創作炭火厨房「十九家」所沢店で 鱧の天ぷら炙りサーモン刺身

tokuya.jpgチェーン店系居酒屋の出店目覚しいプロペ通り。 ビル地階にある「十九家」も、そのネーミング、掘り炬燵式の個室を配した造りなどから、如何にものチェーン店ぽさが匂います。 ビールを干しつつ、別刷りのお薦めメニューから「日向鶏とねぎのおろし煮」や「ごちゃまぜサラダ」「鱧の天ぷら」、定番メニューから「ノルウェー産 炙りサーモン刺身」「長芋わさび漬け」などなどをいただきます。
焼酎は、黒糖の「里の曙」で。 tokuya02.jpgtokuya03.jpgtokuya04.jpg 小料理屋のカウンターで出されたら、ふむふむと云いながら一品一品それなりにありがたくいただけそうなお皿たちも(笑)、大量仕入れによる食材をマニュアルに沿って作ったものかと思うと、そのありがたみが半減してしまうのは仕方のないことだよね。 「十九家」は、「一休」という居酒屋の別ブランドで、大塚、武蔵境、八王子、所沢、川越、朝霞の6店舗を展開しているそうです。
「十九家」所沢店 所沢市日吉町9-20 04-2921-1981 http://www.193.co.jp/
column/01587

BAR「SORRENTO」で エーテルビールから仙台余市白洲へと

sorrento.jpg 木製の厚手なドアを押し開く。 落ちた照度中に浮かぶ骨太な天板と壁面を飾る煉瓦が印象的です。 新参者たちは、右手のカウンター席へ。 席に着くなり、ひとりひとり伝票に名前を書かされる。 会計が混乱しないようにということらしいけど、名前を訊いて店のスタッフが書き込む方がスマートだね。
まずは目当てのYEBISU「エーテルピルス」をいただく。 すっきりとした呑み口のあとからホップの苦味と香りが滲みて楽しい。樽でしか流通していないそうなので、なかなか飲めない代物だ。 食事とのセットメニューを組んでもらっているようで、サラダやミートパイ、棒々鶏風のプレートなどがサービスされてくる。 ビールを終えて、さてとカウンターバックに目を右左させると「余市」の隣のNikka「仙台12Y」のボトルに目が留まる。 これ、意外に旨い。 お陰で「余市」「白州12Y」、さらに、ドライでスモーキーなシングルカスクの「THE CASK of HAKUSHU」をいただいてしまう。 スコットランドものばかりになりがちだけれど、たまには日本のシングルモルトも悪くないな。レアものの1杯を呑りに、また寄ってみよう。 「SORRENTO」 中央区銀座8-5-5コラムビルB1 03-3573-0577 http://www.f3.dion.ne.jp/~sorrento/
column/01586

とんかつ「八千代」で 一直線に食べたいチャーシューエッグ

yachiyo2.jpg じりじりとする酷暑の中、6号館の寿司店には相変わらずの空席待ちの列。 旅行者らしい白人のカップルも汗を流しながらじっと待っていた。 暑さと湿気と所々に漂う生臭さ、不可思議な行列、そして走り抜けるターレと、アジアンなマーケットを異国情緒を思い出のひとつに刻んでいるのかもしれないね。
お隣の「八千代」で「チャーシューエッグ」をいただきます。 あれ、エッジがきりりとして厚みの良く分かるチャーシューを脳裏に描いていたのに、どゆ訳か煮崩れ系がきてしまった。ま、いっか。yachiyo2_01.jpg目玉焼きの一片とともにチャーシューを食む。 ジュンとして、強めの味付けでガッツリとご飯が進みます。 切ないのは、裏側に盛られたサラダや別皿のお新香などを挟みつつとしているのに、最後には飽きてきてしまうこと。 うう~ん、一直線に食べ切れる若さが欲しい、かも(笑)。
「八千代」 中央区築地5-2-1 魚がし横丁6号館 03-3547-6762
column/01497再会

肉料理「入きん」で 贅沢な滋味満ちる肉エキス味わうカレー皿

irikin.jpg 地階への階段が導く行燈、そして木彫りの表札には割烹のような店名「入きん」。 ところがドアを押し開いたその先には、高原ホテルのレストランを思わせる静謐なダイニングが佇んでいました。 ゆったりと配されたテーブルに畏まって、「お昼の、セットメニュー」から目当ての「カレー定食」をお願いしました。
深みのある色合いのさらさらとしたスープ状のカレーにライスを寄せて口に運ぶ。irikin01.jpgはぁ~、うまひ。 贅沢な滋味がそのさらさらの中に十二分に満たされているんだ。固めに炊かれたご飯もいい。 浮かんだお肉は、脂の少ない部位にもかかわずスプーンですっと切れてしまいます。 肩ロース、リブロースなどそれぞれ違う部位を使った3片だというから楽しいね。 残ったソースが勿体なくて、バゲットありませんか、と我が侭を云ってしまったら、意を得たりとオーブンで温めたバゲットを添えてくれる。 舐めたようにソースを掬ってしまったお皿がちょっぴり恥ずかしい。 そして、程よい辛さに「ココナッツのシャーベット」の甘さが優しいんだ。 ホスピタリティ溢れるサービスとともに味わう、松坂牛などの厳選されたステーキをメインにしたコース料理がこちらの本懐。夜にまたお邪魔したい。
  「入きん」 中央区銀座3-12-19里垣建物B1F 03-5565-0252
column/01585

Trattoria「Baffo」で スパゲティ牛肉とキノコのオイル和え

baffo.jpg  マガジンハウスの裏手路地にあるトラットリア「Baffo」。 毎朝オーナーシェフ自らが築地で仕入れる魚介類を使ったアラカルト、そして薪窯焼き料理が特筆されるという。 でもPRANZOの記された黒板には、その片鱗が余りみられないのが、ちと残念か。
素直に「スパゲティ 牛肉とキノコのオイル和え」をいただきました。
牛肉、キノコよりもグリーンピースが目立つ外観も、しっかり乳化したオイルソースが悪くない。baffo01.jpgガッツリ食べたい男子諸兄には物足りなくも、OLウケはいいかもしれないね。 店内を見渡せば、やはり女性客が大半を占める。髭が似合い、雰囲気をもったシェフのファンも多いのかな?
「Baffo」 中央区銀座3-12-5 アサショウビルB1F 03-5565-6139  http://www.baffo-96.com/
column/01583