らぁ麺「美志満」で 甘露なまろみ塩らぁ麺花開く魚介塩嗚呼旨い

mishima.jpgいつ以来か思い出せないなぁと考えつつ、 降り立ったのは池袋線桜台のホーム。 改札を背にして左に出て、すぐをさらに左に折れる。 あの、やきとん「秋元屋」の店内では、仕込みの真っ最中な様子が窺える。 行列を作っているタンメンの「まるよし商店」を横目に千川通りへと抜けていきます。

空気は冷んやりとしていても、風なく穏やかな千川通り。 広い歩道を陽射しが明るく照らしています。mishima01.jpgその歩道脇のスタンド看板が示すは、「らぁ麺MISHIMA」。 塩ラーメンが個性な麺処にやってきました。

らぁ麺「美志満」のラーメンは、 塩、魚介塩、醤油の三本柱で構成するメニュー。 横一線8席のカウンターは既に満席。mishima02.jpg 券売機のボタンをポチっとして、席が空くのを暫し待ちましょう。

お待ちどうさまでした、と眼前に供されたドンブリは、 「塩ワンタン麺」のそれ。mishima03.jpg黄色く浮かんでいるのは、親鳥の脂のみを使ったという、つまりは鶏油。 その下のスープは如何にも塩ラーメンとしての風格を漂わす澄み具合。

嗚呼、旨い。 見掛けのあっさり感を損なわずして、かつ、甘露なまろみを贅沢に含んでいる。 mishima04.jpgおよそ濁ることなく、旨みを湛えるスープが、 豚の背骨のみのガラで採ったものだとは驚きであります。 それ相応の手間と工夫が齎したものに違いありません。

拘りの塩ダレは、カウンターの注釈によると、 淡路島の藻塩、大島の海塩、モンゴルの湖塩をブレンドしたものから作ったものだそう。 そこへ、九州の白醤油や帆立貝、イタヤ貝などの海の幸や昆布、干し椎茸の旨みを加え、 日本酒で全体を纏めたもの。 うん、その塩ダレと丁寧にひいたスープとの合奏がこのドンブリなのだね。

トッピングの具材たちもいちいち気が利いていて、 細目を選び仕立てたであろうモヤシや穂先メンマ、繊細なる白髪葱はもとより、 縁が青々とした搾菜のスライスが目を惹きます。 mishima05.jpgむにっとした中太麺にはまだ少々工夫の余地があるかもしれないけど、 断然通いたいドンブリのひとつとなりました。

塩らぁ麺にはもうひとつのラインナップがあって、 それは例えば「魚介塩味玉らぁ麺」。mishima06.jpgやや色合いが濃いだけのようにも映りますが、 ひと口啜ればもう、その違いは明らか。 真鰯、片口鰯の煮干し主体に種々の魚節と真昆布といった魚介エキスが澱みなく花開く。 ううむ、「塩」か「魚介塩」か甲乙つけ難く、なんだかんだともう5回ほど訪れているが、 毎度どちらか迷ってしまうのであります。

麗らかな陽射しの千川通りに、 “塩ジャンル”をもっと定着させたいと開いたらぁ麺「美志満」。mishima09.jpg「美志満」の若き主人は、 塩そば専門店「まるきゅうらあめん」等のラーメン店を経て自らの店を開業したらしい。 清潔にして整頓の行き届いた気持ちのいい店内もきっと、 丁寧に丹念に仕事にあたる主の気持ちの現れのひとつでしょう。 もしかしたらと訊ねれば、三島の出身なんですとニッコリする。 いつか地元に戻った時にも、三島の「美志満」ならすぐに覚えてもらえると思ってですって。 三島に戻っちゃうのはちょっと寂しいと、今から懸念してしまうじゃありませんか(笑)。


「美志満」 練馬区桜台1-2-9 モトビル桜台1F [Map]
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洋食和食「キムラヤ」で 威容との対比と玉葱ハイとナポ生姜焼き

kimuraya.jpgそれはまだ、残暑厳しき長月初旬の頃。 千住新橋のグラウンド越しに荒川に臨む土手に面して立つ、放送大学の東京足立学習センターへ。 特別講演会として企画された「南の島の古謡の魅力」にお誘いいただきました。 それは屋久島の古謡にみられる琉球旋法について、と題するゆったりした講義や奄美の島唄等を合わせたミニコンサート。
思い浮かべるのは、 元ちとせや中 孝介が謡う独特な歌回し、 THE BOOM、BEGIN、夏川りみ等の「島唄」の空気感、 角松敏生とデュエットしている下地勇唄う方言と独特の音階、等々。 そんなこととも繋がって、愉しく面白いひと時でありました。

夏祭りの神輿賑わう旧日光街道を後にして、 様子窺いするように急遽寄り道したのが、押上の駅の上。 すんなりと展望台へと上がれるならばと思ってみたものの、 やっぱりそれまで三時間待ちとなる。

ならばと、ツリーが建つまでの押上の町を散策しようと、 ツリーの前を流れる北十間川を渡ります。 そのまま浅草通りを渡って往くと、早速気になる暖簾を見つけました。kimuraya01.jpgkimuraya02.jpgkimuraya03.jpg暖簾の隅には、”洋食”の文字に並べて”和食”の文字。 そのままその光景をちょっと遠巻きに眺めてみると、 それまでの押上・業平とその背後のツリーとのなんとも云えないコントラスト。 ツリーが如何に忽然と聳り立っているのか、よく判ります。

時間は何気に早いけど、営業中の札を確かめて、 暖簾の奥へといざ、お邪魔する。kimuraya04.jpgカウンターのみの一階に、 如何にもおっとり優しそうなオヤジさんが迎えてくれました。

kimuraya05.jpg スツールに腰掛けて、上げた目線で見つけたのは「玉葱ハイ」の文字。 なんでも玉葱の皮を煮出した汁で焼酎を割ったもの。kimuraya06.jpg少々試すような心持ちで、そっとグラスを傾ける。 あ、お、ずっと遠くに唐黍の香ばしさを潜ませているような、 そんな感じもしてすきっと吞み易く、結構お気に入りかも。

kimuraya07.jpg 「ポテトサラダ」をつまみつつ調理する様子を眺めていたのは、 「スパゲッティナポリタン」。kimuraya08.jpgフライパンに湯を沸かし、やや細めに思う麺を湯掻く。 本当は茹で置きの太めの麺が望ましいのだけど、 それはちょくちょく同じ注文が入る環境のお店でのこと。 そしてまた別のフライパンを取り出して、具材を炒め、湯切りした麺を投入。 ケチャップなどなどで味付けが進みます。

茹で立てナポリタンとしては、なかなかの出来でしょか。kimuraya09.jpgほんのもう少し、ケチャップ色が明るくなるまで炒めてもいいかなぁとも思うけど、 それは茹で置き麺によりマッチする事柄なのかもしれません。

kimuraya10.jpg 日を代えて、でも同じ「玉葱ハイ」から「生姜焼き」。 バラとロースとあるうちのバラを選びました。kimuraya11.jpg溶岩流のようにもみえるのは、 おろした生姜がタレにたっぷりと含んでいるから。 辛めの醤油と生姜の辛味香気でキリっとしたタレと豚バラの脂の甘さと。 しゃっくり歯応えの玉葱も一躍買っています。

季節は巡って冬真っ盛り。 メニューに11月から3月迄と但し書きをつけて、 「カキフライ」があるのを忘れてはいませんでした(笑)。

またまた「玉葱ハイ」をいただいて、傾けたグラス越しのホワイトボードに、 「かきのソテー」を発見しちゃう。kimuraya12.jpg添えてくれた檸檬スライスを搾らずとも、 全体にそんな酸味とバター風味がさらっと施されている。 ブリっとした食感に炒め上げられていて、うん、イケる。

「かきのソテー」で「玉葱ハイ」を空けてから、続けざまに「カキフライ」も所望する。 オヤジさんに「カキお好きなんですねぇ」と云われちゃった(笑)。

届いた「カキフライ」は、お造りも載りそうな角皿に横一列でやってきました。kimuraya13.jpgなるほど、洋食和食と暖簾に掲げるだけあるなぁと妙なところに感心したりして。

衣のボリュームもそこそこないと衣と牡蠣の身との良好な渾然は生まれない。kimuraya14.jpg広島の牡蠣だろなぁと思いながら訊けばなんと、三陸からのものだそう。

スカイツリー真下の下町に洋食和食の暖簾「キムラヤ」。kimuraya17.jpgkimuraya16.jpg浅草通りの横断歩道から振り返ると、あれ?っと思うことがある。 角にある紅いテントの店が”やきたてのパン”「キムラヤ」で、 その左隣が”大衆酒場・酒房”「キムラヤ」。 洋食和食「キムラヤ」は、甥っ子が本家の裏手で営むお店でもあるようです。

その威容に思わず何度も見上げては、 やっぱり写真の一枚も撮りたくなるスカイツリー。kimuraya15.jpg実は未だに展望台からの眺望を拝んだことがないのは、内緒です(笑)。


「キムラヤ」 墨田区業平1-10-4 [Map] 03-3624-6444
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鮨「京すし」で 凛として気の置けない空気いなだ鉄火と庇の雪と

kyousushi.jpgなんだかんだ云ってもやっぱり京橋のオヘソだと、 そう勝手に思っている明治屋ビル。 その並びはひと区画まるごとの再開発が進み、 ぐるっと仮囲いに囲まれてしまっている。 きっと大手ゼネコンが立派なビルを建ててくれるのだろうけど、その代わりに此処にあったお店たちはもう、 その姿を失っている。 真新しい大きな建物に入ったお店の、そのファサードの表情はきっと味わいに浅く、風情がない。

東京を降雪が襲った成人式の日の翌日。 そんなことを想いながら、京橋方面へと足を向けました。 目指すは、一月一杯での閉店を決めたと知った、ご存知「京すし」。 右手を白い仮囲いが無機質に迫ります。

既にほぼ満席ながら、カウンターの端に席を得て、腰を据える。kyousushi01.jpg閉店情報を受けて足を運んだひとが少なからずいるような、 そんな気配が静かなざわめきの中に含んでいるよな気がします。

kyousushi02.jpg 歩きながら、あっ!と気が付いたのは、前日の雪の漁や流通への影響。 青魚の入荷はないかもしれないなぁと危惧しつつ訊けば、案の定。kyousushi03.jpg鯵と鯖の「は~ふ&ハーフ丼」でとの目論見は、叶いません。

ならばとお願いしたのが、 いつぞやのいなだと鉄火の「は~ふ&ハーフ丼」。kyousushi04.jpg以前いただいた丼で、その艶かしさがとっても印象的だったいなだは、 またそれとは違う表情を魅せている。

そしてまた、旨みを熟し、酸味や香りをふくよかにした景色の鉄火。kyousushi05.jpg酢飯を按分して口に含めば、見かけの期待を裏切らない粋な味わいです。 これがもういただけなくなるなんてと思わずにいられません。

閉店を知ったひと達がランチ時に静かに参集するようになっていた、 「京すし」へと出足早めにふたたび。 鯵と鯖のハーフ丼はもう一度の機会にとっておいて、 久し振りに「にぎり」をと上からふたつめのものをお願いしました。kyousushi06.jpg kyousushi07.jpgkyousushi08.jpg やや厚めにおろしたタネの味わいをそのまま活かすかのように、主張を控えたシャリ。 ずっとこの握り方で一本筋を通してきたのだろうなぁと、 勝手ながらそんなことを考えたりして。

鯵と鯖目掛けて、もう一度訪れようと思っていたけれど、 風邪をひいて寝込んでいたところに身内の不幸が重なって、 足を運ぶ機会を逸してしまいました。 でも、年明けから二度お邪魔して、 凛としてかつ気の置けないあの空気に改めて触れられてよかったな。

明治十年代中頃の創業といわれる京橋「京すし」がその舞台の幕を閉じた。kyousushi09.jpg kyousushi10.jpgkyousushi11.jpg kyousushi12.jpg 「京すし」の庇に残る雪が溶ける様子はもうきっと見られない。 歴史を受け継いできた四代目ご主人の心情や五代目の想いや如何にと慮りつつ、 再開発というものの無情さや無粋を思うのでありました。

口 関連記事:   鮨「京すし」で どんぶり三昧熟成のいなだ丼鉄火丼にあじさば丼(10年06月)


「京すし」 中央区京橋2-2-2 [Map] 03-3281-5575
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小料理「おつり」で 閉じ込め旨みと衣の渾然カキフライ接客気風

otsuri.jpg佃大橋脇にある洋食「キッチン トキワ」からの帰り道。 何気なく辿った裏道で、「おつり」とコミカルな書体で示すスタンド看板を見つけました。 黒いアクリル看板の下にぶら提げたお品書きには、 「カキフライ」と「生姜焼き」が並んでる。 近々足を運ばなくっちゃと脳裏にメモっても、 なんの不思議もないよね(笑)。

まだ路傍に雪の残るそんな日の正午前。otsuri01.jpgotsuri03.jpgotsuri02.jpg件のお品書きを改めて確かめつつ、柑子色の暖簾を払う。 左手のテーブルは既に先客さんたちで埋まっている。 カウンターの隅辺りに陣取りましょう。

オーダーをお願いすると早速、壁の向こう側から揚げ音が聞こえてくる。otsuri04.jpg湯気を立てて、「カキフライ」がやってきました。

油の温度やや高め仕様を思う、カラリとした狐色。otsuri05.jpgそんな衣の軽やかさが、箸に乗せた感触からも伝わってくる。

噛んで花開く旨みを閉じ込めた牡蠣の身とそれを包む衣との渾然が、 此処にもあった。otsuri06.jpgそれを揚げ立ての魅力が倍化して、仕合せに導いてくれるのです(笑)。

Gingerなメニューにはふた通りあって、「生姜焼き」に「和風生姜焼き」。 その違いはと訊ねれば、和風は大根おろしを載せていると。otsuri07.jpg思えば今や「生姜焼き」は、洋食であって和食でもあることに気づかされたりしながら、 その「和風生姜焼き」を所望します。 うん、大根おろし、なくってもよいかも(笑)。

佃大橋信号近くの裏道に、隠れランチ人気の小料理「おつり」。otsuri08.jpgotsuri09.jpgちょっとでも安くして、ちょっとでも多くお釣りを戻せるように、 という想いから名付けた店名だそう。 ランチ時にホールを仕切っているのがお兄さんで、 厨房で弟とお母さんが活躍中。 そういえば、同じテーブルのお客さんの中で一品だけ注文が漏れちゃったことがあった。 その時のお兄さんの接客気風が素晴らしくて、 大変失礼しましたと、配膳していたお茶碗と味噌汁椀を引っ込めて、出し直す。 出来そうで出来ないことだと感心至極。 そのお兄さんが夜営むのが、上階にあるカウンターバー。 遠からず二階のカウンターにもお邪魔したいものでございます。

口 関連記事:   下町洋食「キッチン トキワ」で 隅田川の景観とカキフライの景色(12年12月)


「おつり」 中央区湊3-12-12 [Map] 03-3553-4568
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おさかなやたい「まつり」で チビ旨い先端にカキフライかきまぶし

matsuri00.jpg過日お邪魔した宗右衛門町の「KAKIYA」。 高島総料理長がデンと構えるオイスターバルなのだけど、そのステージを共に営んでいるのが、 大阪地区を代表するグランオイスターマイスターの 井川大輔さん。 殻付き生ガキの伝導士ことゲンさんにして、 大阪は任せた!と言わしめたのは、 このひと、この二人の存在に対してのことなのだ。

名古屋から到着したその足で降り立ったのは、雨のそぼ降る心斎橋。matsuri01.jpg御堂筋から一本裏手の筋を博労町方向に往くと、 その先に紅い円盤に「浜焼」の文字が見つかる。 それが、おさかなやたい「まつり」の目印のひとつだ。

店先に置かれた食材ケースを横目に硝子戸を引けば、 威勢のいい声と大漁旗が迎えてくれる。 その名の通り、屋台仕様の飾らない設え。 一階のテーブルに陣取りました。

早速のご注文はやっぱり、ご存じ世界戦略用牡蠣「先端」から。matsuri02.jpg同席してくれた同僚は、 えーそんなに小さい牡蠣なんだー!と覗き込む。 そう、一丁前以上の旨みを小さい中にすっと含んだ牡蠣がチビ旨いのだ。 殻の中に湛えた海水と一緒にいただくにも丁度いい。

続け様に届いたのが、「究極カキフライ」。matsuri03.jpgmatsuri04.jpg揚げ色しっかり目の揚げ立てをフーフーとして、まずはそのまま。 うんうん、香ばしき衣と凝集した旨みの一体感が素晴らしい。 二個目からは、タルタルならぬマッシュポテトを添えて。 いつかこんなスタイルも定番のひとつになってるかもしれないね。

「本日のお刺身」を眺めれば、やっぱり「カワハギ」に惹かれちゃう。matsuri05.jpg例によって、肝をその身でくるりとしていただけば、 白身の甘さ旨みが肝のコク味に引き出されて、しみじみと。

matsuri06.jpgそうとなれば、日本酒の出番でしょうと、一升瓶を所望すると、 紅一点マキちゃんが手に傾けてくれたのが、 愛知・海部郡の山忠本家酒造の「義侠」無濾過生原酒 槽口直詰め。 そんな男気溢れるお酒をコップに溢れんばかりに(笑)。

「KAKIYA」にお邪魔した時にもカウンターで応対してくれたリョウくんは、 破顔一笑ならぬ破顔大笑とばかりに炸裂させる笑顔がいい。 頼り甲斐ありそな御大、井川ダイ兄ぃと調理場に並べばもう、 愉しい雰囲気満載の屋台となるのであります。

焼いたのも欲しいなぁとお願いしていた兵庫の「坂越かき」が、 焼きの頃合い加減も絶妙に焼き上がった。matsuri07.jpg早速、はふはふしながら、その身をつるんと口に含んで咀嚼する。 活き活きとした旨みと清らかな磯の風味が弾けて巡る。 やっぱ焼き牡蠣は旨いなぁ、 殻付き生牡蠣の伝道士ゲンさんには申し訳ないけど(笑)。

牡蠣料理まだまだあるよと、鰻巻きならぬ「かまき」。matsuri08.jpg下味を施した牡蠣の身をふんわりと包み込んだ玉子焼き。 牡蠣は玉子との渾然一体も得意技。 下味つけて炙り焼いた牡蠣でやると香ばしさが加わってもっといいかもなぁんて思ったりして。

matsuri09.jpgグラスにたっぷりの「義侠」がカーンと利いていてるところへ、 愉しさ紛れに調子に乗ってもう一杯。 黒地に剣に龍が纏わり付いた、これまた勇壮なラベルのお酒は、 河内長野の蔵元「天野酒」がなす、スペシャルな一本だそう。 もう一度じっくり味わいたいと思っても、もうないのでしょうね。

そして、〆のご飯も牡蠣だもんねと今度は、 ひつまぶしならぬ「かきまぶし」。matsuri10.jpg matsuri11.jpg甘辛濃いめに味付けした牡蠣の身がまさしく、その下のゴハンを誘う。 そのまま一気に食べちゃいそうになったところを静止され(笑)、 お出汁を注いで完食です。 ああ、愉しく美味しく酔っ払った夜でありました。 ダイ兄ぃ、リョウくん、マキちゃん、ありがとー。

気の置けない雰囲気にして、何気に大阪の牡蠣シーンをリードする、 GMO井川さんの店、南船場おさかなやたい「まつり」。matsuri12.jpgmatsuri13.jpgあの、世界戦略用牡蠣「先端」を大阪でいただくには、 やっぱり此処かオイスターバル「KAKIYA」へ。 さらに今なら、梅田D・D house地階の一角を間借りして、 牡蠣小屋「KAKIYA」も営っちゃっているらしい。 阪急梅田の裏手にも寄り道しなくっちゃだ。

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「まつり」 大阪市中央区南船場4-8-2 [Map] 06-6282-5570
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