
出汁と日本酒の匂いに後ろ髪を引かれつつ、さらにさらに歩みを進める。 馬道、浅草六丁目、浅草五丁目と信号を過ぎて、いよいよ静かになった辺り。
歩道に突き出したテント地の庇の向こうに「大木」の文字。

もう三度目のお邪魔だなぁと考えながら暖簾を払い、硝子越しに店内を覗く。 すると、定位置の事務椅子に腰掛けて、オヤジさんが居眠り中。 起こさないように、そっと引き戸を開け閉めします(笑)。
洋食「大木」の店内はまるで、昭和30年代を舞台にした映画のセットのよう。





話好きのオヤジさんとツレナイ世情の話なんぞを交わしながら、 「カキフライ」できます?と前回までに二度訊いたけど、 「お昼で終わっちゃった」などで、結局望みは叶わず仕舞い。 それでもふたたび腰を下ろした華奢なテーブルで、改めてお品書きを眺めます。


普段着のとんかつに玉葱と玉子。

裏浅草の先でひっそりと、 洋食店「大木」の暖簾が今日も風に揺れる。




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「大木」 台東区浅草5-45-13 [Map] 03-3872-0610
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登場したお店や関連記事たち
くつろぎカフェ「UliUli Cafe」でウリウリパフェ庭先の青い空碧い海

そこからすぐ、玉取崎展望台の真下にあるのが、 「ウリウリカフェUliUli Cafe」。




テラスのテーブルに戻ったところへ到着は、 店の名を冠した「ウリウリパフェ」。

トップには、バナナにクッキー、紫芋のアイス。 その下に白玉と抹茶のソース。

下層にたっぷりの豆乳プリンでさらっとさせて出来上がり。

庭先にプライベートな浜へのアプローチ。 玉取崎展望台の真下に、くつろぎのカフェ「UliUli Cafe」はある。


口 関連記事: 牛汁牛そば「新垣食堂」で エキスひたひた牛そば牧場直営食堂(13年07月)
「UliUli Cafe」 石垣市伊原間2-511 [Map] 0980-89-2002 http://www.nbb-ishigaki.jp/~uliuli/
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登場したお店や関連記事たち
YAKITORI&wine「SHINORI」で ささみたぷなーどひき立てのきも

そんな、還暦を翌年に控えてなお絶好調の村っちゃんの月例ライブ。

心地よいちょっとした興奮も冷めぬまま、 「アゲイン」からも至近のアーケードへ。

焼き台を囲むカウンターに沿ってテーブル席を配した「SHINORI」の店内。

一杯だけどビールをいただいて、「SHINORI特製 田舎風パテ」。

ささみの串に載るは、緑オリーブの「ささみたぷなーど」。

グラスのワインは、黒板に読む信州のソーヴィニヨンブラン100%のもの。


ズッキーニには透けるようなラルドを載せて、脂っ気を補って。


赤のグラスを傾けつついただく、 ひき立ての「きも」の串がなかなかイケる。 レバーの澄んだ香りと濃密さにぶんぶんと頷きます(笑)。



武蔵小山パルムから路地を窺う階段の先に、 YAKITORI & wineの店「SHINORI」がある。

「SHINORI」 品川区小山3-25-14 2F [Map] 03-5749-3144
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登場したお店や関連記事たち
牛汁牛そば「新垣食堂」で エキスひたひた牛そば牧場直営食堂

そのままダイビング船の待つ港へというのも手なのだけど、 久々にのんびり島一周してみようと車を借りる。 白保地区を抜けて国道390号を北へと向かいます。
まず寄り道したのが玉取崎展望台。

玉取崎展望台から眺めていた伊原間の集落に立つバス停前。


準備中の木札が営業中に裏返る。


普通サイズと思しきどんぶりにお肉たっぷし。 麺が見えなくて、もしや「牛汁」かと一瞬訝るも、麺の一角を目にして合点する。

麺はといえば、ある意味当然の丸い断面の八重山そば仕様。

石垣島北部のくびれ、伊原間集落に「新垣食堂(あらかきしょくどう)」はある。

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「新垣食堂」 石垣市伊原間59 [Map] 0980-89-2550
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登場したお店や関連記事たち
たん「助六」で 再開を祝いついただく牛たんとろろ牛たん煮込み

基礎廻りの瓦礫を残すのみとなったある日の敷地。


どんな様子なのだろうと気も漫ろに(笑)、 再開予定地を眺めに寄り道。

平成通りの歩道上のA看板に開店日を知らせる告知がされた。

いよいよ訪れたオープンの日。

手狭な店内を奥へと進んで、入れ込みのテーブルに着く。


やっぱり基本形だと思う「牛たん焼きとろろ付定食」から。





火事罹災から再開なった、たん料理の店「助六」は兜町の裏道に。

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「助六」 中央区兜町16-6 [Map] 03-6667-0155
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