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ただいま鋭意、旧サイトより記事移築中です。
2005年03月まで遡って移築が済みました。
でもまだまだ3合目くらい。頑張れ自分(汗)。


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粉もんジャンク路面店の発露アーカイブ

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口お好み焼き「松浪」で 松浪浪速芳町焼きかきバター醤油の匂い

matsunami.jpg人形町、一本裏手に延びる路地。
そこに昔ながらの風情を映す、
一軒のお店がずっと気になっていました。
黒塀の古民家を舞台にした、
お好み焼き「松浪」。
格子戸の隙間から零れる灯りが誘っています。

予約をするとコースになってしまうというシステムで、ならばフリの客で行こうとすると満席御免と相成る。
素直に予約を入れて出掛けるのがよいのだねと合点して足を運んだ冬の夜。
襖を外してふた間続きにした部屋の奥、縁側に面した鉄板を皆で囲みます。


matsunami01.jpg
麦酒のジョッキをカチャンと合わせてから、温まった鉄板に載せたのは、生しいたけと三つ葉。matsunami02.jpg跳ねる油にこりゃいかんと、
みんなして紙エプロンを首に提げるのがどうやらお約束。


matsunami03.jpg

バターを溶かしてそこへ帆立を滑らせて、matsunami04.jpgちょっと欲しい焦げ目ができたところでお皿にとって醤油を垂らす。


長葱と一緒の鶏もゲソとコンビの生いかもサシの綺麗に入った牛肉も、それぞれにバターのお世話で出来上がり。
matsunami05.jpgmatsunami06.jpg


matsunami07.jpg
みっつの器でやってきたのが、「松浪焼き」「浪花焼き」「芳町焼き」。
松浪焼きは、浅蜊と長葱、天かす。
浪花焼きは、三つ葉、かまぼこに小柱。matsunami09.jpgmatsunami08.jpgmatsunami10.jpg
「芳町焼き」は牛そぼろ、キャ別に玉子のお好み焼きだ。
なぜに、「キャ別」と表記するのだろね(笑)。
ソースじゃなくて、醤油でってのが、専ら醤油派の自分にはいいぞ。


matsunami11.jpg
鉄板焼きといえば、
やっぱりこれも食べねばと追加したのが「かきバター」。
溶かしたバターの上に、片栗粉をたっぷり纏った牡蠣をON。
しっかり焦げ目をつけたところで、ハフハフしてからそっと食む。matsunami12.jpgもうひと回り大振りであってくれるとまた醍醐味が違うのだろうけど、悪くない。


やきそばを啜って、すっかりお腹も膨らんだところで、デザートを。
それは、壁に据えた額の中に並ぶ品札の一番隅に、ちょっと不思議な一枚を見つけていたからです。
その名を「くろんぼ」。
まぁ、大体想像はつく通り、あんこを生地に溶いて、焼いちゃうヤツ。matsunami14.jpgうん、素朴な菓子と申せましょう。


戦禍を逃れた人形町の裏路地で、醤油味のお好み焼きの鉄板、「松浪」。matsunami15.jpg焦げた醤油の匂いと家族経営の温かさや下町ックな人情が古民家のそこここに籠っています。


「松浪」 中央区日本橋人形町2-25-6[Map] 03-3666-7773

column/02941 @7,200-

口トンコツ焼きそば「じゅうはち」で さっぱりもとい限定濃厚トンコツ

jyuhachi.jpg2月のとある日曜日。
「Again」で恒例の村田ライブを堪能した後のこと。
今さっき聴いた楽曲のメロディーをふんふんと鼻唄混じりに、ふらふらと武蔵小山のアーケード。
何気なく横に逸れて、そのまま26号線通りを渡ってみる。
するとその先の信号辺りに、小さなオレンジ色の突出看板が見えてきた。
近づけばそこには、「トンコツ焼きそば」とある。
おお、なんだろね、どんなだろね(笑)。

jyuhachi02.jpg
店内は、一時代前のダイニング・バー的モノトーンの設え。
カウンターの、やや座りにくい椅子に滑り込んで、メニューを拝見します。


ランチメニューは「ミックスソース焼きそば」のみで、目玉焼きのせや半熟おんたまのせのトッピングという、シンプルな構成。
今のところ夜に限定しているというのが、「塩焼きそば」などなど。
夜で良かった(笑)と思いながら、「ミックス塩焼きそば」をお願いしました。


「当店自慢!元祖トンコツ焼きそば」と題した解説がメニューの裏ある。
コラーゲンを豊富に含む国産のゲンコツを長時間煮込むことでゼラチン質に変え、脂肪を乳化させることで味を丸くし、高温の鉄板で麺とともに焼き上げることで独自のコクが生まれる、と。
ただそれに続くフレーズが気にかかる。
トンコツ特有の臭みを極力抑えさっぱり味に仕上げている、と。
イメージはすっかり博多屋台風な焼きラーメンをイメージしちゃっているのに、さっぱり味と云われても困るンだもの(笑)。


糸唐辛子をあしらったお皿がやってきました。jyuhachi03.jpgなるほど"トンコツ焼きそば"であるなぁ、と思わせるような要素はそのルックスからは窺えない。
jyuhachi04.jpgjyuhachi05.jpgjyuhachi06.jpg
う~む、と思いながら啜れば、案の上というか、想定以上の物足りなさにちょっとコケる感じ。
東京の豚骨ラーメンがどんどん匂いを失っていくのを複雑な思いで感じてきた切なさが交差する。


「焼きラーメン風なのかなぁなんて勝手に想像してましたけど、あっさりっスね~」と店主に声を掛けると、「今ちょうど、焼きラーメン食べてみようと取り寄せているところなのですよ」と仰る。
てっきり焼きラーメンを参考にしてのトンコツ焼きそばかと思ったら、そういうことではないらしい。
店主にしてみれば、オリジナルな意識で提供しているんだ、きっと。

解説の文末に、「今後、こってりしたトンコツ焼きそばを追加していきます」とあって、なんでそっちが先じゃないのかなぁなんて思ったことをふと思い出して、3月の村田ライブの後に再び様子を覗いてみました。

すると、メニューjyuhachi07.jpgが変わってる!
相変わらずあっさりと謳っているトンコツ焼きそばの中に、1日10食限定ながら「濃厚トンコツ焼きそば」というのがあるでないの。
「この、濃厚ってヤツ、できます?」と訊くと、「濃厚、かしこまりました!」と店主。
ただの思い込みかもしれないけれど、全体をぬらぬらとしたトーンが増しているような気がする。jyuhachi08.jpg期待半分、不安半分で窺うようにひと口すると、トンコツのコクと旨味が最初訪れた時に期待したイメージに近いノリで麺を包んでいる。
jyuhachi09.jpgjyuhachi10.jpgjyuhachi11.jpg
そうそう、こうでなくっちゃねと合点して、店主に笑顔で返事する。

調子にのって、もっとトンコツばしゃばしゃにできない?とか、いっそ二郎風もとか無茶ブリしちゃったけど、研究してくれたら嬉しいな(笑)。


武蔵小山八幡通りのトンコツ焼きそば「じゅうはち」。jyuhachi12.jpgjyuhachi01.jpg社会人となって18年目に一念発起しての起業だから「じゅうはち」。
「元祖トンコツ焼きそば」を名のあるものにするか、より一層の、そしてより大胆な工夫が期待されます。


「じゅうはち」 品川区小山4-5-18 [Map] 03-3783-5400 http://www.jyuhachi.com/

column/02785 @900-

口餃子専門店「東京餃子楼」で実直な焼き餃子水餃子もやし大ヒット

gyozaro.jpg小雨そぼ降る三茶の世田谷通りのアーケードを辿り、
向かい側に見つけた、両脇に紅い幕板を配したお店。
そこが寄り道する機会をずっと狙っていた「東京餃子楼」。
硝子越しに覗く店内は満席で、ちょうど席を立ってくれた女性陣と入れ替わるようにカウンターの中央へ。
ほけーっと口を開けながら(笑)、
頭上のこれまた紅い品札gyozaro01.jpgを探ります。
専門店らしく、「焼き餃子」「水餃子」がもちろんメイン。
それぞれに「ニラにんにく入り」と「ニラにんにくなし」が用意されてるね。

まず、”なし”の「焼き餃子」「水餃子」と、やっぱりビール。それとサイドメニューのひと品を。


真っ先に届けられた「もやし」が大ヒット。gyozaro02.jpg湯掻いたモヤシにジャージャーな肉味噌あんをのっけただけなのだけれど、
モヤシの歯応えのシャキシャキが活き活きとして、温かな肉味噌に詰まった旨味をがっしり受け止めて心地いい。お代わりしよーかなぁ(笑)。


そしてまずは焼き餃子。gyozaro03.jpg
羽根がついてたり、隣同士の境目がアヤフヤな系統ではなくて、
焼き目も端正でソリッドな印象が、また美しい。
gyozaro04.jpggyozaro05.jpggyozaro06.jpg
噛めば、これまた実直な感じ。
脂迸る訳でもなく、挽き肉と野菜のバランスや練りの硬さ加減よく、落ち着いた風情が貫禄を思わせます。ふむふむ。


水餃子はどうかというと、なにより皮のちゅるん!が真骨頂。gyozaro07.jpg艶めかしくも官能的なちゅるん!を追っかけて火傷しそうになる(笑)。
はふはふ。
う~む、こちらも奇をテラうことなく、真っ直ぐなのだね。


忙しなく立ち回るスタッフの様子を眺めながらビールを呑み干して、一瞬手の空いたところで”入り”の「焼き餃子」をと声を掛けます。スープつきのご飯の小盛りを添えてね。

なはは~、やっぱりどっち?と訊かれたら「入ってる方」と答えちゃう。gyozaro08.jpggyozaro09.jpg入ってる方のお皿は、お皿の縁に記した「東京餃子楼」が赤で、さっきの“なし”は黒い文字だったね。
決して過度にならない、加減の利いた韮と大蒜の香りがふんと鼻腔を抜けていく。
それとシロ飯と澄んだスープの組み合わせの倖せ。
周囲のざわめきもまた不思議な心地よさ。


代わる代わるお客さんが訪れる「東京餃子楼」。
エキセントリックな餃子でないことに、妙に安心しちゃったのは何故(笑)?gyozaro10.jpgあ、辺銀さんの石垣島ラー油で食べたいな。生冷凍モノをお持ち帰りすればいいンだね。


口関連記事:NUCHIGUSHI CUISINE「辺銀食堂」で五色餃子島食材の宴(07年09月)


「東京餃子楼」三軒茶屋本店 世田谷区太子堂4-4-2 ラウスパレス三軒茶屋 03-5433-2451
http://www.puzzle-fs.co.jp/ [Map]

column/02696 @1,700-

口居酒屋「かんかん」で ナポリタン誘う膨満感とピーマンほの苦味

kankan.jpgランチ時の男性率98%のお店が新川の八重洲通り沿いにあります。
壁の看板には「居酒屋」と記されていますが、佇まいはまさに旧来の喫茶店。
昼のお食事メニューはというと、「ボンゴレ」に始まるスパゲティ4種類と「ドライカレー」以下ご飯モノ4種類kankan05.jpg
ボリュームたっぷしのお皿たちを求めてやってくる野郎共の中には、いつ行っても座っているおデブくんの姿もある。
痩せる気はさらさらないのだろうなぁ(笑)。
そんなことを思いながら、「ナポリタン」をお願いしました。


やっぱり、盛りしっかりの「ナポリタン」。kankan01.jpg経験上、いきなりわさわさ粉チーズを振ったりすると後半がしんどくなるので、そのままフォークの先クルクルに勤しみます。
量感のある麺が、胃の腑にずんずんと溜まっていくのが分かる。
やや焦げたピーマンのほの苦味が妙なリズムを生んでくれる。
塩っ気がやや強いかなぁと咀嚼しながら、遮二無二一気に平らげるような勢いで食べ進む。
でも一気喰いはムリ(笑)。
ふう、とひと息ついて、パルメザンをちょいと振って、お冷のグラスを傾けてから、また遮二無二。
kankan02.jpgkankan03.jpg
ああ、喰っちゃった。


kankan04.jpg正直、「うまいっ!」ってのとはちょと違うのだけれど、こんな炭水化物の膨満感は、どういう訳か定期的に欲しくなる。「ジャポネ」や「ハングリータイガー」、「エトナ」に足が向くのもそんなことが根っこにあるかなのじゃないかな。
日によってお皿の見映えが随分違うのが面白いね。


ご飯系メニューも勿論大盛りな「かんかん」。ホールの旦那は仏頂面だけど、怖くはない(笑)。kankan06.jpg以前は「洋風居酒屋」としていた看板が、今はただ「居酒屋」となっている。
ま、居酒屋使いしたことは今のところないのですけどね。


口関連記事:
  洋風居酒屋「かんかん」で 太目の麺とほどよい辛さカレースパ(03年05月)
  スパゲッティ「ジャポネ」 で久々のジャリコ大盛り(06年05月)
  レストラン「ハングリータイガー」 でダニエルわしわし、なはは~(07年10月)
  パスタハウス「エトナ」で コク味スパイシーな特選ミートソース(07年03月)


「かんかん」 中央区新川2-6-9 03-1234-4567

column/00659-reprise01 @750-

口スパゲティハウス「そ~れ」で あんかけスパそ~れ嗚呼油まみれ

soure.jpgたまには本場であんかけスパもいいかなと足を運んだのが、中区の区役所前の通り。
栄ウォ~ク街、というちょっとオチャラケた表記で通りの名を示す街灯を見上げながら進みます。
飲食店が中心の雑居ビルの前に立ち止まって探すと、ありました、目的のスパゲティハウス。
店の名を「そ~れ」。
栄ウォ~ク街のそ~れ。
”~”の連発に、妙な感じもいたします(笑)。

聞き覚えのある「カントリー」「ミラネーゼ」に「ミラカン」。
よく判らない「シェフ」に「バイキング」。
「海老フライスパ」に「カキフライスパ」、「フレッシュフライスパ」なんてのもあるね。

迷った時の心得、店の名を冠したものを喰え、に従って「そ~れ」をお願いします。

「1.5倍にされなくて、普通でよろしいですか?」。
「普通って、少ないの?」
「男性の方は皆さん、1.5倍にされます」。

なんだか1.5倍食べなきゃ男じゃねー!みたいにも聞こえたものの、流れのまま「じゃ、1.5で」と添えました。


soure02.jpg「お待たせしました~」とやってきたお皿には、麺がこんもり。
太目の麺に、縦に刻んだソーセージがいくつかと炒り玉子がぽろぽろと。soure01.jpg
多いじゃんかぁー、と思いながらフォークの先を動かして、麺を絡め、口へ。

「ヨコイ」で感じた攻めるようなスパイシーさはなくて、比較的穏やかな味付けのあんソースだ。soure03.jpgもうちょっとあれこれ具があるヤツがよかったかもなぁと思いながら、ふた口、み口したところで、早くも強烈な飽きがきた。

まだ、食べ始めたばっかりだというのに、油のしつこさの厭ぁ~な感じがひたひたと迫ってくる。
嗚呼、1倍でよかったかも~と思いながら食べ進む。

soure04.jpg
なんとか七割方を食べたところで、お皿の底の真ん中で麺がたっぷりの油にひたひた泳いでいるのが見つかった。
嗚呼、なんということでしょう。
油控えめの調理を心掛けている世の奥様方が見たら卒倒しそうな光景です。
しつこさの主因はまさにここにあり。
炒め油の使い過ぎというよりは、油をたっぷり麺にぶっかけちゃってる。そんなイメージがする。

当分、あんかけスパは、遠慮させていただくことになりそうです(泣)。


口関連記事:スパゲッティ・ハウス「ヨコイ」住吉店で1.2人前ミラカン胡椒ぴりっ(06年10月)


「そ~れ」 名古屋市中区栄4-9-10愛信プラザビル103 052-265-3990 http://homepage2.nifty.com/so-le/

column/02628

口たこ焼「築地 銀だこ」中延店 で薄クリスピーとろろんクリーミー

gindako.jpg5月7日はなんの日だか知ってます?
そのまま読めば、ゴナの日。
もしかして、コナ?
そう、日本コナモン協会によれば、5月7日は「コナモンの日」なんだそうです。
コナモンの日に肖って何をいただこうかと腕を組んですぐに思い浮かんだのが、いっつもその前を通りながら一度も口にしたことのなかった「築地 銀だこ」のたこ焼きでありました。

受付風に開け放たれた硝子戸の脇に用意されたメニューには、「たこ焼」「ねぎだこ」「てりたまマヨネーズ」と三種の絵柄が並びます。
ま、初めてなので、基本形と思しき「たこ焼」をドリンクつきでと兄ぃちゃんに声を掛けます。


gindako01.jpg路上の縁台に足を投げ出して、パッケージを開き、特製のマヨネーズをたこ焼きの上に捻り出して、パクッと頬張る。
薄いのにしっかりクリスピーな外皮を感じたそのすぐあとにとろろんとクリーミーな中身が追い掛け、そこへタコのきゅっとした歯応えと風味が重なる。gindako02.jpgソースとマヨネーズと青海苔と削り節がつくるジャンクにズルい味わいもどこか洗練されている気がする。

gindako03.jpgふううん、なかなかやるじゃんと思いながら、添えてくれたウーロン茶をみてニンマリ。
「銀だこ」オリジナルキャラクターの「たこぼ~」がパッケージされていて、そのすっとぼけ顔がいい(笑)。


時には行列を作る「築地 銀だこ」。gindako04.jpgどうやらその出自に”築地”は直接関係ない模様。
群馬の創業で、本社は桐生だし、東京の1号店は中野界隈であるらしい。
にもかかわらず敢えて、築地魚河岸、築地市場の活気を忽ち連想させる”築地”という言葉を店名に冠したことが、どれほど「銀だこ」のイメージに寄与したか。
なんだか威を借りちゃった感じのその是非が気にならなくはないものの、ただあたまに“築地”と冠せばなんでも売れるつーもんでもないしね。
一方、「銀だこ」の“銀”がなにかと云うと、どうやら銀座の“銀”らしい。
東銀座の店舗を銀座本店としているのは、そのあたりを背景にしているようだけど、なんでたこ焼きに銀座の“銀”なんだろね。


「築地 銀だこ」中延店 品川区中延4-6-1 03-3783-6709 http://www.gindaco.com/

column/02596

口スパゲッティ「ジャポネ」 で敢えてポークカレーはへそ曲がり

jyapone.jpg19時ちょい前にインズ3の隅っこを訪れると、
空席待ちの列は、L字に折れ曲がってマックの角まで及ぼうとしていました。
うー、今日も混んでるぅ。
並べば遅からず嗅ぐことになる、香しき炒めアロマに鼻をひくひくさせながら、文庫本かなんか読んで気持ちを抑えます。
テンポよく、傘立ての前までたどり着き、「先頭の方ぁ!」と呼ばれました。

さてここからが大変です(?)。
気分はもう魅惑的な炒め油の飛沫に包まれたようになっているのに、敢えて「カレーライス」を注文もうとしているのですから。

そもそも「ジャポネ」の行列に並ぶのは、ジャンクさをも含んだあの香ばしき炒め麺の魅力と炭水化物が齎してくれる膨満感的満足感に惹かれてのこと。
なのに、そして折角並んだのに「カレーライス」食べようっていうンだから、すっかりへそ曲がり(笑)。


止まり木に腰を据えながら、窺うように「カレー、ライス…、ジャンボで…」と告げると、あのシャキシャキっと調子のいいオヤジさんも、一瞬息を呑むようにして「ポ、ポークカレー、ですね?」と。
丸椅子を埋めている左右のヒトたちや壁に沿う周りのヒトたちが、「おいおい、アイツ、カレーライスだってよ、アホちゃうか」と、瞬間、眉間に皺寄せたような気がしたのは、ただの自意識過剰でしょうか。
嘗て「スパゲッティ&カレー」と謳っていた「ジャポネ」だものなにがイケナイのさ、と自問自答(笑)。


jyapone01.jpgさて、炒めるスパゲッティとは違って、ご飯盛ってカレーをかければ出来上がるポークカレーはすぐにご提供。
スプーンの持つところがなくなるほどたっぷりとルーが盛られたお皿が渡されました。jyapone02.jpg
ドプッとしたとろみは、固形のルーを連想させる重量感。
jyapone03.jpgもっさりとした食べ口で、家庭で普通にカレーを作るときに中辛ルーを入れすぎちゃった感じ、といえばイメージし易いかもしれません。うむ。
出汁の旨味や豚肉の魅力は特には伝わってきません。


後日、「インデアン」にも挑戦。jyapone04.jpg小松菜や椎茸を合わせ炒めた太麺に件のカレーをかけてくれる、カレースパであります。
炒め麺の魅力も味わえて悪くはないのだけれど、うーん、右隣の「ジャリコ」や左隣の「バジリコ」がやっぱり気になる(笑)。


頭上の幕板に並ぶパネルメニューの左隅に「ポークカレー」と「インデアン」jyapone05.jpg
もしもふとへそ曲がりな気分になったら、「ジャポネ」で「ポークカレー」、いかがでしょ。


口関連記事:スパゲッティ「ジャポネ」 でジャリコ大盛り(06年05月)


「ジャポネ」 中央区銀座西2-2 銀座インズ3 1F 03-3567-4749

column/01853再会

口広島流お好み焼き 「秀」 でカキムニエルとオタフクな肉玉そば

hide.jpg

どうゆう訳か、プールに行った帰りに目に留まる「お好み焼き」の文字。
ひとひらの紅葉が舞うスタンドサインには「秀」とある。
大将が、秀さん、なのでしょうね。
以前も一度寄ったことがあるけど、今宵もビールが呼んでいるので仕方なく(笑)、
ちょっと秀さんのお世話になりましょうか。

L字にカウンターの回る、10脚ほどのこじんまりしたお店です。
棚には、広島カープに纏わるグッズがちらほら見つかり、「オタフクソース」の業務用パックがいくつもhide01.jpg並んでいます。
まずは、水分を欲しがっている身体にビールを補給して、広島の地御前産だという牡蠣による「カキのムニエル」を。hide02.jpg地後前というのは、宮島の対岸にある廿日市の漁場を指すという。
お好み焼きの生地に包んだ鉄板焼きなので、粉塗しと云えなくもないけど、ムニエルと呼ぶのかなぁなんて細かいことを一瞬思うも、ひと口噛んでハフハフっとしたら、そんなことどーでもよくなった(笑)。口惜しいけど(なにが)、うめぇなぁ。エキス滴る牡蠣も素敵だけど、ギュッと焼きつまった香ばしさもまた魅力で、ビールによく合うのですね~。

続いてお願いしたのが、広島名物と記された「とん平焼」。
豚バラ肉をシャッとソテーして、玉子と生地とで包んだオムレツ状にわらわらと鰹節が踊ってhide03.jpgいます。コテでスッと切った断面をみると、中身のほとんどが天かすに見えるけど(笑)、これはこれで、なんかいいなぁ。
hide04.jpg
hide05.jpgウーロンハイに切り替えて、お好み焼きを「肉玉そば」に「もち」「ねぎ」のトッピングでお願いしました。
早速、鉄板の上が動き出す。
麺の周りをくるっと整えるようにコテを廻す所作が独特で面白い。
そして、この葱をこんもりと頂いた作品が今夜のメインディッシュです。
hide06.jpg
シャクッとした生の葱の辛味がいいアクセントで、もったりした感じもなくいただける。うん、ほう。
そう云えば、以前「ネギ焼」hide07.jpgをいただいたときは、「オタフクソースが甘過ぎて、こりゃアカン」と思ったけど、今日はそんな厭な甘さは感じない。
見る限り、使っているのは以前と同じ普通のパッケージのオタフクみたいだけどなんでだろ、と卓上のソースを垂らして舐めたら、やっぱり甘いのね(笑)。

「秀」 品川区旗の台3-14-5 03-3785-8820

column/02451

口レストラン「ハングリータイガー」 でダニエルわしわし、なはは~

hungrytiger.jpgかつて日参していた虎ノ門の裏路地で久々、ランチタイムとなりました。
目指すレストランは、「ハングリータイガー」。
入口廻りには既に空席を待つヒトが佇み、それを掻き分けるように中からオバチャンがひゅーっと顔を出して、「はい、なに?」と訊いた。
準備がなかったので、慌てて硝子越しにメニューをチェックして、「ダニエル中盛り!」と告げる。
「あ、3人さんね」「お先に、入って!」。
どゆわけか、入口脇で待っているヒトたちを追い越して中に入れという。
そして、お店中程の円卓に空いた3脚の椅子に押し込まれました。


4人がほどよいギンガムチェックのテーブルに7人が座ることに。思わずきゅっと、膝を揃えちゃう感じです。なるほど、並んで空いた座席の数にジグソーを合わせるように、客を当て嵌めているんだ。
見回す店内はまさに、ラッシュアワーの熱気帯びるほどの満席。オバチャンのそんな意図に反して店内のもうひとりのオバチャンが別の席に座らせようものならもう大変! 「ちがうわよ!あんた!」「よけーなこといわないでっ」。
仕舞いには、「バカぁー!」と大声が飛ぶ。
それがなんだか微笑ましいンだ。
元気なオバチャンはおいくつなのでしょう。


さて「ダニエル」がやってきました。hungrytiger03.jpgお冷やのグラスをどこに置こうかぐらいの狭さのテーブルにお皿をドンと据えて、湯気とともに立ち昇る芳しい香りを嗅ぐ。
”オリジナルカルボナーラ風”と解かれている「ダニエル」の第一の特徴は、所謂カルボナーラに連想する生クリームを使っていないこと。

ベーコンと玉子を炒ってそこに太麺を投入、もしかしたら醤油までもちょちょんと入れて味付けしつつ豪快に炒めた感じの力強さだ。真横から臨む嵩のある量感がいい。
hungrytiger04.jpg
わしわし、むにむに、わしわひ。なはは~、うめぇな、うめぇな。纏うソースが意外やしっかり乳化させてあって、むにっとする麺とどんぴしゃの相性をみせている。うへへ、ぺろんと完食。この炭水化物の膨満感はなんとも罪で麻薬的であるなぁ。そうだ、久々「ジャポネ」にも行かなくちゃ。


口関連記事:スパゲッティ「ジャポネ」 で久々のジャリコ大盛り(過去記事)


「ハングリータイガー」 港区虎ノ門1-12-5 第2土橋ビル1F 03-3591-7081

column/02411

口ねぎ焼き・お好み焼き 「福太郎」

fukutaro.jpg大阪に入って、さてどうしようかと思案して思いついたのが、久々大阪での粉もん屋さん。なんば駅から南海通りのアーケードを抜けた、千日前の有名店「福太郎」に突撃です。典型的なコの字カウンターが待ち受けていて、その正面が焼き物のメインステージ。ひとまずビールと「ずりの刺身」をいただいて、鉄板上で繰り出す所作を眺めながらぐびぐび。何枚ものお好み焼きを並べて、忙しなく動き回る手早さは、はっきり云って大胆かつ大雑把。わっさー、じゅっじゅっ、どりゃ、ほれっ、って感じ(笑)。大判な塵取りのような”シタジキ”に載せられて、出来上がったお好み焼きが運ばれていくのです。仕上げに檸檬1/4個をぎゅっと絞って、お願いししていた「すじねぎ焼き」が届きました。お好み焼きと違って、「ねぎ焼き」は基本醤油味。なかなか好みの味に仕上がっていそうなのが、ヘラで切り掬った姿から容易に伝わってきます。はぐはぐ。ねぎの甘さとスジの甘さが素朴に楽しめる一枚。上下の香ばしさがさらに食欲をそそります。お代わりしたビールを呑みながら、もしも叶うなら、蓮沼「福竹」のお好み焼きをここで食べ比べて、なにわな人たちがどんな反応を示すかみてみたい、なんて想ったりする。そして、「福竹」で瞠目した繊細で軽妙で完成度の高さを思わすお好みとはそもそも立ち位置が違うので比較しちゃいけないのかもね、と思い直す。さてさて、混んできたようなので席を譲りましょう。

「福太郎」 大阪市中央区千日前2-3-17 06-6634-2951 http://2951.jp/

口related column:>お好み焼き「福竹」(過去記事)

column/02379

口お好み焼き 「福竹」

fukutake.jpg長らく課題店となっていたお好み焼き店「福竹」へと池上線は蓮沼駅に降り立ちました。蓮沼で降りるのは「インディアン」本店へカレーとラーメンを食べに来て以来、久し振りです。踏切から多摩川方向に進めば右手にすぐ見つかるのが黒地に黄色の「お好み焼」の文字。噂に聞く女将さんがどんな怖い女性なのか、ドキドキしながら暖簾を潜ります。ドキドキし過ぎて、左に開く扉を押したり引いたりしちまった(笑)。早速視界に飛び込んで来たのが噂の女将さん。鬼の形相はしていませんが、テーブルの脇から前のめりになるようになりながらなにやら早口に捲くし立てています。うほ、やってるやってる。予約名を告げ、中程のテーブルに案内されました。予約の電話を入れた時にハキハキと快活な受け答えをしてくれたのと同じ声の女性が、初めてのヒト向け解説をしてくれます。お好み焼きは焼き上がるまでに20分ほどかかるので、その間じっとそれを待っているのもなんなので、平行して魚介や野菜なんかの焼き物をいっとくのがいいですね、と云う。なるほど、ということでビールをお願いしてその焼き物を待っていると、とうとう(笑)女将さんがやってきた。「はいはい、ここはあたしの花舞台だからね。ビールやお皿をどけてどけて、はいはい」。テーブルの通路側の一辺を指して、“花舞台”と仰る。そして早速「ふくたけチーズ」のステンレスの容器を手に女将さんの講釈オンステージが始まった。「玉子はどうやって崩す?」「はいハズレ」「この生地どうやって掻き回す?」「はいハズレ」。間髪入れずに即答しないと正解にしてくれそうもない。思わず正座しそうになっちゃった。「グルテン少ないのが、キモだから」と云いながら、指先で直接鉄板をさっと触って温度を確かめ、どさっと生地を鉄板に空けて十二分な厚みを保ちつつ周囲を整える。その周囲からジジと音がし始めている。「廻りからだらだら生地が流れるよーじゃだめ」。その間も、いろいろと「学習しなさいよ」「どういうつもりで臨んでいるの」「客も主張しなさい」的な趣旨(だと思う)の講釈をいただいたけれど、怒涛の早口で反芻できないまま過ぎてしまった。それにしても、占い師のような洞察力がなかなか恐ろしい(あ、あたしは細木ならぬ太木数子とも云ってたな、笑)。14分経ったら知らせるようにとの指令を残して、女将さんは別のテーブルへ。入れ替わるようにさっきの女性が「京都の冷奴」を手にやってきた。「もしかして娘さん?」「そーなんですー。この店、親族じゃないと可哀想でしょ(笑)」。この娘さんがいい緩衝材になってる場面も少なくないンだろうなぁとも思いながら、食べ方の説明を聞く。「まずそのまま。そして岩塩、ゆず、醤油の順で食べてみてください」。なるほど、それぞれに奴の魅力が味わえて楽しい。こんなちょっとした“工夫”が実は「福竹」の真骨頂なのかもしれないね。ピーマンが一緒の方がいいですよということで注文んだ「ウインナー&ピーマン」は、タコさんの足が開いたらできあがり。女将さん(娘さんには“ママ”と呼ばれている)は、「ピーマン、どっちからどー焼く?」とまた質問攻めにしてくる。「表を上にしてぎゅって押さえる」「ありゃ、正解」。「ひくっり返す?」「ちょっとだけ」「はいハズレ、それじゃ折角鮮やかな表側が色悪くなるでしょ片面でいいのよ」。はい、おみそれしやした、とウインナonピーマン。……や、ヤバイ! そんなこんなしているうちに指令の時間を過ぎてしまった。「はいはいはい」といいながら近づいて、コテを生地の下にすっと入れ、「せーの、どりょぉあ~」。ありゃやっぱちょっと焦げちゃった、と思ったところを見透かすように「ありゃあ焦げちゃったと思ってるでしょ」と女将さん。いや、あの、その、違うんです? 「これでぴったりよ、試しに端っこ食べてみなさい」。指令に敬礼しつつ、端っこを口に運ぶ。おおよ(古っ)。すっげー、軽くて繊細にクリスピー。勿論焦げ臭くなんてない。びっくりである。もう暫らく待って片面を焼き、鰹節と浅葱を振って出来上がり。断面を凝視しつつ、はふはふ、はぐはぐ。あはは。芯を除いて超細かく刻んだキャベツを含むこの生地の軽妙さといったら、ない。なんぼでも食べれそうな気分になってくる。いままでに知らないお好み焼きであることは確かだ。「焼酎抹茶割り」をいただいて、今度は「はんぺん」。コテの角っこでひょいひょいテンポ良くひっくり返してくれるのは娘さんだ。「はんぺん」での工夫は、つけるソース。マヨネーズを鉄板にぴゅーっと撒いて、そこに醤油少々に青海苔を振る。ちょっと焦げたところを合わせて、はんぺんでこそいで食べるって寸法だ。ニクイね、やるね。調子にのって「ぶた天」を追加しようとすると「追加はできない!」と女将さん。そんな殺生なぁ。「え?ダメです?」。鉄板の温度が下がって云々がなにやら遠くで聴こえる(笑)。「今は食べれると思っていても20分後にはお腹一杯になってるヒトをイッパイ知ってる、経験則ね」。いやまぁそうかもしれないけど…。するとふっと奥の厨房の方を振り向いて、「パパ、ここ、ぶた天追加、できる?」。あれ?最後の決定は旦那が下すのね。「いいよ」。晴れて追加できることとなりました。ふ~(額汗)。焼き上がりまでを今度は、「すなぎも」を焼くことに。生でも食べれそうな砂肝の一面にしっかり焼き色をつけていく。試しにこっそり一個ひっくり返してみたら女将さんに見つかってしまった。「ダメ!まだひっくり返しちゃ!」。旨味を閉じ込めた砂肝も「ほたて」も旨い。紫蘇の葉で包んだりしてね。焼き上がった「ぶた天」を娘さんが四等分してくれた。マヨネーズも添えてみよう。やっぱりぺろんって食べれちゃったぞ。なるほど、粉を沢山食べるんじゃなくてキャベツを沢山食べることになるようにしているから、重々しくならないってことなのかもしれないね。ママぁ、満腹満足ですよ~。次回は食べれなかった「激カレー天」や「焼きそば」、野菜の「ねぎ」や「なす」をいただきたいと思います。

「福竹」 大田区東矢口1-17-11  03-3739-4064

口related column:>額に入れてママもパパも絶賛の4コマを描いた「食い道をゆく」のヒロキエさん >その4コマの出力をお届けの「胃袋は偉大なるコスモ♪」の華麗叫子さん

column/02366

口やきとり 「肉のまえかわ」

maekawa.jpg向かいのラーメン店「味香美」に行った時も、その脇の路地にある「ブルドック」からの帰りにも、賑やかな立ち呑みの風景を眺めてニヤついていました。いいなぁ、って(笑)。今夜は人待ちに都合よく、その「肉のまえかわ」に突撃です。入口を入ったところで、なにをどこでどう買えばいいかを訊く。缶ビールあたりは奥の冷蔵ケースから、如何にもお肉屋さんな硝子ケースに収めた揚げ物や惣菜なんかをそのケース越しに都度お金を払い、やきとりは別会計で、なんてことらしい。ビールと「牛レバ生食」をおろし生姜で貰い、やきとりの焼き台の脇でくぴくぴ。「ポテトサラダ」100円、「豚串カツ」110円も追加して、飲み物を「赤じそ」に。ライトピンクに綺麗で妖しいグラスは、まさに紫蘇風味。どこかツンツンした小柄な女の子が黙々と串を焼く焼き台を眺めながら、「ツクネ」「ハラミ」をお願いする。「塩?タレ?」「塩」「300円ね」。全く愛想のないのがアジアの屋台にいるような気分にさせてくれて、妙に微笑ましい。微笑ましいのは渡されたお皿がスヌーピー柄だったことも影響してる? そして、店内や路上を巡回しては、そこにいる客たちに声をかけて回っているハンチング帽のオッチャンは、「週に3~4日は来てるかな」と云うけど、きっとほぼ毎日来てるに違いない(笑)。「肉のまえかわ」の脇道、東小路もまた、呑み屋サインが乱立するいい風情。端から行ってみたくなる気持ちを抑えつつ、さて線路際の「大山酒場」へとハシゴするのでありました。

今夜の立ち呑み仲間は、ラーメンも大好き「くにろく 東京たべある記」のくにさん「ゆきむらな食生活とか」のゆきむらさん。どうもです。

「肉のまえかわ」 品川区東大井5-2-9 03-3471-2377

口related column:
みそらーめん 「味香美」(過去記事) >キッチン 「ブルドック」(過去記事)

column/02352

口どんぶり 「瀬川」

segawa.jpg気がつけば、もんぜき通りにも素通りしていたお店がまだあるもので、そのうちの一軒「瀬川」に寄ってみました。磨き、漂白を重ね、木目の浮き始めた白木のカウンターが心意気。潔くも供する品は本まぐろ「まぐろどんぶり」のみ。丸椅子に座れば、「普通盛りでいいですか?」と訊かれます。届けられるのは、エッジの利いた端正で澄んだ色合いの鮪の赤身。キリッと漬けにされたその身が加減のいい酢飯と違和感のない相性を見せる。海鮮のどんぶりはあれこれ欲張らずに、こういう気っ風ある仕立てのヤツがいい。出来れば、浅蜊かなんかのお椀が欲しいところだけど、なにせ奥行き狭い路面店では、鍋ひとつ置くのも一大事ですものね。それも潔さの一環と心得ましょう。タネの仕入れ状況によって、数量限定の「今だけどんぶり」を出すこともあるらしい。そ、それって、いつです?(笑)。

>中トロの「今だけどんぶり」でニンマリの「春は築地で朝ごはん」のつきじろうさん

「瀬川」 中央区築地4-9-12  03-3542-8878

column/02309

口浪花ひとくち餃子 「餃々-チャオチャオ-」 築地店

chaochao.jpg何故だか無性に餃子が食べたくなって、築地駅の階段上で通るたび目に留めていた此方でランチ。赤いスツールを沿わせた、奥へと伸びるカウンター。ずいっと奥めに陣取って、4種の餃子からふたつを選ぶ「お昼の餃子定食」を「チャオチャオ餃子」「特製餃子」でお願いすることに。7個が連なった「チャオチャオ餃子」は、ひとくちというよりは半口ぐらいのミニマムサイズ。まさに、”皮を食べる”タイプの餃子だ。白味噌の特製ダレを漬け食べれば、神戸の「ぼんてん」を思い出す。「チャオチャオ餃子」よりは一応大きい「特製餃子」でやっとこなんとかひと口サイズ。もちっとした皮を滑らかに練られた餡と一緒にいただく。あと、3皿くらいは喰えそうだ(笑)。そーいや、よく冷凍モノを買って帰る「点天」もひと口餃子(焼こうとして火傷したことを思い出す)。ジューシーな具がたっぷりの餃子もソソルけど、ひとくちで浪花な餃子も悪くないな。「餃々」は、標準10坪のコンパクト店舗で、大阪を中心に全国で40店舗ほどのフランチャイズ展開をしているようです。

「チャオチャオ餃子」築地店 東京都中央区築地2-10-7 03-3541-0244 http://www.gyozaya.com/

column/02286

口お好みハウス 「ひかりや」

hikariya.jpg阪急三宮のひとつお隣の春日野道という小さな駅。JRの高架下にあるのがお好み焼きの「ひかりや」です。入口の丸椅子では、如何にも近所のおばちゃんらしい女性がテイクアウトの出来上がりを待っている。こじんまりした店内のテーブルを埋めているのも、孫と一緒に鉄板を挟んでいるじっちゃん等、この店に慣れ親しんでいる地元の皆サンみたいだ。前夜の酒が微妙に残っているので「ビール!」なんて云わず、女将さんにはひとこと「やきめしを」。向かいの厨房では、わんわんと蒸気を上げながら、幾つものお好み焼きやそば焼きが焼かれています。ステンレス製の塵取りのような器に載せられて「やきめし」がやってきました。ここでいう「やきめし」とはつまり「そばめし」のこと。わ、ボリュームたっぷしだ。大丈夫か、喰えるか? お作法が判らないまま、ヘラから直にハフハフしながらいただきます。お、おお。ぐちょっとした見た目と違ってパラパラと存外にあっさりとしていて、ほのかな甘さに惹かれるようにお酒で疲れた胃の腑にもすっすと入っていく。うめぇ。あまりにどんどん食べれるので、次第に楽しくなってきちゃった。「やきめし」食べながらニヤついてるおっさんでどうよ(笑)。へへ。またいつか、ビール呑みながら「ぶた玉焼き」や「ちゃんぽん焼き」を食べたいな。

「ひかりや」 神戸市中央区割塚通7-1高架下86号 078-231-3467

column/02206


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