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2005年03月まで遡って移築が済みました。
でもまだまだ3合目くらい。頑張れ自分(汗)。


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焼鳥串焼きオヤジ系アーカイブ

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口若鳥焼「鳥樹」蒲田店でチレハツ砂ギモアボカド和え鶏団子

toriki.jpg意外と久し振りの蒲田東口。
猥雑さが徐々に徐々に薄れていっているような気もする東口中央通りを往く。
向かうは当日予約でたまたま席のとれた「鳥樹」であります。
なんだかんだで、2年振りになっちゃいました。

入口廻りにぎゅっと人影があって、それは空席ないかと尋ねたフリの客。
でももう、残念ながら満席みたいです。
鶏たちを捌く俎板が眼前のカウンターもいいけれど、左手の小さなテーブル席も悪くない。


toriki01.jpg
例によって、納豆のお通しで麦酒をぺろぺろしていることろへまずやってきたのが、ピンクの鮮やかな「そぎ身のお造り」。toriki02.jpg山葵醤油でいただくけば、優しく軽やかな滋味を残してすっと消えていきます。


予約時にあらかじめお願いしておいたのが、「チレ」と「ハツ」。toriki03.jpg「チレ」とは脾臓のことで、むかごのようにころころとして、独特のクセと食感が面白い。


「砂ギモ焼き」のコリっとした歯触りにニヤニヤしては、
toriki04.jpgtoriki05.jpg
「レバー焼き」のとろんと貼り付くようなレアな舌触りにもまたニヤニヤ(笑)。


「ささみアボカド和え」は、不思議なマッチングのコンビネーション。toriki06.jpg酢味噌で和えてぬたにしても違和感のないアボカドって食材の度量と、そのアボカドをさっと湯引きしたささみと和えてしまおうとした直観的アイデアにまたニヤリ。


toriki07.jpg揚げモノをひとつと「もも肉から揚げ」。
びっしりと丁寧に包んだ薄衣越しに齧れば、肌理の細やかな繊維の間から澄んだ脂がじわじわっと滲んできて、いい。


あんかけに浮かんだ「鶏団子」は、量感嬉しい大振りサイズ。toriki08.jpgこれをつみれ汁っぽくスープに浮かべてくれたりすると軽い〆にもいいかもなぁなどと考えつつ、ハフハフ。
そうだ、ここ「鳥樹」のお品書きには、「お食事」の項目があるけれど、そこには「ミニそぼろ丼」と「ライス」がある限り。
鳥料理専門店らしくて潔くも、例えば、ガラスープを煮詰めたツユに蕎麦、日替わりのトッピングを載せる鳥樹流鶏そば、とか作ってくれたら嬉しいかもね。



蒲田東口中央通りのヘソとも思う、鳥料理の店「鳥樹」蒲田店。toriki09.jpg蒲田に焼き鳥屋は数あれど、一羽一羽を店で捌くところはやはり稀少だと振り返る。
今度は、レアな部位をしっかり予約つつ、「水炊き鍋」メインの小宴をしたいな。


□関連記事:
 若鳥焼「鳥樹」蒲田店 で大胆肉厚切りの鳥料理たち(07年11月)



「鳥樹」蒲田店
大田区蒲田5-18-11[Map] 03-3739-3955 http://www.toriki.jpn.org/

column/02953

口釜めしやき鳥「与志万」で 名物かき釜めしホフハフご飯と磯風味

yoshiman.jpg冷たい雨のそぼ降る銀座。
串揚げ「アンジュ」のある通りを歩いていると見つかるのが、角柱型のスタンド看板の上に載った羽釜。
そのお釜には、プレートがぶら下げてあって、「名物かき釜めし」と書いてある。
あ、ここがいつぞやのむのむさんが日記してたお店かと、看板の奥を覗き込む。
通路の奥の提灯で誘っているのが「与志万」だ。


冷えた両手を擦りながら、コの字に回したカウンターの隅に腰掛ける。yoshiman01.jpg目の前の硝子ケースの中には、今はなにもないものの、
清潔に整えられたその様子が気持ちいい。
夜の部のお品書きyoshiman02.jpgの筆頭は、串焼き(やき鳥)だ。


yoshiman03.jpgランチメニューはというと、目的の「かき釜めし」に続けて、
「五目釜めし」「竹の子構えめし」「えび釜めし」「しいたけ釜めし」「とりぞぼろ釜めし」「かに釜めし」「鮭釜めし」「穴子釜めし」と釜めしラインナップがずらっと並んでいます。


熱いので気をつけてくださいね、
という声とともに「かき釜めし」のお釜がやってきました。
パカリと蓋を外せば、沸き上がる湯気。yoshiman04.jpgグリーンピースを彩りに、牡蠣や竹の子、椎茸なんかの具材がごろごろっと載っている。
左隅から箸の先を入れて、ホフハフしながら口へと運ぶ。


ご飯全体を包む香りと牡蠣の磯な風味が相俟って、うん、いい。yoshiman05.jpgホクホクとしたご飯の温かさに、胃の俯からみるみる温まってゆきます。


後半には、釜の底辺りから薄っすらとしたおこげが現れて、香ばしさと焼おにぎり的歯触りが愉しめる。yoshiman06.jpg牡蠣を仕込んだ焼きおにぎりって、どこかで作ってくれないかなぁ、
なんて妄想が広がります(笑)。


銀座の真ん中の縄暖簾、釜めし・やき鳥「与志万」。yoshiman07.jpgやき鳥でちょっと呑って、釜めしで食事する。
きっと、そんな諸先輩も多いだろうことが容易に想像できるであります。


口関連記事:
 串揚げ「アンジュ」 で 今年もカキ料理片栗に揚げた牡蠣かきそば(09年10月)
口オイスターパラダイスブログ:「カキタベ! ~牡蠣を食べよう!~」


「与志万」 中央区銀座3-3-6 モリタビル1F [Map] 03-3567-1767

column/02919 @980-

口みやざき地頭鶏「豆竜」で チキンタルタル南蛮じとっこ炭火焼き

mameryu.jpg定期的に次々とテナントが入れ替わる場所というのもあるもので。
確かその前は、「うり坊」だったところが変わってしまっているなぁと眺めたのも随分前のことになりました。
今のお店は、みやざき地頭鶏「豆竜」。
ランチでも美味しい鶏をいただけるのかな。

「豆竜」ランチmameryu01.jpgは、全8種類。鶏モノに加え、豚モノのメニューもいくつか混在しています。

mameryu02.jpg
メニュー筆頭で、なぜだか「一番人気?!」と疑問形が添えられた「チキンタルタル南蛮定食」をお願いしました。


衣サクサクとした唐揚げに、たっぷりのタルタルソースがかけられていて、タルタル好きには、それはちょっとズルいじゃん、の仕立て。mameryu03.jpgジューシーな鶏の身とタルタルの玉子風味がいい具合に共鳴して、ソソるご飯のおかずに昇華する。

mameryu04.jpgmameryu05.jpg
トンカツをタルタルソースでと思うとちょっと違う気もしてくるけど、チキンカツにはなんら違和感がないのは何故でしょうね。


日を改めて、暑い昼。
暑いのに選んだのは、「じとっこ炭火焼鉄板定食」。


カウンターから硝子で仕切られた厨房を眺めて、へー、炭火の上で転がすように焼くのだなぁと思った瞬間、天井にまで達する火柱が上がった。
俗に云う、ファイヤー!ですね(笑)。
そうして焼き上がった「じとっこ」が、焼けてアチチな鉄鍋に載せられてやってくるという寸法です。
炭火で炙ったせいか、鶏の表面が黒く染まっています。mameryu06.jpg一応フーフーしてから齧りついたものの、さすが地鶏の身の締まり。
噛み切ろうとハグハグした瞬間に、案の定見事に上顎を火傷することに(泣)。
mameryu07.jpgmameryu08.jpg
柚子胡椒かなんかのっけつつ、齧り噛み切るじとっこは、噛むほどに滋味が滲んでくるのだけれど、いかんせん硬いなぁ。
そのあたりは、裏腹なものなのでしょうね。


mameryu09.jpgみやざき地頭鶏、地鶏・地酒の専門店を謳う「豆竜」。
ただ、みやざき料理の店という訳でもなくって、
例えば岩手県産「岩中豚」のメニューもある。
提灯にあるように、「炭火焼居酒屋」と呼ぶのが正答なのかもしれません。


「豆竜」八丁堀店 中央区八丁堀1-5-2 はごろもビル1F [Map] 03-5541-9944

column/02856 @800-

口焼鳥酒場・立ち呑み「ジョー」で夕立と極JOE愛JOE黒ハイ角ハイ

joeebisu.jpgとある日の恵比寿駅前、駒沢通り。
突然の土砂降りにこいつは堪まらんと丁度店頭でお姉さんが呼び込みしていた居酒屋に飛び込む。
立ち呑みの店かなぁという印象のままポンと入ってみると、ビールケースにベニヤをのっけたテーブルにビールケースに座布団を置いた椅子が並ぶという店構え。
こうしてふらっと訪れた客もすいっと受け止めてくれる気安さがいい。
壁際のビールケースのひとつに陣取りました。

joeebisu02.jpg
「ジョー」では、ハッピーアワー的な時間帯を設けているそうで、
90分の呑み放題ができる。joeebisu01.jpgそりゃいいねーとまずはビールからお願いして、品書きを物色します。
よく読むと、「昼飲みはじめました」とあって、なんと朝の9時から990円の飲み放題ができるらしい。
う~む、ハッピー・アワーというよりは、ハッピー・デイタイム、だね(笑)。


まずは、定番と謳う中から「鶏皮ポン酢」、そして"さっぱり系"から「馬鹿ウマもやし」。
joeebisu03.jpgjoeebisu04.jpg
もやしをシャキシャキといただく醍醐味には、ふと三軒茶屋「東京餃子楼」の「もやし」を思い出す。
シャキシャキ具合も味の輪郭も参考になると思うので、お店の方、一度チェックしに行ってみたらどうかな(笑)。


早速の二杯目は、話題の「ザ・角ハイボール」。joeebisu05.jpgハイブリッド炭酸を味わってください、という品書きの解説が、言い得て妙というか、語感は分かるような気がするというか(笑)。
シュワシュワとすっきりした呑み口が新しくて懐かしい、それが「角ハイ」だ。


数量限定「美桜鶏のレバ刺し」は、なるほど角の立って張り付くような鮮度とまったりした滋味を例によって胡麻油が引き立てる。joeebisu06.jpg

そんなレバ刺しに合わせるにはと、ハイボールにビールの泡をトッピングするという変り種、その名も「極JOEハイボール」。
joeebisu07.jpgjoeebisu08.jpg
ジンジャーエールも使っているようで、そこにビールのビターがほんのり香る感じ。


やっぱり焼鳥も注文まなくっちゃと、
心臓の根元という注釈のある「ハツモト」と「鶏つくね」をともに塩で。joeebisu09.jpg今度は、"女子におススメ、あめムチハイボール"というコピーが可笑しい「愛JOEハイボール」。
柚子蜜の爽やかな甘さに生姜の刺激を合わせたハイボールで、確かにジンジャーはっきりと活躍してるけど、"ムチ"ってほどの辛さじゃないのでご心配なく(笑)。


お時間そろそろコールをいただいたところで、呑み放題の仕上げにもう一杯と「黒ハイボール」。
なにを混ぜたハイボールか、皆さんもうお分かりですね。joeebisu10.jpgそう、コーラとハイボールのコラボなジョッキだ。


ふと思い出すのは、最初にして今に至るまで最高の二日酔いのこと。
夏のある日、友達の下宿に集まって、呑んだのがコークハイだった。
加減も分からず、濃いぃウイスキーをコーラで割ると、ウイスキーの刺激が陰を潜めて、ぐいぐい呑めちゃって呑めちゃって。
その翌朝の暑苦しさと強烈な二日酔いは、今では懐かしくも愉しい思い出だ。
呑んだのは角瓶じゃなくて、取っ手のついたレッドだったけどね(笑)。


この「黒ハイボール」なら、そんなおバカな酔い方はしないと思うものの、角の風味をちゃんと味わいたい貴兄には、デフォルト「ザ・角ハイボール」をおススメいたします。

joeebisu11.jpg
〆に「ささみ茶漬け」を啜れば、あ、雨も上がったみたいだね。


ちょっと寄ってってよと立ち呑みの気軽さで構えず誘う、恵比寿駅前・焼鳥酒場「ジョー」。joeebisu13.jpgなんで「じょー」なのと訊けば、オーナーの知り合いに「JOE」さんがいて、響きがいいからいただいた、という割りと安易な店名だそう。
ね、気安いでしょ(笑)。


口今回企画関連サイト
  サントリー「東京 おいしい居酒屋 酒場 特集」 banner_blog_kakuhai.jpg
  酒ログ×サントリー「みんなで作る 角ハイボールマップ」


「ジョー」 渋谷区恵比寿西1丁目8-10 木村ビル1F [Map] 03-3462-2667

column/02846 @4,100-

口もつ焼煮込み「大統領」で 特製煮込み味付けガツもつ焼き路上

daitouryo.jpgかつて、ガード下の中華「珍珍軒」で「レバタン」を食べ終えたところで目にした光景が、ずっと気になっていました。
真っ昼間からビール、日本酒、ホッピーを呑み交わし、
だはは~と明け透けな笑顔をみせているオッチャンたちが肩寄せ合っている店がある。
狭い間口から路上にまで溢れたパイプ椅子。
見上げた看板には、もつ焼煮込み「大統領」。
ガード下のやや暗がりが、昼から既に夕方な気分を増長してくれていました。

ところが何度足を運んでも、いつも満席の人気振り。
この夜も案の上、寸分の隙間もない感じ。
残念な気持ちを抱えたまま、ふと「珍珍軒」の先をみると、そこにも「大統領」の看板がある。
あれあれ?と近づくと、支店と表記されていました。
そうか、人気に対応すべく別棟を用意してくれていたのですね。


さらにところが、その支店さえも満席だという。
うーんと唸って、界隈を彷徨い歩く(笑)。
ぐるっと巡って、試しにもう一回席の状況を覗くと、「3人?ちょっと待ってて!」と声が掛かりました。
これもタイミングだよなぁとしばし待って、路上の隅のテーブルへ。


ジョッキを手に、品書きの上daitouryo01.jpgdaitouryo02.jpgで目線をきょろきょろ。
まずは、看板メニューのひとつであろう「大統領特製煮込み」。daitouryo03.jpg品書きの説明書きにもあるようにあっさりとした仕立てで、意外や馬のモツを使っているらしい。
正直なところでは、もっともっとコッテリしているのが気分なんだけどね。


千切りしたガツを胡麻風味のタレにからめた「味つけガツ」やコリコリ食感を辛味で包んだ「ふぐ皮キムチ」が届いたところで早速、黒ホッピーに切り替える。
daitouryo04.jpgdaitouryo05.jpgdaitouryo06.jpg
定番的にイケるのじゃないのぉと思ったのは、「豚タンスモーク」。
ほんのりした薫香がいいのだぞ。


やっぱりもう一方の看板メニュー「もつ焼き(豚)」から、タン、ハツ、レバー、シロ、カシラ。daitouryo07.jpgdaitouryo08.jpg話し込んでちょっと油断すると、折角の熱々がすぐに冷めてしまって硬くなり、申し訳ない感じ。
この辺りの焼きモノとなるとやっぱり、ひと串ひと串焼き台の前でいただきたいね。


牛モノはどうよと「牛ハラミ焼き」に「ギアラ塩焼き」。daitouryo09.jpgdaitouryo10.jpgギアラの食感とハラミとは路線の違う旨味が印象深い。
ちょっと慌てて食べるくらいが、これら焼きモノを口にする際の要領だと今更ながら痛感します。


すっかり陽が落ちてからもなお、線路と線路の間の淀んだ空気の路地に空席を待つひと影が並ぶ「大統領」前。daitouryo11.jpgdaitouryo12.jpg支店には、ガード下の店ながら二階フロアもあって、実はそこそこのキャパがある。
夏の炎天下には空調が効いているであろう二階席も選択肢かもしれないけれど、やっぱり路上の開放感が「大統領」の醍醐味なのじゃないかな。
今度こそ、本丸の呑兵衛の輪に加わりたいものです。


口関連記事:中華料理「珍々軒」 で猥雑アメ横 味なレバタン(07年11月)


「大統領」 台東区上野6-10-14 [Map] 03-3832-5622

column/02799 @3,500-

口鳥料理「茅場町 鳥ふじ」で もつ入親子丼モツの匂いのアクセント

torifuji.jpg今やおそらく、茅場町で親子丼と云えば此処が筆頭に挙がるのかもね、の「鳥ふじ」で久し振りのランチです。
入口の引き戸に手を掛ける前に、待ち構えていたかのように向こう側から開けてくれて、いらっしゃい。
カウンターの真ん中に腰を据えて思うは、
ああ、そう云えばまだ、
夜に来たことがないなぁと省みる日々であります(笑)。

正面に見据える厨房の大将はぴりぴりムード。
忙しないランチタイムだからゆえ、よりスムーズにドンブリを提供したいというような心意気は判るのだけれど、廻りのスタッフへの指示の伝え方が厳しくて、それが居心地をやや悪くする。
萎縮気味のスタッフの所作が気に入らないと、チッ!と舌打ち。
そんなのはあんまり聞かされたくないなぁ、と。
大将が云ってることには、営業前のミーティングをあらかじめ重ねておけば、呼吸の合いそうなことが多いようにお見受けします。
ま、その日の気分もあるのでしょうけどね。


「鳥ふじ」のドンブリには、「たたき」と呼ぶ小鉢がついてくる。torifuji01.jpg細やかに挽いた鶏が小振りなつくね状に纏めてあって、煮つけた汁をたっぷり含んで、気の利いた口開きになっているンだ。


さて、お願いしていた「もつ入り親子丼」がやってきました。
torifuji03.jpgtorifuji02.jpg
大将が真剣な眼差しと一瞬を推し量るように立柄の親子鍋に向き合うことで生まれたふわとろ加減の玉子に文句はない。
ところどころで顔を出すモツの匂いが体のいいアクセントになっている。torifuji04.jpg割り下が妙な主張をすることなく下支えしていて、つゆだく具合も加減がいい。

torifuji05.jpg
「特上親子丼」には、稲垣種鶏場の名古屋コーチン、千葉の水郷赤鶏、兵庫の「日本一のこだわり卵」などなどを使っていると品書き裏にあるけれど、するとデフォルト「親子丼」「もつ入り親子丼」はどうなンだろうね。


「カツ丼」は、当然チキンカツだろうねと、別の日に。
とろーんとした玉子を纏ったカツには、割下の味がたっぷりと沁みていて、
意外な程噛み応え柔らか。torifuji06.jpgtorifuji07.jpgtorifuji08.jpgtorifuji09.jpgこれはこれで悪くないけど、カツそのものに特にコダワリは窺えない。
例えば、もっとコロンと厚切りにしてくれたりするといいのかも。


「特上親子丼」ほかドンブリものではしっかとした支持を得ている、茅場町「鳥ふじ」。torifuji10.jpgやっぱり夜の様子も覗いてみなくっちゃ、大将のご機嫌具合も含めてね(笑)。


口関連記事:鳥料理・親子丼「茅場町 鳥ふじ」で 濃いぃ玉子の特上親子丼(07年05月)


「鳥ふじ」 中央区日本橋茅場町3-4-6 本橋ビル2F [Map] 03-3249-6118 http://www.torifuji.net/

column/02211 reprise01 @950-

口どてやき「どての品川」で どてやきモツの風味との相性を思ふ

shinagawa.jpgどうも、「どて」と訊くと、日本堤の「土手の伊勢屋」に連想が飛んで、どこかの河川の土手に由来のあるお店なのかな、なんて思ってしまう。
でも、「どての品川」の「どて」は、それとは意味が違う。
駅にすれば、名鉄の堀田という駅から高速を潜ったあたりの住宅地。
昼間通れば、すーと通り過ぎてしまいそうな町角の一軒が、夕方あたりから酔客に囲まれはじめるという。
うん、行かなくちゃ(笑)。

グツグツいってるどての鍋や焼き台を眼前にして路上で呑るのが、
ここでは、きっと常道で粋な挑み方。
shinagawa01.jpg

でも、ちょっと寒いのと(笑)、落ち着いて呑んじゃいたいので、中へと入れてもらいます。
しっかり予約の入っているらしい座敷の手前にふたつだけテーブルがあって、その隅っこに陣取りました。

shinagawa02.jpg
生中をいただいて、手始めに品札の右から4種類、「串かつ」「どてやき」「とんやき」「きもやき」をいただきます。


注文に受け答えしてくれたのは、風貌すっかりヤンキーな兄ちゃん。
「串かつは味噌?」「へ?」
あ、「串かつ」にどての味噌をつけちゃっていいかどうかを確認してるのだろう、そう推測して、「ん、うん、味噌で」と告げると、ニッコリして「はい!」。
ヘタなことを云うとなんだかスゴまれそうな雰囲気ではあるけど、意外と優しいかも(笑)。


shinagawa03.jpgもつの香りが飲兵衛心を煽る看板の「どてやき」に、「きもやき」もいい。
そして、とっぷりと味噌に浸った「串かつ」がこれまたうめぇ。
甘すぎずしつこくなく、といって十分なコクと風味のふくらみを湛えた味噌と揚げ衣に包んだ豚のコンビにやられて、三本追加(笑)。shinagawa04.jpg豚の切り身が小さくて、何本でも食べられそうなところがまたいじらしくっていいのだな。

shinagawa05.jpg
「ねぎまフライ」を二度づけなしヨの要領でソースに浸していただいて、テーブルの真ん中に置かれたトレーのキャベツをバリバリ齧ってしているところへ届いたのが、塩焼きしてもらった「しんぞう」。
砂肝のような歯触りだけど、そこにちょっと滑るような感触としっかとした旨味があって、
うん、これもいい。
shinagawa06.jpgshinagawa07.jpg
じゃあ「砂肝」はどうだろうと焼いてもらうと、割と柔らかな歯応えの中に心憎い凝縮感があって、塩の加減もいい。


どうも味噌で「こんにゃく」というと、厚切りした蒟蒻を湯掻いて、ふろふき大根に添えるような味噌ダレを垂らすヤツを思い浮かべてしまうのだけれど、はっきり云って、こうして薄切りにしてコトコト煮た方が味がよく滲みて、断然旨いね~。shinagawa08.jpgうんうん。


そして、「どての品川」での〆はやっぱり「どてやき」で。shinagawa09.jpgどうしてこう、モツの風味といふのは味噌と相性がいいのだろうかと、互いに高めあってる感じだもんな、と腕組んで感心したりする(笑)。


店内はもとより、店頭で立ち呑みするも賑やかな「どての品川」。
ちょっと一杯ひっかけては、すっと立ち去るオヤジがちょっぴり小粋に見えるのは気のせいか(笑)。shinagawa10.jpg
そうそう、名駅の「のんき屋」も此処に似た風情がありますね。


口関連記事:
  天麩羅「土手の伊勢屋」で 穴子天丼しんどいベタっとしたタレと衣(05年11月)
  串かつ・とん焼「のんき屋」で 串かつとん焼どて焼赤味噌なおでん(07年09月)


「どての品川」 名古屋市瑞穂区下坂町1-23 [Map] 052-881-5529

column/02768 @2,500-

口やき鳥「さくら家」で ピンク刺し豆ヒゾー寒雀おばあちゃんの笑顔

sakuraya.jpg以前より、八丁堀~入船エリアで焼鳥屋と云えば、
古くから此処だぜ!と聞いていたお店があります。
幾度か空席有無の電話を入れたことがあるのだけど、毎回決まって「ごめんなさいね~」。
結局なかなかお邪魔する機会なく、ずっと脳裏の片隅にちょんとひっかかっていました。
新富町駅近くの市場通りから目に留まる、ぽってりとしたフォルムの赤提灯。
そこに書かれた「さくら家」が、その焼鳥屋の店名です。

6時半までなら可能という予約時間に間に合うように、到着。
暖簾の先に頭を入れると、ふわっとした熱気に包まれる。
左手のカウンターは既に呑兵衛さんたちのにこやかな笑顔で埋まり、ほっこりとした賑やかさに満ちています。


お願いしていた椅子席は突き当たり辺りにあるのだろうと奥へと進むと、その先がL字に右に折れていて、そこにテーブルが奥に向かって並んでいます。
お店の外の表情と間口からは想像できなかったねぇと顔を見合わせながら、一番奥のテーブルへ。


お品書きsakuraya01.jpgsakuraya02.jpgを横目に「どうお願いするのがいいですか?」と訊くと、「では、七、八本ほどみつくろいましょうか」と艶やかな笑顔のおばあちゃん。
ではそのようにとお願いして、まず乾~杯ぃ。

sakuraya03.jpg佃煮風のお通しは、ウスターソースを利かせた意外な逸品だ。


そして、芋焼酎「久耀」を届けてくれたおばあちゃんが「お刺身、盛り合わせ、しましょうか」と仰る。
うんうん、もうおばあちゃんに云われるとなんでも貰いたくなっちゃう。
商売上手なんだからぁとか云いながらいただいたお皿が「徳用三点盛りサシミ」。
sakuraya04.jpg
澄んだ甘みが嬉しいササミ、とろんとしてるのは間違っても古いからじゃないピンク色したクリーミーレバー、さくぅという歯触りが官能の砂肝。
sakuraya05.jpgsakuraya06.jpg
淡、艶、濃のピンクのグラデーションに、なはは、おばあちゃん、いいねいいよ。


さてさて、まずの串たちが、つくね、砂肝、ミツバ巻き。
sakuraya07.jpgsakuraya08.jpgsakuraya09.jpgsakuraya10.jpg
タタキ加減もタレのキレも、うんうんの「つくね」。
三つ葉をササミで巻くとは、そういう出会いがあったのね~、の「ミツバ巻き」。
「砂肝」にはさっきの刺身同様、軽さの中にある滋味。


続くお皿には、豆とヒゾーの串。
ぼんじりの小さいのみたいな「豆」がイケる。sakuraya11.jpg

「ヒゾー」は、ころんとしたレバーのようで、如何にも小さな臓器という感じ。sakuraya12.jpg張りがあるのも鮮度のいい証拠なのだろうね。


そして、「鳥なんばん」に「合鴨なんばん」。
sakuraya13.jpgsakuraya14.jpg
合鴨独特の風味と獅子唐の青みが絶妙で、おー、旨い。


sakuraya15.jpg雪隠の手前で気づいた貼紙には、「寒雀」とあった。
あばあちゃんに、あれってなぁに?と訊くと、「雀は今が旬なのよ~」と仰る。
雀に旬があるンだ、そうかジビエってことかことなのかもねと思いながら、
当然お願いすることに(笑)。
sakuraya16.jpgタレしっかりめで焼かれた雀さんは、硬いばっかりかと思ったらさにあらず。
ほんのりした野生の旨味に後からスジっぽさが追いかける感じで、面白い。


sakuraya17.jpgそして最後に「特製スープ」は如何と、おばあちゃん。
うんうんそれそれ、と玉子綴じの鳥スープ(210円也)。
ああ、すっかりおばあちゃんのペースだったじゃん、もう(笑)。
でも、それが良かったのかも。


sakuraya18.jpg入船で賑わう老舗焼鳥屋、「さくら家」。
暖簾には、「鳥やのやき鳥」とあるのは、茅場町「宮川」等のように、元は鶏肉の卸だったりするのかなぁ。sakuraya19.jpgそんなことを訊ねにまた、おばあちゃんの柔らかな笑顔の前へとお邪魔したいな。


「さくら家」 中央区入船2-2-1 [Map] 03-3551-4878

column/02756 @5,600-

口モツ焼きモツ煮こみ「ささもと」で 蕩ける串たち葡萄割り

sasamoto.jpgうなぎ「カブト」にご馳走さまをして、
西口商店街界隈をひと巡り。
そして再びさっきの路地に入り込む。
右手に「つるかめ食堂」、左手に「串衛門」。
なんともいい絵面sasamoto01.jpgだよなぁと立ち止まって、
眺めたりする(笑)。
キンミヤがククっと効いてきてはいるけど、もう一軒いっちゃいたいな。
ふらふらとそのまま横丁を辿り、「若月」の手前。
探せども店頭に店名表記のない狭い間口の店の前で立ち止まりました。


カウンターの角でぐつぐつと湯気を上げて誘う鍋。
真ん中あたりにちょうど空きがあるのを見つけて、身体を横にしながらすりすりと進み入ります。

柱に貼られた煤けた品書きの隅。
そこに書かれた4文字でお店の名前が確認できました。その名を「ささもと」。

sasamoto02.jpgそう、銀座4丁目にありながら、煮込み・串焼きを実直に供してくれているオヤジパラダイス、銀座「ささもと」の謂わば本丸だ。
銀座店のイラストも埃を被っているね。


まずはふわっと蕩けていくこんな串から。sasamoto03.jpg

そして、こんな串やそんな串あんな串、こんな串。
sasamoto04.jpgsasamoto05.jpgsasamoto06.jpgsasamoto07.jpg

え?何食べたのか憶えてないのかって?
いや、あの、そんなことは(汗)。

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銀座「ささもと」でも3杯限定だった、
「葡萄割り」。sasamoto09.jpgそう、焼酎の葡萄酒割りを呑んだのも覚えてますって、もう(笑)。


酔っ払いお断りと云われる、思い出横丁「ささもと」。sasamoto10.jpg今度はじっくり一軒目。腰据えて堪らん串たちを堪能したいと思います。


口関連記事:うなぎ「カブト」で えり焼ひれ焼きも焼蒲焼一通りまるとキンミヤ(08年09月)


「ささもと」新宿 新宿区西新宿1-2-7 03-3344-3153 [Map]

column/02691 @2,400-

口うなぎ「カブト」で えり焼ひれ焼きも焼蒲焼一通りまるとキンミヤ

kabuto.jpg今晩どこかでオヤジ呑みっ。
さてどこでと考えた時ふと浮かんだのが、
新宿のしょんべん横丁。
気の利いた待ち合わせ場所もイメージできないほどご無沙汰しちゃった新宿西口からも、あっけなくすっと行ける気安さがやっぱりいい。
目的地は、以前何度覗いても、その度に満席だったうなぎ「カブト」の暖簾です。
やや掠れ黄ばんだ暖簾の足下に探す丸椅子の空き。
ぐるっと回り込んで「ふたり~」と窺うように二本指を示すと、「ほいよ、そこの隅へ入って!」とオヤジさん。角の柱近くのお客さんにちょっとずつズレてもらって、晴れて「カブト」の客となりました。


「ビール!」とお願いして、「思い出横丁」と書かれたグラスで、ぷは~とひと心地。
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目の前の炭火でどんどんと焼かれていく串。


「れば焼」が既に売り切れ。
「ひと通りでいいね?」ということで、頭廻りと思しき「えり焼」に背びれ腹びれ尾っぽを寄せ巻いた「ひれ焼」、「きも焼」の串たちがテンポよく小皿に届けられます。kabuto03.jpgkabuto04.jpgkabuto05.jpgkabuto06.jpg
やや骨張った歯応えや皮目のほの苦み。
じわんとくる身肉の脂の甘みにニクイほどのタレのシズル。
も~、うへへ、であります(笑)。


鰻の正肉以外もすべて食べ尽くす感じのオトナな串たちのあとに口にすると、
kabuto07.jpg
「一口蒲焼」のふくよかさが際立って面白い。


kabuto08.jpgビールを干したら勿論、焼酎。
壁の品書きにも亀甲紋の中に「宮」とあるように、「カブト」で焼酎といえば、
「キンミヤ」です。
右隣のオッチャンの所作から、これがそうだねと手にしたのがカウンター各所に配備されているお馴染みの醤油注し。
北千住「大はし」はじめ、キンミヤとの名コンビでお馴染みの梅シロップ。
やや濃いめのお酢のような色合いの液体を注げば、キリッと強面だったキンミヤの表情が途端に妖しく和らぐ魔法のシロップなのです。
これも、うへへ、なのでありますな(笑)。
屈託なく話しかけてくれる大将に、「えり焼」「ひれ焼」の追加をお願いしつつ、またそのイケナイ滴をちゅ~っと啜る。
お天道様のまだ高い、昼過ぎ2時の開店時間あたりから、ちゅ~っと呑るのが、背徳な感じがしてきっといいんだな(笑)。


と、左隣のオッチャンが「まる、くれる?」と大将に声をかけた。
慌ててお品書きkabuto11.jpgをみてもそんなメニューはない。
「こちらにも、その、まるっていただけます?」と訊くと、常連だけのメニューなんだけど、ま、しょーがねーなぁ的笑顔で応じてくれた。kabuto09.jpgぶつ切りの串、という感じの「まる」は、骨のゴリこりと身肉の甘さが同時に愉しめるナイショのメニューのようですね。


横丁がちょうどクランクしているところ、謂わば思い出横丁のおヘソに構える暖簾、うなぎの「カブト」。
kabuto10.jpg
きっと、鰻の頭まで喰ってしまうから「カブト」なんだろね。
またふらっと訪れたいけど、オヤジさんも寄る年波体調崩したりしないか、また火事が起きやしないか、そんな心配も過ぎります。


口関連記事:千住で2番「大はし」で 牛にこみ肉どうふと亀甲宮梅シロップ(06年03月)


「かぶと」 新宿区西新宿1-2-11 思い出横丁 03-3342-7671 [Map]

column/02690 @2,900-

口炭火焼き鳥「八丁堀」で そぼろ丼とぜいたく丼

hacchoubori.jpgいつの間にやらランチを始めていた焼鳥の「八丁堀」。
路上のスタンドに示された品書きをみると、
ランチメニューは2品。
「そぼろ丼」と「ぜいたく丼」。
そぼろ丼は当然鶏そぼろをトッピングしたドンブリだろうと想像できるけど、ぜいたく丼の方は、どう贅沢なのだろう。
そんなことを考えながら、階段を下りました。

まだ先客のないフロアを突っ切って、L字カウンターの右奥に進みます。

hacchoubori01.jpg「ぜいたく丼を~」と告げて、蕎麦猪口様の器のスープを受け取りました。
ややあっさりながら旨味しみじみの、
ことこと炊いた様子が脳裏に浮かぶ自家製鶏スープだ。


hacchoubori02.jpg届けられたどんぶりの中央には、ポーチドエッグ。
半分を刻み海苔を頂いた鶏そぼろが占めて、残りの半分に煮付けたような手羽元やもやしとほうれん草がのっている。
hacchoubori03.jpg
hacchoubori05.jpg玉子を突き崩して、そぼろと絡めて掬ったりして食べ進む。
贅沢感は特段ないのだけれど、ちょっと小振りにしてくれれば、しっかりシメたい呑みのあとにも悪くないどんぶりかもしれないな。


そぼろだけってのもありかもしれないねと、空けずしてお邪魔してみた。

「そぼろ丼」は、真ん中に玉子の黄身がのる情景。hacchoubori06.jpg包丁で叩いたもののようにも見えるそぼろへの醤油みりんエトセトラ。

hacchoubori07.jpg
濃過ぎず、不足なくの味付けのところへ再び、玉子をとろんと崩せば、
日本人の皆が喜ぶ味わいになる(笑)。
紅生姜をちょっとづつというのも、こういう場面では乙なもんでございますね。


八丁堀(住所はぎりぎり茅場町)に開いて早2年半の炭火焼き鳥「八丁堀」。
そうね、たまにはお酒と一緒に焼き鳥、ね。


口関連記事:炭火焼き鳥「八丁堀」で 備長炭で焼く甲州健味鶏のコース(06年02月)


「八丁堀」 中央区日本橋茅場町3-8-10 リベラ茅場町ビルB1 03-5640-0818

column/01769-reprise01 @800-

口炭火焼干物食堂「越後屋八十吉」で 豪快食材の豪快炙り焼き

yasokichi.jpg久し振りに、喫茶「YOU」や「縁」の前を往こうとすると、
なにやら歩道を煙に巻いている店がある。
開け放った両開きの扉の中から、
時に激しく煙を放出しているyasokichi01.jpg
なんだぁ?と思うも束の間、その煙には魚を炙り焼いた匂いがたっぷり含まれているのに気が付いて、思わず足を早める(笑)。
扉の中の全面に焼き網が敷かれ、大振りな食材が大胆に炭火に炙られている。早速、お品書きを覗き込みました。

「しまほっけ定食」から始まり、二十六まである品書きは、8割が魚で残りがお肉系。
これがもう、迷うこと必至。

お金を払うとチケットの代わりに渡されるのが将棋の駒。
yasokichi02.jpg
入口近くのカウンターが多少煤けた感じになっているのは、仕方がないね。

炭が爆ぜる音を聞きながら待っていると、11番の方~、との声と一緒にお膳が届きました。
お品書きに推奨!と記されていた「大トロめかじき炙り焼定食」です。

コロンとした量感が嬉しいメカジキの身。
yasokichi03.jpg
外周が綺麗に焼け、断面からは脂が滲んでいます。

yasokichi04.jpg箸で切り割ろうとするとこれが、身がしっかりしていて、抵抗に遭う。
ならばと、箸でむんずと掴んで齧りつくと、繊維を断ち切るような心地よい歯応えと一緒にカジキの身のエキスが迸り出た。
なはは、凝縮していた甘いくらいの旨味と脂を解き放つかのよう。
勿論、ご飯が進みます。


こいつぁいいやと、
yasokichi05.jpgyasokichi06.jpgyasokichi07.jpgyasokichi08.jpg
「トロほっけ定食」とか「トロニシン定食」なぞをいただきに通い詰める。


お肉はどうだろと、「岩中豚肩ロース定食」。
yasokichi09.jpgyasokichi10.jpg
ドンと一枚モノでやってきた豚の肉片の脇には、調理ハサミが用意されていて、自分で好きに刻むスタイル、らしい。
ハサミの歯が入る音がザクザクと繊維を押し切る感じで、柔らかい肉がやたらと持て囃れる昨今、妙に力強い豚サンだ。
適当に切った肉を口に入れて、噛む、噛む、そして噛む。
骨太な肉の魅力を思うものの、レアな焼き加減も影響してか、噛み切れない。
もっと小さめにと、パチンパチンとワイルドにハサミを使うのが正解のようです。


ででーんと豪快なお魚系&お肉系の食材を豪快に炙り、焼きして供してくれる「越後屋八十吉」。
yasokichi11.jpg
お昼のアイデアに困ったらココへ。どうやらそんなことになりそうです。


「越後屋八十吉」 中央区銀座4-13-11 03-6661-4586

column/02663 @980-

口名古屋「鳥椀」で 究極の鶏椀丼木桶の滋味名古屋コーチン

chowan.jpg夏の日の名古屋にやってきました。
アスファルトが照り返す日差しに、
思わず項垂れそうになる。
ここはしっかり食べなくちゃと名古屋観光ホテル近くにある「鳥椀」にやってきました。
純系名古屋コーチンや三河地鶏を堪能できるという「鳥開 総本店」をはじめとした鳥開グループが展開する鳥料理のお店だ。

「鳥椀」のランチメニューは、10食限定の「究極の鶏椀丼」に「鳥椀丼」、「石焼鳥まぶし」「から揚げ定食」の4篇。例によって、”限定”の文字に惹かれて「究極の鶏椀丼」をお願いしました。


やってきたのは、素麺をたっぷり氷水に泳がすのが似合いそうな木桶。
chowan01.jpg
おおお、そうきたか。

大きめざっくりに刻んだ名古屋コーチンを炙って玉子でとじている。chowan02.jpgchowan03.jpg身肉の味の濃ぃいさが炭焼きされた周囲の香ばしさの中から強く主張してくる。
ゆるゆるとした玉子とご飯とのコンビはもとより、やっぱり名古屋コーチンのしっかりした滋味が主題なのだね。


chowan04.jpgご同席の面々は、櫃まぶしならぬ、「石焼鳥まぶし」。
こちらはこちらで、タレの滲みた香ばしさが食べずして伝わるよう。
そっちも良さそと、横目で浮気心(笑)。


店頭には、真夏に堂々、オススメ鍋料理「黒鍋」「白鍋」のご案内chowan05.jpg
絶品と自賛する名古屋コーチン鍋をいただきにまたお邪魔したいな。涼しくなったらね(笑)。


鳥料理「鳥開」は、既に東京に2店舗、新宿三丁目、虎ノ門(霞ヶ関)にも展開しているようです。


「鳥椀」伏見店 名古屋市中区錦1-17-17 052-212-0606 http://www.tori-kai.com/

column/02657 @1,200-

口焼鳥「きや」 で焼鳥丼つくねささみレバーもも肉ボンネック

kiya.jpg八重洲通りから平成通りへちょっと折れた辺り。
小諸そばだった店舗が、いつの間にか焼き鳥のお店に変わっていました。
夜しか営まないお店かなぁと思いながら近づくと、
ランチメニューの表示がある。
潔くも「焼鳥丼」一本のランチメニュー。
3本、4本、5本と本数によって、バラエティをつけてくれています。

躊躇なく、「5本でー」とお願いして、啜るスープ。
ランチが、火曜日から金曜日限定としているのは、月曜日にはこのスープが採れないからなのかもしれないな。


5種の焼き鳥がぎっしりと表面を覆い尽くしたどんぶりがやってきました。kiya01.jpg
ほどよい脂とほどよいホロホロがバランスしてる「つくね」、生でももちろんイケちゃいそうな蕩け具合の「レバー」、濃いぃ味わいをネギマにした「もも肉」、おろしたての山葵をアクセントにする澄んだ旨味の「ささみ」。
kiya02.jpgkiya03.jpg
そしてその「もも肉」と「ささみ」が挟んだ一節が「ボンネック」。
ボンジリと首肉(ネック)の合わせ技だという。kiya04.jpgどうもどこで焼鳥丼を食べても、やっぱりご飯よりお酒が合うのに!って微妙な違和感が残るのだけれど、今日はそれがないのが不思議な感じ。

うん、「ささみ」の姿あたりは、京橋の「伊勢廣」のどんぶりを彷彿とさせるね。


4月下旬にオープンしたのだという焼鳥「きや」。
店名は、店主のお名前(木屋さん)そのまんまの潔さ。kiya05.jpg今度、焼酎の濃いところを舐めながら、ここへと至った物語を訊いてみよう。


口関連記事:やき鳥「伊勢廣」京橋本店 でやきとり丼とビール呑むオヤジ(06年03月)


「きや」 中央区八丁堀1-7-6 03-5541-5761

column/02611

口小料理ダイニング「南家」 でお酒のアテ的もつぶっかけ丼ネットリ

nanya.jpg首都高を背にして雑居ビルが並ぶ八丁堀の外れに、
テイクアウトのテーブルを構えるお店がありました。
その脇にそっと置かれたA看板に「ランチメニュー」発見。
昼間っから呑兵衛ごころに訴える「もつ」の文字(笑)に惹かれるように、数段の階段を降りました。
手動で開ける自動ドアに戸惑いつつ、白いメラミンのカウンターへ。
10席に満たない小さな砦です。

早速、「もつぶっかけ丼」をと声を掛けます。

「本日のお品書」と題した壁の黒板nanya01.jpgには、「やきとり」に始まり、「おでん」「手羽先揚」「名物豚ステーキ」「ゴボウ梅肉和え」といった夜メニューが独特のタッチで記されていて、そこに「煮込」とある。

nanya02.jpgあれなのかも~と思ったところに浅めのお皿にこんもりと盛られた「もつぶっかけ丼」がやってきました。
見るからにどろっとコッテリ。
そのどろコッテリに埋もれた茹で玉子に気づくのが遅れたほど(笑)。nanya03.jpgなんて形容すればいいだろ。味噌に小麦粉と脂身を溶いたみたいにネットリと重い。

う~ん、ご飯の友としても、お酒の友としても、ちょっとイヤかも。
と思いながら、残すのは不本意なのでと綺麗に食べてしまう自分が切ない(ちょび泣き)。


後日いただいた「豚西京焼」も、西京味噌の風味が強烈に纏った豚肉ソテー。nanya04.jpgご飯をぐいぐい食べさせる味ではある。
なるほどどちらも、お酒のアテ的味付けなんだね。


話せば独特のキャラを発揮してくれそうに窺える兄さんは、ショップカードに「代表」とあるその人か。
濃い目の焼酎ガバガバ呑むのが似合いそうなカウンター、小料理ダイニング「南家」。
八丁堀にもまだまだ知らないお店があるのだなぁ。


「南家(なんや)」 中央区八丁堀2-1-7白鳳ビル1F 03-3555-2660

column/02584


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