元祖平壌冷麺「食道園」で 平壌冷麺盛夏が似合う涼やかな器

shokudoen00.jpgああ、アツい暑い(汗)。 ふと、こんな灼熱な炎天下には、 あの麺を啜りたいと思い付く。 急遽池上線に乗り込んで向かったのは、 終着の蒲田駅。 改札口を背にしてすぐの階段を下れば西口ロータリーの脇に出る。 そのまま辿るのは、池上線の高架沿いです。

じりじりする陽射しを浴びながら歩くは、バーボンロード。 「ユザワヤ」村の方へと潜るトンネルまでが蒲田くいだおれ横丁で、 その先が当の東急駅前通り会の縄張りらしい。shokudoen01.jpgすると右手に見えてくるのが、よれっとした白い暖簾。 元祖平壌冷麺「食道園」で「冷麺」啜るに相応しいおひる時だ。

shokudoen02.jpg お品書きから「ビビンバセット」か「おにぎりセット」かと思案するも、 こんな日は素直に「平壌冷麺」単品で。 大盛り、中辛でお願いします。

モリモリっと盛り上がるように盛り付けのドンブリ。 キムチの周りに辛味の橙色のグラデーション。shokudoen03.jpgトッピングは、半裁の茹で玉子に煮付けた牛肉、小口切りの胡瓜、葱。 そしてクシ切りの梨が涼しそうに。

澱粉の透明感もまた涼しさを誘う。shokudoen04.jpgshokudoen05.jpgshokudoen06.jpgすっきりとしつつコクのある牛骨スープには、油っぽいベタツキは一切なく、 適度に冷たく、涼やか。

カクテキの周りの辛味を広げては、啜る。 辛さの微妙な変化とともに、コク味が深みをみせる。

辛さの区分は、普通、中辛、大辛、特辛とあるのだけれど、 初めての時は基準が判らず、戸惑うことも少なくない。 そんな時は、辛味を別盛りにしてもらえば、加減ができていいみたい。 そう云えば、銀座「ぴょんぴょん舎」では、別辛にしてもらったんだっけな。

池上線・多摩川線の高架脇に、元祖平壌冷麺「食道園」。shokudoen08.jpgshokudoen07.jpg 蒲田「食道園」は、2009年04月のオープン。 店内のポスターには、「東北にて麺の改良に改良を重ね、スープへのこだわり、カクテキの風味への追求に時間を費やし、最高の冷麺に仕上げることが出来ました。どうぞ冷麺一筋約40年の熟練の味を楽しんで食べてください」とある。 盛岡冷麺の元祖といわれる「平壌冷麺」正統のお店と考えてよさそうだね。 そして、びば☆蒲田(笑)。

口 関連記事:   盛岡冷麺「ぴょんぴょん舎GINZA UNA」 で盛岡冷麺とミニチヂミ(08年04月)


「食道園」 大田区西蒲田7-64-8 [Map] 03-3734-8951
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石垣牛ステーキ「パポイヤ」で石垣牛サーロイン品よく弾ける旨み

papoiya.jpg停滞していたがゆえに、 ずっと島を暴風雨に晒し続けた颱風9号。 まさに台風の風雨の中、ボートコートを着込んでコンビニまで食糧調達に出掛ければ、温かい雨が脚を洗う。 これもなかなか体験できないことだけど、 何が飛んでくるか判らなくて危険なので、 止めましょう(笑)。 そして、やっと雨が止んでも、 強い風が街路樹を大きく揺らし続けていました。

雲間に陽射しが洩れ始めたところで、漸くのお出掛け。 何度も石垣を訪れているのにまだ一度も足を運んでいなかった八重山博物館で、 有史以来の八重山の風土文化の変遷に触れ、 「みね屋工房」で体験はた織に勤しんだり。 いつぞやお邪魔した八重山膳符「こっかーら」のご主人の生家、 宮良殿内(みやらどんち)を訪ね、オジイの早口に聞き入ったり。

そしてまだまだ強い風が時折襲う夕暮れ時には、 これまたずっと気になっていた「パポイヤ」へ。 石垣牛ステーキの店「パポイヤ」は、 飲食店街の美崎町のゲートを潜った市役所通り沿いにある雑居ビルの8階にある。

予約の名を告げると見晴らしの良さそうな窓際のボックス席へと案内してくれました。 天気が良ければ、夕焼けの離島ターミナルを拝められたのかもしれないけれど、 颱風の影響でどん曇り。papoiya01.jpgpapoiya02.jpg足元にはさっき抜けてきたゲートと右にゆっくるカーブする繁華街の通りが見下ろせる。 颱風が運んだ海水で街全体が塩っぽい気がします。

papoiya04.jpg 注文をお願いするとオーナーシェフが早速、 オーダーした石垣牛の肉を手にテーブルまで。papoiya05.jpgお願いしたのは、「サーロインステーキ」を200gです。

やっぱり此処でも「オリオン」のジョッキをぐっと傾ける。papoiya03.jpgpapoiya06.jpgお通しには、牛すじのニンニク炒めとゴーヤのピクルス。 佃煮風の牛すじは、トリミングした際の石垣牛の端肉を活かしたものなのでしょう。 空いていたテーブル席も次第に埋まっていきます。

訪れた島ならでは石垣牛を生で少々と、石垣牛「牛刺」を。papoiya07.jpgシェフは、レバーならずとも自己責任でと仰る。 本来火を入れて食べてきたものを生でいただこうとすると、 いろいろと難しいことがでてくるもので。 それでも、すーっと甘く、舌に温められる瞬間に旨味が綻ぶ感じは、 心動かされますもンね(笑)。

papoiya09.jpg ポタージュな人参のスープを平らげたところにお待ち兼ね。 ステーキの鉄板がやってきました。papoiya13.jpgまずは、じっと湯気を上げる網状の焼き目を愛でてから、ナイフ&フォークを手にします。 添えてある葉は、ハンダマだ。

ミディアムでお願いした石垣牛は、 焼いて嵩が痩せることなく端正なまま。papoiya10.jpgまずは、石垣の塩でいただけば、 これまたすーっと甘く、そして華やかな旨味が品よく弾ける。

ナイフを入れた断面を眺めながら、 もうちょっとレアだったら、もうちょっと火を入れたらとかを妄想する(笑)。papoiya11.jpgpapoiya08.jpg塩でいただいたあとの後半は、 島葱・玉葱を浮かべた甘めソースやさらっとした辛め醤油ソースも試してみる。 やはり島の塩で齧るのが一番、真っ直ぐに石垣牛の堪能できそうです。

JA八重山推奨、島を代表する石垣牛ステーキの店のひとつ「パポイヤpapoiya」。papoiya12.jpg有名店、炭火焼肉「やまもと」で石垣牛のあれこれを喰らう醍醐味も捨てがたいけれど、 こうしてステーキ一枚に集中していただくのもいい。 今度は、ランチ時に要予約と聞く「ハンバーグ」をいただくか。 それとも、腕捲りしつつ奮発して「特上石垣牛ステーキ」(9,000円也)に挑むか。 まずは、ハンバーグからかな(笑)。

口 関連記事:   石垣牛・炭火焼肉「やまもと」で 一点の曇りもない仕込みに感謝(07年09月)   石垣牛・炭火焼肉「やまもと」で くっきりとした旨味の輪郭(08年07月)   八重山膳符「こっかーら」で八重山伝統料理さとうきび畑の隠れ家(09年07月)


「パポイヤPAPOIYA」 石垣市大川258 レオビル 8F [Map] 0980-83-3706
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食事と喫茶「双葉食堂」で 南伊豆ヒリゾ浜と夏の日の中華そば

futaba.jpg南へ南へと車を走らせた真夜中の135号線。
夜が明けるまで仮眠して、白浜海岸の白い砂に足裏を焼いた学生の頃。
近くに貸別荘を借りて、日参した弓ヶ浜と神社の先の海の家。
泳ぎ疲れた帰り道では、海岸沿いを先の先の先までテールランプが続く光景を憶えています。

そんな遠い記憶を妙に懐かしく想うほど、
真夏の下田から離れていました。
久し振りに下田〜南伊豆の魅力に浸ろうと、
呑み明けに早起き(笑)。
こだま号に乗り込みました。

伊豆急下田からバスに乗り換え、下田のさらに奥へ。
石廊崎を過ぎて、バスは伊豆の西側へと回り込みます。
バスに揺られること、およそ45分。
辿り着いたのは、中木という終点、小さな小さな港だ。

早速手に入れたのは、渡し船のチケット。
間を置かずやってくる船に乗り向かうは、ヒリゾ浜。
陸路なく、船でしか行けない小さな海岸
なのです。

向きを変えた船が走り始め、三坂漁港を離れる。futaba01.jpgと、あっという間に断崖に囲まれた入り江のような、
そんな地形の場所に船の舳先が着岸します。

岩を伝う通路を辿ってみればビックリ。
小さなヒリゾ浜は、先客さんたちで大賑わい。
テントを持ち込んでいるグループも多く、
まるでキャンプ場のような様相を呈しています。futaba02.jpgなんとか隙間を見つけて、レジャーシートを陣取る。
そして早速、此処のために仕入れた短いフィンを手に海へと進む。
慣れるまでは冷たいけれど、澄んだ水に漕ぐ脚も忙しくなる。

タカベの群れが迎えてくれ、
空色のスズメダイたちやチョウチョウウオの仲間が顔を出す。
目に前で猛烈な勢いで苔を食む大振りなボラをじっと観察。
イソギンチャクにはクマノミお留守だったけど、
とっぷり堪能のシュノーケリング三昧のヒリゾ浜でありました。

渡し船で港に戻ったら、
真っ直ぐそのまま「双葉食堂」へ。
一階売店のオトーサンにシャワーの御代を払って、
最上階のテラスが水浴び場。

ちめたーい水のシャワーに「ひ〜!」と涼んでから、
その下の食堂から港を眺める。futaba03.jpgfutaba04.jpg陽射し強くもカラッとして、
そよそよと抜ける風がなんとも心地いい。
そして、お待ち兼ねのジョッキです(笑)。

ツマミには、「双葉」フリークに話題の「イカバタ」を。futaba06.jpg柔らかく焼いた烏賊の香ばしさにバター醤油がグググンと誘う。
旨いね、こりゃいいね。

すっかり腰が落ち着いちゃって(笑)、
ウーロンハイに切り替えて。
お供に「焼きそば」所望する。futaba07.jpg忽ちお酒のアテにもなる、
海の家の定番として欠かせないものでございます。

futaba05.jpgもひとつ「双葉」で話題の品が、「焼肉丼」。
甘辛い濃密な醤油タレに絡めた豚ロースがドンブリを覆ってる。futaba08.jpg噛めば、生姜の気配する。 リピーターも少なくないよな気がします。

ノスタルジックな気分も多分に混じるけど、
夏の海辺に欠かせないのは、飾りのない中華そば。futaba09.jpg「チャーシューメン」でなく、ただ「ラーメン」であるのが相応しい。
業務用を想うスープとタレにかん水匂う縮れ麺、
ナルトに支那竹。
あの日の薄っぺらいスープよりは贅沢な味わいだけど、
こうでなくちゃのドンブリそのまま。
澄んだ海と空の紺碧を眺めながらの夏の日のラーメンに感激です。

ヒリゾ浜へと渡る、中木の港のお食事処「双葉食堂」。futaba10.jpg目の前の海を見下ろすロケーションと、
海の家正統の品書きが嬉しいオアシス。
盛夏のおひる時には、行列ができるようですよ。

「双葉食堂」
静岡県賀茂郡南伊豆中木 [Map] 0558-65-0015
Webサイト「中木へいこうよ!!」http://www.nakagi.jp/

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島料理「森の賢者」で 請福の島の野草茶割り島野菜のてんぷら

morinokenjya.jpgいよいよ強く重たい風を運び始めた颱風9号。 どうやら石垣島の南方で停滞しているらしく、 雨はまだありません。 そんな中、島の西岸をちょっとドライブ。 クローズしている海水浴場を横目に走り、深い碧色が印象的な焼き物の「石垣焼窯元」を冷やかしたり。 気に掛けていた「石垣観光パイン園」に突如出会して、目の前で次々とカットしてくれるオバアの元気に押されて、たんまりパインをいただいたり。 グラスボートの受付小屋の颱風対策も済んで、不穏な雰囲気の川平湾を眺めたり。

ホテルに戻り、そんな嵐直前の石垣市街を向かったのは、久し振りの「森の賢者」。 5年振りの再訪です。

案内されたのは、馬蹄型のカウンター。morinokenjya01.jpgまずはやっぱり、オリオンのジョッキを手許に。 カウンターにも梟をモチーフにしたグッズが見つかります。

お通しは、ゆしどうふと海ぶどう。morinokenjya02.jpg最近では、わざわざ海ぶどうだけを注文することはなくなってきちゃったけど、 こうして少々をプチっといただけるのは、嬉しいものです。

まず届いたのは、「島あさりの酒蒸し」。morinokenjya03.jpg貝殻が縞状の突起でくっきりギザギザしているのが印象的な島あさり。 旨味がぐっと濃いような気がします。

ヘチマとそぼろあんの相性に思い至れば、 思わず注文の「ナスとナーベラーそぼろあんかけ」。 茄子にも惹かれているのだけれど(笑)。morinokenjya04.jpgナーベラーの爽やかに甘い瑞々しさと柔らかな動物性の旨味とが相乗する。 オクラの歯触りや小さめに仕込んだゴーヤの苦味も活躍してくれています。

カウンターにずらっと並んだ貯蔵瓶は、「森の賢者」自慢の果実酒、薬草酒たち。 リストを眺めると沢山あって、ますます迷っちゃう。 目の前の瓶に掛かった札に「からすのパン」なんてのを認めて、お願いしてみることに。morinokenjya05.jpgmorinokenjya06.jpgなんというか、不思議な苦味と日向臭さが個性的。 忽ち美味しいのとは違うけど、飲むにつけ癖になり、 その度にちょっと健康になっちゃいそうな、ね。

と、そこへ到着は、「揚げ豚の島ねぎたっぷり!自家製ぽん酢風味」。morinokenjya07.jpg石垣島産の豚といえば、「もろみ豚」。 カリっとした衣がポン酢を薄く纏い、そこへまさしくたっぷりの島の青葱。 もろみ豚の脂の甘さが 小さく弾けて、青みとともにすっと消えてゆきます。

「請福」30度へ漬け込んだ薬草酒のラインナップの中にも「野草茶」があるのだけど、 ちょっと我が儘を云って、 ソフトドリンクのひとつとして用意されている「野草茶」で「請福」を割ってもらう。morinokenjya08.jpgすべて島で採れた野草で為す「野草茶」は、 フーチバー、うっちん、グアバの葉、島桑、月桃、アカメガシワ、からすのパンなど、 20数種類の野草をブレンドしたものだそう。 モリケンのご主人も朝飲んでいるという「野草茶」での「請福」割り。 颱風にモヤっとした気分の濁りもひと時晴らしてくれるよな気もいたします(笑)。

此処に来たらやっぱりと想うのが、「島野菜のてんぷら」。morinokenjya09.jpg裏通りの石垣から採れたり、近所のオバーが分けてくれるという島野菜たち。 この夜のラインナップは、紅芋、うりずん豆(四角豆)、アーサー、ドラゴンフルーツの蕾、 フーチバー、ピパーチの葉、アダンの芯、そして芯もそのままのゴーヤ。 爽やかな青さに含む甘さと苦味。 独特の形状が生む食感と歯応えの妙。 石垣島ならではの野菜たちの素朴な魅力が直球で愉しめるのだ。

石垣の島食材を活き生きと、島料理「森の賢者」。morinokenjya10.jpg石垣の魅力に惚れ、石垣の食材に向き合い続け、 それを楽しんでいる様子が垣間見えて、羨ましくも嬉しくなるのです。

口 関連記事:   島料理「森の賢者」で 昇華する島食材の酒肴たち(09年07月)


「森の賢者」 石垣市新川49-2 [Map] 0980-83-5609 http://www.beeline.co.jp/moriken/
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石臼挽き二八「土星庵」で出色のもりに冷やかけ真摯な面持ち

doseian裏築地の「はじめ鮮魚店」でランチの帰り道。 近々寄りたいなぁと思いつつずっと寄れずにいた、 「SO BAR Sakuma」の黒い建物の前を通り掛かる。 すると店先に、「SO BAR Sakuma」とは異なる店名を示す小さな木製看板が掲げられてる。 5月初旬にオープンと知らせる貼り紙には、 「てびき石臼挽き 昼の手打蕎麦始めます」とある。 ますます気になって参りました(笑)。
改めて足を運んだおひる時の裏築地。 確認するように黒く塗り込んだ壁面の文字「SO BAR Sakuma」を見上げてから、 暖簾の脇の「土星庵」の文字を見つめます。

左手に厨房に向き合うカウンター。doseian01.jpgその逆の波打つような意匠の壁面にもカウンターが据え付けられていて、 その上の壁は内照式になっている。 無作為に開けられた小さな穴からも灯りが溢れるという寸法だ。

doseian02.jpg「土星庵」のおひるメニューは、 石臼手挽きの二八そばの「もり」か「かけ」に、 いなり寿司と小鉢がつくというのが基本形。 「もり」を大盛りでお願いしました。

決して駄洒落なんか言い放ちそうもないような真摯な面持ちの若き店主が、 きびきびとした所作で湯掻いた蕎麦を笊に掬って、 水を切るために笊の裏側をひたひたと叩く。 なんかもう、既に美味しそう(笑)。

綺麗な盛り付けで、「もり」の膳が差し出されました。doseian03.jpgdoseian04.jpgああ、期待に違わぬその蕎麦の美しさ。

石臼で挽いた挽きぐるみのそば粉の魅力がそのまま活かされている感じ。doseian05.jpg噛めば仄かに甘くつるっとして、すっきりした旨味のつゆがよく似合う。 美味しゅう御座います。


「十割そば、少しあります」と額にあった文字が気になって、 ふたたびの裏築地は、迎え盆の暑き正午前。

「十割そば」の代わりにあったのは、 “本日のそば”の表示と「冷やかけそば、始めました」の貼り紙だ。 こんな盛夏に「冷かけ」とは、なんてオツなのでありましょう。 限定5食とあるので訊ねると、まだ用意の分がありますと。

ひたひたのつゆの中央に梅肉と貝割れ大根。doseian06.jpgdoseian07.jpgあああ、なんて涼しげなのでしょう。

まず冷やかけのつゆをひと口してみると、綺麗に引かれた出汁の旨味。doseian08.jpgこうでなくちゃねと呟きつつ、啜るそばは山形県高畠産の「でわかおり」。

銀座「流石」の「ひやかけそば」に初めて唸った時の記憶が蘇る。 きっと季節限定だろけれど、わざわざ「流石」に赴かなくてもよいと考えると、 ますますお得で美味しい気分にニヤついてしまいます(笑)。

さらに涼味を添えてくれたのが、黄色い西瓜。doseian09.jpgこれをランチにいただける機会って、そうあるものでもないですよね。

「SO BAR Sakuma」の昼間の姿は、石臼手挽き二八そば「土星庵」。doseian10.jpg店主の持つ真摯な雰囲気とぴたりと寄り添うそばの魅力は何気に出色のもの。 時々足を運んでは機会をみて、店名「土星庵」に含む意図を訊ねたいな。

口 関連記事:   築地「はじめ鮮魚店」で 魚屋の気風と生まぐろ丼真あじづけ丼(12年07月)   手打ちそば「流石」で つーっと昼酒わさび海苔焼き味噌かけそば(10年01月)


「土星庵」 中央区築地7-14-13 [Map]
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