ラーメン「二郎」目黒店で 小豚野菜にんにくへへへ

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いつも行列のメグ二郎に実は初訪問。 辿り着いた19時半頃で6人待ちでした。 “大”などという暴挙に挑む勇気は全くない故に、 “小”と叫んで順番を待ちます。
「小豚野菜にんにく」で。 megujiro01.jpg前哨戦は例によって野菜の山を崩してスープに浸しては口に運ぶところから。続いて麺や豚にとシフトしていきます。 そして怯んだら負けだと一気呵成に食べ進む。 終盤になって、風邪気味で体調がいいとは云い切れないにもかかわらず脂に圧倒されることがないのが不思議に思えてきた。へ~、これなら普通に満足だ。 頭の隅に、打ちのめされないと「二郎」を味わった気がしないなんてマゾヒスティックな思いが過ぎったりなんかして。へへへ。
「二郎」目黒店 目黒区目黒3-7-2 03-3793-2785
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Bar「tellus」で ラ・フランスのカクテルにウオッカヴィボローヴァ

tellus.jpgパティオ十番のサークルに面したビル。 「もち玉」の地階と説明するのが分かり易いね。 女性おふたりの先客あり。カウンターの右隅へ。 フレッシュな果実を使ったカクテルもお奨めとのことで、ホワイトラムベースのラ・フランスのカクテルをいただきます。
グラスの底でガシガシとその身を砕いてから合わせる液体を注ぎ、そのグラスにフタをするようにシェーカーの片側を嵌め込んでシェイク&シェイク。 面白い所作だ。 ショートのカクテルグラスからは、爽やかな果実香のあと、すっきりと透明感のある味わいが広がります。 相方は無花果を使ったものを。 もう一杯をと、「ヴィボローヴァ シングルエステートwyborowa」をくくッととストレートで。 限定展開だというポーランド産のプレミアムウオッカは、厭味のないさらりとした飲み口で、ぴりぴりともせず意外に呑み易い。 角柱を捻ったようなデザインのボトルに収められています。

記憶に残るBar「tellus」。 “tellus”と書いて「テルス」と読ませるそうです。 ローマ神話の大地の神、に由来しているのかな。


「tellus」 港区麻布十番2-2-8 E高林ビルB1[Map] 03-3454-0555
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さかなの店「富ちゃん」

tomichan.jpg云うなれば、お魚料理中心の居酒屋さんです。カウンターの角に陣取ってひとまず生中ジョッキ。お造りのリストから「あじ刺身」「コハダ刺身」。「コハダ刺身」は、もう少し強めにしめてあるほうが好みだな。「あじ刺身」は、先日の「関あじ」の残像と比べてしまうと、平坦な味に思えてしまう。お魚の店にしては、刺身に魅力が感じられないのがちと残念だね。おすすめ品の北海道産の「あんきも」は、まったりとして曇りのないお味で旨い。「穴子天麩羅」は、衣からくたっとしていて穴子の身も大味な感じ。出来上がりの姿が想像できずに注文んでみた「さざえのもやし炒め」は、ただのもやし炒めの中によ~く探すと小さなさざえと思しき身が見つかるという脱力の一品。一味を塗して食べてしまう。メニュー外の「里芋の煮付け」に「かにくりーむころっけ」もいただいておく。お供に種子島の芋「しまむらさき」をボトルで。なんだかんだですっかり満腹になっちゃって、気になっていた「さんま炊き込みごはん」には到達できなかった。それにしても、大将が小上がりのところにどっかと腰を下ろして店員と駄弁っている光景が妙に目に留まる。殴り書いたようなお品書きと大将の居住まいが申もう少し気持ちのいいものになったら、もっと魅力のあるお店に転じるのかもしれません。 「富ちゃん」 港区麻布十番3-7-5 03-3455-6465
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とんかつ洋食「豊ちゃん」で つまりは白めしオムレツハヤシがけ

toyochan.jpg海幸橋門からのとば口にある魚河岸横丁1号館。 そのさらに一番手前にあるのが洋食「豊ちゃん」です。 早速カウンターの丸椅子に座り込んで、 右手壁に貼られたお品書きを凝視する。 「オムハヤシライス」をお願いしました。
チキンライスのオムライスのハヤシソースがけかと勝手に思っていると然に非らず。 白いご飯の上にオムレツをのせて、そこへハヤシソースを廻しかけるスタイルだ。toyochan01.jpgつまりは、白めしオムレツハヤシソースがけ。 オム+ハヤシ+ライスだもんね。 濃厚で塩気の強いハヤシソースがオムレツにマッチして、 白ライスを食べさせるネタとしても十分イケル。 極細千切りのキャベツもいい。 今度は「カツカレー」あたりにしてみよう。


「豊ちゃん」  中央区築地5-2-1魚がし横丁1号棟 [Map] 03-3541-9062
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一二三そば「一二三」

hifumi.jpg八幡宮近くの五日市街道沿い。マンション1階に並んだ店舗のひとつ乍ら、はっきりとした店名の表記も窺えずここがそのお店なのか分からず、一瞬戸惑う。店先のお品書きにあるその名でそれを確認、湯の沸いた寸胴の前に腰を据えました。早い時間帯にも拘らず、先客も少なくない。「一二三そば」に「煮玉子」を添えてもらいます。セルの眼鏡をすっかり鼻眼鏡にして、神経質な程に丁寧かつこだわりを感じさせる所作が主人の気質を感じさせる。壷から掬い出すタレの量をじっと凝視して見切り、麺はその度に重さを測る。スープの上澄みの脂のあるところをじっくりと慎重に掬う。どんぶりの配列にも決まりがあるようだ。まず汁を啜ってみる。蕎麦つゆのようでありながら、しっかりしたボディの厚みはラーメンの系統のそれで、微量ながら白い粉を入れていたところを見ると無化調ではないようだけど、穏やかに旨味たっぷりの魅惑的な汁だ。麺はというと、黒褐色をしていて、所謂蕎麦と見紛うばかり。くたっとなんてならない凛とした風情がいい。まさに蕎麦でもなく中華そばでもない。久々に満足の一杯でありました。 「一二三(ひふみ)」 武蔵野市吉祥寺北町1-10-22 0422-21-0919
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