんがひとり客でやってきて、ぶっきら棒にでもどこか嬉々としてひと言こう告げる。
「ふるーつぽんち!」。
なんだか微笑ましいではありませんか(笑)。
フルーツパーラー「たなか」の創業は昭和37年のことだという。
ご夫婦が、店先のフルーツの魅力をもっと知って欲しいとお店の脇を間仕切って始めたであろう当時が偲ばれていい。
町場のくだもの屋さんがお店の脇や二階でフルーツパーラーを営む姿にはほっこり和む情緒があるもんね。
□関連記事:
西洋料理「杉山亭」 で赤黄褐色酸味ほの甘コク味オムライス(08年02月)
「たなか」
目黒区原町1-14-16[Map] 03-3714-1048
とある週末の花見小路。
少々ヘソ曲がりゆえ、如何にも観光客御用達な花見小路は極力避けるようにして、裏手へと路地へと入り込もうとするので、花見小路通り沿いのお店にはほとんど入ったことがありませんでした。
この日もちょうど、徘徊した路地から通りへと出てきたところ。
何気なく角に建つ御茶屋風の建物の店先を眺めると、品書きに「パフェー」の文字を発見。
表札が示す店の名は、「花彩」だ。
畳みの上を奥へと案内されて、坪庭の手前のテーブルに腰を下ろす。
眺める箪笥の前には、京の小物たちが並べられています。
季節モノの「桜パフェー」なんてのもあるものの、
気分はすっかり「抹茶パフェー」。
ほとんど間を置かずして受け取ったのは、四角くて浅めの小皿。
うーむ、これを「パフェ」と呼んでいいのかどうかと腕を組む。
いや、ま、いっか(笑)。
すでにちょっと傾いているあたりが微笑ましいじゃんと思いながら、如何にもの抹茶色アイスに手を伸ばします。
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どこぞの出来合いか、もしやお手製かどうか訊き損なってしまったけど、
抹茶の風味が活き活きとして、なかなかに旨いアイスだ。
またまた小豆との抜群の相性の良さを体感してから、 その下に敷かれた抹茶の寒天にスプーンを挿し込みます。
アイスよりも苦みの強さが大人な感じもこれまた小豆と仲良しであること疑いなし。
ああ、あっという間に食べちゃった(笑)。
ちょうど食べ終えたところで、手前に座っていた大学生風男三人組みのひとりが、たまたま居合わせた女将さんに、まるで「パフェー」でも注文するかのようにお気軽にこう訊いた。
「舞子さんとかって、呼べるンですか?」。
金額を聞いて、一瞬フリーズしてから、「高っけぇー!」とハモる三人。
それでも、「じゃぁ、稼いでから予約すればいいんですね」と云うあたり、可愛らしいじゃないですか。
オジサンはとても真似できません(笑)。
築100年を越えるであろうという元お茶屋をそのまま使った、
甘味処&和小物の店「花彩」。
元芸妓さんの女将さんが1999年に開業したンだそう。
閉鎖的で敷居の高いと思われがちな花街・祇園の風情に気軽に触れてみて欲しいとする女将さんの意図は、先の学生の挙動で十分に果たされていることが分かるね。
「花彩」
京都市東山区祇園花見小路四条下ル三筋目西角[Map] 075-532-0088
http://www.gion-kasai.jp/
長い沈黙から覚醒するように、
ライブの本数を増やしている村田和人。
昨年の「Now Recording」に引き続き、この夏には14年振りの書き下ろし新譜まで出しちゃった。
そのタイトルは、「ずーーっと、夏。」。
横浜の「MILlIONS of Tastes DELI-CARTE」でも数曲聴かせてくれていたけど、今夜は村田バンドによるレコ発記念ライブだ。
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久し振りの吉祥寺。
近鉄百貨店が三越&大川家具になったと聞いたのいつのことだったっけ。
今はそこがヨドバシカメラになっている。
今夜のライブスポット「STAR PINE'S CAFE」は、そのすぐ横手にあるんだ。
B1フロアはその下のフロアからの吹き抜けを囲むようになっていて、そこから階段を降りたところがB2のメインフロア。
もう既に満席に近く、最後方の椅子を探して座り込みます。
バーでギネスをもらって、何気なく丸テーブルのメニューを眺めていたら、お、ありましたよ、なにがって、パフェが(笑)。
そうとなれば、今夜は急遽、吉祥寺で「パフェラッチ!」だ。
開演前に食べちゃわなきゃと、慌てて再びバーカウンターの前に立って、「パフェできます?」と訊く。
それがなんだかちょっと、気恥ずかしい(笑)。
その名もそのまま、「スターパインズ・パフェ」。
そしてそれは、案の定というかやっぱりというか。
スターパインズ手作りらしい、星型のクッキーがキーとなるアテンション。
バニラアイスにベタっと甘いチョコレートソースがかかり、その下にはフレークが嵩を稼ぐという、今やもうレトロとも呼べそうな仕立てであります。
そのむこうのは、開演を待ちわびるステージ。
ん~、このシチュエーションで「パフェラッチ!」できるとは思わなかったな(笑)。
さあ、アルバムのオープニング曲「JUMP INTO THE SUMMER」で幕開けだ。
「STAR PINE'S CAFE」は、入口頭上のサインに「MANADA-LA5」と添えてあるように、老舗ライブハウス「曼荼羅」のグループ店。
ずっと昔、井の頭通り沿いの「曼荼羅」に出掛けたことを思い出します。
口関連記事:CAFE「MILlIONS DELI-CARTE」で村田の夏とアボカドバーガー(09年07月)
「STAR PINE'S CAFE」 武蔵野市吉祥寺本町1-20-16 B1 [Map] 0422-23-2251 http://www.mandala.gr.jp/spc.html
観光客も御用達のアーケード、あやぱにモール。
そのオヘソにあるのが、石垣の公設市場。
アーケードの路面にも溢れるように島の食材たちが並べられていて、それを横目に中に入れば、マグロ、カツオをはじめとする近海の魚介を収めた冷蔵ケースの並びに石垣牛の文字が躍り、島の野菜、そして島のくだものなんかが意外とコンパクトなスペースで扱われている。
市場の二階が特産品販売センターになっていて、その横に仮設っぽい佇まいの喫茶コーナーがある。
その、買い物に疲れたらちょっと寄ってね的雰囲気の「しまちゃや」に入り込んだのは、アーケードのパネルでパフェの写真を見つけたから。
そう、今日は一年振りの、石垣で「パフェラッチ!」です。
メニューでみるそのパフェの姿は、実物なのにオモチャのようなサンプルのような。
届いたグラスもやっぱり、どこか"食べ物感"に乏しい感じ。
キューブのゼリーが蛍光チックでブリリアントなスカイブルーで、そこにクリームの白がコントラストをみせる、青白の二色のみ。
恐る恐るブルーのゼリーを口に含むと、甘さは控えめで、シークワァーサー由来らしき酸味がする。
トップのクリームにもシークワァーサーのソースがかけられているね。
こんな人工的な匂いのパフェはなかなか珍しいンじゃないかなぁと思うパフェは、
その名を「マリーンズパフェ」。
メニューには「千葉ロッテマリーンズ キャンプ記念」とあって、ブルースタジアムと石垣の空と海にちなんでブルーゼリーを使ったパフェにした、とある。
なるほど、それで強引にも、こんな青色のパフェができちゃったってことなンだね。
着色料青色1号とかを使っているのかな。
ほろ苦のコーヒーゼリーとキャラメルソースの「大人のパフェ」の方が断然美味しそうなのは、正直な告白です(笑)。
「しまちゃや」 石垣市大川208 石垣市公設市場2F [Map] 0980-82-7707
南の島でカフェとなれば、テラスから海を眺めながら、
なんてロケーションが通り相場。
でもそんなありがちなイメージとは趣を異にする島カフェもあるもので。
宮古島の市街地から東平安名崎方面へと東へ向かい、
福里の先辺りで脇道へと入り込む。
さとうきび畑を抜けていくと広がるちょっとした丘。
そこで見上げるテラスが、
カフェ「新香茶(あたらかちゃ)」だ。

ざわわな風に吹かれながらいただくは、「あたらかマンゴーパフェ」。
宮古島産のマンゴーがたっぷりと使われているのが、グラスの側面からもよく判る。
トップを覗いてもまた然り。
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マンゴー×アイスという組み合わせとはちょっと違っていて、とろーんとクリーミーなソースとマンゴーの果肉ソースが交合に層をなす仕立て。
マンゴーそのものの華やぐような甘さと風味はもちろんのこと、それをヨーグルトの酸味も少々加わったコク味クリーミーなミルクソースが美味しさに拍車を掛ける。
こいつぁズルいやと呟きながら、一気喰いしてしまうのね(笑)。
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こだわりの珈琲を提供している「新香茶」には、
コーヒーのパフェ「あたらか珈琲パフェ」もある。
苦味と甘味が絶妙にバランスした大人のお味、らしい。
カフェ「新香茶」を囲むさとうきび畑は、風に一斉に揺れる葉のざわめきがたゆたふ波のよう。
階下は、ドミトリーもあるリゾートハウスになっていて、その名も「ざわわ」だ(笑)。
「新香茶」 宮古島市城辺字福里1792-3 [Map] 0980-77-8878 http://www.atarakacha.com/
洋食「Grill TSUKASA」への道すがら。
人形町通りから甘酒横丁へと折れ入ったところでいつも感じる香ばしさ。
煎ったお茶の薫りをふふんとさせている犯人は、ほうじ茶の店「森乃園茶房」だ。
日本茶あれこれではなくて、ほうじ茶の専門店として謳っているあたりが興味を惹いて、看板を見上げれば、創業大正三年とある。
人形町の老舗のひとつなのですね。
横手の入口を入り、再び香ばしさに包まれつつ二階への階段を上がる。
殺風景にも映るフロアの窓際テーブルに進んで、一応お品書きを横目にする。
ほうじ茶のお店ですもの、何にするかは決めていたけどね。
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ほうじ茶を啜りながら、「ほうじ茶パフェ」の到着を待つ。
ひとりぽつねんとパフェを食べんとするオヤジがいる光景ってどうよ、
などと考えつつ(笑)。
トップのクリームは、如何にもほうじ茶色をしているけど、舐めてみると、モカのような、残り香に微かにほうじ茶の風味があるような。
最中の中身は滑らかな粒あんで、キューブ状のシフォンなヤツは、ん?なんだろう。
白玉に並んでいる褐色の玉にもほうじ茶が使われているような、そうでもないような...。
その下に潜んでいた薄茶色のアイスからは口の中で溶け終わる頃に、ほろ苦いようなほうじ茶の風味がする。
でもそれは、そう思って食べればこそのもの。
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そしてグラスの底の寒天が茶色を帯びて見えるのは、ほうじ茶由来かそうでないのか。
うーん、熟々、ほうじ茶パフェは難しい(笑)。
抹茶だったら、その鮮烈な風味とあんこなどとの相性もあって、創り易いだろうことが反って際立ってくるンだ。
自家焙煎ほうじ茶の店「森乃園茶房」。
ここはひとつ専門店のこだわりを発揮して、食べるほどに舐めるほどに「おー、ほうじ茶だぁ~」とニヤケてしまうくらいの「新・ほうじ茶パフェ」の開発を期待しまっす。
口関連記事:人形町「Grill TSUKASA」で ハヤシライスがっつり赤身麦豚ソテー(09年06月)
「森乃園茶房」 中央区日本橋人形町2-4-9 [Map] 03-3667-2666 http://www.morinoen.co.jp/
池上本門寺にお詣りをした帰り道。
回り道をして思わず出会った「蓮月庵」で、お蕎麦にゆるゆるとした後に。
味ある佇まいを振り返り眺めていて気がつけば、
一軒の甘味処の前に立っていました。
アレがあれば寄ってみたりもするのだけどなぁと品書きを斜めに読むと、あったありました。
そう、今日は池上本門寺で「パフェラッチ!」です。
ご注文は、「和風パフェ」。
トップの真ん中に抹茶アイスが鎮座。
その廻りを黄桃に栗、そして紅葉にカットにした林檎がのっています。
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フルーツを慎重にグラスから外しては平らげて、抹茶アイスを崩しながらその下の粒あんと一緒にスプーンで掬い舐める。
甘さをぐっと控えた抹茶風味とこれまた小豆の風味を引き出すことに主眼を置いたかのような粒あんのほの甘さが渾然となる、そのささやかな耽美。
生来の"粒あん派"に、「やっぱ、つぶあん(はぁと)」と思わせる瞬間があったりする(笑)。

と、その下では、抹茶の寒天と玄米フレークが食感の変化をつけて中継ぎ。
そして、バニラアイスへとバトンタッチ。再び冷たいアイスの舌触りをぺろんと愉しむ。
もう終わりかぁと思ったら、最後のところで寒天と黒蜜、漉しあんが顔をだした。
うーむ、結びはあんみつエッセンスであったか。
グラスの中に物語があるのはなにもバーばかりではないのだなと思ってみたりする(なんちゃって)。
池上本門寺お膝元の甘味処「あらい」。
Webサイトには、粒あんの小豆に「とよみ大納言」、宇治の抹茶、八重山の本黒糖、岐阜山岡町の寒天、などなど素材を厳選吟味し、そして手作りにこだわっています、とある。
うん、なるほど、この鮮明な風味たちは、そのこだわりが運んでくれたものなのですね。
以前は見向きもしなかった甘味処にもだんだん抵抗がなくなってまいりました。
酒も呑むけどあんこも喰らう、とね(笑)。
口関連記事:そば「蓮月庵」で かも南ばん昭和初頭の情緒お詣りの定番処(09年01月)
「あらい」 大田区池上1-35-24 [Map] 03-5875-7273 http://www.kanmiarai.net/
中央通りと呼ぶ、荏原町の商店街。
ブラジル料理とフランス料理の店「コロンボ」の丁度向かいあたり。
駅へと抜ける路地の入口脇に甘味処があります。
左手に硝子ケースには、手作りな和菓子や赤飯・おいなりさんなどが並び、右手のケースにはおしるこ・ぜんざいに上下してパフェのサンプルが覗ける。
そう、今日は大井町線沿いの町角、荏原町で「パフェラッチ!」です。
パフェのメニュー
もシンプルそのもの。
「フルーツ」「バナナ」「ピーチ」「パイン」に「チョコレート」。
決して華美にコテコテなんかしていない。
壁に新メニューの貼紙を見つけました。
新メニュー「抹茶パフェ」。
新たなメニューにして、このスタンダード感。
そうでなくっちゃ(笑)。
年嵩のおばちゃんが奥の厨房に声を掛け、奥で応えるおっちゃんの声。
「銀星」の「抹茶パフェ」は、銀星特製の抹茶アイスとおしるこあんの合わせ業。
甘さ優しきホイップと抹茶、ホイップとあんこ、あんこと抹茶の取り合わせがこのグラスの本懐か。
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底の方にいくとあんこが漉し餡になってたりする。
でも、これに缶詰パインは合わないかもね(笑)。
じゃ、その「パイン」はどうかと再び寄ってみました。
うんうん、すんなり納得のシンプルなつくり。
緑のシロップが洒落て映る。
荏原町商店街すんなり馴染む、甘味処「銀星」。
「銀星らーめん」「わんたんめん」「もやしそば」「餅入りらーめん」、
さらには「とんこつらーめん」「担々麺」と、実はらーめんのラインナップも充実している。
きっと、飾らない、どこか懐かしい感じのどんぶりなんだろなぁ。
口関連記事:ブラジル・フランス料理「コロンボ」で シュラスコとパルミットと(08年12月)
「銀星」 品川区中延5-2-6 [Map] 03-3786-0031
'12/05/16(水)by:まさぴ。さん
Re:Gingerさま
口 もち豚とんかつ「たいよう」で 綺麗な揚げ色上品な脂ロースカツつけ合わせに素ナポでもあれば、と(笑)。
並びにある「トゥルース」には、じんじゃーもなぽもあるのだけど、
入った瞬間、しまった!と思いました……。
'12/05/16(水)by:Gingerさん
らしいんですよね♪
口 皆様の店「コロナ」で 名物玉子サンド御大永らくお疲れさまでしたたくさんご推薦頂いてるのに未だ訪問出来ず仕舞いです
(ナポがないので...(・・;)
'12/05/09(水)by:まさぴ。さん
Re:Rさま
口 皆様の店「コロナ」で 名物玉子サンド御大永らくお疲れさまでしたそうですね。
歴史にも味のある宿題店は、早めにお邪魔しなくっちゃ、ですねー。
'12/05/09(水)by:Rさん
コロナ=玉子サンドですよね。
口 皆様の店「コロナ」で 名物玉子サンド御大永らくお疲れさまでした閉店されましたか...
もう一度頂きたかった。
いつか行こう、また行きたいと思っていたお店が次々と閉店してしまいます。
宿題は早目に済ませておくべきですね。
'12/05/09(水)by:まさぴ。さん
Re:のむのむさま
口 皆様の店「コロナ」で 名物玉子サンド御大永らくお疲れさまでした実は「アクアパッツァ」のテーブルで閉店を聞いて、びっくり。
振り返れば、結構ギリギリでした。
なくなってしまうと想い、つのるよねー。
ドアの貼り紙は、ご近所のヒトが貼ったっぽいです。
'12/05/08(火)by:のむのむさん
閉店されたんですね...
口 BAR「スリーマティーニ」で ライブの熱気ハイボールとマティーニと永遠の憧れになってしまいましたが、
その訳を伺うに、受け入れてしまいますね。
でも、正直一度は食べたかったー(笑)
'12/04/28(土)by:まさぴ。さん
Re:殻付き生ガキの伝導師♡さま
口 BAR「スリーマティーニ」で ライブの熱気ハイボールとマティーニとおお、「蒼氓」。達郎師匠は、楽曲も深いけど歌詞も深いですー。
いいバー色々。最近ご無沙汰の横浜だけど、またちょこちょこ行きたくなっちった。
横浜のバーで一献しましょうか(笑)。
'12/04/28(土)by:殻付き生ガキの伝導師♡さん
蒼氓が僕のテーマソングのひとつです。
横浜は僕にとってのリゾート、安息の地です。
スリーマティーニも当然行きます。
ジャックターも飲みます。
いいバーがたくさんあります。
口 かつれつ「四谷 たけだ」で 軽やかカツレツと軽やかカキフライ'12/04/26(木)by:まさぴ。さん
Re:Rさま
口 かつれつ「四谷 たけだ」で 軽やかカツレツと軽やかカキフライなんとも軽ーーい、ですよね~。
そうでしたそうでした、塩でいくもち豚が気になっていたのでした。やっぱりランチに行かないといけないのか、そのあたりもまた悩ましいところです。
'12/04/26(木)by:Rさん
行って参りました!
3人並んでいましたが5分程で入店。
もちろん「ポークカツレツ定食」、こんなに軽いカツレツは久し振りです。
次回は10食限定の「もち豚」か「ヒレコロ」で悩んでおります。