讃岐うどんの「夏目家」を訪れた後、
意外と知らない石川台界隈を散策してみました。
両側に改札の構える踏切の通りよりも一本雪が谷大塚寄りの方が駅前商店街らしいなぁと思いながら歩いていると、池上線を潜るガードの近くで、「和洋食」と示す看板を見つける。
和なのか洋なのか、思わず、どっちやねん!と呟きつつ、ウインドーのメニューをチェック。
そこにあったフレーズに一発でやられました。
メニューには、「スパゲティー」でも「スバゲッティ」でもなく、「スパゲッチ」。
いい響きじゃないですか、「スパゲッチ」(笑)。
改め訪れた石川台。
一瞬の躊躇いの後、「汀」の褪せて古びた扉をエイっと引き開きます。
左手の厨房と右側の通路を挟んで奥へ伸びるカウンター。
店内全体に、外観とまったく違和感のない古色が帯びていて、なかなかの年季だ。
くすんだスツールに腰掛けつつ、「ナポリタン」を所望してから、
卓上のメニューを確かめます。
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右隅に書かれた「スパゲッチ派」というフレーズにまたニヤリ(笑)。
スパゲッチ派な「ナポリタン」は550円かぁ「ジャポネ」ではいくらだったかなぁ「ドライスパ」や「牛煮込スパゲッチ」も気になるなぁなどと思いながら、「カレー系」を飛び越えて「ピラフ・丼もの」ブロックをみると、あ、あります、ありました、しょうが焼きメニューが(笑)。
こりゃ、Gingerさん&ナポさんに捧ぐの巻だぞっと。
ザージャジャ、ジャジジャ、ザー、ザジャっザっザっ。
ほとんど目の前で返す北京鍋が奏でる炒め音が店内に響きます。
冬場のナポリタンは、沸き立つ湯気とともに。
その姿からも、しっかり炒めてくれているのがよく判る。
ピーマン、玉葱以上に椎茸の姿が目立つののと、刻みキャベツ一緒盛りが「汀」のスパゲッチ、「ナポリタン」の特色か。
うん、このよく炒め感たっぷりのナポリタン、結構好きかも。
そして、生姜焼きをのせちゃいました、とどうやらそのまんまの説明を添えてくれているのが「ポーク生姜焼丼」。
どんなんかなぁと目の前の俎板を眺めていると、冷蔵庫から取り出した豚肉をちょっと意外な大きさで刻んでる。
へーと思いながら再び聞く、ナポリタンとは違う炒め音だ。
受け取る器は、恐らく、カレー皿。
炒めに縮んだ豚肉が大粒のそぼろのようにも見える、面白い仕立ての生姜焼き。
そして、ここへも千切り添えキャベツ。
生姜風味がしっかり利いていて、味つけ濃い目もいいのだけれど、ややパサパサするのが玉に瑕。
でも大きめに豚肉を刻んでしまったら、
「汀」の生姜焼きの特色を失ってしまいそうだ。
石川台の希望ヶ丘商店街の一辺に佇む、和洋食「汀(なぎさ)」。
油に曇った硝子の填まった棚には、一升瓶やサントリーの「オールド」「角」「白」の揃い踏み。
そして、「ニギスの丸干し」「ポテトサラダ」「オクラ」「とり貝刺身」から「牡蛎フライ」「雑煮」までの品札が下がっています。
石川台駅を最寄りにしていたら、呑みに寄ってしまいそうなそんな気もいたします。
□関連記事:
さぬきうどん「夏目家」で 讃岐な肉汁つけうどんバクダンうどん(10年02月)
「汀」 大田区東雪谷2-11-2[Map] 03-3720-1415
ナポリタンも魅力な新富町の喫茶「バロン」。
その窓際のソファーからふと見下ろすと、視線の先におでんや鯛焼きの「にしみや商店」の赤い暖簾。
そしてその隣の角地に緑の縞模様のテントを庇に張った建物がある。
その昔、なにかの商店として使っていたのかなぁという風情の佇まい。
「バロン」で食事を終えて眺めてみると、「お食事処」と白抜いた茶色い暖簾が出ていて、引き戸に小さな黒板をぶら下げている。
その黒板には、鮭中塩、たら焼き、あじ、野菜天、けんちん汁。
素朴なフレーズが並んでいて、600、700、800と値段が小さく書いてある。
再びその暖簾の前に立って、一瞬の躊躇。
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コンクリートの土間に古びたテーブルがふたつ置かれ、右手のカウンターには渋い風情の丸椅子が並んでいる。
と、オバチャンがそのカウンターの上からこちらを覗き込むように顔を出して、「いらっしゃーい」と応じてくれる。
少々所在なげにその丸椅子に腰掛けると、
「これ、鮭のおにぎり、これでどう?」とオバチャン。
思わず、へ?という顔をすると、「野菜の煮つけとかね、菜っ葉炊いたヤツとか、あ、やきそばあるよ」とつけ加えるオバチャン。
「普段はその場で掻き揚げ揚げたり茄子炒めたりするんだけど、今日はまだできてないなぁ」「そうそう、麻婆もあるよ」。
どうやら黒板に品書きはあるものの、いろんなお惣菜を組み合わせて定食にしてくれちゃうらしい。
おにぎりの定食ってのも面白いかも~と「オバチャン、おにぎりでいいよ、それとね、菜っ葉と野菜の煮物にお椀ちょうだい」とお願いする。
オバチャンはふんふん、てな感じで軽く頷いて年季の入った厨房で背を向ける。
おにぎり定食のお皿が揃いました。
おでんな煮物と高菜の炒め煮とお新香を交互に口に運びつつ、しっかり海苔の巻かれた丸いおにぎりを頬張る。
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こふいふ懐かしい雰囲気の中でいただくに相応しくって、和んでしまうお昼ご飯だなぁとなんだか嬉しくなる。
「以前は、大鍋でとん汁沢山作って、それがよく売れた」。
「しょくりょうしんてん(食料品店)やってから、その後食堂んなって、45年かな」。
問わず語りにお店の経歴を話してくれるオバチャンは、ここ最近で10軒飲食店がなくなって、新しく8軒できた、などと界隈の状況にも何気に詳しい。
勝手知ったる吾が町の日々の変容をずっと眺めてきたのよ、そんな感じかな。
塩鯖焼いた定食とか、野菜の掻き揚げの定食とか。
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暖簾を潜ると、「今日はなんにする?」と訊いてくれるオバチャン。
あるものならなんでも作ってくれるなんて、「深夜食堂」みたいだね(笑)。
枯れた風情とオバチャンの手料理がいい、新富町の食事処「かどや」。
試しに、なんで「かどや」って云うのと訊いたら、予想通りの応えが返ってきました。
「角にあるからよー(笑)」。
口関連記事:喫茶「バロン」で ケチャップ官能ナポリタンとナポリタンなグラタン(09年11月)
「かどや」 中央区新富1-10-7 [Map]
赤坂サカス開業から早一年以上。
赤坂の顔TBSの長きに亘る工事期間には、街全体が地盤沈下したような寂しい表情をみせていた時期もあったけど、Bizタワー前はひと通りも多く、賑やかだ。
そこからすっと脇道に入ると、一等地エリアのこんなところに古民家があったの?的な光景に出くわします。
路傍の行燈には、「壌」とある。
覗き込むと、木の風合いを基調としたデザインのスタンディング・バーのようです。
今夜は、4人で訪れたので、そのまま中央の階段を上がります。
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二階は椅子席になっていて、吹き抜けの手摺りを辿り、窓寄りのテーブルに陣取りました。
透かし彫りの欄間を手摺りの腰に飾り、華奢な格子の硝子戸が如何にも古民家テイストだ。
一杯目は、やっぱりプレモル。
グラスを手に階段を上がり、呑みながら行ったらテーブルつく時になくなってたりして、なんて笑いながら乾杯すると、案の定すぐグラスが空いちゃった(笑)。
早速再び、一階のカウンターに戻って、今夜のお目当て「角ハイボール」をお願いします。
「壌」のタワーは、「プレモル」一機に「角ハイボール」二機体制。
氷満載のジョッキをカチャンと合わせてコックを倒せば、二杯が同時に出来上がる、テンポ良く。
シュワシュワが強く残っているうちにと、早足で階段を馳せ登る。
テーブルにジョッキを置いてみると、洋風なおツマミは勿論のこと、「えいひれ」や「きゅうりの古漬け」といった超素朴系の和の酒肴が囲む風景にもまったく違和感がない。
しっかり漬かった「イカの沖漬け」とだって、炭酸とレモンと角の風味がバランスよくカクテルされた「角ハイボール」が、すっきりと受け止めてくれる感じ。
またまた階段を上下して、お代わり角ハイ。
カウンターに肘をついてハイボールを待っているとふと、ハイボールというとまず脳裏に浮かぶのは、バー「サンボア」だったなぁと思いつく。
氷を使わず、最後にレモンピールで仕上げるハイボールは、やっぱり正統な「BAR」のノリ。
ほんの少し気取って呑むのが似合う「サンボア」でのハイボールも、使っているウイスキーはサントリー角瓶。
そうやって考えると、誰が作っても安定した味わいが愉しめるようにした「角ハイボール」は、角瓶によるハイボールの明快なカジュアル路線。
構えず気軽に、場合によっちゃゴキュゴキュ呑んじゃってもいいよってのが「角ハイボール」なのだ。
今度は何にしよーかなと再びモニターから選んだのが、
「黒酢肉団子」に「豆腐ハンバーグ ポン酢がけ」。
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呑んでいると、こふいふつくね系のつまみが欲しくなるのは何故でしょう(笑)。
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「鶏とジャガ芋のトマトチーズ煮」でお腹を落ち着けたら、
またまた階段を降りて、カウンターへ。
ジンジャーエールを使った角ハイもあると云うのでお願いすると、
差し出されたのはステンレスのグラス。
これには、「クリームチーズの醤油漬け」、「トマトのおひたし」が合う感じかもねーと、ちゅるちゅる。
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うーん、でも、おのずとジンジャーの風味が立ち過ぎることになるので、やっぱりデフォルト「角ハイ」のバランスがいいかな。
木の温もりを活かして、
加減よくスタイリッシュな和風スタンディング・バー「壌」。![]()
雑然としたオヤジの巣窟系立ち飲みはちょっとという淑女も、すんなりとStanding drinking。
もちろん、オヤジ系立ち飲みも大好き、という貴女にもおススメの古民家一軒家。
西麻布、新橋にも兄弟店があるようです。
口今回企画関連サイト
サントリー「東京 おいしい居酒屋 酒場 特集」 ![]()
酒ログ×サントリー「みんなで作る 角ハイボールマップ」
「壌」 港区赤坂3-14-5 [Map] 03-5545-4241 http://www.grace.fm/joe/
旗の台から昭和大学病院に至る商店街に馴染むようにある食堂「まるやま」。
黄色いテント地に「食事 まるやま」と赤い文字。
その飾り気のなさに、なぜかグッと惹かれます(笑)。
主要なメニューを掲示した店頭の看板には、
"自慢のおいしいコシヒカリ"とある。
なんだか旨い飯が喰えちゃいそうな、
そんな気がしませんか。
ぐるぐる悩んでお願いしたのは、「豚バラしょうが焼き定食」
オッチャンが使い込んだフライパンにバラ肉と玉葱をジュッジュと放り込む。
漂う甘い匂いに生姜の風味がちょっぴり混じる。
届いたお皿のバラ肉が、はよ食いなはれと誘う。
急かされるように箸を手にして、それらを口に放り込み、左手のご飯を追い掛ける。
お、ん、あれ?っと茶碗の中をじっと見る。
ご飯が甘くてふっくらとして、つくづく旨い。
なるほど、自慢のと謳うだけのことはあるなぁと感心しながら、肉、ご飯、時々味噌汁と繰り返すピッチが早くなる。
つゆだく系のしょうが焼きは、バラ肉の脂の甘さをそのまま大事に表現したような仕立てがいい。
「まるやま」のしょうが焼きにはもうひとつあって、それが「ロースしょうが焼き定食」。
艶やかなロース二枚が再び誘うお皿もつゆだく。
千切りキャベツやケチャップ炒めスパゲティもつゆに浸ってる。
ちょっとした噛み応えの後からくる豚肉の旨味と脂の甘さとタレ風味の渾然。
そしてホフホフと咥えるご飯が、その渾然をしっかと受け止めて、やっぱり旨い。
いいね~(笑)。
この日のなめこ汁はもちろん、季節ごとの味噌汁もまた、何気なくも佳いのであります。
街角のご飯が旨いお食事処「まるやま」。
常連さんとの会話に耳を傾けていると、どうやらオッチャンオバチャンは新潟の柏崎-小千谷あたりの村のご出身らしい。
旨いご飯、旨いコシヒカリの秘密はその辺りとも関連があるのかもしれないな。
「まるやま」 東京都品川区旗の台2-7-8 金子ビル [Map] 03-3786-2681
栄の広小路通りの一本裏手、入江町通り。
そこに、その前を通るたびに気になるお店がありました。
そりゃそうでしょ、だって通りに浮かぶ袖看板にある文字は「めし ばか盛」。
気取りも衒いも微塵もない、その直裁な謂いっ振りは気持ちのいいくらい。
ただ、腹もはち切れんばかりに喰うぞなんて意気込みで訪ねないといけないような気もして(笑)、機会をつくれずにいたのです。
ガッツリ昼飯喰っちゃうぞ!のイメージばかり浮かべていたけれど、
オトウサンの開口一番は「大盛り?中盛り?」。
おお、そうくるのかと思いながら顔の前にひと指し指を立てて、一本だけと瓶ビールをもらいます。
いい味だしてるなぁと壁に貼られた赤茶けた品札を眺めながら、「ポテトサラダ」と「肉じゃが」をアテにする。
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件のオトウサンはオカアサンと入れ替わるように奥の厨房との間を行き来して、惣菜の品揃えを整えています。
グラスの残りを呑み干して、改めてご飯モード。
品書きの一番先頭(右手)にあるのが30円刻みの「大盛」「中盛」「茶碗盛」。
食器棚に収まっているドンブリを眺めつつ、「大盛」が果して「ばか盛」なのか、それとも、裏メニュー「ばか盛」もあるのかなんて、素直な疑問も湧いてきます。
でも既にビールの泡でお腹はある程度膨れた後ゆえ、謎解きは次回以降に譲りたい。
「茶碗盛」と「いわし煮」、それに「うの花」「とん汁」を添えてとオトウサンに伝えます。

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「茶碗盛」はやや大きめのお茶碗一膳。
八丁味噌仕立てのお椀を啜り、いわしの煮付けと卯の花を交互にいただく。
ご飯が特に旨いというわけでもなく、温め直してくれたいわし(真鰯かな)がびっくりする程そそる訳でもないけれど、こういうのが普段使いの「めし」だよなぁ、こういうお店も近所に欲しいよなぁと思えてきます。
昼に夜にさまざまなお好み惣菜とご飯を求めてやってくるひと達に、きっと人気な「ばか盛」。
「ばか盛」という店名から、盛りの派手さを売りにしたお店であるかのようにも映るけど、本質はそこにはなくって、何気なくちゃんとした「めし」が出来るお店であることに真摯なのが「ばか盛」の個性なのでしょうね。
「ばか盛」 名古屋市中区栄3-10-4 [Map] 052-251-0982
牧志公設市場の二階がこんな風情あるフロアだったとは、実は知りませんでした。
そのまま露天も似合うような、古びていて活気あるアジアの食堂のような空気感がいいンだね。
一階で魚介を仕込んでそれを二階で調理してもらえるってのは、市場でよくあるパターンだけど、やったことはない。
開場時間と聞いた朝10時過ぎに行ってみると、一階の市場にあれこれよりどりに並べられていた魚介たちの姿はまだなくて、ちょうど準備を始めたところのよう。
ハリセンボン、なんか食べちゃおーと目論んでいたのになぁと思いながら、二階にあがると「きらく」「次郎坊」といったお店もまだ開店前。
ならばとエスカレーターを上がってすぐ正面の「道頓堀」で遅めの朝ご飯をいただくことにしました。
しっかり塗り上げたお化粧のオバチャンが「服に撥ねかせると落ちないから気をつけてね」と届けてくれたどんぶりは真っ黒な海。
ステンレスのレンゲで、ひと口目はちょっぴり恐る恐る、その黒い滴を啜る。
とろみはなく、さらっとした中に烏賊墨のコクと風味がすんなりと溶け込んでいて、下地のスープのしっかりした旨味を支えてる。
うほほ、なぁんだ、うめぇじゃん(笑)。
烏賊の身は甘く柔らかく歯の先に馴染み、フーチバがいい合いの手になっている。
「中味イリチー」の“中味”は、つまりは豚の中味、ホルモン。
“イリチー”は、炒めもの、炒め煮、といった意味らしい。
クセなく、何気なく柔らかな、あじくーたー。
なにも考えずに、オリオンに、泡盛に、そしてご飯のお供にしちゃえばいい。
そんなお皿であります。
まちぐゎーの食堂、「道頓堀」。
沖縄本島のヘソで「道頓堀」とは、やや違和感も覚えるけれど、きっと大阪・道頓堀に縁のある店主・創業者であったのでしょうね。
「道頓堀」 沖縄県那覇市松尾2-10-1牧志公設市場2階 [Map] 098-866-0557
「とり鉄」「鳥元」の間を入る路地。
その先の角は居酒屋「川」。
笊にお金を入れてはツマミを所望するオヤジの店「大福」はやっぱり閉めたまんま
かなぁと覗いたのが8月下旬のことでした。
と、そのお隣がなにやら飲食店らしき工事の真っ最中。
民家をそのまま活用したような設えが、その様子から窺えました。
どちらにしようかなと、選んだのは「しゃぶしゃぶセイロ御膳」。
蒸籠で蒸し上げた豚肉や鶏肉、野菜たちをあっさりしたぽん酢タレでいただくという趣向です。
ほっこりした野菜とさっぱり豚肉に、なんか優しい気持ちになっちゃいそうな、そんな感じ(笑)。
ヘルシー嗜好の女性陣にウケそうなランチアイテムだね。
黒板に見る夜メニューでも"蒸し"ラインナップがあって、コチラのお店の特徴のひとつになってるみたいだ。
その黒板には、「ピクルス」「レバーパテ」「イベリコハモン」といったバル系メニューから、「マッシュルームのぐつぐつオイル焼き」といったオーブン料理、鶏や魚介の刺身や「もつ煮」といった居酒屋的メニューが並ぶ。
そして、店名にも含む河豚はどうかというと、「刺し」「唐揚げ」「てっちり&雑炊」とひと揃い。
ふぐの種類やランクはそれ相応としても、気軽にふぐ料理がいただけそうです。
おひるのおしながきにあったもう一種類のランチをいただきに、裏を返します。
今度は、白い壁に向き合う一階のカウンターで「ドライカレー」。

カフェっぽいお皿には、挽肉たっぷり。
辛さがほとんどない代わりに、意外とじっくり仕込んだのではと思わせる旨味が伝わってくる。
茹で玉子が温泉玉子になったらもっと嬉しいかな。
八丁堀の路地に生まれた、ふぐと蒸し料理と和洋混交の古民家バル「ふぐをどり」。
一階の厨房と二階との行き来は大変そうで、配膳の段取りやそのスピードなどまだこなれていないところもあれこれありそう。でもなんか日々進化していきそうなそんな予感もする。
夜はどんな感じか、遠からず覗いてみたいな。
口関連記事:
手作り屋・八丁堀「川」で ぶりの酒むしわさび焼鳥すだち酎(03年07月)
居酒や&Bar「大福」で 路地の妖しい赤提灯籠の見せ金(04年04月)
「ふぐをどり」 中央区八丁堀2-26-6 [Map] 03-3206-2313
http://fuguodori.com/ [閉店]
都立大の駅から目黒通りを渡って少し左に折れ入ったところに食堂の灯りをみつけました。
そのいえばこのあたりは、八雲。
気の置けない町のメシ処の、でもどこか矜持を思わせる表札や突出看板、そして暖簾の表情に引き寄せられるように店の前に立ち止まりました。
ドアを入ったすぐ右手の椅子にお婆ちゃんが座っていて、そのお婆ちゃんがすっくと立ち上がって、「いらっしゃいませー」と迎えてくれます。

厨房の下がり壁に貼られた何色もの色紙がお品書き。
お気に入りになりそうな「ポテトサラダ」を口にした、その箸の先を舐めながら、改めて品書きの上に視線を滑らす。
今夜の気分は…。
そうね、「豚肉生姜焼」をいただきましょうか。Gingerさん、来たことあるかなぁ(笑)。
イメージとしては、一枚ものにスライスしたロース肉のソテーが浮かぶところ、こちらの生姜焼きは、バラ肉系。濃いめの味付けの中に甘さを含めていて、ご飯を誘う。

お肉の一片一片はやや小振り。
もうちょっと生姜の風味が利いててもいい気もするけどぉ、かなんか思いながらもおよそ一気に食べちゃう感じになる。
キャベツと一緒に添えられたナポリタンは細麺使いだ。
定食からフライもの、酒肴になる煮物焼きもの、お総菜にサラダに玉子料理。
カレーもあれば、餃子もある。
470円炒め物シリーズの「玉ねぎベーコン炒め」「アスパラ豚炒め」なんかも気になる「八雲食堂」。
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あちこちツッコミどころはありそうだけど、こっそりお婆ちゃんの様子を窺いに訪れるヒトも少なくないのじゃないかな。
「八雲食堂」 目黒区八雲1-3-8 03-3724-7900
所用のついでに、品川港南口の市場に潜入してみました。
品川の市場と云えば、そう、食肉の発信基地。
屠畜する場、との連想にも及びますが、西門から覗く風景は、なにかの工場のような無機質なものでした。
「関係者以外立ち入り禁止」の札に立ち止まり、「ま、築地だって市場関係者以外の立ち入りを制限していたンだもんな」と考えつつ、「お肉の情報館」の収まる建物に入り込んで、場内の食堂って利用できます?どこにあります?」と訊いてみた。
すると「すぐ脇にありますよ」と応えてくれました。
きっとこちらの超定番であろう、「煮込み定食」を玉子つきでお願いしました。
アルマイトのトレーにのってそれはやってきます。
玉子を溶き、ドンブリめしに注ぎ、まずは「牛皿」と呼ぶ小鉢に箸を伸ばします。
ひたひたっとした汁に浸かっているのは、角煮と蒟蒻。このまま酒の肴になりそうです。
そして、一見添え物の汁モノにも見えるお椀がメインのお品。
濃いぃめの味噌仕立ての汁に、ひっそりと実はたっぷりとモツが仕込まれているンだ。
そのモツを口に含んだときの、トキメキったら、もう(笑)。
その濃いぃめの味噌の塩分が輪郭を強くさせつつ、ふるふるっとした牛モツの魅惑がストレートに訴えてくる。といって、臭みなんてない。うっほほ~。これもこのまま酒の肴になっちゃいます。
食肉市場という目線でいくと、「上トンカツ」か「しょうが焼き」とこの「牛モツ煮込み」単品を組み合わせる路線もありだったかな。ビールも添えて(笑)。
仮設施設っぽい設えもまた一種味な「一休食堂」のひる時でございました。
「一休食堂」 港区港南2-7-19 東京都中央卸売市場食肉市場内 03-3471-4656
「浦島館」というシブそうな「宿」が八重洲にあります。
今日のお昼処「らっきょう」は、その地階。
お宿付帯の食堂のようにも思わせます。
入ったところからずいっと進み、奥の板の間へ。
おひとりさまは、
天井の下がったカウンターに通されました。
ランチメニューは、日替わり系の「限定スペシャル」「焼魚定食」から、やわらかい鶏かつを自家製の梅ソースでという「鶏かつ梅ソース定食」、ちゃんちゃん焼き的「さけのタルタルチーズ焼定食」、ピリ辛タレでやるバラちらし的「彩どり魚介と野菜丼定食」と少々危うさも漂う”創作”っぽさ。ダイジョブかなぁ(笑)。
赤味噌基調であるもんだから、全体が茶色いトーンに沈んでいます。
その下に隠れていたのが豆腐カツ。
お肉は避けたいけど揚げ物は食べたいというわがままなヘルシー志向OLさん(そんなヤツおる?)には最適なおかずかもしれません。結局は赤味噌の勢いで、メシ喰らう感じだけどね(笑)。
果たして、夜メニューには「らっきょう」、ありました。お値段、400円。
やっぱり店の名に掲げるような、特別な逸品なのかなぁ。意外と普通なのかなぁ…。
「らっきょう」 中央区京橋2-8-15浦島館ビルB1F 03-3566-0022
築地警察の並び、
そうそう「魚竹」の向かいと云った方が分かり易いかな。
夜眺めれば看板建築すら似合ってしまいそうに思う、そんな古色が味な「中村家」は、一階が定食屋的、二階が大衆居酒屋的フロアになっています。
看板によれば、三階が宴会場だ。
正面に見据えるお品書きの札
には、「カキフライライス」「肉天ライス」「生姜焼きライス」から「ヤサイサラダライス」「ハムエッグライス」「合いの子ライス」などなどの定食たちが並びます。600円、700円が基本線だね。
届いたのは、触れればあっちちの鋳物。
そっと蓋を返せば、湧き上がる湯気。その湯気の中にモヤシとともに牡蠣が身悶えるようにしていました。
片栗を叩き、黒胡椒を振り、オイルを敷いて、蒸し焼くようにしたらしき牡蠣は、素朴な食べ口。
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ぷっくりふっくらとしている。
そうだね、火を入れつつエキスを逃がさないこんな方策もありだねと、ひとりほくそ笑みながら(笑)、
後半はおろしぽん酢のっけで。
味わいにそっと輪郭を添えてくれるようなおろしぽん酢もまたあり。
素直にしみじみ。
後日、衣カリカリとした「カキフライ」を食べていたら、
いつの間にか目の前にもこれから運ぼうとするどんぶりが並び始めた
。「親子丼」かな。「中村家」では、そんな仕出しの依頼も多いようで、電話を受けては、お弁当やらドンブリものが運ばれていきます。
町の食卓「中村家」は、今日も何気にここにある。
口関連記事:
季節料理「魚竹」 でかき酢かきぞうすい夜もいいね(06年11月)
季節料理「魚竹」 で絶妙塩梅めだい照焼(06年07月)
「中村家」 中央区築地1-4-9 03-3543-1876
俗に稲荷通りふれあいロード
と呼ぶ、
うらぶれた旗の台の商店街。
その中ほどにあるのが定食の店と謳う「ふじや」です。
暗がりを照らすスタンド看板の下半分は、ずっと蛍光灯が切れたまま。
家庭的な料理酒肴の並ぶ筆文字のお品書き
を斜めに読んで、あれもいいけどこれもありだなぁ、と考えを巡らせながら硝子戸の上から覗き込む。
小体なお店に空席がありました。

そして今夜は、どこかの学生のふたり連れに先んじて注文した「鮭ちゃんちゃん焼定食」で。
これだけは食べる前に解説があって、「真ん中にバターがあるから、それを溶かすように、鮭の身を解すように、混ぜちゃってから食べて」ねと。
じわじわと鉄板に蒸し焼かれる野菜たちに鮭の身の塩っ気とバターの風味が折り重なって、素朴に和むご飯のおかず。残った鮭の皮がささやかなご褒美のようで(笑)、勿論麦酒にも合いそうだ。
じっと見ればみるほど、味のある表情の「ふじや」。
何気ないメニューが優しい定食のお店に今度お世話になる夜は、きっとちょっぴり呑んじゃうな。
「ふじや」 品川区旗の台5-14- 03-3785-0969
ずっと前からそこにあると知りながら、
何故かお邪魔する機会のないお店というのもあるもので。
丼呑倶樂部「金太郎」。
どんどんくらぶ、と読ませるのかな。
表札をよく読まないと、囲碁教室かなにかと思って素通りしてしまいそう。
見上げる看板には、斧を担いで熊に乗った金太郎のイラストが見つかります。やっぱりその”金太郎”なのですね。
本日日替わりの、「しょうが焼き丼」をお願いしてみました。
チケットを先に購入するシステムらしく、慌てて財布からお金を出す。
窓際でなにやら外の様子を窺うオヤジさんがもしかして、金太郎さんかなぁ。
お膳がやってきました。
どんぶりから溢れ出さんとでもするように、豚生姜焼きの肉片が跳躍寸前。
周囲が多少丸まっているせいもあるけど、ぽってりと肉厚に窺えるそのフォルム。なはは。
徐に箸の先を肉に突き刺して齧る。うん、ほどほど生姜風味に辛目のタレが利いている。![]()
齧った肉の残りを置くところがないので、元あったあたりに戻して、ご飯を喰らおうとすると複数の肉に跨って敷き詰めてあるキャベツがご飯をブロック。持ち上げようとしたら、逆側のお肉がどんぶりからズリ落ちた。あ、いか~ん。
これはキャベツを先にやっつけないと、お肉→ご飯の繋がりが確保できない(笑)!
ということで、キャベツを平らげ、お肉に戻る。
普通に生姜焼き定食でいいものを、そこは“丼呑”倶楽部の切なさか。
ああ、やっぱどんぶりに合うものとあわないモノはあるよね。
いつも思うのが海鮮丼。海鮮丼は、海鮮丼あたま定食(?)で食べたいもん。
八丁堀街角の「金太郎」。どうやら店主の父君が“金太郎”さんらしい。
「金太郎」 中央区八丁堀2-3-2 03-3551-5082

品川港南口のディープゾーンといえば、
そう、ご存じ(?)、あのクネクネとした路地裏エリアです。
そしてその、「コショウそば」の「天華」、韓国料理の「とうがらし」などがひしめく一角にあるのが、
赤と黄色の看板が怪しい、その名もズバリ「路地裏」だ。
ゆきむらさんも昼の部に突撃しているね。
目的は、やっぱり「激辛牛すじ煮込」! ビールをちょいと呑ったあと、定食にしてもらいました。
牛スジがひたひたと浸っている汁は赤々として、やっぱり辛そう(汗)。
激辛だもんな、辛いの苦手なヤツがやっぱり冒険が過ぎたかなぁと思いながら、
スジの一片をパクリとする。
ん?あれ?お?ほとんど辛くない…。
見た目との落差が妙なほどで、まったり甘くさえある。
ん~、とうとう舌やら口の中オカシくなったかと怪訝な表情になりながら、さらにもう一片。
そして、煮汁そのものを啜ってみても、刺すような辛さはない。
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そこ含む脂が甘くさえ感じさせるンだ。
牛すじのふるぷるっとした魅力と相俟って、ご飯がスイスイ進む、いいオカズじゃんね。
ん~、オカシイ。こんなハズじゃぁなかったんだけどな(笑)。
煮込むほどに辛さが円くなる、なぁんてこともあるのでしょうか。
ボクとしては、全然OKだけど、”激辛”のフレーズに吸い寄せられるようにやってきた激辛フリークの中には、怒り出すヤツもいるんじゃないのかなぁ。
振り返りみてもやっぱり怪しい、「路地裏」。
二階にも居酒屋スペースがあるようです。ちょっと寄ってく?
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「路地裏」 港区港南2-2-4 03-3450-3030

築地6丁目交叉点から海幸橋門へと向かう筋をゆく。
見上げる黄色い看板には、
ナイフとフォークの絵柄がちょっとカワイイ「東都グリル」。
この日の「サービス定食」ABC
の内容を確かめて、
地下への表示に促されるまま、階段を降ります。
市場関係者も集っているのかな。
ソテー系の後者2つに絞ってから、さらに文字から連想を働かせて選んだのは、
「かきのバター焼き」。
単品メニューなので、セットを添えて定食にしてもらいます。
薄くふんわりとそして香ばしくコーティングされたような、牡蠣たちがソソる。
眺めるだけで、唾液が迸るのはなぜ(笑)?
慌て気味にその一片を齧れば今度は、バター醤油の風味と牡蠣エキスが合わせ業で迸る。
味付けの濃さと火を入れて活性した牡蠣の濃密な魅力が拮抗していて、これがゴハンに合わないとどうして云えようか。
ううぅ、堪らん。
添えられたタルタルをつければまた違うクリーミーさを加えた味わいが愉しめます(親指上向)。
魚介タネ定食百花繚乱、洋食メニューからラーメンまでと、どれもが気になる「東都グリル」。いいね。
アルファベットで表記するとどこかの水まわり関連の会社名みたいになっちゃう
ようです(笑)。
「東都グリル」 中央区築地6-22-4 東水ビルB1 03-3542-2088
'10/02/17(水)by:まさぴ。さん
Re:イートナポさま
口和洋食「汀」で スパゲッチのナポリタンそぼろなポーク生姜焼丼ぜひ、レンジの目の前で、鍋を煽りを眺めてやってください。
お雑煮いただくなら、お屠蘇もね(笑)。
'10/02/17(水)by:まさぴ。さん
Re:Gingerさま
口和洋食「汀」で スパゲッチのナポリタンそぼろなポーク生姜焼丼はい、のせちゃってます♪
そぼろな感じをぜひ愉しんでやってくださいませ。
タイミング合えば、ご相伴させていただきます(笑)。
'10/02/17(水)by:イートナポさん
力強いナポリタン!!今度行きます!
お正月に雑煮食べ忘れてしまったので、お正月気分味わいにお雑煮も頼まなきゃです♪
口和洋食「汀」で スパゲッチのナポリタンそぼろなポーク生姜焼丼'10/02/17(水)by:Gingerさん
乗せちゃってますね(*^_^*)
セピアな佇まいにそそられます
口刺身Bar「河岸頭」で マテ貝がごめ昆布醤油鮪アゴ焼鰍鍋鯛めし近々ナポ氏と出かけてみまーす♪
'10/02/14(日)by:まさぴ。さん
Re:Rさま
口刺身Bar「河岸頭」で マテ貝がごめ昆布醤油鮪アゴ焼鰍鍋鯛めし比較的お安い予算で、たっぷりと出してくれちゃいますよね。
ちょっとお造りを残しちゃったのですけど、そうか、鯛めしはお土産にしてもらう手がありましたね。
結局、おまかせと同額くらい呑んでしまいました(ぽりぽり、笑)。
'10/02/12(金)by:Rさん
私も年末に伺いました。
口洋食工房「陶花」で 4片のカキフライとフォアグラ入りハンバーグ生牡蠣に始まり、刺身、焼き魚、刺身と刺身が2回も登場。
その後も煮魚など頂き、満腹のところへ鯛めしが・・・
困っていたら、お土産にしてくださいました。
'10/02/12(金)by:まさぴ。さん
Re:みっこさま
口沖縄料理「おもろ」で 豚尾のおもろ煮豆腐よう草分け沖縄料理店どっちかというと、フォアグラハンバーグの方かな?
フォアグラに浸かって、お肉に漬かってみたいと?
若い頃に比べると、死ぬほど肉食いたいと思うことは少なったけど、でも、あるよねー(笑)。
'10/02/12(金)by:まさぴ。さん
Re:mikkoさま
口洋食工房「陶花」で 4片のカキフライとフォアグラ入りハンバーグおお、そうでありましたか。
なるほど、太古の昔より(いったい何千年生きとんねん、笑)。
かつて池袋をターミナルにしていた身としては、灯台元暗しでありましたン。
'10/02/12(金)by:みっこさん
うわ!美味しそう!!!
口沖縄料理「おもろ」で 豚尾のおもろ煮豆腐よう草分け沖縄料理店こういうものを染み渡らせたし〜〜な思いになることがよくありますの〜〜。
'10/02/12(金)by:mikkoさん
先日はコンサートにおいで下さりありがとうございました!!
おもろは、もう太古の昔に偶然見つけてからけっこう度々通っているお店なのです。
渋チョイスお誉め下さり光栄ですわ。