フレンチ「CHIC」で 滋味ポタージュ素敵サラダ濃密ブイヤベース

chic.jpgいつの間にか移転していた、 「金太郎」ならぬ「Quint Arrow」。 八丁堀の裏道で偶々「Quint Arrow」の看板を見つけたその寸前に、もう一軒。 真新しいレストランのファサードに目を奪われたことがありました。 オープンエアも予感させる白い折戸。 その間口が居心地良さそうなこじんまり感を想わせてくれていました。

ランチ1,800円というお値段に少々たじろぎつつも(笑)、 しばし後、テーブルのひととなる。chic02.jpg白クロスのテーブルを組み合わせて、5卓か6卓で構成する感じ。

壁際はソファになっていて、ゆったりと。 間違いなく女性陣にも好まれそうな清々しいインテリア。 天井板を廃して、スラブまでの高さを稼いでいて、狭苦しさはありません。chic01.jpgchic03.jpgchic04.jpg想像通りのこじんまり感と折戸からの抜けの良さとが同居している感じ。 予約の電話も入るようで、さっきまで静かだったテーブルたちは、 あっという間に埋まっていきます。

「シック」のランチは、スープ、サラダ、メインに飲みものという構成。 高さのある器でやってくるスープは、ポタージュとするのが基本形のようだ。

ある日のスープは、 クミンで風味づけしたクルトンを浮かべた原木椎茸のポタージュ。 椎茸の滋味がこふいふ風に美味しいって、なんだか嬉しい。chic05.jpgchic06.jpgchic13.jpg別のおひるには、白トリュフを添えたグリーンピースのポタージュだったり、 刻んで揚げたチョリソーをアクセントにしたズッキーニのポタージュだったり。 旬の野菜をポタージュでじっくり味わって欲しいとする意図が、 冒頭からしっかと伝わってきます。

chic07.jpgトートバックのミニミニ版のような可愛らしい布袋に収まって、 温かなパンが届きます。 それに続いてやってきたが、こんもりたっぷりとしたサラダのお皿。chic08.jpg益子の農園から直接届く新鮮な野菜たち。 そこへパプリカやエスプレット唐辛子などを炒った香草パン粉。 丁寧に混ぜ混ぜしていただけば、 酸味の尖らないドレッシングと香草パン粉の香ばしさと生き活きとした葉菜とが、 絶妙に一体となって、素敵にうんまいサラダになる。 「クーリ」のあのお皿を思い浮かべて、 お皿の底に何か仕込まれていたりして(笑)と一瞬思ったことを、 お詫びしなければなりません。

お肉のメインとあらば例えば、「みちのく地鶏モモ肉のコンフィ」。chic09.jpgchic10.jpgchic11.jpg下に敷いているのは、アンチョビのソース。 ぎゅっと閉じ込めた地鶏の滋味がその香りとともに品よく沸き上がる。 飴色にした葉玉葱とか原木椎茸などの付け合わせも、 ただの添え物に留まらない顔がそれぞれにあって、よいね。

別のお昼の魚介系メインは例えば、「鱈のブイヤベース」。chic14.jpgchic16.jpgお皿が運ばれてくる前に厨房から漂ってくる魚介甲殻類の芳しき匂い。 ああ、とろみを感じるくらいに濃密な魚介の旨み芬々のスープ。 蛤やムール貝、烏賊下足に鱈の身がそんなスープにひたひたと。 でもここにはいない食材たちがスープに沢山潜んでいるようで、 やや塩辛いと思うのは、その濃密さとのバランスゆえと捉えておきましょう。

八丁堀の裏道にやってきたフレンチ「CHIC peut-être シック プッテートル」。chic15.jpg「CHIC」はそのまま、洒落たとか垢抜けたという意味。 そこに小さく添えた「peut-être」は、かもしれませんとかそんな場合もある、といった意味。 シャレた装いやちょっと気取った顔もするけれど、 堅苦しさを覚えずに気軽に訪れて欲しいという、そんな想いが籠められているそう。 「ほらほらお洒落でしょ!なんちゃって~f(^_^;) 」ってなところかな(笑)。

口 関連記事:   Play Zone「Quint Arrow」で 金太郎改め唐揚げ牛すじ生姜焼き(13年05月)   Restaurant「Coulis」で 15種野菜とハーブでポワレとキノコのパスタ(09年08月)


「シック プッテートル CHIC peut-être」 中央区八丁堀3-6-3 [Map] 03-5542-0884 http://www.chic-peut-etre.com/
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中華料理「平和軒」で 堪能する昭和な佇まいラーメンチャーハン

heiwaken.jpg振り返ればそれからもう、 10年近くもの月日が過ぎてしまったけれど、 山手通り沿い、大崎警察署向かいのマンションで暮らしていたことがありました。 その後大崎警察署は取り壊され、建て直しが進み、 山手通りの拡幅工事が本格化しました。 お世話になった肴菜百彩「かつら」や焼きそば専門店だった「末廣」は、今はもうありません。

ところが、そんな身近であった界隈に隠れた中華料理店があるという。 落成なってから4年以上が経つ大崎警察署。 その脇の峰原通りをちょっと往けば、立正大学の正門前になる。 正門を背にして立ってみると、その正面に幾段かの階段がある。heiwaken01.jpgああ、その奥に「中華料理」の文字が見つかりました。 全くもって知らなかったなぁ。

表示面に磨り硝子を使った看板自体、 今は探してもなかなか見つからないものなぁと感心しながら、 その佇まいと表情を堪能します。heiwaken02.jpgheiwaken03.jpg通り過ぎてから振り返ってみたり、 ちょっと失礼してお向かいさんから見下ろしてみたりして(笑)。 所々擦り切れ千切れた暖簾を払って、古の店内へとお邪魔します。

heiwaken04.jpg 店内も期待を裏切らない昭和な設え。 パイプ椅子&テーブルの奥には、座卓繋げた座敷が待っている。heiwaken05.jpg割と最近施したであろうパステルブルーの壁のペンキが、 効果的に明るい演出をしています。

heiwaken06.jpg お品書きには、メンの部、ご飯の部、お料理の部。 最初はやっぱり、「ラーメン」に「玉子チャーハン」が雰囲気でしょう。heiwaken07.jpg鶏ガラと野菜の旨味を思う、これまた期待通りの実直なスープ。 最近流行りの足し過ぎ、重ね過ぎのスープなんて何処吹く風でありましょう。

もうご飯最後だからちょっと少なめになっちゃうけど、 という少な目が願ったりのチャーハンは、これまた期待通りのパッラパラ。heiwaken08.jpgheiwaken09.jpg濃くも塩辛くもならない優しい味付けに和んでしまうのであります。

お店の内外で唯一アピールのあるのが「MISO TOMATO」。heiwaken10.jpg「味噌ラーメン」を確認していないけど、 おそらくは「味噌ラーメン」にトマトスープと握り潰したトマト、 そしてタバスコ系の辛味を調合した感じ。 トッピングに大蒜の芽を刻んでいるのもちょっとした特徴です。

別の夜には、「オムライス」は手間かなぁと思案しつつ、 「中華おじや」を注文んでみたりする。heiwaken11.jpg汗と洟水を誘うけど(笑)、 冷え込む夜にはきっと、とっても嬉しいご馳走になるね。

大崎警察裏手の路地に、昭和2年創業の中華料理店「平和軒」がある。heiwaken12.jpg枯れて丁寧な物腰のご主人は、三代目に当たるそう。 戦後五反田の駅前辺りで屋台を始めて、 この路地に店を構えたのが昭和40年のことらしい。 もっと早く知っていれば、もっと通っていたに違いありません。

口 関連記事:   肴菜百彩「かつら」で 〆にいただくしっかり出汁のすいとん(01年05月)


「平和軒」 品川区大崎3-1-16 [Map] 03-3491-3824
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Gasthaus「ZOLLHÄUSL」で 手鍋で届いた豚フィレ肉ホップソース

zollhaeusl.jpgザルツブルクから各駅停車で4駅目。 ドイツとの国境を越えたすぐのところにある、 フライラッシングFreilasshingにやってきました。 島国根性丸出しの自分としては、 こんなに簡単にお隣の国へ行けてしまってよいのだろうかなんて考えたりもしてしまいます(笑)。 それはどうやら、ヨーロッパの対象国間では国境検査なしで国境を越えることを許可するというシェンゲン協定なる取り決めのお陰であるらしい。

しだれ桜を眺めつつ訪れたのは、住宅地の集会所のようなところ。zollhaeusl01.jpg爽やかなそよ風に吹かれながら出番を待っているのは、幾張もの和太鼓たち。 太鼓のあるじは、ドイツ・ラウフェンを本拠地に活動する「和太鼓グループ 奥三河」。 異国のひと達が練習を重ね、 日本の儀式を、伝統を、音楽を懸命に奏でてくれる光景と、 心根に響くような空気の震えにうるうるとしてしまいます。

そんな凛とした雰囲気の脇の置かれていたのは、 なんとも素敵な移動式の焼き釜。 オヤジさんが手馴れた所作で、にこやかにFlammkuchen を焼いてくれる。zollhaeusl02.jpgzollhaeusl03.jpgzollhaeusl04.jpgタルトというかピザというか。 やや厚手の生地の素朴なもっちりが美味しくて、お代わりしてしまいます(笑)。 お供には、翠のラベルが鮮やかな「Schönramer Hell」だ。


友人宅でひと時を過ごしてから、 フライラッシングのザーラッハ川沿いへとやってきました。zollhaeusl05.jpgそぼ降る雨にひと気のないビアガーデンを横目に、 クリームイエローの建物へとお邪魔します。

高い天井がドーム状になった、謂わばビアホール。zollhaeusl06.jpgバックバーの雰囲気なぞ、なかなかよろしいではありませんか。

まずいただいたのは、「BÜRGERBRÄU」のジョッキ。zollhaeusl07.jpgジョッキやコースターには、Mullnerの山々を背に佇む立派な髭を蓄えた御仁。 ザーラッハ湖の近く、 バートライヘンハルBad Reichenhallという町の醸造所から届いたビールらしい。

シュパーゲルSpargelのcremesuppeが欲しいと所望したけれど、 とても残念ながら出来ないという。 ならばとお願いしたのが、「Bärlauch cremesuppe mit Rahmtupf」。zollhaeusl08.jpg旨味しっかりのコンソメにクルトンというよりお麩状態のパンが浮いている。 火傷しないようにそのパンを口に含めば、うんうん頷くことになる。 途中からクリームをスープに溶かし込んでいただけば、 よりコクの増した味わいを愉しめるっつー寸法であります。

メインのお皿でもシュパーゲルが気に掛かりつつ、 「Schweinsfiletpfandl mit Hopfen-Kräutersauce」。zollhaeusl09.jpgzollhaeusl10.jpgzollhaeusl11.JPG大きな手鍋に豚フィレ肉がどどんと3片収まっていて、 それを包んでいるのはクリーム状のソース。 これでホップのソースなのかしらんと実に柔らかな豚に絡めていただく。 ビールのそれに思うような感じとは異なるけれど、 仄かな青味に似た香りが爽やかに誘う瞬間がある。 意外なほどこってりはしていないのだ。

大量に付け合せてくれたニョッキのようなシュペッツレSpätzleや野菜たち。 その前にいただいたピザが結構利いていて、 美味しいのに随分と残してしまいました、御免なさい。 食べ切れなくて悔しいぞい。

国境もなすザーラッハ川近くのビアレストラン「ZOLLHÄUSLツォルホイズ」。zollhaeusl12.jpg今度は爽やかな空気の庭先で、 ビールのジョッキを傾けとうございます。

ところがその後、ドイツ周辺や流域をも襲った豪雨で川のどこかが決壊したのか、 大変な浸水被害に罹災してしまったという。 友人も浸水被害で危険に晒され、いろんな不自由に苦労しているそう。 早くの復旧を祈ります。

「ZOLLHÄUSL」
Zollhäuslstraße 11 83395 Freilassing [Map] +49 (0) 8654 / 620 11
http://www.zollhaeusl.de/

column/03389

うどん処「七」で 肉汁うどん大掻き揚げご自宅系武蔵野うどん

nana.jpgなかなか心意気嬉しい武蔵野うどんの店として、 記憶も新しい国分寺「甚五郎」。 国分寺も東村山~所沢エリアに負けない、 武蔵野うどん処ではあるまいかと、 そう思い始めたある日のこと。 ふたたび国分寺駅北口に降り立ちました。 今度は、「甚五郎」のある正面方向ではなく、 駅を背にして右手方面へと進みます。

早稲田実業を横目に北進して、連雀通りを渡った辺り。nana01.jpg折れ入ったのは、本多五丁目という住宅地。 このまま真っ直ぐ行くと東京学芸大学を囲むフェンスに突き当たるらしい。 果たしてこんなところに飲食店があるのでしょうか。

元気に茂る木立の前。 どうやらこの辺りらしいと立ち止まる。 不審者よろしくきょろきょろすると、 目の前の住宅にお客さんたちらしきひと影が見え隠れしているのが目に留まる。nana02.jpg左手の玄関へと恐る恐る侵攻してみれば、 晴れてお店「七」の表札を見つけるに至りました(笑)。

御免くださいとばかりに玄関に入り込むと、そのすぐ脇に券売機がある。 やや戸惑いながら「肉汁うどん」のボタンをぽちとする。 そのまま空いていそうな席へと向かおうとして、お母さんに呼び止められた。 nana03.jpgnana05.jpgnana04.jpg券売機の並びに置かれたピンクの紙に店内の配置図が書いてある。 その上に食券を置いてから席に着くというのが此処の手順となっているのだ。

網戸越しに庭先を眺めるカウンター。 そこへ「肉汁うどん」が届けられました。nana06.jpgまずは想定外の大きさの掻き揚げに一瞬動きが止まります(笑)。

陽射しに明るく照らされてはいるものの、 深手のどんぶりに盛られたうどんはそれなりの地粉色。nana07.jpg疑いなき手打ちの表情が、その肌理や縒れから窺えます。

鰹の利いた出汁にやや濃い目の醤油、 そこへばら肉スライス浮かべた正しい肉汁の姿。nana08.jpgnana09.jpgnana10.jpg掻き揚げだけでお腹一杯になっちゃいそうなのが、 嬉しいようなどこか不本意なような(笑)。 所沢「たつみや」名物の”はじッ娘”よろしく、 やや幅広いなところが混じるのも手打ちならでは風情であります。

国分寺の住宅地にご自宅系武蔵野うどん「七(なな)」がこっそりと。nana11.jpg武蔵野うどんのお店の出自はそもそもこういうことなんだと思わせてくれる。 家族親類やご近所で寄り合う時に供されていた地粉のうどん。 「七」では満腹のお腹を摩っているところへこう訊いてくれる。 「うどん足りてます?お代わりできますよ」。

口 関連記事:   手打うどん「甚五郎」で 正統派武蔵野うどん蔦覆う店迫る立退き(13年05月)   手打ちうどん「たつみや」で 量感地粉武蔵野うどんはじッ娘旨し(12年05月)

「七」 国分寺市本多5-28-2 [Map] 042-328-1002
column/03388

ドイツパン&ウィーン菓子「ノイエス」で シュパーゲル野菜プレート

neues.jpgなんだか久し振りの青山界隈。 青山一丁目駅から青山通りに出て、 赤坂見附方面へと向かいます。 斜めに切り立った壁が印象的なカナダ大使館の庁舎の並び、草月会館の手前にちょっとした公園がある。 案内板を見ればそれは、高橋是清翁記念公園。 “ダルマ蔵相”にして、第20代総理大臣高橋是清の邸宅跡であるらしい。

ちょっとした散策路みたいになっているのねと公園に入り込み、 紫陽花の花を眺めては、 その萼(がく)には色々な色や形があることに感心したりして。neues01.jpgところが、是清翁の像がある辺りへと進んだところで、思いもしない事態に直面した。 頭上から大きな烏が羽を広げて、襲撃してくる! さっき前方から聞こえた女性の悲鳴はこれだったのか。 木々を見上げれば何羽かの烏がこっちを見ている。 ひ~、こりゃいかんと足早になる(笑)。

そんな是清翁公園を抜けたところにあるのが、ドイツ文化会館。neues02.jpgかれこれ10数年前に一度、此処にあったドイツ料理店を訪れたことがあったのだけど、 今はもう別のお店に替わっているようです。

文化会館の一階ホールに進んだ向こうにはテラスが見える。 その右手がドイツパン&ウィーン菓子・料理の店「ノイエス」。 入口を入った正面にはケーキあれこれを収めた硝子ケース。 その隣にはプレッツェルをはじめとした様々なパンが並んでいます。

週末ということもあってか、ゆったりとした店内。neues03.jpg久々に「ゲッサーGösser Pilsner」をいただいてしまいましょう。

グラスを傾けながら、硝子越しに眺めるテラス。neues04.jpg以前に一度訪ねた時はおそらく、 ここのテーブルでドイツ料理やビールをいただいた筈。 なにを食べたか覚えていないのが申し訳ない感じ(笑)。

Webページに示してあった「ホワイトアスパラのボイル」がお目当てだったのだけど、 それはあくまでご参考メニューであったらしく、 代わってお願いしたのが「Gemüse Platte 野菜プレート」。neues05.jpg一本のシュパーゲルが当然ながらお皿のあるじ。 あの、迸るようなホワイトアスパラの醍醐味にはやや欠けるけれど、やっぱり旨い。 バジルソースの筆に沿って配された、 アスパラソヴァージュの青味もまた一興であります。

そして、お皿の中央には、 甘いお菓子ならぬ、野菜を重ねたシュトゥルーデル。neues06.jpgオーストリアのお菓子の定義を創作な惣菜へと何気に昇華させてる感じでしょうか。

デザートもいただいてしまおうと、店の名前を冠した「ノイエス」を。neues07.jpg想定以上に上品で繊細な甘さにぷち感動。 あくまで滑らかな口当たりの中にチーズの仄かな酸味が嬉しがらせます。

青山のドイツ文化会館館内にドイツパン&ウィーン菓子・料理の店「ノイエス」。neues08.jpgWebサイトには、”ウィーンやドイツの食文化の魅力を伝えたい”という、 シェフの想いが紹介されている。 「Schnitzelシュニッツェル」や「käsespätzelケーゼシュペッツェレ」、 「hühnerGulasch鶏肉のグーラッシュ」あたりも割りと定番である模様。 “新しいもの”といった意味をなす店名「neuesノイエス」に、 シェフはどんな意味合いを込めているのかな。

口 関連記事:   Gassenverkauf「Steirische Weinstuben」で シャンピニオンフライ(11年02月)


「ノイエス」 港区赤坂7-5-56 OAG-HAUS ドイツ文化会館1F [Map] 03-3560-9860 http://www.neues.jp/
column/03387